ダーマ大神官であるフォズの毎日は、多忙であった。
ダーマ神殿の存在理由と言っても過言ではない転職の儀は当然のこと。転職を司る存在としてその相談にも親身に応え、訪れた転職者の健やかな転職をサポート。また、神殿の運営についてを神殿長と、防備については親衛隊長に就任したカシムとの協議。その他にも、他者に頼れるところは頼るとしても、神殿の長であるフォズにかかる仕事量は膨大であった。
ほんの数ヶ月前までダーマ神殿は魔物に占領されていたのだ。汚された信頼の回復や二度と同じようなことがあってはならないよう警備の強化。魔物の襲撃、占領によってもたらされた傷跡の修復により、以前よりもさらに多忙な日々を過ごすこととなっていた。
また、神殿の地下に残されている魔物たちが築いた決闘場のこともあった。強い闇の力が充満する空間は、転職の聖なる力で清められた神殿のためにも早急に封鎖、埋めてしまわねばならない。そのための準備もあってか、転職の再開から数ヶ月が経過したというのに、フォズの仕事量は一向に減らない、むしろ増えるばかりだ。
転職の儀を行える天賦の際を見出され、まだ幼いにもかかわらず大神官の地位に就いた少女には、その日々は苦労の連続と言うだけでは到底表せないものであった。
けれど、それも少しは落ち着いた。
「ふぅ……」
ダーマ神殿の大扉が閉じられる。それが、一日の転職の儀の終わりの合図であった。おそらく、空はもう茜色に染まりきり、徐々に宵闇へと塗りつぶされていくのだろう。連日の激務の疲れを最も感じるこの時間に、フォズはよくため息を吐くようになっていた。
祭壇の上は大神官の聖域だ。広く作られた転職の儀の場である祭壇の中央は下からも見えず、フォズが誰にも見られることなく素になれる数少ない場所だった。
ただ、そうやって吐く溜息も、以前よりかは趣が変わった。溜まり切った疲労を吐露するというよりかは、一日の終わりに安堵するような、一仕事終えた清々しさを含むものだ。
祭壇から降りれば、次にあるのは神殿を支える裏方としての作業。神殿長にあらかたを任してしまえるようになったとはいえ、神殿の真の長であるフォズの仕事がなくなるわけではない。むしろ、フォズの力だからこそやらねばならないこともある。
先日、再び訪れたアルスたちの協力を得て神殿地下の決闘場に巣食う闇の力を封印することに成功した。そのおかげでカシムの想い人――ネリスを蝕んでいた闇も晴らされた。彼女は回復しつつある。
――今日のご飯は何かしら。ネリスさんのご飯はおいしいから……。
ネリスは回復してすぐ――さすがにカシム達に数日の療養を強要されたが――神殿の給仕場の仕事を手伝いたいと言った。ネリスの性格上、他人に何もかもまかせっきりというのは性に合わないのだろう。カシムが手に入れてくる良質な薬や設備の整った神殿での養生で、彼女の持病もだいぶ収まってきてはいる。だから、ネリスの神殿の雑務に取り組もうという意思を否定することはできない。
そんなネリスの料理は、ふきだまりの町で暮らしていたとは思えないほどおいしい。彼女曰く、好き嫌いの多かった弟と二人で暮らすには料理の腕を上げるしかなかったらしい。その腕前が、長い幽閉生活に甘んじてきたフォズの胃をがっちりつかんだのだ。
そういえば、とフォズは今しがた脳裏に浮かんだネリスの弟のことを思う。転職の儀が再開したその日に戦士に転職し、ネリスに別れを告げることなく去っていった少年。あれからもう数ヶ月が経過していた。共に生きてきた姉の傍を離れ、たった一人で旅立った彼は、今どうしているのだろうか。
ネリスは回復する前はしきりに、回復した今でも弟のことを思っている。
