最強最弱能力者   作:竜崎

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今回やっとプロフィールで言った弱点に触れることができます。
正直、元々本編が最初自分が考えていた方向から変わっているのでどうしようか考えていますかが、なんとなく今のままが面白そうなのでこのまま続けようと思っています。(壮大なネタバレ)
まぁ、そんなことはさておき、河龍の弱点は何なのか?
それでは、本編をお楽しみください。


河龍の弱点

俺は寝室を出て、階段を降り1階に降りる。どうやらまだシャン達は寝ているようで、人気を感じられない。なんとなく外の空気が吸いたいと思って入り口のほうに向かい扉を開けようと扉に手を掛けたとき、急に扉がひとりでに開いた。反射的に後ろに飛ぼうとしたがさっき起きたばかりなので体のほうが思ったように動かずその場に尻餅することになる。

???「おっ、お前って、確か昨日の?」

 

俺は聞いたことのある声の主に顔を向ける。

 

河龍「あっ、ああ、確かに昨日会ったな。魔理沙?だっけ。」

 

魔理沙「おいおい、いきなり初対面の相手に対して呼び捨てはないんじゃないか?

まぁ。そんなことはいいんだけどな。それより、お前の名前はなんていうんだぜ?」

 

河龍「俺は鬼神河龍だ。まぁ、一言でいえば最強だな。」

 

魔理沙「ほぉ~、最強かぁ。じゃあその最強さんは何で今尻餅ついているのかなぁ~(笑)」

 

河龍「・・・。ぜってぇ馬鹿にしてるだろ。」

 

魔理沙「いやいや、馬鹿になんかしてないさ。って、本題からずれたな、この館、家主はお前ってことでいいのか?」

 

俺は立ち上がりながら目の前の少女が、どのような目的でここに来たかを考えてみるが見当がつかない。

 

河龍「確かに、ここの家主は俺・・・らしい。」

 

魔理沙「そうか。まさかお前だったとはな。」

 

 

魔理沙の顔からなんとなくがっかりしているような表情が見えた気がした。

 

河龍「・・・なんか腑に落ちない感じだな。」

 

魔理沙「まぁ。新しい住人が住むって聞いたからどんな奴なのか楽しみにしていたんだが、まぁ、その、なんだ・・・。」

 

言葉を探している魔理沙のポケットからスペルカードが見え、俺は彼女が言いたいことを察した。

河龍「つまり、どんな強い奴が来たか楽しみにしたが、昨日散々にやられている奴がいたからどう対応すればいいか困ってると。」

 

魔理沙「そういうことだぜ!」

 

河龍「そこまではっきりうなずくのもどうかと思うけどな。まぁ。その件に関しては心配するな。俺はさっき言った通り最強だからな。」

 

魔理沙「いや、そんな、無理しなくてもいいんだぜ。」

 

河龍「まぁまぁ、そんな気にしなくていいぜ。そういうのがお望みなら、こっちも得意分野だからな。」

 

そういって、俺は外に出て順次運動を始める。

 

魔理沙「本当に大丈夫かよ。」

 

準部運動を終えると、魔理沙はほうきに乗って空を飛んでいた。

 

魔理沙「一応確認しておくが、本当に大丈夫なんだよな。」

 

河龍「こっちの心配するより、自分の心配をしたほうがいいんじゃないか。」

 

魔理沙「なるほど、結構な自信があるようだな。」

 

魔理沙は帽子の中から数個の小瓶を取り出す。

 

魔理沙「だったら、これでも食らいやがれ!」

 

そういって、小瓶をこちらに向けて投げる。

 

河龍「おいおい、まさかただ投擲しただけじゃないよな。」

 

俺がそうつぶやくと、まるで否定するかのように小瓶は割れ、星形の弾幕になって降ってくる。

 

河龍「・・・まじかよ。」

 

 

そのまま弾幕は衝突して小爆発を起こす。

 

 

魔理沙「おい、あいつ避けずにあたりやがったのか!?」

 

 

河龍「・・・そんなわけねえだろ。」

 

 

その声に反応するように魔理沙は声のほうを見る。自分ほどの高さまでもないが、それでも結構な高さのある木の上の方に生えている枝に乗っている

 

魔理沙「おまっ、どうやっ・・・。」

 

河龍「そんなことより、気を付けたほうがいいぞ。」

 

魔理沙「はっ?」

 

その発言の意味がわからず言い返そうとしたとき、第六感的なものかが働く。後ろからさっき投げつけたはずの弾幕がこっちに迫ってくる。それをギリギリのところでかわし、もう一度河龍のほうを見る。

