「ぐはっ!」
「篝!?」
突然の襲撃に俺は不覚にも攻撃を喰らい、その場で倒れてしまう。
くそ、まさかこんなところで終わるなんて・・・・。
「おい!しっかりしやがれ!まだレティシアも春日部も助け出せてねえんだぞ!?こんなところでくたばるんじゃねえ!」
十六夜に抱きかかえられながら俺は苦笑しながら十六夜に告げた。
「悪い・・・十六夜。俺はどうやらここまでの・・・ようだ」
「おい、ふざけんなよ!お嬢様や御チビ、黒ウサギになんて報告すればいいんだよ!?全員でレティシアをも助け生還するんじゃなかったのか!?」
十六夜に檄を飛ばされながらも俺は最後の力を振り絞って十六夜の手を強く握りしめる。
「十六夜・・・・ノーネームを・・・・頼む・・・・俺はここで・・・・ゲームオーバーだ」
「黒ウサギは・・・・黒ウサギはどうするんだ!?」
ああ、黒ウサギ・・・・俺の愛しい人・・・・。生まれて初めて、俺に生きる意味を感じさせてくれた俺の愛する黒ウサギ。
『篝さん』
ああ、幻聴まで聞こえ始めやがった・・・・どうやらここまでのようだな・・・・。さらば、ノーネーム、さらば、我が同士、さらば、我が愛しい黒ウサギ。
「黒ウサギ・・・・・最後に・・・お前のスカートの中が見たかった・・・・」
「おい、おい!篝ーーーーーーーーーーーーッ!!」
「って、こんな時に何やっているのでございますか!?この問題児様方ーーーーッ!」
スパパーン!と俺と十六夜はハリセンで叩かれると怒髪天の如く怒りに満ちていた黒ウサギが俺と十六夜の目の前にいた。
「まったく、何なのでございますか!?今の三流芝居は!冗談にしても笑えません!?」
「落ち着け、黒ウサギ。これには深い訳があるんだ」
十六夜が黒ウサギを落ち着かせようと手で静止させる。すると、黒ウサギは疑惑の目でこちらを見ていた。
「ほほーう。これから耀さんとレティシアさまを助けに行こうというときに篝さんが死んでしまう芝居をするほど深い理由があるのでございますか?」
「もちろんだ。黒ウサギ。周りを見て見ろ」
俺がそう促すと黒ウサギは周囲を見渡す。そこには先程までこれから行う作戦に緊迫していた者たちが笑いに満ちていた。
「これから重大な作戦が始まるんだ。その前に緊張して精神力を削られていくのはよくない。だから十六夜に頼んで緊張を解かせるために一芝居打ったというわけだ」
俺の言葉に納得してくれたのか黒ウサギの髪の色はいつもの青色に戻り、目を見開いてこちらを見ていた。
「篝さん・・・・貴方様はそこまで考えて・・・・」
「いや、でも、確かに黒ウサギの言うとおり死ぬような芝居なんて縁起が悪いよな。悪かった。黒ウサギ」
「いえ!こちらこそ考えが足りないばかりに申し訳ございません!」
お互い頭を下げる俺と黒ウサギ。そこで俺と十六夜は本音をぶちまけた。
「「まぁ、本当は幻獣たちに罵倒されて苛立ったから黒ウサギで弄りたかっただけなんだがな」」
その言葉を聞いた黒ウサギに俺と十六夜の頭に再びハリセンに叩かれた。
「・・・・私、空気になってないかしら?」
「だ、大丈夫ですよ!」
「だといいんだけどね」
俺たちから少し離れたところで飛鳥たちがそんなことをつぶやいていた。
「さて、それでは話を戻そう」
おふざけを止めて俺達ノーネームたちはもう一度自分たちの役割を確認し合う。
俺、十六夜、サラさん、そして、十六夜を吸血鬼の古城まで運んでくれるグリーが攻略組。
飛鳥、ジン、ペストが残って巨人たちと戦う。これが待機組。
これで、役割は決まった。俺と十六夜にはグリーと会話が出来るように通訳用のギフトを身に着ける。