『私、ザジに甘えてたんだわ』
ザジが去ったと知り卒倒した彼女は、意識を取り戻した後に、そう呟いた。
別れ際の喧嘩の際、ネリスは「ザジがいなくたって生きていける」と言った。けれど、結局彼女の身体はそんな強がりをかき消し、再びベッドの上に逆戻りさせてしまった。一人で歩くことすら困難になってしまった自身を顧みて、ザジの存在の大きさを思い知ったのだ。
今のネリスにはカシムがいる。彼女を支え、共に歩もうと本気で想い、実行する人がいる。けれど、カシムは肉親ではない。気心を知り、何の隔たりもなく接することができるのは、ただ一人の弟であるザジだけだ。
ザジだからこそ、ネリスは強がっていられた。姉としての自分を心に置くことができた。そんな一つの立場を失って、ネリスは大きく揺らいでいる。
今ではザジの想いを自分なりに理解し、気丈にふるまっているが、本当はまだしこりが残ったままだろう。
「私が踏み込むことではないけれど……」
何か、力になれないのだろうか。
フォズが激務で疲労していく中、それを最初に癒してくれたのは、ネリスが作ってくれた料理だった。仕事が終わった後に談笑することも増えた。彼女はまだ大神官としてフォズを見ているかもしれないが、フォズにしてみればネリスは少し年上の友人になった。そう、なったのだと思いたい。
その時だった。祭壇を上がる足音が聞こえてくる。さすがに業務が終わった後で長居しすぎただろうか。いつまでも降りてこないフォズを不審に思って、カシムが声をかけにきたのだろう。
先ほどまでの思考をいったん頭の片隅に追いやり、フォズは部下に見せるための顔を作る。
「すみません、今戻ります――」
そう声をかけながら、祭壇の下に向かおうとしたフォズにの前に、上がってきた人影が現れる。
どこか幼さを残した茶髪の少年と、ネズミ顔の盗賊風の男。それに、全身を身の丈に合わないマントとフードで隠した子供と思しき小柄な者。
「あの、もう時間過ぎちゃったかもしれないですけど、転職、させてもらえますか……?」
少しバツが悪そうに転職を希望してくる少年に、フォズは小さくクスリと笑った。ちらりと階下を見ると、警護役のはずのカシムがいない。ということは、そういうことなのだろう。
「構いませんよ。特別サービスです! ――さん」
小さく小首をかしげながら笑い、フォズは祭壇の中央へ彼らをいざなった。
***
「もう、カシムったら……」
頭の三角巾、そしてエプロンを調理場の壁掛けに戻し、ネリスは軽快な足取りで祭壇の間に向かってきた。
「夕食ができてたらフォズ大神官を呼びに行ってきてって、親衛隊のあなたの仕事じゃないの?」
今日の夕食もきっとおいしい。そう確信をもって鍋の蓋を閉じたところで、なぜかカシムがそう言ってきたのだ。肝心の彼は今手が離せないとかでさっさと出て行ってしまった。
「まぁ、別にいいけど」
ネリス自身、フォズに会うのが楽しみになっているのは否めない。
ザジが出て行って、それが自分との喧嘩が原因だと悟った。そして、ザジをこの場から追い出してしまったのが、他でもない自分なのだということも思い知った。
そんなつもりはなかった。ただ自分は姉で、ザジは弟だ。姉なのだから、いつまでも弟に迷惑をかけてはいられないという想いがあったのはもちろんで、ザジが望む生き方をしてくれるのはうれしいことだ。もちろん、自分の病気の世話なんかで満足されたくもなかった。
けど、黙って出て行って欲しかったわけじゃない。ザジは弟だ。些細なことで喧嘩したりはあっても、本気で嫌い合うことなんてない。人生を歩んでいく上での道を違ったとしても、たまに会ってお互いの近況を話して愚痴り合ったりする。そんな、普通の姉弟でいたかったのだ。
