【デレマス×ガンブレ】シンデレラとガンプラのロンド 作:擬態人形P
「いきなり加蓮ちゃんとネネちゃんからバトルを挑まれるなんてね………。」
『でも、2対2のバトルを経験できる貴重な機会ですから思い切って行きましょう!』
北条加蓮と栗原ネネの通称「元病弱タッグ」にガンプラバトルを挑まれた工藤忍と辻野あかりは、それぞれのガンプラ………フルアーマー・ストライカー・カスタムとクロスボーン・ガンダムX1フルクロスをスタンバイさせる。
『作りたくなると戦いたくなるものだし、多めに見てよ。』
『もう、加蓮さん………。ごめんなさい、急に勝負を挑んでしまって………。』
加蓮とネネが同じようにガンプラをセットしたのがメッセージボードで分かる。
今回、初めて使うという事で、ハンデとして2人のガンプラは見ない状態でバトルを行う事になった。
「2人はバトルに慣れてる?」
『う~ん、私は出たとこ勝負って感じかな。』
『私は………まだ慣れてないです。』
『そういうわけでお手柔らかに宜しくね!』
加蓮とネネの2人からの通信が切れた所で別の通信が入る。
それは2人のガンプラを塗装したという成宮由愛だった。
『あんまり知識が無いとハンデが大きすぎるので、私が忍さんとあかりさんに、加蓮さんとネネさんのガンプラが「その機能」を使った際に説明をしますね。』
『由愛ちゃん。加蓮さんとネネさんには私達のガンプラの事は伝えなくていいんですか?』
『2人はフルアーマー・ストライカー・カスタムもクロスボーン・ガンダムX1フルクロスも詳しいので………。』
「それが本当なら………思ったよりも強敵かもしれないよね………。」
『気を付けるんご………。』
そんなこんなで忍の背景が電子的なカタパルトに変わり、発進可能になる。
いつもの通り、ガンダムお馴染みの掛け声を叫ぶ場面だった。
「んじゃ行くよ、あかりちゃん!工藤忍、フルアーマー・ストライカー・カスタム!行っきまーす!!」
『辻野あかり!クロスボーン・ガンダムX1フルクロス、発進するんご!!』
2人のガンプラが勢いよく飛び出して行く。
不思議な慣性を感じると共に、背景が宇宙のデブリ地帯に変わる。
『隠れるにはもってこいですよね………。』
「狙撃型のガンプラだったらマズいかな………。」
『忍さん、ここは私が先導するんご。このフルクロスなら実弾もビームもそんな………。』
ピピピピピッ!
『んごッ!?』
バシュゥウウウウウウンッ!!
あかりが前に出ようとした時だ。アラートと共に大型の桃色のビームがデブリを薙ぎ払い、X1フルクロスの右手に持っていたピーコックスマッシャーを吹き飛ばす。
「あかりちゃ………うわッ!?」
バシュゥウウウウウウンッ!!
続いて更にデブリを吹き飛ばす極太の桃色のビームが飛来し、フルアーマー・ストライカー・カスタムの右肩の背部ロケット砲を半分吹き飛ばす。慌てて忍はロケット砲をパージさせ、誘爆で自機が破壊されるのを防ぐ。
「狙撃ってレベルじゃない!?」
『忍さん、見て下さい!』
あかりの言葉に忍はデブリの巨大な穴越しに2機のモビルスーツの姿を捉えた。
片方は白に青と黄色のカラーが混じった忍のフルアーマー・ストライカー・カスタムと同じくらいの大きさのモビルスーツ。Zガンダムに似た顔とシャープなボディが印象的だった。
もう片方は白に水色と赤のカラーが混じったあかりのX1フルクロスと同じくらいの大きさの小柄なモビルスーツ。Vガンダムに似ていたがその武装はV2ガンダムアサルトバスターに似た物を感じた。
「あの機体は一体………!?」
『説明しますね。加蓮さんのモビルスーツは「ガンダムデルタカイ」。漫画「機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ」等で登場したモビルスーツです。ネネさんのモビルスーツは「セカンドV」。小説版「機動戦士Vガンダム」で登場した機体です。』
「ヤバい………由愛ちゃん、アタシその2機知らない!?」
『んご!?それを言ったら多分、忍さんのフルアーマー・ストライカー・カスタムも相当なレベルですよ!』
「そんな事言ったってーーーッ!」
『ちなみにあかりさんへの砲撃はセカンドVの「メガビーム・キャノン」。忍さんへの砲撃はデルタカイの「ハイ・メガ・キャノン」です。』
「メガビームとハイメガ!?そんな物騒な物持ってるの、あの2機!?」
『忍さん、デルタカイが!?』
「ッ!?」
あかりの言葉に忍は更にこの後驚愕する事になる。
――――――――――
『とりあえず、最初の手筈通り、相手の厄介な武装は奪う事ができましたね。』
「上出来♪上出来♪ネネ、思ったよりやるじゃん!これなら次の手筈も上手くいきそうだね。」
『お願いします………加蓮さん!』
「ネネこそ、サポート頼むよ!」
加蓮はセカンドVを扱うネネに通信画面越しにウインクをしながら別の武装を選択する。
デルタカイの背後からカートリッジ付きのライフルが取り出される。
「「ビーム・マグナム」は加減が効かない………ってね!」
ズギュウゥゥウウウウンッ!!
次の瞬間、スパーク光を帯びた強力なビーム弾が撃ちだされた。