ダンジョンで出会った憧憬との結婚して子供を育てるのは間違っているのだろうか 作:リュウサン
アイズさんとの戦いが終わり
2人で城壁でいるのもあれなので街に出てみることにした
もう9時を回っているため人々は外に溢れており様々な出店も開かれていた
屋台でじゃが丸くんを買ったあと噴水前のベンチでじゃが丸くんを食べていた。
その時にふっと思い出したことがあった
「アイズさん。そういえばなんで僕と本気で勝負しようと思ったんですか?僕にはそれがわからなくて」
ふと疑問に思ったことであった。戦う必要はほんとにあったのかどうかアイズさんはなんで戦いを挑んだのだろうと
「...あれはね。ベルのため、だよ」
「僕のためですか」
「うん、多分このままじゃベルと一緒になれないって思ったから」
「どういうことですか?」
するとアイズは珍しく困った顔をした
「私がベルト一緒になるってことはね、どちらかが派閥を抜けなきゃ行けないって思ったから。私はロキファミリアを抜けようと思う。」
それは分かっていた事だった。他派閥との恋愛は禁止だということもアイズさんがこの決断をすることもわかってはいた。でも戦った理由にはならない気がする
だがその考えは次のアイズの言葉でやっと理由がわかった
「多分だけど、私を失いたくないロキは、ベルのところに戦争遊戯を仕掛けると思う。だから私はそうなってもいいようにベルと戦った。
ベルのLvが上がるかなって思ったから。」
確かにありうる話だ。剣姫:アイズ・ヴァレンシュタインはロキファミリアの中でも最高幹部に近い存在だ。そのような存在を簡単に手放すようなマネはしないはずだ。
「毎回、団員を巡る戦いで選ばれてきたのは団長と団長の一騎打ち
ベルとフィンの戦いになる。フィンはLv7まで上がったから今のベルじゃ勝てる確率は、、、少ないって思ったから。」
確かに納得はいく。でも
「そこまで考えてくれたなんて本当に嬉しいですありがとうございます!でもLv上がってるんですかね?ほんの1週間前ですよ?自分がランクアップしたのって。」
こういうとアイズさんは微笑みながら僕の頭を撫でてくれた
「ベルなら大丈夫。ベルは勝てるよ。私は信じてるから、ね?」
少し気恥しい気持ちはしたが何よりも励ましになった
そうなった場合絶対に勝とうと!
ベルがこころのなかでむん!と気合を入れたその時!
「アルクス・レイ!!!」
突然魔法が僕の方へ飛んできた
間一髪のところその魔法を避けると
自分の正面にはどす黒いオーラを放ったエルフがたっていた
それはもう階層主と同じように
威圧感を放ち
目の前の敵を狩ろうとしてるような
「レフィーアさん!?!?何するんですか!?」
「黙りなさい!今すぐ消し飛ばしてあげます! 何回も何回もアイズさんに手を出して! 今日という今日は許しませんからね!?」
これはやばい
冒険者としての感だがこれはやばい
倒そうと思えば倒せるのだが、アイズさんと同じ
ファミリアにため攻撃ができない。
どうやって逃げようかと考えていると。
「レフィーヤ。やめて、怒るよ?」
アイズさんが少し怒気を放った声で
レフィーヤに攻撃をやめるようにうながした
珍しく怒りを表面に出したアイズをみて
レフィーヤはいっぽ後ずさり
「アイズさん!アイズさんとそのヒューマンは一体どういう関係なんですか!?なんでそんな別のファミリアのヒューマンに肩入れするんですか!」
レフィーヤは叫んだ。今思っていること
前々から疑問に思っていること、そしておそらく
この返答は私にとって最悪なことであることも
承知の上で。
でも聞かずにはいられなかった。
「ベルは、、、私の大切な人。ベルのためなら私はファミリアを抜けるのだって気にならない。ベルは私にとってそれほど大切な人。だよ」
やっぱり、、、、聞きたくなかったなぁ
「本気で言ってるんですか?アイズさん!」
「私は本気だよ」
本物だった。アイズさんのベル・クラネルへの思いは
やっぱり本物だった。
「ベル・クラネル!!!!!!」
「は、はい!!!!」
レフィーヤはベルに向かって歩き、正面に立ち、泣きたい気持ちを我慢しながら
「アイズさんを悲しませることがあったら絶対許しませんから!ほかの女性と浮気しても許しません!!」
(なくな、私!)
「アイズさんに迷惑をかけても許しません!」
(あぁ、ダメだ、勝手に涙が出てきちゃう)
「アイズさんを幸せにしてあげてください!これが私からあなたへの最初で最後のお願いです!守らなかったら、本当に消し飛ばしますから!!!」
言いたいことは言えた。満足した
でも悔しい。憧れの人を
大好きな人を
どこぞの馬の骨だかわからない
ファミリアのヒューマンに取られて
でもアイズさんが選んだ人だから
応援したいと思ってる
でも素直にできない自分に腹が立ってしょうがない
涙が止まらない。
(私、アイズさんに嫌われちゃったかな。はは、もう最悪)
その時、ふわっと甘い匂いと同時に頭を撫でられる感触があった
「アイズさん?」
「ありがとうレフィーヤ。私のことこんなに思ってくれてとても嬉しいよ。本当にありがとう。」
「アイ、、ズさん。うえぇぇぇぇぇん!!!!!」
アイズに抱きついて大泣きした
きっとこれが最初で最後
甘えるのも、自分の思いを伝えるのも
これでもう終わりだ。
「レフィーヤさん!僕は絶対アイズさんを悲しませるように約束しますだから見ていてください絶対に後悔はさせません!」
レフィーヤは薄々はわかっていた。
普段頼りなくオドオドしていて
女の人にはすぐ鼻を伸ばして
自分より強い相手に命知らずな戦いを挑んで
馬鹿みたいに正直で
でもいざとなったら頼れるとこがあって
絶対に期待を裏切らなくて
少しかっこいいとこもあることも
だからここは任せようと思った
「ぐすん、、、そんなの当たり前です!約束守ってくださいね!」
「はい!」
僕は決めた
どんな困難があっても
アイズさんのために、そして約束を守るために
どんな苦労があっても乗り越えていこうと