ザジが出て行って、そのショックで歩けないほどまでやつれてしまったネリスを支えたのはカシム、そしてフォズだった。
ネリスよりも幼い身でありながら、大神官としての職務を立派に果たしている彼女に、ネリスは尊敬の念を覚えた。同時に、カシムやほかの神殿騎士、神官たちが彼女を慕う理由を理解した。ネリスもまた、回復したら少しでも彼女の助けになりたいと思うほどに。
料理は好きだ。病状がいい時に作ったら、ザジは「休んでていいのに」とブツブツ言いながらも、とても嬉しそうに食べてくれた。その笑顔が、弟に世話をかけてばかりと感じていたネリスの恩返しであり、病気に負けないための心根になったのだ。
同じように料理をして、フォズはとても嬉しそうに食べてくれた。それ以来、フォズとは夕食の席を共にするようになった。年の近い同姓というのはもちろんのこと、ザジがいなくなった代わりに妹ができたような気分でもあったのだ。
けれど、フォズは大神官だ。本当はもう少し年下の友達のような気持ちでもあったが、彼女はダーマの大神官だ。そして、ネリスが憧れるほど、強い
「さぁてと」
祭壇の階下まで来て、ネリスは気合を入れなおす。フォズが神殿地下の闇を封じてからの一ヶ月で体力はだいぶ戻ってきたが、それでもこの祭壇の間に上がるのには一苦労だ。以前ならこれだけの運動でも病気の発作が襲ってきたのだが、今は気合を入れて、注意しながら登れば、何とかなる。
今日のご飯は山菜を焚きこんだお米とお漬物。フォズは一見質素な料理を好む。その辺の野草とか、山で取れたキノコなど、山の幸が好みらしい。ネリスの培ってきた貧乏料理を満面の笑みであっという間に完食したのだ。
きっと、今日のメニューを教えれば、最上の笑顔を見せてくれるのだろう。
ゆっくり、一歩ずつ、確実に、ネリスは祭壇を上がっていく。一歩進むたびに、壇上での話し声が聞こえてくる。聞こえた声に、なぜか心臓が強く鼓動した。
まさか、そんなはずはない。
そう考え、努めて冷静な口調を心に決め、ネリスは壇上に上がった。
「フォズ大神官、お夕食の準備ができ――」
そこで、言葉が詰まった。
少し疲れ気味の、難しい表情。小生意気なと誰もに言われそうな釣り気味の瞳。ネリスのそれとはまるで違う、明るい茶色の髪。けれど、その特徴はどれもがネリスの知っている弟とうり二つで……。
「ザジっ!」
ネリスはここまでの慎重な足取りをやめ、駆け足で祭壇の中央まで向かう。そして、その場にいた誰にも目をくれず、ただ弟を抱きしめる。
「あなた、どうして勝手に……、なんで、ここに……」
「あ、うん……、ごめん姉さん」
「ごめんって、それは私こそ……」
なすすべなく捕まったザジは、複雑な顔をしながら、一言謝罪の言葉を告げる。ネリスも同じように言葉を返そうとし、けれど告げられなかった。言葉が続かなかったのだ。
ネリスはザジを抱きしめて感涙し、ザジは、ただなされるがままだった。
***
「まったく、苦労をかける」
祭壇に上がったカシムは、やっとわだかまりの解けただろう姉弟の姿を目にし、小さく肩をすくめた。そして、感動の再会を邪魔しないようにと離れていた小男に敵意の視線を向けた。
「まさか、ザジが君を連れてくるとは思わなかった」
「なーに、おれも色々得るもんがあったからな」
カシムに敵意を向けられた小男――ドンホセは邪魔にならないようにと引っ張ってきた小柄な人物を抑えながら言葉を返す。
「だが、私は君を許すつもりはない」
「わかってるよ。おれは、あんたらを嵌めて魂砕きに手を出したんだ」