まぁ、問題があったらその時その時に対処すればいい。あとは古城にさえたどり着ければ耀を捜してそのままゲームの攻略。一番の問題があるとすれば・・・・・。
一番の問題。それを最初に思い浮かんだのは俺の弟、霧谷誠だったがすぐにそれはないと判断できた。
いや、さっきのあいつの言葉によると誠は今回のギフトゲームには出ていない。そこだけは大丈夫だろう。
「篝さん?凄い難しそうなお顔をしておられますが大丈夫でございますか?」
「ん?ああ、大丈夫だ。ただレティシアを取り戻したら黒ウサギにどんなエロいご奉仕をしてもらおうか考えていただけだ」
「こんなときまでふざけないでください!!」
「そうだぜ、篝。俺も交ぜろよ」
「十六夜さんも悪乗りしないでください!」
そんなおふざけと飛鳥とペストからの冷たい視線を感じながら俺と十六夜たちは作戦を開始し、現在、アンダーウッドの上空・10000mのところにいる。
「ハハ、こりゃいい・・・・・!春日部の気持ちも多少分かったぜ!この一足ごとに空中を加速する疾走感は"空を踏みしめて走る"としか形容しようがないな!」
グリーの背中の上で楽しそうにはしゃぐ十六夜にグリーも悪乗りし、サラがツッコンでいた。俺はそれを漫才を見るかのような目で眺めていた。
うん、サラさんのツッコミはまだまだ甘いな。
そして、しっかりとサラさんのツッコミの採点をしていると、突然の寒気が俺を襲い俺は視線を古城の方へ向けるとそこには黒い球体の特異点のようなものが突如、蠢くように形を変えていくと、それは・・・・・。
「ぜ・・・・・・全員、逃げろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
絶叫に近い退避命令を出すがそれはすでに遅かった。変化した特異点の正体は
魔王レティシア=ドラクレアだった。
「イージス!」
俺はギフトカードからイージスを取り出してレティシアもどきが投げてきた長槍を防ぐ。
「このッ・・・・クソッ、タレがッ!!逃げろって言ったのが聞こえないのか後陣はッ!!」
十六夜がそう叫ぶなか、後陣の奴らは蜘蛛の子を散らす勢いで逃げるがレティシアもどきはそいつらを見定め、龍の影を変幻させた無数の槍で狙いを定めていた。
「サラ!武器はあるか!?出来れば長柄で頑丈な奴だ!篝はさっさと龍化しろ!」
「わ、わかった!」
「了解」
サラさんはギフトカードから三叉の槍を十六夜に渡し、俺は全身を龍化させ、イージスともう片方の手にレーヴァテインを握る。そして、射出された影の槍はざっと見る限り100は超えていた。それを俺は防ぎ、もしくはレーヴァテインの炎で軌道を変える。
このままじゃ、さすがにまずいな。
「サラさん。貴女は飛鳥たちのところに行ってくれ」
「なっ」
「篝の言うとおりだ。議長様。アンタは足手纏いだ」
俺の言葉に十六夜も同意してくれる。
俺はともかく十六夜は空中では不利だからな。それに俺だけじゃ三人を守りながらレティシアもどきの攻撃は防げない。十六夜もそれは理解しているんだろう。
「駄目だ。私は飛鳥に、お前たちの仲間に任されたのだ。強敵が現れたからと言って――――」
サラさんの言葉の途中で俺はサラさんの炎の翼をレーヴァテインで斬り燃やした。
「邪魔なんだよ」
目を見開きながら落ちて行くサラさんに俺は短くそう言った。
炎で出来た翼だしすぐに元に戻るだろう。
「・・・仕方ねえとはいえ少し強引すぎねえか?」
「なら、あいつが納得するまで今の攻撃を防ぎながら話せるか?」
レティシアもどきの攻撃を防ぎながら十六夜は言ってくるがすぐに黙った。今はそれだけの余裕はないからな。
ズドォンッ!!!
