ソウルイーターRTA パイルバンカーデスサイズチャート   作:雑魚E

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評価バーが赤く染まった。

一方投稿者の顔は青くなった。




評価、感想、誤字報告ありがとナス!ハゲみになります




完走目指して頑張ります。

シュー……1か2くらいの投稿スピードを目指していきます(厳守するとは言っていない)


Part3:パートナー

やっとソウルをイートできるRTAはっじまぁるよー

 

前回はパトロールをしまくってようやく討伐課外授業を受けられるようになったところです。

 

討伐系の課外授業は常設ではないので無い時はパトロールでもしておきましょう。これまで通り登校→魂チェック→座学→課外→下校、後トレーニングを繰り返します。パトロールがそのまま悪人討伐に変わっただけですね。

 

ソロでの悪人の魂回収は目標30個以上50個以内です。

 

何故かと言いますと50個以上集めてしまいますとパートナーの強化が間に合いません。原作ストーリーは結構ハイペースで進んでいきます。修行してる暇はあんまりありません。

 

さらに早すぎてもパートナーがまだ弱い時期なので思うように動いてくれません。大幅に弱体化するとはいえまだ自分で戦った方が大分ましです。ですので固い悪人が現れてもごり押しできるステータスが確保される30個以上、パートナー強化が間に合うギリギリの50個以内としました。これを過ぎますとチャートが崩壊しますのでおとなしくリセットしましょう。(6敗)

 

いえ、出来なくはないのです。ただ原作が開始される頃には魔猫ブレア(クソメスネコ畜生)が活動し出しますのでパートナーとの絆が育まれていない状態だと猫の魂食わされて原作マカのように魂全没収されたりします。さらによしんばデスサイズになれたとしてもパートナーが戦いについていけず、どうしても強化が必要になって来ます。魂感知があるので魔女にも狙われやすくなりますしね。30個集める前に来るのは良いです、話しかけて放っておけばいいので。ただ他の武器に取られないように注意しましょう。

 

詰まる所回収した魂50個以内にパートナー見つからなければリセットです。

 

課外授業で出てくる悪人はランダム生成でそれぞれパワー、テクニック、スピードタイプがあり、さらに近距離、中距離、遠距離タイプに分類され、ほかにも色々な属性があります。攻撃偏向とかですね。慣れてくると行動パターンなんかがなんとなくわかってきます。今回の稼ぎのポイントは遠距離をどれだけ引かないかです。遠距離タイプは言うまでもなく遅延行為が盛りだくさんです。攻撃偏向が防御やカウンター、行動阻害に偏っていた場合は……もう気が狂うッ!(狂気感染土方)

 

さて課外授業一発目です。名目は……ダリル・J・クロスフォードの討伐、素手の連続殺人鬼の悪人を討伐せよ、件の悪人は非常に好戦的で体格が大きい、一撃に注意せよ。ですか。いいですね、素手なので近距離、好戦的なので遅延行為はほぼなし、パワータイプなのでそこだけ注意ですね。まぁホモ君のステータスではどのタイプでも注意しないとあっという間に床ペロします。では課外授業にイクゾー!(カーンカーンカカカカーン、デッ)

 

おばちゃんの小言を受け流して目的地に到着しました。フィールドは市街、遮蔽物が多いので遠距離でも安心!(時間が掛からないとは言っていない)赤っぽい魂反応はもうちょい先にいるようです。魂ゲージを溜めながら進みましょう。

 

居ました。ガチムチというかもはやダルマです。これマジ?上半身に比べて下半身が貧弱すぎるだろ……そんな膨れ上がった筋肉ではパワーがあってもスピードが殺されてしまうぞ……(CL)戦闘開始です。オッスお願いしま~す。

とは言っても職人もいない武器では満足に威力を出せません。的確に急所を爆破していきましょう。無理に強攻撃をあてに行く必要はありません。どうせダメージは微々たるものです。爆破はガード貫通なので怯み耐性が低い急所に当てていればいずれ体勢が崩れます。そこに変形攻撃を叩き込みましょう。ホラホラホラホラ、ホラホラホラホラ、はい 一発目~

 