 

魔理沙「なるほどな、確かにこれは心配しなくてよさそうだぜ。」

 

そういって、ポケットから何か小さな黒い物体を取り出してこちらに構えてくる。

 

魔理沙「こいつは八卦炉っていてな。こいつを打つために使うんだぜ!スペルカード発動 恋府『マスタースパーク』!」

 

そういうと、八卦炉の中心から光が集中して集まり、レーザーとなって打たれる。

 

河龍「おい、ちょっ、まじか。」

 

さすがにこの技は驚き急いでほかの木に飛び移る。さっきまでいた木のほうを見てみると、その子部分だけまるで焼け焦がされたような跡ができていた。

 

河龍「おいおい、殺す気かよ。」

 

魔理沙「まじかぁー、この技を初見でかわせれるやつが人間にまだいたのか。」

 

まったく。話を聞いてほしいもんだ。心の中でそうつぶやくと、スペルカードはその者のイメージ、つまり想像力で完成する。と、誰かが脳内でつぶやくように聞こえてきた。

 

河龍「想像力・・・。」

 

魔理沙「おい、どうした、ボーっとして。」

 

河龍「いや、気にしないでくれ。それより再開しようぜ。」

 

そういって、弾幕勝負は続くが、どうしてもさっきの言葉が気になる。イメージによってスペルカードは完成する。それは、俺にもできることなのだろうか。今の俺に、スペルカードは必要なのだろうか。

と、いろいろ考えているとどうやらマリサの闘争心に火をつけてしまったようで、またしても八卦炉をこちらに向けている。

 

魔理沙「最大火力で行くぜ。スペルカード発動 魔砲『ファイナルマスタースパーク』!」

 

今度は、さっきのと比べられないほどの光が収縮され、ものすごいスピードでこちらに打たれる。これもかわそうとしたところ、足がつまずいて転んでしまう。そして、目の前に効果力のレーザーが降ってくる。その瞬間、俺は死という感覚とそれとはまた別の感覚が全身に走った。

 

河龍「・・・スペルカード発動・・・。」

 

魔理沙「!?」

 

河龍「逆符『反逆者の翼』・・・。」

 

そういうと、俺の背中から真っ黒に染まった翼が生えて、レーザーをかき消した。そう、もう一つの感覚は復讐心。河龍自身は気づいていないが。体の持ち主、羽竜が無意識のうちに感じた復讐心がスペルカードを発動させた。

 

魔理沙「おい、どういうことだ。その姿は何だ。」

 

河龍「キリサメ・・・マリサ・・。」

 

そういうと、まるで自分の体が欲望に逆らえないまま、魔理沙のほうに突っ込む。

 

魔理沙「うわぁぁぁ・・・。」

 

 

???「スペルカード発動 夢符『二重結解』!」

 

その声が響くと、俺の体が二重にまとまった結解に入れられた。

 

霊夢「全く、夜遅くに異変が起きたかと思ったら、今度は朝早くに知ってるやつが何かやらかしてるって、私に休みはないのかしら。」

 

魔理沙「おぉ、霊夢!ナイス。」

 

霊夢「全く、ナイスじゃないわよ。こんな朝早くに動くこっちも身にもなってほしいわね。」

 

二重にまとまった結解は四角い形をしている。・・・四角。その形を認識したとき、頭から体前進へさっきまでとは違う感覚が襲う。今度は恐怖。何者かに恐れる恐怖が全身を襲う。

 

河龍「あぁぁぁー。」

 

急に上がった悲鳴に霊夢と魔理沙は振り向いてみると、河龍の体から羽は消え、そのまま気絶するように倒れた。




さて、今回の話では弱点がはっきりと出ませんでしたのでこちらのほうで補足しておきます。河龍は二重結解に入って気絶しました。その結解の形は四角である。てことは、河龍の弱点は四角い部屋(?)になります。四角い部屋というか四角い空間といった法外のでしょうか。ただ、ほんとに四角い空間だけであって、例えば、その空間の中にテーブルとかが置かれていたら大丈夫ってことですね。まさかの物ではなく、空間。これはきっと、羽竜の記憶のほうに秘密があるんでしょうね。
後、ついに河龍もスペルカードデビューしましたね。(パチパチ)。ただ、今回のこれをデビューといっていいのか。そこらへんが悩みどころですね。




次回、河龍のスペルカード
ご愛読ありがとうございました。

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