???「ったくあいつ、どこ行きやがったんだ?」
ルーミアとともに紅魔館に向かう途中突然ルーミアが浮遊してどこかに行ってしまった。
???「あいつ、俺が人間ってこと忘れてるんじゃねぇか?」
そう俺が愚痴を言っていると
???「あの、どうかしましたか?」
と声が聞こえた。俺はその声のした方を見ると羽の生えた緑色の少女がいた。
???「あー、えっと、ちょっとありましてね。さっき知り合った妖怪とはぐれてしまいましてね。」
???「そうだったんですか。所で、あなたは誰ですか?ここらへんじゃ見かけない人だし。」
???「えっと、外の世界の人らしいですね、はい、多分。」
???「え!?外の世界の人!?しかも妖怪と知り合い!?」
???「そうだけど?所で、お前は誰だ。」
大妖精「私は大妖精と言います。みんなからは大ちゃんって言われてます。お兄さんはなんて名前なんですか?」
???「俺の名前?俺の名前は・・・、あっ、そういえばまだルーミアに名前言ってなかったな。」
大妖精「えっ、探している知り合いってルーミアちゃんのことだったんですか!?
」
???「知ってるのか?」
大妖精「知っているというか、さっきすれ違いました。とても楽しそうで周りを見ていなかったですね。」
???「まじか、俺置いてって向かっても意味ないだろ。なぁ、大妖精、紅魔館ってとこに連れてってくれないか?」
大妖精「別にいいですよ。」
???「サンキュー、あっ、俺の名前はルーミアに追いついたら教えるわ。」
そう言って、俺は大妖精の案内のもと、紅魔館に向かった。
十数分ぐらい歩いたところで大きな湖についた。
大妖精「この湖の中心にある建物が紅魔館です。」
???「ほー、あれが紅魔館か。」
大妖精「所で、ここまで連れてきたのはいいんですが、ここからどうやって館に行くんですか?」
???「え?ボートとかそういうの無いの?」
大妖精「そんなのありませんよ。ここに住んでいる人みんな空飛べちゃうんですから。」
???「う~ん、どうしたもんか」
大妖精「・・・あの、よろしければ館まで飛んで連れて行きましょうか?
」
???「え、いいのか。」
大妖精「いや、それ以外どうやって館に向かうんですか。」
???「確かにそうだな(笑)。それじゃあよろしく頼むわ。」
そう言うと大妖精は俺を抱えて館のほうに飛んだ。
大妖精「・・・見た目以上に軽いんですね。」
???「そうか?それでも結構パワーはあるんだぜ。」
大妖精「それは分かりますよ。だって、あのルーミアちゃんに食べられなかった人間なんていなかったんですから。」
???「それマジ?」
大妖精「マジです。」
???「そっか~、それにしても大妖精も結構パワーあるんじゃないの?」
大妖精「そりゃあ妖精の長ですから。それより、私のことは大妖精じゃなく大ちゃんって・・・。」
???「ちょっと止まって!」
大妖精「!。急にどうしたんですか?」
???「しっ!何か聞こえてこないか?物が崩れるような音や爆発のような音が。」
大妖精「そうですか?私には何も。」
???「ちょっと嫌な予感がするな、大妖精急いで向かってくれるか。」
大妖精「大ちゃんって呼んでくださよ。わかりました。急ぎますよ。」
俺と大ちゃんは急いで紅魔館に向かった。紅魔館の門の前に着くと、爆発の音が正確に聞こえた。
大妖精「何が起こっているんですか!?」
???「そんなの知るか。それより急いで中に入るぞ。」
大妖精「えっ、ちょっと、危険ですよ。」
中に入るとそこは広いロビーとなっていた。
???「おーい、誰かいるかー。」
ルーミア「助けてなのだ~。」
???「!?。ルーミア、どこにいるんだ。」大妖精「ルーミアちゃん、どこなのー。」
ルーミアの姿を探していると館の二階から声が聞こえた
???「あら、ネズミが三匹迷い込んでるみたいね。」???「そうね、お姉さま。このネズミたちは壊れないかな?」
そこにいたのは金髪と紫色の髪をしている少女だった。金髪の方は、羽がクリスタルになっていた。