爆発音に近い音に俺達はアンダーウッドの方を見るとそこには巨人族の大軍勢が迫って来ていた。
おいおい、ここで巨人族かよ。飛鳥たち大丈夫か?いや、万が一のことが起こらないように一分一秒でも早くこのギフトゲームを終わらせないと・・・・・。仕方がない。
「・・・・なぁ、十六夜。上陸さえ出来ればお前ならなんとか出来るか?」
「ああ、だが上陸する隙がまるでない。今はこのまま根競べを続けるしかない」
そうか、ならなんとかなるな。
「グリー。唐突で悪いが十六夜の代わりに死んでくれ」
「「ッ!?」」
俺の言葉に十六夜もグリーも目を見開くがすぐに十六夜は真面目、いや、若干怒り声で俺に言ってきた。
「てめえ、今なんつった?」
「聞こえなかったのか?ならもう一度言うぞ。グリー十六夜の代わりに死んでくれ」
「・・・・ふざけてんのか」
殺気を俺に当てながら言う十六夜だが俺は淡々と告げる。
「お前だってわかってんだろう?このままじゃジリ貧だ。いくら俺でもあの数の攻撃を防ぎながら城へまでは行けないし、多少なりの手傷は負うだろう。だからこそだ。まず俺が道を作る。そこにお前たちは突っ込め。そして、グリー。お前は攻撃してくるレティシアもどきの攻撃を全て受けてくれ」
続けて俺は言う。
「十六夜はゲームの攻略に絶対必要だ。その為の犠牲になって欲しい」
そう告げた俺に十六夜は苦渋な表情をしながら俺を睨んでくるが俺は冷たく返した。
「十六夜、まさか、誰もが犠牲にならずゲームを攻略するなんて甘い事言わねえよな?もし、そう考えているのなら今すぐそれを捨てろ。何か成し遂げる時は何かを捨て、犠牲にする。全てが自分の理想通りになるなんてことは絶対にないんだよ。ガキ」
「了承した」
十六夜が不機嫌になっているなかグリーがそう俺に伝えてきた。
「確かに貴様の言うとおり私とこいつとでは希望の度合いが違う。どちらがアンダーウッドを救える可能性が高いかは、火を見るより明らかだ」
グリーは決意を固めた瞳で獅子の体を撓らせ、大気が竜巻くほどの旋風を巻き上げていた。
「タイミングは貴様に合わせる。いつでも来い」
「わかった。十六夜、お前もすぐに準備しろ」
「・・・・・・・」
無言のまま十六夜は手綱と槍を強く握りしめる。
「・・・・・篝、お前の言っていることは正しいが俺はお前のそういう考えは嫌いだ」
「好きなだけ嫌えばいいさ。行くぞ」
俺はレーヴァテインの刀身に炎を纏わせ、それを限界までデカくする。
「突っ込め!グリー!」
一直線に炎を射出させレティシアもどきを燃やしながらグリーはその道を雄叫びをあげながら突っ込んで行った。
あの調子なら問題はあるだろうが十六夜は大丈夫だろう。さてと俺も耀を捜しに行くか。
「感覚共有。対象者を耀に」
さて、今、耀がいる場所は・・・・・。
一方、耀たちは吸血鬼の古城・黄道の玉座にて、"六本傷"頭首・ガロロ=ガンダックと"ウィル・オ・ウィスプ"のジャックたちがゲームをクリアするために動いていた。そして、耀は十二個目の欠片をはめ込むとレティシアの口からゲームは再開されと告げられると同時、巨龍が再び動き出した。だが、耀は完成した解答に至る最後の答えに辿り着くことが出来た。
「みんな、今すぐ蠍座と射手座の間にある星座を探して!もしも城下街がそのまま天球儀を示しているなら、その中間点に最後の正座が――――――!」
『―――――其処までだ、小娘ッ!!』
勢いづく耀たちの出鼻を挫く様に、玉座の間の窓をぶち破る敵影。ジャックはランタンを取り出してありったけの業火を召喚する。
『ヌルイわッ、木端悪魔がァ!!!』
しかし、敵影は身動き一つでその業火を打ち払い、巨大な腕でジャックを回廊へ続く階段に叩きつけた。
「ジャ、ジャックさんが・・・・・・!」
「キリノ、駄目だ!逃げて!」
耀は冷や汗を掻きながら叫ぶ。
「く・・・・黒いグリフォン・・・・!?」
