木々の間からさす太陽の光で目を覚ます。
???「あー、ここどこだ?」
あたりを見回すと木しか見えてこない。
???「なんだよここ。俺確か町にいたよな。」
頭の中の記憶を探ってみたがなぜここにいるのか思い出せない。ただ一つ思い出すことができたのはある一言だけだった。
???「あなたは、こちら側の人間なのよ。」
この言葉だけが唯一思い出すことができた。
???「ったく、なんなんだよホントに。」
と嘆きながら立ち上がり
???「とにかくこの森から出るか。」
歩き始めたとき、後ろから声が聞こえた。
???「あれー、こんなところに人間がいるのだ~。」
後ろを振り返っているとそこには黒いワンピースを着た金髪の少女が立っていた。
???「おいおい、子供がこんな山奥1人できたら危ないぞ。」
???「子ども扱いするんじゃないのだー。それよりお兄さんは食べてもいい人間なのか~?」
というと急に少女の周りから暗やみが出てきて自分と少女を包んだ。
???「いやいやいや、食べていいか悪いかじゃなくて、普通人は食べないでしょ。しかも、何でこんな周り真っ暗になってんの。いったいどうなってんだこりゃ。」
ルーミア「さっきからごちゃごちゃうるさいのだ~。ルーミアは妖怪だから人間を食べるのは当たり前なのだ~。」
暗やみの中でルーミアと名乗った少女は答えを聞かないまま人間の首を刈った。つもりだった。ルーミアが切ったのはただの木の枝で人間ではなかった。
ルーミア「どこに行ったのだ~。」
ルーミアは暗やみを解除して周りを見渡す。周りにはさっきの人間が見当たらない。
???「おいおい、そんな地面ばっかり探して立って探してる人は見つからないぜ。」
ルーミアが声のする方を見ると、木の枝にさっきの人間が座っていた。
ルーミア「あー、何でそんなところにいるんだ~(怒)。そんなに逃げたら食べられないのだ~。」
???「いやいや、まず俺を食べようと思うなよ。俺なんか喰ったって、おいしくないぞ?」
ルーミア「え~、そうなのか~?だったらやめるのだ~。」
(いや、めちゃくちゃ素直だな。)
俺は枝から飛び降りてルーミアのもとに近寄る。
???「あー、そういえば嬢ちゃんよ。ここはどこなんだ?そしてお前なんなんだよ。」
ルーミア「嬢ちゃんじゃなのだ私はルーミアなのだ~。見ての通り妖怪なのだ~。」
???「へ~。」
ルーミア「むー、思ってた以上に反応が薄いのだ。」
???「そりゃあ、言ってることからやってることまで人間じゃないし。」
ルーミア「ま、そんなことはいいのだ~。」
(おまえからいったことだろ)
ルーミア「ここは魔法の森なのだ~。」
???「魔法の森?」
ルーミア「え~、お兄さん魔法の森を知らないのか~?てことはお兄さん、ここ来るの初めてなのか~。」
???「まぁ、そういうことになるな。所でルーミア、さっきお前さんから暗やみが出てたよな。あれ、何なんだ?」
ルーミア「え、お兄さん能力を知らないのか~!?てことはお兄さんは外の世界の人間なのか~。」
???「外の世界?」
ルーミア「そう、外の世界。そしてここは、幻想郷っていうのだ~。一言でいうならば忘れられたものが集まる世界なのだ~。」
???「忘れられたものが集まる世界・・・。」
ルーミア「それにいろんな種族の生き物がいるのだ。人間や妖怪、妖精に神様だっているのだ~。」
???「成る程な。てことは俺にとってはここは楽園だな。」
ルーミア「どーいうことなのだ~?」
???「俺はその外の世界ってところではな、最強だったんだよ。」
ルーミア「最強って(笑)。まるでチルノみたいなのだ~。」
???「いや、そのチルノってやつがどうだ知らんが、ガチでそうだったんだよ。何なら証明してやろうか?」
ルーミア「どうやって証明してみせるのだ~。」
???「う~ん、どうやってって言われてもな~・・・。内容はそっちで決めてくれていいぜ。」
ルーミア「そうなのか~?・・だったらフランと勝負をして勝ってみるのだ~。」
???「フラン?そいつはお前の友達か?」
ルーミア「そ~なのだ。多分私の友達の中で一番強いのだ~!」
???「それはいいけど、そのフランっていうルーミアの友達はどこにいるんだ?」
ルーミア「紅魔館にいるのだ~。ここから近いから、一緒に行くのだ~」
楽しそうに移動し始めるルーミアを追いかけ、俺は紅魔館に向かった。
次回、最強証明
愛読ありがとうございました。