???「雑魚妖精と雑魚妖怪は少しぐらいは遊べると思うけど、あの人間は無理ね。この吸血鬼に人間って、ふざけてるとしか言えないわ。でも、この女と同じだったら楽しめるんじゃないかしら。」
少女たちの足元で銀髪の女性の姿が見えた
???「大妖精、ルーミア、人間、逃げてください。」
???「咲夜さん!」
???「あら、まだ息があったのね。」???「でももうほとんど壊れちゃってるからいらない。」
金髪の少女は、片手で銀髪の女性を放り投げる。
???「ねぇ、お姉さま。今度は誰を殺るの?」???「そうね、一番弱そうな人間から潰しましょうか。」
???「てことは、あの人間。壊していいの?」???「いいわよ。」
???「わーい。」
そういうと、金髪の少女は宙に浮き急降下で俺に向かってくる。
???「邪魔だからさっさと壊れてね。」
俺と金髪の少女は衝突し大きな砂煙が合う。
???「あーあ、やっぱり簡単に壊れちゃった。」
砂煙が薄れると金髪の少女はゆっくりと立ち上がりながら言う。
???「やっぱり、人間じゃ衝突ですら耐えることができなかった。当たった感覚すら感じなかったし。」
???「・・・そりゃあオメェ、殴れてねぇもん。」
???「!?。なんで、人間ごときが今の攻撃をかわせるの。」
???「人間ごときって、まぁいいか、そんなもんオメェさんがただまっすぐに突っ込んできただけだからに決まってんだろ。」
ルーミア「う~、助けてなのだ~。」
???「お?ルーミアそこにいたのか。」
俺はよけた先にあったがれき山の中でルーミアを見つけた。
ルーミア「あー、さっきの人間。ついてきてないから心配してたのだ~。」
???「いやいや、まず俺空飛べないし、どちらかというと今心配するべきはお前さん自身じゃね?」
ルーミア「!。確かに、じゃあ早く助けてなのだ~。」
???「いや、助けろってこんながれきどうやってどかすっていうんだよ。」
???「いつまでおしゃべりしてるの?人間さん。」
???「いやいや、なんで俺がオメェさんを待たせてるみたいになってるんだ。」
???「だって~、攻撃よけたくせに一向に仕掛けてこないんだもん!」
???「仕掛けてこないんだもん!。じゃねぇよ、だったらこの妖怪助けてやってくれよ。そしたら戦ってやるから。」
???「ホント!ねぇ、ホント。ホントに戦ってくれるの。」
???「戦えって言うんならな。ただし、丁寧に助けてやれよ。」
???「わかった!」
そういうと、荒っぽくだが一撃でがれきの山を吹っ飛ばしルーミアを助けた。
ルーミア「ふ~、何とか助かったのだ~。」
???「ねぇ、これで遊んでくれるんだよね!ねぇ!」
???「わかった。わかったから。そんなぐいぐい来るなよ。」
???「それじゃあ、遠慮なくいくからね。」
彼女が手を広げると一枚のカードが現れる。
???「なんだそれ。」
???「え~、スペルカード知らないの?そんな状態じゃあ私に勝てないよ。」
???「えーと、まぁそんなことはいいんだ。何かは知らんがやるなら早くなってくれ。」
???「言われなくてもやるもん。スペルカード発動 禁忌『カゴメカゴメ』!」
彼女が持っていたカードが光だし消滅する。すると、俺の周りを囲むように多色の弾幕が展開される。
???「さらに、スペルカード発動 禁弾『クランベリートラップ』!」
さらにもう一度のカードが現れ消滅する。そうすると、俺の足元にピンク色をした弾幕が現れ、一気に爆発する。
???「・・・爆発って、結構やばいもん使うんだな。」
そんな攻撃をかわして、弾幕の中から脱出した俺は彼女の方を見る。
???「うぅ、思ってた以上に頑丈な人間なんだ。だったら、こっちも力だそうかな。」
???「なんだ、まだ全然力を使っていなかったんだな。だったら最初から全力で来てくれても構わんぞ?」
???「言ったね。今言ったわね。全力でいいって。うわーいわーい!」
???「いやいや、喜ぶことなんかよ、それで。」
???「そりゃそうだよ。全力でやっていいって言ったのはそっちだからね。死んでも知らないからね。」