顔面にパイルぶち込んだのに体力ゲージが2割ぐらいしか削れませんね。職人と一緒だともうちょいマシなダメージ出るんですが……レベルの低い職人のAIは酷いもので、すさまじい時間が掛かります。いや、ミフネとかこっちの入力を見てから超速反応の後出しじゃんけんしてくるのでAIが弱いわけじゃないんですが、初期状態のAIは酷いです。最終戦のブラック☆スターとかすごい頼もしいんですけどね。

 

と、話題がそれました。引き続き爆破小パンを顔面に叩き込んでいきましょう。初期AIではやってくれない戦法です。と、いうか上級AIでもワンパターンは好まない傾向にあるので上級でもあまり見ません。でも効率はいいです。多分これが一番早いと思います。はい二発目。

おっと、スタンが取れましたね。もう一発ぶち込みます。もう体力を半分以上削りました。相手は好戦的な性格なので突っ込んできます。遅延行為が無いのでRTA的には助かります。お前のことが、好きだったんだよ!(ストックホルム症候群)

 

おっと?カウンター気味に爆破が決まって体力が減りましたね。ごり押し出来そうなので強攻撃も狙っていきましょう。いい感じに体力が削れたので体勢を崩しましょう。よし、じゃあぶち込んでやるぜ!

削り切れましたね。工事完了です……魂をゴックンして帰りましょ。

 

戻ってきてデスシティの下宿です。今回はノーダメだったのでトレーニングをやりますが、体力が減った場合、きちんと手当をして十分な休息をとらないと次の日にダメージが持ち越されてしまいますので注意しましょう。明日からこれの繰り返しです。では動きがあるまで甥の木村、加速します。

 

 

 

 

 

…………動きがあるまで暇ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 す

 

  の

 

   で

 

     ぇ

 

       ~

 

 

 

 

み な さ ま の た め にぃ~

 

 

 

 

 

チャートについて、お話しします。

 

今回はパイルバンカーデスサイズチャートですがまず原作開始直前~直後程度にデスサイズになるように魂を稼ぎます。デスサイズになったからと言ってそれだけで鬼神に臨めるわけではありません。マカの様に特殊なスキルを持っているか、ブラック☆スターの様にクソ高いステータスが必要になります。

マカは【魂感知】に【退魔の波長】、さらに【勇気】を持ち合わせています。退魔の波長だけでも狂気を祓えるのに勇気が乗算されてまず狂気に落ちることはないでしょう。ソウルとの共鳴時【黒血】が付与されますがむしろメリットのみ適用される有様でまさに主人公と言えるでしょう。全部ポイントに還元してステータスに割り振ったら多分バケモノが出来ると思います。それぐらい所持スキルがレアスキルで溢れています。

 

逆にステータスの高さで鬼神に対抗していたのがブラック☆スターで、武器無しでもある程度戦えるほど高いです。原作ではエンディングで武器無しで何故か飛んでいました。ビームも弾くどころか掴んで投げ返していました。意味が分かりません。出来るのはブラック☆スターのみです。さすが玉も竿もBIGな男。

 

ホモ君はその間を狙っていきます。デスサイズの特殊能力、狂気耐性のスキル、火力に特化した武器種とステータス。MMOなどで言うダメージディーラーの役割を担ってもらいます。本来その役割はキッド君、ブラック☆スターですがどちらかと言うとブラック☆スターはタンクを兼ねてますし、キッド君もなんかいない時が多いのと中遠距離タイプなのでヘイト管理が被らないためホモ君をダメージディーラーにしました。

 

と、言うかそれ以外のマカのような特殊支援型だと稼ぎがしづらい。ブラック☆スターのような高ステータスは育成に時間がかかる。キッド君は言わずもがな死神です。オリジナル主人公では取得できないスキル【死神】を持っています。必然的にある程度形になるのが早く、ストーリーを突っ走れるダメージディーラーのメイクになりました。私は検証班では無いのでもっと効率のいいプレイがあるのかもしれませんが完全なチャートを作って走ってしまったら後続の走者が少なくなるので私が一番やりやすい形のチャートになりました。

 

皆も自分のチャート作って、RTA、しよう?