カシムの瞳が鷹のように鋭くなる。それと極力視線を合わせないよう身を逸らしながら、ドンホセは呟く。
「あんときは、おれは余裕がなかった。魔物どもにはめられて、どうにか逃げ出したい一心だったさ。ってのはまぁ、どう言おうと言い訳なんだがな」
ダーマが占拠されてすぐのことだ。状況を打開するために、カシムはふきだまりの町にやってきた旅人の数人を率いて大神官奪還に乗り出そうとしていた。幽閉先の調査、ダーマの現状、魔物の目的、それらを暴き、速やかに状況を好転させようと画策した。
けれど、確かな仲間意識が芽生えたメンバーは奇襲を受けた。仲間だったドンホセによって、魂の剣を使って。
ドンホセはそれなりの経験を得た盗賊だった。けれど、彼がその時得ていた【盗賊】と【羊飼い】の職による身体能力では、魔物たちの支配を抜けられないと諦観していたのだ。
そんな時に訪れた千載一遇のチャンス、今なら魂砕きを成し遂げられる。ドンホセは、躊躇の末に実行に移した。その結果、ドンホセがダーマの地獄から抜け出られたかどうかは、言うまでもなかった。
「おれはケチで、小心者で、自分優先の汚い盗賊だ。けどよう、良心の呵責ってのはあったみたいでよ。そんなおれにザジは信じるって、頑張ろうって言ってくれたんだ。そしたら、なんか嬉しくなってな。今度こそは自分に負けねぇ、こいつについてくって決めたんだ」
「ザジが? そんなことを?」
「あいつも、
そう言ってドンホセは抑えていた小柄な人物のフードを浮かせる。その下に覗いた顔―――くびかり族の漆黒の顔に、カシムは反射的に利き手を腰の剣に伸ばした。が、当のくびかり族からの敵意がないことを理解し、ゆっくりとその手を放す。
「本当に、どうしたらザジがこうまで変わるんだ?」
「根っこは変わってねぇぜ。ひでぇ毒舌家だ」
にやりと笑みを浮かべるドンホセに、カシムは警戒を緩めない。彼にされたことは、それほどのことだ。当然である。
「謝っても済まねぇことをした。だからこそ、おれにその贖罪の時間をくれないか。あいつと一緒に、できることをする。真人間として、やり直してぇんだ。今度こそ」
ダーマは転職を司る場所だ。
生き方を決め、新たな人生に向かって旅立つための巣立ちの地。姉という枷を外して旅立ったザジは、新しい生き方を思索、模索の日々を送りながら、こうしてこの場に戻ってきた。そして、再び旅に出る。
ドンホセもまた、旅に出るのだろう。
「ドンホセ、そろそろ転職を始めるよ」
「ん? もういいのか?」
「話はあとでたっぷりする、ことになった」
ザジは少し疲れた、けれど憑き物の落ちた顔でそう告げる。「そうかい」とドンホセは返し、彼の隣へと向かう。くびかり族も一緒だ。
「もしも私の弟に手を出したら、分かっているな」
歩いていくドンホセの背に、カシムはそう一言投げた。ドンホセは神妙な顔で、小さく、しっかりと頷く。
ザジが片膝をつき、その横でドンホセも同じように膝をつく。泉を背にしたフォズはそんな二人を見つめ、ゆっくりと転職の始まりを告げる。
「さぁ、ザジ、ドンホセよ。望みし姿の気持ちになって祈りなさい」
ザジとドンホセは、それぞれで思い描いていた新たな職を心に刻み込み、祈りをささげる。
ダーマは旅立ちの地。古い自分を知り、新たな自分を描き、更なる旅路へといざなう止まり木だ。新しい生き方、これからの人生を想い、望みし誰かになることを誓う。
「おお、この世の全ての命を司る神よ! この者たちに新たな人生を歩ませたまえ!」
フォズの魔力が収縮し、背後の泉へと吸い込まれ、光を増していく。そして、荘厳な言葉と共に、その日最後の転職の儀は、成った。