???「スペルカード発動 禁忌『フォーブアカインド』!禁忌『レーヴァテイン』!」
二枚のカードが消えると目の前の少女は四人に分裂してそれぞれが同じ独特な剣(?)を持っている。
???「おいおい、そんなのありかよ。」
???「ありなんだよ!」
四人に分裂した少女は四方八方に飛び俺の方に飛んでくる。
???「だけど残念。これが本気だとしたらオメェは俺に勝てねぇよ。」
飛んできた少女のうちの一人を掴み反対側から迫ってくる少女に投げつける。それは見事にヒットし、二人の少女は消えた。
???「成る程ねぇ。ダメージが入ると消えちゃうんだ。」
???「うぅ、こんなに早くこのスペルの弱点に気づくなんて、イラつく人間だな。」
???「ひでぇ言われようだなッ!」
言葉を返すとともに二体のうちの一体の方に近づき壁に向かって思いっきり投げる。
???「もー、こんなに早く片付けられちゃったら使った意味ないじゃない。」
???「そりゃあすまんな。でも、これで終わりじゃねぇんだろ。」
???「もちろん。スペルカー・・・。」
???「スペルカード発動 神槍『スピア・ザ・グングニル』!」
目の前の少女の声を相殺するかのように声が響き紫色の髪の少女はスペルカードを発動させ俺の方に向かって光の槍を投げる。俺はそれを当たる寸前で避けその少女の方を見る。
???「ちょっと!お姉さま!なんで邪魔するの!」
???「何でって、あなたがいつまでたってもそこにいるネズミ一匹すら殺ることができないからこうやって手伝ってあげたのよ。それとも、交代した方が嬉しいかしら?」
???「うるさい!こんな人間すぐに殺れるんだから!邪魔しないで!」
???「あらそう。だったら早くしてほしいんだけどね。」
???「そんなに待ち遠しいなら、そっちの嬢ちゃんもきていいんだぜ。」
???「あらそう。でも遠慮させてもらうわ。」
???「ふ~ん、嬢ちゃんは俺に勝てないから勝てない勝負はしないってことか。」
???「なんですって。」
???「だってそうじゃん。勝ち目が見えないから勝負をしないんじゃないの?」
???「いいわよ。そこまで言うなら戦ってやっても構わないわ。」
???「え~、ちょっと、じゃあ私との勝負はどうなるのよ。」
???「だから二人でかかって来いってことだ。」
???「そっか~、お姉さまと一緒に戦うのは尺だけど、まだ殺っていいんだね。」
???「それは私もなんだけどね。」
???「それより、私たち吸血鬼を相手に二対一をするだなんてあなたもばかなことを考えるのね。」
???「え!?嬢ちゃんら、吸血鬼だったのか・・・。」
(マジかよ。そんなやべぇの相手にしてたのかよ。てか、ルーミアが俺をここに連れてこさせようとしたってことは、吸血鬼をを相手にさせようとしたってことかよ・・・。)
???「何考えているか知らないけど、戦いの途中に別のことを考えるなんてずいぶん余裕があるのね!」
???「スペルカード発動 紅符『スカーレットシュート』!」「スペルカード発動 『スターボウブレイク』!」
その言葉とともに無数の弾幕が展開され俺の方に放たれる。
???「おいおいおいおい、こんなの聞いてねぇぞ!」
???「これで終わりね。私を煽るからこうなるのよ。」
???「・・・果たしてどうかな?」
俺は向かってくる弾幕の中で一際でかいやつを見極めそいつを思いっきり蹴飛ばす。
???「!?」
???「そんな、弾幕をけ飛ばすなんて。ありえないわ。」
???「ありえないと思うなら、今の現実を受け入れるんだな。」
俺のけったでかい弾幕はほかの弾幕を蹴散らしながら二人の少女に激突した。少女たちの方に近づいてみると、気絶していた。
???「ふー。思った以上は楽しめたよ。吸血鬼ってのはね。」
俺はそう捨て台詞を言いながら銀髪の女性の手当てをしている大妖精のもとに向かう。
次回、能力
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