キリノが見上げるのは、全身が黒く黒く塗りつぶされた鷲獅子だった。しかし、何より印象的なのは、頭上にある龍角と胸元に刻まれた"生命の目録"だった。
「グ、グライア・・・・・生きていたのか・・・・・!?」
『久しいな、ガロロ殿。継承式で別れて以来か。・・・・・しかし今はお前に構っている暇は無いッ!』
恫喝し、黒翼を羽ばたかせ、突風でガロロを壁に叩きつけるグライアは嬉々として耀を見た。
『嬉しいぞ、コウメイの娘。よもや解答に辿り着くのが本当に貴様であったとは・・・・・・この星の巡り合わせに感謝せねばなるまい!』
「・・・・な、何を、」
『我が名はグライア=グライフ!兄、ドラコ=グライフを打ち破った血筋よ!今一度、血族の誇りに決着を付けようぞ―――――!!』
グライアは気焔万丈の雄叫びを上げ耀に襲いかある。辛うじて避けた耀は他のメンバーに叫んだ。
「この人の狙いは私だ!皆は十三番目の正座を探してッ!」
「だ、だが耀お嬢ちゃん!」
「早く、行って!」
声を荒げて退くように訴える耀は旋風を巻き上げ外へ出る。だが、相手との実力差を理解した耀は持てる力を費やし防戦に徹した。
(城下街の市街地なら簡単には見つからないはず・・・・・!)
遮蔽物に身を潜め時間を稼ぐ耀。しかし、グライアは隠れ潜む耀を嘲笑う。
『フン、時間稼ぎか。しかしこの程度の事で姿を隠しきれると思っているのか!?』
刹那、グライアの肉体が変幻し、首筋から三つの頭と顎が生え、やがて巨躯の猛犬へと姿を変幻した。
『・・・・其処かッ!!』
巨大な顎を開き、炎の風を襲わせるが耀は腐屋から逃げ出し、空へと飛翔するがグライアも大気を踏みしめ一瞬で耀と距離を詰め、襲い掛かるが耀はそれを既の処で躱す。連続して襲いかかってくるグライアに耀は時間を稼ぐため逃げるがグライアが行く手を阻んだ。
『・・・・解せんな。何故、"生命の目録"を使って変幻しない?そのギフトを使えば勝てぬまでも、防戦に徹する事は不可能ではないはず』
「・・・・変、幻・・・・?」
肩で息をしながらオウム返しに問い返す耀にグライアは一層不可解だと瞳を細めた。
『小娘。よもや貴様、そのギフトが何か知らぬ訳ではあるまいな』
「え・・・・?」
『その"生命の目録"は生体兵器を製造するギフト。使用者は例外なく合成獣となり、立種族との接触でサンプリングを開始する。・・・・・よもや、知らぬまま使っていたのか?』
耀は息を呑み、父に渡されたペンダントを強く握りしめる。
「接触して・・・・サンプリング・・・・・?」
『そうだ。先ほど組み合ったときに発した剛力。それは巨人族の物だ。お前にも覚えがあるだろう?数日前に"アンダーウッド"を襲った時に戦ったはずだ』
今度こそ耀は呼吸が止まったと思った。グライアの言葉通り、耀は巨人族に叩き落とされた覚えがあったからだ。
『・・・・・ふん。いっそ哀れだな、小娘。よもや己も知らぬ間に、父の手で怪物と化していたとは夢にも思うまい』
「―――――っ、黙れッ!!」
痛みが忘れるほど憤怒で踏込、グラウァを下顎から蹴り上げる。しかし、グライアはケリの方向に跳び上がったまま空を駆け、耀の頭上から一層の憐れみを込めた声で。
『このまま生きていたとしても、己が怪物性に目覚めて苦しむだけだろう。せめて最後は、貴様の父が造りだした業の片鱗を垣間見て逝くがいい・・・・・!』
グライアの龍角が、彼の総身を包むように灼熱の炎を放出し始める。そして、黒い鷲獅子の姿は完全に消え、炎の嵐から、巨大な四肢と龍角を持つ黒龍が顕現した。
「・・・・・鷲獅子が、龍に・・・・・!?」
『これが貴様の父が造りだした業の片鱗。そして、"生命の目録"が持つ、真の力だッ!!』
黒い西洋龍となったグライアは口内に炎を蓄積し、熱戦として城下街を焼き払った。着弾した場所から竜巻くような炎の嵐が起こり、城下街の一帯を焦土へと変えていくなか耀は旋風を纏い自身の身を守った。
(このッ・・・・!)
