宇宙世紀は終わらない   作:むにゃ枕

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第七話 スミス海の虐殺 UC0078

 現在私は、シャア・アズナブル上等兵と一緒に月面で星を見ています。話すことが無くて変な空気が流れてます。元より私はミステリアスでクール、それでいて文武両道な無表情キャラなので話しかければ返しますが基本ボッチシテます。あとキシリア機関員のだからね一応は。スパイは無口なのさ。そしてシャアが士官学校を追い出されて上等兵になって復帰してるという。すぐに昇進するだろうけど。

 

「レノックス中尉。我々は数奇な運命の糸で結ばれている思わないか?」

 

「それは確かに言えますねアズナブル上等兵」

 

「士官学校時代のようには呼んでくれないのかね?」

 

「ではキャスバル君と」

 

「……」

 

「まあ、私はザビ家とかどうでもいいので復讐するなら頑張ってくださいね」

 

 これがコミュ障たる由来かな。折角シャアから話掛けられたのに無視しちゃったよ。残念ながらキャスバル君はニュータイプの毒電波漬けにしたからね大丈夫。それに仮にも幼馴染。ちゃんと私を殺さないっていう契約書も書いてある。

 

「君は、私を密告しようとは思わないと?」

 

「ええ。一応はキシリア機関員ですが。どうでもいいです。暗殺なりなんなり好きにやればいいのでは?」

 

「変わっているな君も。君と話していると私の復讐がどうでもいいことのように思えてしまう」

 

「私に害が無ければ大体のことはどうでもいいですし、これからはずっと戦争の時代です。そこに死体が一つ増えるだけですよ」

 

「君も私と同じようにどこか破綻しているな……。君ならば私のはh」

 

「無駄話は終わりみたいですね」

 

「ああ。来たようだな」

 

なんかヤバいこと言おうとしてませんでしたかね?

 

ランバ・ラル大尉の乗る青いモビルスーツMS-04ブグ、それと黒く塗装されたMS-05Bが三機、月のクレーターの稜線を超えて現れる。

三連星は私に怯えているのか静かだ。半殺しにしただけなのに情けない奴らめ。

 

「ラル大尉久しぶりです。テレサ・レノックスです。中尉に昇進いたしました」

 

「ああ。教導隊以来だな。白銀の吸血鬼の噂は聞いている」

 

 私のMS-05Bは白色に銀と赤のラインが走っていて、赤のラインが血に見えないこともない。それに私の趣味で機体には魚の撃墜マークが描いてある。連邦の主力戦闘機のセイバーフィッシュにちなんでの魚だ。実際はセイバーフィッシュよりもホッグとかいうずんぐりした戦闘機を落としている。セイバーフィッシュも何機か落とした。数は面倒だから数えてないが撃墜マークを見れば分かるだろう。

 とにかく、私のイカしたカラーリングのどこが吸血鬼何だっていう。もっとこう白銀の流星とかにしてくれ。

 

「私にとってはその名は不服なんですが」

 

「良いじゃないか。勝者となったから得られるものだ。敗者は失っていくばかりだ」

 

 めっちゃ返しずらい。自嘲するのは止めてくれ。

 

「少し意地が悪かったかな。さて、博士を止めるぞ」

 

 今更だけど止められるのかこのチーム?ドズル閥とキシリア閥で派閥違うし、赤、青、黒、白の統一感の無さよ。とりあえずエース持ってくりゃ何とかなるって上は考えたのかな?同じ派閥でありなおかつ連携の取れた小隊とかにしろよ。それともジオンに兵無しなんですかね?

 

青いモビルスーツを先頭に、白、赤、黒という統一感のない集団がミノフスキー博士博士の乗っているだろう車を追いかける。追われているミノフスキー博士からしたら恐怖だろうが、私は楽しさを感じる。追いかけるのって楽しい。鬼ごっこの要領だなこれ。

ラル大尉が説得始めたけどそれはあとで良くない、とりあえず確保ですね。

 

 

「えい」

「待て、レノックス中尉!うつな説得中だ!」

おっとザクマシンガンぶっ放しちゃったよ。

私の撃った弾は見事に、車の前の地面を吹き飛ばし車を横転させた。

私は現在ニュータイプと化してるから、命中精度が違うからね。

「確保します」

基地から持ってきた確保用の檻を喰らえ。

よしミノフスキー博士車ごと確保。

 

さあ、本番が来るんだろう。かかってきやがれ鉄騎兵中隊。

あれかな、ガンキャノンを積んでる船が遠くに見えたのでザクマシンガンを発砲する。

ザクマシンガンの有効射程圏外だが問題ない。疑似ニュータイプと化しているから。

見事に何発かが船の艦橋を貫き船が煙を吹きながらぐらりと傾く。

車を私が早々に確保しすぎたために、船が近くに来すぎたための事故だだろう。

戦場では即断即決が大事だからな。さっさと博士を巻き込んで打ちまくれば勝ち目はあっただろうに。

 

ブリッジから煙を吐きながらも勇敢で優秀なガンキャノン中隊は降下しようとするが、接近したザクのザクマシンガンとバズーカに滅多打ちにされて、次々と撃破されていく。

何とか無事に降下できたガンキャノン四機も統率が執れない状態だった。三連星がジェットストリームアタックを満身創痍なガンキャノンに仕掛ける。指揮官も死亡したのだろうか狙いも付けずに滅多やたらに弾を撒き散らしているが三連星には通じず哀れに四機は地に伏した。

 

途中で連邦はやけくそになったのか、博士の抹殺をしようと、戦闘機をミノフスキー博士の車にぶつけてきたがラル大尉と私で被害が出ずに処理した。

途中で小型のアタッカーだろうかランチが見えたのでそいつも撃ち落とした。

そうしたら、私の中に入ってきた奴でテム・レイが居たので驚いた。

テム・レイが死んでもV作戦は実行されるだろうが、コイツが死んだことで私の今後が少し明るくなった気がした。

 

 その後、グラナダ郊外で武器弾薬の補給を完了し、グラナダの武装している反ジオン勢力を叩いた。こいつらはドローンとかで武装しているだけだが、ロケット弾とかを持っているので割と厄介だ。戦闘機の方が楽でいいのに。

 

スミス海での戦闘終了後、ミノフスキー博士は本国に送られたが監視が目を離した隙に首を吊って死んだらしい。私の努力を返して欲しい。この分だとテム・レイ死亡の反響も小さい気がする。

 

そしてUC0078八月、艦隊決戦を中心思想とし設立された宇宙攻撃軍と、モビルスーツ運用を中心思想とし設立された突撃機動軍に軍は分離した。

私はキシリア閥かつモビルスーツパイロットであるので、突撃機動軍に所属する。

それに伴い大尉に昇進した。非正規作戦の功とかもあると思うが、こんな若造大尉で大丈夫なの?

多分、一年戦争の準備としての尉官の増加という意味があるのだろう。ジオンに兵無しだとは思いたくない。

ちなみに、シャアはドズル閥なので宇宙攻撃軍所属である。モビルスーツパイロットなのに………

 

 

 

 

 

 

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