 

 

 

 

…………なんで?(殺意)嫌だって言っても君はするんだよRTAを(スタンド攻撃)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ時間が余っていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 す

 

  の

 

   で

 

    ぇ

 

     ~

 

 

み な さ ま の た め にぃ~

 

このような どうがを ごようい しました~

 

(例のBGM)

 

どこかで見たことある巫女「ぷは

おっと、等速になりましたね。きっと凄腕イケメンパートナーが……

 

 

 

 

ファッ!?回収魂45個!?やべぇよ、やべぇよ……ものすごい…朝飯食ったから……(意味不明)

まだあわわわわてるるようなじじじ時間じゃないです(錯乱)。残り5回のうちにパートナーを引けばいいんです。あ、今終わって残り4回。あっ、ふーん(SBYRN)ダメみたいですね(諦め)

 

ん?投稿してるという事はこの後パートナー来る事確定してるんだから白々しい演技はやめろって?

 

 

…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

うるせぇ!(豹変)

 

 

休みの日に前日から固形物を控えてまでRTAに臨んでガバ運で一日がふいになる気持ちが分かるか!?

あなたには分からないでしょうけどねぇ!?平々凡々とした、RTAを投稿して、本当に、誰が走っても一緒や、誰が編集しても。じゃあ俺がぁ!動画作成して!!このRTA界隈をォンフンフンッハ、コノ、コノアールァアアアアアアアアア↑↑↑アァン!!!!!! アゥッアゥオゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン! コノハシリォァゥァゥ……ア゛ー! コノキロクヲ… ウッ…ガエダイ!コノ一心デェ …ハァハァ…一生懸命訴えてぇ、RTAに…縁もゆかりも無いゲーマーの皆様に期待されて、やっと!完走に!!なったんですぅ!!!(バンバンバン←机を叩く音)

 

 

 

 

……スゥー(ニチャ…)

 

 

失礼、取り乱しました。

フゥー、スっとしたぜ。おれは椿やソウルに比べるとチとCOOLじゃない性格でな~~激昂してトチ狂いそうになると泣きわめいて頭を冷静にすることにしているのだ。

 

 

そんなこんなしているうちにもう47個目回収しました。この時私は頭がピリピリして息が浅く早くなり、手が震えていました。そう、ソシャゲでウン十万溶かした時と同じ心境でした。いや、良い歳した社会人が貴重な休日にオムツ履いて下から色々駄々洩れにしながらゲームしてるのでこっちの方がダメージは大きいかもしれません。いや、まだ漏れてないですけど。震える手を制御しながらパートナーを探します。(流れが変わりそうなBGM)

 

 

 

 

66%、41%、59%、23%、74%…………94%。

 

 

 

 

 

 

94%!!(完全勝利したBGM)

 

 

 

 

 

やったぜ。(変態糞土方)やったぜ!(変態糞サイヤ人)やったわ。(変態糞娘)

 

 

やっと肩の荷が下りました。ですが油断はできません。話しかけてパートナーがいないかどうか確認しましょう。パートナーが居るのか?俺以外の武器と……お前のパートナーは、俺だと思っていた……今夜は、返したくない。テレレレレレレー↑↑(迫真)

あ、居ない?そう、よかった。君いい体してるねぇ!何職人?(やり)そう()……(激ウマギャグ)ボーナスが入りませんがまま、エアロ(青魔法)パートナー組んでくれない?大丈夫、大丈夫、へーきへーき、へーきだから。成績欲しいでしょ?ソロで、47個!ほら半分もあるからさ、もういこうぜ、チャチャっと……大丈夫だろもう? よしっ、キマリッ!ハイ、ヨロシクゥ!

 

無事パートナーを確保しました。名前はペグ・ユークバンク・ルーク君……長ぇな、ペグ君です。銀髪……っていうとかっこいいので白髪です。それほど高くない身長と垂れ目と困り眉が一部の性癖のお姉さま方や悶絶少年専属調教師に人気が出そうです。ペグ君もうまそうやな~ホンマ

 

 

 

ではこれからはペグ君と合体し肉体よりも深いところで繋がって棒状の物を出し入れし

今回はここまで、ご視聴有り難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

――

 

 

 

 

 

 

自慢だが俺は怪力だ。気に入らねぇ奴はこの剛腕でぶっ殺してやった。凶器なんてダサいものは使わない。これは喧嘩の延長線、死んだのは弱い相手が悪い。そんなこと言ってたらお尋ね者だ。ま、追っ手もぶっ殺してやるけどな

 

そこら辺の奴でもぶっ殺して酒でも買おうかと思ったが人が居ねぇ。クソ、気持ち良くない。早くぶっ殺して血を湧き立たせて強い酒を飲みてぇ。イライラするぜ。その辺の家ぶっ壊してやろうか。

 

 

「ダリル・J・クロスフォード、だな?……お前は死神様のリストに載った。お前の魂、頂こう」

 

「あ"?」

 

 

気持ち良くない。あぁ?気持ちよくねぇよ……なんだその目は……?