しかしそんな防備は焼け石に水だ。炎の竜巻に巻き込まれた耀は、為す術もなく廃墟の瓦礫と共に巻き上げられて叩きつけられた。
『抵抗しなければ容易く死ねたものを。下手な足掻きは己の格を下げるぞ、娘』
「そんなこと言われても、困る」
手足もしびれ、火傷の痛みも残り少ない体力もどんどん削られていくなか、グライアは熱を収束させ、憐れみの籠った瞳でトドメを刺そうと近寄ろうとした時。
「怪物ねぇ・・・・・」
「「っ!?」」
突然聞こえた第三者の声にグライアと耀は声のする方向へと視線を向けると。
「・・・・・篝」
「ああ、まだ無事みたいだな、耀」
腕を龍化させ、レーヴァテインとイージスを持ち、平然な顔をしながら現れた篝の姿がそこにいた。
『小僧。確か貴様はあの小僧の』
「ん?ああ、そうだ。誠の兄、霧谷篝だ。弟が世話になってるな」
何食わぬ顔で話す篝だがグライアは横目で篝に告げる。
『去れ、小僧。今はお前に構っている暇などない』
「いやいや、そういう訳にはいかないんだよね」
篝はレーヴァテインを振り上げ炎をグライアと耀の間に炎を走らせ、篝は耀のところに行く。
「悪いな、耀。遅くなって。お前は休んでいろ」
篝はイージスを耀に渡すとすぐにグライアと向かい合おうとするがその前に耀に告げた。
「耀。さっきの話大体は聞かせてもらった」
「・・・・・・・・」
その言葉に黙り、体を震わせる耀。そんな耀に篝は優しく頭を撫でた。
「安心しろよ、例えお前がどんな姿になろうが俺たちにとってはお前は春日部耀だ。それ以外何者でもない」
「・・・・・篝」
その言葉に薄らと涙を溜め込む耀。
「それには怪物や化物っていうのは姿形じゃない」
篝はグライアに向かいながら耀に告げる。
「見せてやるよ。本当の怪物を、化物の姿を」
僅かに哀しみの声も混ざっているかのような声に耀は嫌な予感がし篝を止めようとしたがもう遅かった。
俺は嗤う。狂ったように嗤う。壊れた人形のように嗤う。死人が嗤う――――――――――そして、堕ちる。
「ッッッ!!!」
グライアは何かを感じ取ったのかすぐに篝から距離を取ろうとしたがもう何もかも手遅れだった。空から黒い
『ギフトゲーム名"狂気と狂乱の舞踏会
・プレイヤー一覧
グライア=グライフ
・ホストマスター側 勝利条件
なし
・プレイヤー側勝利条件
ホストマスターの殺害
・特殊ルール
ホスト側、プレイヤー側は以下の通りを強制的に与えられる。
第一、"痛み"
第二、"苦しみ"
第三、"恐怖"
第四、"消滅"
第五、"嘆き"
第六、"絶望"
第七" "
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスター名の下、ギフトゲームを開催します。
" "印』
『黒い・・・・
突然現れた黒い
「さァ、サぁ、サァ!楽死イ、愉シイ、
篝は両手を広げ大声で嗤っていた。