SSC ー学校生活支援部活動記録ー   作:吉兎

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今回、早めに投稿出来ました。
けど、次は何時になるか分かりません。

そんなこんなの続きです。


世間ってのは結構狭いもの

自分は底知れぬ怒りを感じていた。何故毎回あの野郎は大事なことを言わないのだろうか…

 

時は数時間前まで遡る

 

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「誤魔化してもダメみたいですね。何故本名を知ってるんですか、そして兄さんの名前も、教えろ。」

「ま、ままま、待って。確かにちょっとからかおうと言っただけなのに、ほんと待って。そんな怖い顔しないで。」

 

俺がどんなに表情をしているかは分からないが睦月先生は顔を真っ青にして怯えていた。

こっちとしては、そんな事を言われて、待てるほど冗談じゃ済まされないことを言われてる。なぜ知っているのか知らんけど答えるまで気を緩めないだろう。例え、兄さんの恋人だからと言われても俺は辞めないだろう。

 

「苗字ひとつで何を怒っているんだ、と思っているでしょうが、こちらとしては信頼とかそう言うのに関わる重要な事なんで、今すぐ話して下さい。さもなくば……」

「さもなくば、なんだ?真澄。俺の知り合いを尋問して刑事ごっこか?」

 

その声を聞いて俺の怒りも落ち着いた。は?友人?しかも何でここに

 

「何でここに居るんだよ兄さん。」

「はぁ、あのな、むっつん。真澄がこうなるから本名で弄るなと言ったんだぞ…あの顔みて少しは反省したろ。今後はいいかもしれないが、真澄にとって最初の好感度は最悪になっただろうな。」

 

うん。友人なのはわかったよ。呼び方とか絶対兄さんが普段使わない渾名で呼んでるしな。で、

 

「だからなんで、兄貴が居るんだよ!!」

「うわっ、いきなり大声出すなよ。びっくりするだろ。」

「びっくりしてるのはこっちだ。1から話してもらうぞ!」

 

このブラコン兄貴は俺の大声にやれやれといった表情を浮かべながら、近場の椅子に腰をかけた。

 

 

 

「むっつん。元い、宮坂睦月がお前の事を知っているのは、俺が全部教えたからだ。何時もは口が堅くて誰にも言わない人なんだが、ここの顧問になったってメール貰ってまさか、と思ったらそのまさかだ。苗字の話もますみ本人の前ではするなって言って散々釘刺したのに結果はこうだ。」

「それはさっきの兄さんの話で、だいたい分かってる。で、なんでここに来たんだ。俺を迎えに来たって訳じゃ無さそうだし。」

「え!?可愛い弟の部活を見学しちゃダメ?むっつんも顧問だし、これで出入りしやすくなったから。」

「聞いた自分が馬鹿だった。」

「まぁそう落ち込むなって、それも本心だけど、今回はむっつんを迎えに来た。」

 

へ?迎えに来るってどういう関係?自分が不思議そうに首を傾げたの見たのか、睦月先生は口を開いた

 

「私とゆうくんはこの高校で知り合ったのそこからの仲。勿論、京も知り合いだよ。何時も3人で行動してたし、大学も皆同じ。2人は仙道の会社に行ったけど、私は母校で教師になったって訳。それで、今日は大切な日だから、君に挨拶にね。ゆうくんの兄弟に実際会うのは君と綾愛ちゃんだね。」

「そうなんですか、姉さんもご存知なんですね。」

「うん、結構仲良いよ。」

「そうですか、それで、今日が大切な日ってのは?」

 

自分がそう言うと2人ともモジモジと身体を動かし、徐々に赤面していた。その後先生が首元にかけてあるけネックレスを自分にみせてきた。兄さんも手を甲をこちらに見せてきた。兄さんの手には今朝見た時にはないシルバーのリングが薬指にあった。睦月先生のネックレスにも同じものがあった……

 

「兄さん。マジですか…」

「マジだ。今朝、婚姻届を出してきた。」

「親への挨拶とかは?」

「それはとっくに終わってる。」

「俺ら兄弟には何も言わずにか?」

「それは済まない。本当に申し訳ない。」

 

自分は呆れた感情と同時に底知れぬ怒りが湧いてきた。

 

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それで今に至る。何故重要な事をこの兄貴は伝えないのだろうか、これが1度や2度ではなく毎度なのだから、さすがに頭にくるのだ。

 