 

 

「見下してんじゃねぇよおぉ"!」

 

 

俺は腕を振り被ると生意気なガキに叩きつけた。直後、俺の顔が爆発する。俺の目はガキの腕そのものが変な棒になったのを見た。死武専の野郎……武器か。ガキが腕に着いた棒を俺の顔に当てたら爆発が起きた。爆発……銃?ショットガン?いや、棒に当たったら爆発した。銃口は無かった。爆発する棒、それだけだ。爆発の威力は大したことはない、俺の剛腕で捻り潰してやればそれで終いだ。少々うっとおしいがハエみたいなもんだ。当てさえすれば皆壊れる。他の奴らと同じようにな。そう思っていた。

だが――

 

 

「ぁグッ!!」

 

 

何度も打たれていると爆風で瞼が捲れ怯んで隙が出来た所に鼻先に爆発が叩きこまれた。堪らず尻もちをついてしまう。

 

 

「ごガッ!」

 

 

次の瞬間顔が跳ね上げられる。頭が揺れて一瞬天地が分からなくなる。が、思い切り足を踏みしめ地面を足の裏で感じ、拳を叩きつけて踏みとどまる。許さねぇ、絶対にひき肉にしてやる。俺は目を血走らせながらガキをぐちゃぐちゃにするために拳を振りかぶる。ガキの使う棒はゴミみたいなもんだ。当たったことすら分かんねぇぐらいだ。だが、爆発は面倒だ。腕で抑えようともこっちから殴っても骨に響くような衝撃が走る。ウザってぇ……俺に気持ちよく殴らせろよ!!

 

 

「ぶグゥ……!」

 

 

また体幹を崩された。次の一撃が来ると身構えたのがいけなかった。硬直した上半身が衝撃をいなす役割を十分に果たせず頭が揺れる。視界が歪む。天地と、左右すら不確かな世界に囚われ抜け出せない。ガキらしき影が近づいたと思ったら歪んだ視界が半分以上失われる。俺は歯が折れる感覚と背中に壁を押し付けられる感触をたっぷりと味わった。やがて背中に押し付けられた壁は地面だと理解するころには口の中にどろりとした血が溜まっていた。

 

 

「あアアァアアアッ!!殺すころす殺してやるッ!!」

 

 

こんなガキ一発当てれば満足に動けねぇんだ!!点じゃなく辺に薙ぎ払ってやれば終わんだよ!!足も速くねぇ、棒振り回す速度もねぇ!勘違いしてんじゃねぇぞ!!一発当たればテメェなんか!テメェみてぇなガキなんか!このダリル様の敵じゃねぇんだよ!!なのに……

 

 

「なんで、当たんねぇんだよ!!」

 

 

俺の拳の方が早いはずだろ!?なんで俺の拳よりあいつの攻撃が先に当たる!?なんで腕を振った先にあいつが居なくなる!?避けれない速さだろ!?あいつの大振りなんて楽勝に避けられるはずだろ!?なんで当たる!?なんでなんでなんで――

 

 

「上半身に比べて下半身が貧弱すぎる。それじゃ肥大した上半身を支えきれない。だから体重移動を見切られる……予備動作が遅すぎて逆に引っかかりそうだよ。下半身も鍛えたほうがいいよ、スクワットとか……来世があれば、だけど。」

 

 

「うるせぇ!うるせぇんだよ!!俺に指図するんじゃねぇよ!!この俺を見下してんじゃねぇよ!!」

 

 

攻撃を喰らい過ぎた。足がおぼつかない。拳に力が入らない。でもそれでも当たれば確実に殺せるんだ!当たれ!当たれ当たれ当たれ……

 

 

「当たれよおおおおぉ!!」

 

 

「連続殺人鬼、ダリル・J・クロスフォード……お前の魂、頂こう」

 

 

そして、崩れ落ちた俺の頭を掴み、杭の様に尖ったその先端を――――

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

――

 

 

 

 

 