***
翌朝早く、まだ神殿の業務が始まるよりも早く、ザジとドンホセは神殿の入り口に立った。
「もう行くのか?」
扉に手をかけたところで声をかけられ、背後を振り返る。そこには、カシムとネリス。それにフォズが立っていた。
「話は昨日で済んだだろう」
「相変わらずだな、久しぶりの再会なんだ。まだまだ話したいことはあっただろう?」
「もう十分だよ」
そう告げたザジはネリスに視線を向ける。ネリスは小さく頷き、手に持っていた包みをザジに差し出す。
「なにこれ」
「お弁当よ。みんなで分けれるよう、たくさん作ってあるから」
「また無茶をして……。カシム、姉さんに無理をさせるなよ」
「分かってるよ」
カシムは肩をすくめながら苦笑する。ネリスにお弁当と言われた時、ザジの顔に今まで見たことのない笑顔が――一瞬だが――咲いていた。いつぞや聞いたネリスの料理のとりこになっているザジは、どうやら本当らしい。
「ザジさん」
話が終わったところで、今度はフォズがザジに歩み寄った。
「お気をつけて」
「……分かってます。あれは、本当に必要な時以外は、使いません」
ザジはこれまでにない神妙な顔つきでフォズの言葉を噛み締めた。
「あなたの旅路は、とても険しいものでしょう。もしかしたら、あの方々の使命に関わるのかもしれません。ですが、あなたにはあなたの仲間がいます。それを、どうかお忘れなく」
「そうですね。……ちょっと曲者だけど」
一言毒づいて、その相手を見る。ドンホセはネリスに手を取られ固まっていた。
「ドンホセさん。手のかかる弟ですが、よろしくお願いしますね」
「は、はひ! ももももちろん、このおれ――いやいや、わたくしにお任せくださしゃい!」
「お願いします。あなたもね」
小さくかがんで笑いかけられ、それを受けたくびかり族もぶんぶんと大きく頭を縦に振っている。
「ザジ、オレのオサ。セワにナル、オレのホウ!」
片言ながら返事を返すくびかり族と固まっていたところをカシムに睨み殺されそうになってカタカタ震えだすドンホセ。二人の仲間にザジは「はぁ」とため息を吐く。
「ほら行くよ。ドンホセ、ネク」
「お、おおう!」
「ワカッタ、オサ!」
腰に破邪の剣を佩き、新調した軽鎧に身を包んだザジはダーマ神殿の立つ山を下りていく。
のびのびと、軽快にダーマ神殿のある山を下っていく彼らの行く先を、昇り始めた朝日が照らす。
「なぁザジ、さっきの弁当うまそうだよなぁ。昼飯が楽しみ――」
「やだ。あげないよ」
「なんでだよ! おめぇのねーちゃんみんなの分って言ってたじゃねぇか!」
「姉さんの弁当は僕のだ。君はその辺の野草でも食べてなよ」
「オサ、オレのハ?」
「ないよ」
「オサァ……」
「部下を泣かす長は失格だな。今に下剋上、首を狩られちまうぜ、なぁザジ」
「しょうがないな。ネクは食べていいよ」
「なんでだよ!」
見送るネリス達にも聞こえてくるほどやかましく山を下っていく三人。
その姿に、ネリスは目を細めた。今日がきっと、ザジの本当の旅立ちだ。本当の意味で、ネリスへの未練を断ち切り、真に自分のために人生を歩み始めた瞬間なのだ。
これからは私も……自分の人生を生きるんだ。
隣で「やれやれ」と言葉を零しながら見送るカシムを想い、ネリスは一歩前に出る。
「ザジ、いってらっしゃい!」
「……行ってきます。姉さん」
大きく手を振る姉に小さく片手を振り返し、ザジは新たな旅に出る。
新たな旅立ちの証たる武具に身を包んだ体は、とても軽かった。
1時間後の21時01分に本章のあとがきを投稿します。
良ければそちらもご覧ください。