「兄さん。結婚を俺らに伝える気はあったのか?」

「あったさ。今週末のパーティーは結婚報告だから。ほら、見合い話とか結構来てたから、そういうのは金輪際ってことでっていうパーティーなんだけど、お前ら来ないじゃん」

「何故!それを誘う時に言わないんだよ!言ったら姉さん達も飛んで来るってのバカなのかそれ、意味あんの!?」

「サプライズって、いいなぁって……」

「マジもんの馬鹿じゃん、もう呆れてなんも言えねぇやクソ兄貴。サプライズていうのは建前でホントはただのヘタレじゃないのか?」

 

馬鹿だのヘタレだのという事がグサッときたのか、兄貴は俺から嫌われたとも思い、シュンとして項垂れている。俺ら姉弟からの罵倒がこのブラコン兼シスコンには効くのだ。これで反省もするだろう。

睦月先生も慰めにまわっている。

 

「で、睦月先生はこんなブラコンで良いんですか?」

「うん、こういう所も結構好きなんだよ。私一人っ子だからね。君達兄弟の仲に入れて欲しいとも思ってるから、今日は挨拶にね。これからはお姉ちゃんって読んでいいんだよ。」

「それは遠慮します。呼ぶのは高校卒業後とかですかね。すみません。」

「う、ちょっとショック。」

「仕方がないと割り切って欲しいのですが。おい、クソ兄貴。今日これから空いてるよな?」

「空いてるが…」

「俺らを除け者にした罰だ。今日は姉妹の前に質問攻めされろ。いいよな、何も知らされないよりは知っている方がいいし姉さん達もちゃんと祝いたいだろうから。」

「わ、わかった。」

 

その後、睦月先生を連れ自宅に帰っだから自分達は、兄さんの婚姻話を姉さんと神兎にして、兄さんと睦月先生はマシンガンのような質問攻めにあい、それを見た自分は怒りも飛ぶような爽快感を感じながら、その質問攻めを知らぬ顔をした。

今回は羽目を外して言わせてもらう。ははっ、いい気分だ。

 

 

マシンガン質問攻めは終わったようで、リビングでは女子会が始まっていた。自分達は女子会が始まる前に兄さんと、リビングから追い出され自分達は兄さんの部屋に居た

 

「あと3ヶ月で、この部屋ともおさらばだなぁ。真澄、今日はありがとな。妹達のうれしそうな顔を久々に見れたわ。」

「感謝される事はしてない。自分がしたい事をしただけ。お陰で兄さんのタジタジした所を見れた訳だし。」

「すみませんでした。」

「よろしい、とは言ってもまだ納得いってないからな。兄さんに恋人がいてしかも結婚までするとか、夢かと思った。」

 

実際そうだ。女性の1文字もなく、俺たちの面倒、大人になっては会社の引き継ぎや仕事に追われてたあの兄さんが、結婚するとは思わないのだ。多分姉さんも神兎も思ってないだろう。

兄さんも自分のその一言で笑いだして、その後一息ついた。

 

「確かにそうかもな。そりゃお前達には隠し通してたからな。けど、お前もあの質問攻めで聞いた通り、その夢と思われる中で、むっつんを好きになって恋人になって、それから長い年月を掛けて喧嘩したり、笑いあったりで、今の形なんだ。なんか先に幸せになって悪いな。」

「別にいいだろ。長男が先に幸せになっちゃダメなんて事はないだろ。けど、先に幸せ掴むのは姉さんかと思った。結婚まで秒読みっぽいし。」

「確かにそれもあるけど、お前、大丈夫か。あれから2年経つが、まだ許せないのか、自分自身が。」

「勿論。自分が未熟なせいで起こったんだ。だから、その人から許されるまでは。ってやめようぜ、せっかくの幸せムードが台無しになる。」

 

しんみりした雰囲気を変えたい自分は、寝るまで兄さんの惚気話を濃いめのブラックコーヒーと共に聞くのだった。勿論、その日は寝むれなくなりオールをしてしまうというオチをつけて。

 

 




さて、これで主人公も少しは動きやすくなったかなぁと思う私ですが、「京くん」やらなんやら散りばめましたが、「京くんに」ついてはすぐに回収されます。ホントすぐに、そのほかは結構後ですね。
あー早く篠原さんの依頼場面を書きたいけど、あと1話挟みます。
お楽しみに。

誤字脱字文章の文字抜けがあれば気軽に指摘してください。
感想も、気軽にして貰えるとありがたいです。
後、知り合いにも広めて貰えるととても嬉しいです。

いつもの欲張りセットですが、また次話会いましょう。

バイバイ
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