最近北部のギャングだのブローカーだのがかなり大々的に狩られ始めた。まぁ殺人鬼の方が狩られてるからアタシらの仕事はむしろやりやすくなってる。東部と西部もかなり被害が出てるらしい。南部のアタシが簡単に空いた北部の権利を抑えられたのがその証左だ。欲しいものは全部獲ったし後はダミーを用意して隠れるだけだ。部下に移転の用意をさせ、通路から二つ間部屋を挟んだ部屋でワインを傾ける。部下が扱いやすいのは良いことだがクスリ臭くてかなわない。

 

 

「あ"、姐御(あ"ね"ご)!!」

 

 

「うるっさいわよ!今度は何!?」

 

 

チッ……コイツまた臭い落としてないわね……?まったく臭いったらありゃしない。やっぱり与えすぎは良くないわね、人手が欲しかったから長く使ってたけど……隠れるに当たって大幅に人員削減しようかしら、それがいいわね。まずコイツはいらないわ。

 

 

「こ、こごに侵入され"ました"!!戦闘員はもう壊滅状態でもう持ちま"ぜん!お逃げ下さい"!!」

 

 

「はぁ!?そんなになるまで報告止めてんじゃないわよ!!どこの勢力!?人数は!?」

 

 

「一人です!!おぞらく死武専かど!!」

 

 

一人ぃ!?素っ頓狂な声を何とか飲み込んで考えを巡らす。戦闘員はどういう訳か壊滅したらしい。おそらくもう戦えるのはコイツだけだろう。本部(ここ)には生成プラントがあるから下手な前線の支部よりも人員を割いていたはずなのに……いや、もうそういう段階じゃない。ブツや現ナマを抑えられるのはかなり痛手だが死武専に出しゃばられたんなら安いものだ。戦闘員の男に先導させ、ここを離れようとドアを開けさせる――

 

 

瞬間、ドアをぶち破りながら杭が男の腕を食いちぎった。

 

 

「ぐ、グオオオオォオ!!」

 

 

「貴女が首領だな?貴女は死神様のリストに載った。その魂、頂こう」

 

 

黒髪の子供が武器化させた自身の腕である杭を男に突き付けながらこちらを見て言い放った。黒髪、黒目、一人、武器、杭……北部を中心としてあっという間に裏の勢力を塗り替えたバケモノ。死武専の一人に戦闘員が壊滅したと言われた時から頭をチラついていたが願望がそれを否定していた。ターゲット討伐率は驚異の10割。逃げ切ったと思っても暗闇から、町並みから、果ては逃げた先に待ち構えている正義の執行者。爆発する可変杭を使う――

 

 

「死神の弔砲……!」

 

 

姐御(あ"ね"ご)!!逃げで!!」

 

 

戦闘員が弔砲の脚に残された片腕で縋りつくようにして抱き着く。ドアの方向には向かえない。残された道は――

 

 

「ちっ、ツイてないね!」

 

 

アタシは窓に足を掛ける。しかし三階から飛び降りるのは気が引ける。何かロープの代わりになる物でも無かったか、と部屋を振り返ると……

弔砲が男の背に杭を打ち込んでいる所だった。男は絶命しあっという間に物言わぬ魂に姿を変える。それを回収しながらこちらを目で捉える。漆黒の眼はアタシを見ていながら全く違うものを見ているようで気味が悪かった。弔砲が杭を引っ込めた音でアタシはやっと硬直が解け、その恐怖に押し出されるように窓から飛び降りた。

 

 

「あっ……ツぅ……!」

 

 

脚を強かに打ちながらも骨は折れていない様だった。まだ痺れが残る脚を引きずるように動かし、壁に寄りかかりながら逃げる。恐怖に駆られ先ほど飛び降りた窓に目を向ける。

そこには、ただじっとこちらを見つめる黒い双眸があった。ただの一瞬だったろうが、アタシには何分にも感じた。

――追いつかれる。痺れから鈍痛に変わった脚を無理やり動かしながら壁を引っ掻く様に逃げる。

裏路地に……!そこの裏路地には抜け道がある……!そこに行けば……!あいつは飛び降りて来ていなかった。まだ距離があるはず。アタシは裏路地への道の角を掴み体を滑り込ませる。

すると――

 

 

「あ、ヒッ!」

 

 

鈍色の杭が鼻先を掠めた

 

