何てことの無い平和な生活   作:ArumeriA

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 最近日曜日が休みな感じが余りしない
 すみません、また遅れました


何てことの有るマッドの作品

 「出来たわ!完成よ!」

 

 「そうか、お疲れ、俺は帰る」

 

 「ちょっと待ちなさい!」

 

 ここはちょっとマッドなサイエンティストの研究所であり、俺はそこで働く研究員であり、俺の目の前にいるのは結構な頻度で可笑しくなるここの所長である。

 

 

 「ようやくよ!研究時間を削って研究をしたかいがあったってものよ!」

 

 「スマン、もう一度言ってくれるか?」

 

 

 聞き間違いでなければぶん殴られても可笑しくない案件だ、本当頭可笑しいわこいつ……

 

 

 「お偉いさんから頼まれた研究は?」

 

 「え?つまらなかったから手は付けてないわよ」

 

 「俺らを無職にしたいのかな?」

 

 

 今まさに頼まれた依頼はやってませんという宣言を頂いた、よし殴ろう。

 

 

 「待って待って待って!?私が手を付けてないだけだから!」

 

 「まさにそれが問題なんだが?」

 

 「そうじゃなくて!任せたの!」

 

 「は?誰に?」

 

 「それは勿論」

 

 「僕だよ、ゼロ」

 

 

 うっ…、この無駄にイケメンボイスを出すやつは…

 

 

 「お前かよアクス…、えっ?お前なの?」

 

 「なんだい?僕じゃ不服かい?」

 

 「いやいや、えっ?じゃあ依頼内容って…」

 

 「あれ、言ってなかったっけ?」

 

 「聞いてねえよ、命の危機みたいなトーンの婆さんっぽい声しか聞いてねえよ」

 

 

 確か神妙な声でヴァリンに代わってくれって言われた位だ、依頼が入ったのもその後だったし。

 

 

 「そうさ!美容関係の仕事といったら僕だよ!そして今回完成したのが…」

 

 「で、お前が作ったのが?」

 

 「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれた!!」

 

 「ふっ、無視はいけないな君たち」

 

 「「いや、どうでもいいから」」

 

 「……今日は雨が降りそうだね」

 

 

 どうでもいいやつは無視しておく。それよりもヴァリンの発明が気になる、こいつは余程のことじゃないと自慢をしてこない。この前も何か賞を貰った研究結果があったが、これっぽっちも喜んではいなかったしな… 

 

 

 「聞いて驚け!」

 

 「見て笑え!」

 

 「われ……じゃなくて!」

 

 

 そんなノリの中、ヴァリンは結構大きめの箱を開ける

 

 

 「刮目せよ!これが私の研究成果!」

 

 「その名も!オートアバター!」

 

 

 そう叫ぶと同時に箱を開ける。すると中から4体の人形っぽいのが飛び出してきた。

 

 

 「しゃあ!この最強のムー様が登場だぜ!」

 

 「アタチはニールよ、ヨロシクね!」

 

 「しょええぇぇ…、き、キプルですぅぅ…」

 

 「私はグラウです、以後、お見知りおきを」

 

 「…なんか凄いのが来たなぁ…」

 

 

 この4体の人形《オートアバター》だか、色々と可笑しい。まずは浮いていること、いくら拳2、3個分のサイズだとしても浮いてるのは普通あり得ない。もう一つは喋り方が人っぽい、グラウ以外はほぼ個性の塊な喋り方である。

 

 

 「なあ、こいつらの原理どうなってんの?」

 

 「あらっ!乙女の秘密を聞くなんて、失礼しちゃうわね!」

 

 「いや、可笑しいだろ、原理的に」

 

 「そんなの、俺様が最強だからに決まってんだろ!」

 

 「理由になってねえよ、アホ」

 

 「しょええぇぇ!すみませえぇん!」

 

 「うわっ、ビックリした!いきなり大声出すなよ!」

 

 「場の混乱率、60%を越えました」

 

 「分析してないで説明しろよ!」

 

 「ゼロ、この子達あなたに預けるから」

 

 「えっ!?ちょっ、はあ!?」

 

 

 この混乱に乗じて何て言った?聞き間違いじゃなければ預けるって言ったよな?このオーバーテクノロジーを

 

 

 「おいヴァリン!流石にこれ外に出していいもんじゃなきだろ!」

 

 「補給は普通の食事でも出来るわよ」

 

 「聞けよ!え、マジ!?」

 

 「気に入った主を見つけたら報告してね」

 

 「え!?これ渡すの!?」

 

 「ええ、この子達だって気に入った人のほうが良いでしょ?」

 

 「そんな曖昧なのかよ…」

 

 「おう!ちなみにゼロの兄ちゃんには妹がいるって話だからな!楽しみだぜ!」

 

 「アタチはイタズラ好きな子がいいわ!」

 

 「えぇぇと、き、キプルは誰でも…」

 

 「大多数の人の観察を推奨します」

 

 

 マジかよ…、しかも後の二匹はどうすればいいか分からんしな。

 

 

 「あ、あとゼロの家で誰かに懐いたら観察レポートもお願いね」

 

 「は?めちゃくちゃ面倒じゃ」

 

 「その間在宅勤務にしとくから」

 

 「やるわ」

 

 「変わり身早いな兄ちゃんよ…」

 

 

 いや、当たり前だよ。だって懐いたら家でゴロゴロしながら観察するだけだよ?ここでマッド語永遠に聞くより何倍もマシだよ?

 

 

 「まあ、ゼロがやる気になってくれたし。じゃあみんなの事宜しくね?」

 

 「おう、懐かなかったら返しにくるから」

 

 「やめなさい」

 

 

 まあ流石に頼まれた仕事はやるさ、この人形が何かの発展に役立つかも知れないしな。つーかこれすでに役に立つ

技術じゃね?って思ったけどいいや、めんどくさい。

 

 

 「じゃあ帰るわ、何か他にあるか?」

 

 「ラグナちゃんのお弁当」

 

 「本人に頼め、そしてお前が取りに来い」

 

 「ぶーー、ケチッ」

 

 「当たり前だよ…、あんまり迷惑かけんなよ」

 

 「ハイハイ、じゃ、宜しくね」

 

 「おう」

 

 

 大分遅くなったがいい土産話が出来た、アマネ辺りは喜んでくれそうだしな。俺ももしかしたら休みみたいになるかもだし、良かった良かった。

 

 

 「……ふっ、結局僕の話は聞いてくれないんだね…」

 

 

 だって聞きたくないし…。




ようやく出せたって感じがする
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