 

「……貴女の魂、頂こう」

 

 

死神の弔砲。ターゲット討伐率は10割。暗闇から、町並みから、果ては逃げた先に待ち構えている正義の執行者。

逃げ場はなかった。逃げる足ももう言うことを聞かない。ちくしょう、アタシが、アタシが……

 

 

「アタシが何したって言うんだい!?確かに荒稼ぎさせてもらったが殺される謂れは無いよ!死武専はただ金持ってるだけで人を殺すのかい!?どっちが悪人なんだか!!」

 

 

「……薬物製造、薬物売買、凶器準備集合、売春教唆。まだあるが……?」

 

 

「薬は合法の物だ!!死武専は守っちゃくれない!金が払えない奴に仕事を紹介しただけさ!」

 

 

そう、薬は新薬を作り続けて規制される前に型を変える。一回たりとも違法薬物を取り扱ったことはない。それだというのに死武専は反社会勢力だとこちらを潰しに来る。自衛用の武器人員だ。アタシ等は強引にブツを売ったりしない。快楽を求めてあっちから寄ってくるのさ、合法な、上物の、薬にね。うちから借金してまで買う奴もいる。そういう奴は”仕事”を紹介してやる。ただアタシ等は、合法な物を売って商売して、金に困ってる奴に仕事を斡旋してやっているだけだ。

そう――

 

 

「全部自分の欲を制御できないバカが悪いのさ!!アタシ等のどこを裁こうって言うんだい!?」

 

 

「…………」

 

 

リスト(死神)が間違っている!!アタシは、何も、全部、欲を制御できないバカが……!」

 

 

「――鏡見ろよ」

 

 

裏路地に響く破裂音。さっきまで喚いていた女の姿はなく。魂が浮いているだけだった。男子はその魂を掴み、飲み込み、書類を取り出して授業概要を確認する。

 

 

「”悪人”の討伐完了――帰ろう」

 

 

この日、また裏社会の情勢が大きく変わった。

 

 

 

 

 

 

――――――

――

 

 

 

 

僕、ペグ・ユークバンク・ルークは盛大に困惑していた。”あの”北条君にパートナー申請をされたからだ。

 

入学当初は全く話題に上がらなかった子。むしろ体力テストで死にかけていたって噂さえ聞いた。実際暫く死武専へと続く階段を手まで使って登っている姿を何度か見たことがある。今ではその影も無い、座学授業で成績優秀、課外授業も”死神の弔砲”なんて二つ名で呼ばれている。誰が呼び始めたのか分からないけれど。

クラスの何人かは、「ちょっと前まで階段上るだけで息も絶え絶えだったのにカッコつけて――」なんて云々かんぬん言ってこき下ろそうと必死だけど、そんなことするより自分も鍛えたほうがいい。北条君は努力していたんだ。全力で、最速で。成長しなければどんどん置いて行かれるだけだ。下に落ちてくることなんて、おそらくない。

 

僕も、弱い自分が嫌で、死武専に入ったんだ。でも、思うようにいかなくて、成長しているのか自分でもわからなくて、何度も北条君に憧れた。こんな僕がパートナーだなんて……北条君に迷惑じゃないだろうか?

でも、北条君は

 

 

「そんなの関係ないでしょ、君の魂が気に入ったんだ。それとも、もう他にパートナーが?」

 

 

「ううん!その……僕でよかったら、よろしくお願いします……」

 

 

「うん、よろしく、ルーク君」

 

 

「ペグでいいよ?」

 

 

「じゃあ僕も基でいいよ、ペグ君」

 

 

そうして僕たちは握手を交わしパートナーとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

――でも、僕は、基君に憧れるばかりで、ちゃんと基君と向き合っていなかった。

もし過去に戻れるのならば、この時の自分に、拳骨をお見舞いして、説教してやりたい。

 




後5話以内には原作にたどり着けるかな……?


大量魂ゲット授業をウキウキで受けて最後のターゲット取り逃がしてガバったRTA文章も書こうと思ったけど蛇足っぽくなったので無しになりました。


ペグ君は16歳の168cmぐらい、
ホモ君は15歳の175cmぐらいをイメージしてます。

この設定は割と適当なので可変すると思います。設定ガバガバ。
ペグ君はホモ君より年上でホモ君より小さいとだけ思ってもらえれば。
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