もんむす・くえすと!ぱらどっくす×ゼノバース 作:ジョーカー:ゼノ
アミラからの依頼で、フェニックスの尾の密売を調べにスラム街にやってきた戦士達。そこでは、ドン・ダリアという女が小さいフェニックス娘を籠絡していた。
飼い慣らされたフェニックス娘は、戦士達を敵と信じて激突する。
ヴィクトリーはそこに参戦しようとするが、突如ドン・ダリアが凶悪化。単身で、彼女と向かい合うのだった……
「何がどうなってやがる……!?」
「力が……漲ってきやがる……!!」
ドン・ダリアは突進して、ヴィクトリーに殴りかかった。ヴィクトリーはガードし、足払いをかける。
しかし彼女はそれを跳び避け、彼の顔面に両足蹴りを叩き込んだ。
「っ!?」
ヴィクトリーは鼻血を噴きながら、仰け反る。
「ふんっ!」
そんな彼の前に彼女は着地し、片足立ちで構える。
「ふははははっ!」
そしてもう片足で、蹴りを無数に放って猛攻してきた。
「くっ!」
迫る踵、足の甲、足裏──それらの連打に対応し、頭突きをするヴィクトリー。
「いっ!?」
それは直撃し、ドン・ダリアはよろける。
「でやぁっ!!」
ヴィクトリーは踏み込み、彼女の顔面に蹴りを入れた。
「ぐぶっ!?」
「やぁあっ!!」
更に、スレッジハンマーで勢いよくその顔面を叩き下ろした。
「ぐぅうっ!!」
ドン・ダリアの靴が擦れながら、後退する。靴のブレーキによって止まり、仰け反った体を起こす。
「……はははっ!」
彼女はその鼻から流れる血を舐めとってから、自分の胸を揉みしだいた。
「いいねぇ、嬉しいねぇ……!!」
「き、効いてねぇ……!」
「じゃあ、こっちから行こうかな……!」
ドン・ダリアはそう言ってから、銃を取り出した。
「……銃だと……!?」
この世界の技術、そんなに発達してたか!?
「へへへ……!」
ドン・ダリアは踏み込み、ヴィクトリーに銃を突きつける。
「くっ!」
彼は咄嗟に銃を掴み、銃口から逃れる。
「ほぉらっ!」
しかしドン・ダリアが脇腹に蹴りを入れてきた。
「ぐぁあっ!?」
銃口が、顔の真正面に来る……
「ハッ!」
「くらいなっ!」
そのまま彼女は引き金を引き、銃撃した。
「ッッ!!」
ヴィクトリーは仰け反ってから、顔を起こす。
「……なにっ!?」
「くっ……!!」
歯で、銃弾を止めていたのだ。
「ブッ!!」
ヴィクトリーは勢いよくそれを吐き出し、ドン・ダリアは避ける。銃弾が、彼女の背後の壁を貫通した。
なんと、勢いよく吐き出しただけなのに、銃と遜色ない威力を発揮したのだった。
「おぉう……」
「だぁっ!」
ヴィクトリーは、驚く彼女の股間を蹴り上げた。
「っ!?」
「あだだだだだっ!! どりゃあっ!!」
更に腹にパンチを連打してから、蹴り飛ばした。
「うぉおおおっ!!」
そして、両手にエネルギーを溜め、気弾を連射した。容赦なく直撃し続け、爆発が連続する。
「ドン〜っ!!」
フェニックス娘が、そう言いながら向かおうとする。しかし、ソニアが棍を振りながら立ちはだかった。
「あなたの相手は私達よ!」
「むむ……!! 悪い奴、やっつけるぞ……!!」
ミニがそう言いながら、気を解放する。すると次の瞬間、そのミニも凶悪化した。
「なっ……!?」
「なんだとっ!?」
「フェニックスまで……!!」
「あはははっ!!」
ここで、ドン・ダリアがヴィクトリーに突進してきた。しかも、エネルギー弾に被弾しながら。
「うわっ!?」
「はぁあっ!!」
彼女はヴィクトリーの腹に蹴りをかまし、顔面に銃弾を三発ぶち込んだ。
「いってぇっ!!」
「なにっ……!?」
ただ命中した所が僅かに出血してるだけで、大ダメージにはならなかったようだ。
「だぁあっ!!」
ヴィクトリーは、お返しと言わんばかりに、彼女の腹に前蹴りしてぶっ飛ばした。
「ドンを傷つけるな〜!」
「っ!!」
凶悪化したミニが、炎を纏いながら体当たりしてくる。それは、見事にヴィクトリーの胸を打ち抜いた。
「ぐっは……!?」
「うりゃーっ!」
更に猛禽類の足で、蹴りの猛攻を繰り出してくる。一方的に蹴られ、防戦一方になるヴィクトリー。
「く、くそっ……っ!!」
ヴィクトリーは手を突き出し、気合い砲でミニをぶっ飛ばした。
「きゃっ……!?」
「なぁによそ見してんだ……!!」
ドン・ダリアは拳を振り上げながら、ヴィクトリーに迫った。
「くっ!」
「させるかっ!!」
しかし、ルカの剣が彼女の拳を受け止めた。
「にっ!?」
更にルカは、驚く彼女の懐に入る。
「魔剣・首刈り!!」
そして思いっきり喉元を突き上げ、ぶっ飛ばした。
「ぐっはぁあ……!!」
彼女はぶっ飛び、壁に叩きつけられた。ヴィクトリーとルカは背中を合わせ、構える。
「ヴィクトリー、平気か!?」
「ああ……そっちは!?」
「まだ平気だ! 引き続き、ドン・ダリアを頼む!」
ルカがそう言うと、アリスとソニアがルカの横についた。そして、気を解放した。
「ぐがぁあっ!!」
ドン・ダリアが突っ込んできて、ヴィクトリーに猛攻してきた。
「はぁあっ!」
拳が、超スピードでぶつかり合う。
「おい、いいコトしてやるよ」
「えっ?」
ドン・ダリア唐突にそう言ってから、ヴィクトリーの腹を蹴り抜く。彼は勢いよく吹っ飛び、後方にある壁に叩きつけられた。
「ぐはぁっ!」
「そぉれっ!」
そして、なんと彼女は胸で彼の顔面を圧迫した。
「〜っ!!」
豊満な双丘で顔を挟まれ、押し付けられ、むにゅむにゅと動かされる。呼吸ができない状態になった。
「ほぉら、これがイイんだろぉ? ほらほらぁ……!」
更に股間に手を伸ばされ、ズボンの上から上下された。思わず反応してしまい、跳ねさせてしまう。
「くっ……!!」
しかし、彼は固いのは下の棒だけではない。意志も、ダイヤの如くである。
彼はドン・ダリアの腹を指し、ワンインチパンチを叩き込んだ。
「っぶ……!!?」
それによって、彼女の体が離れる。
「ハァッ、ハァッ……!」
拘束から、解放された。すかさず気を解放して、踏み込む。
「だぁあっ!! どりゃあっ!!」
ドン・ダリアの顎に膝蹴りを叩き込み、更に後ろ蹴りして蹴り飛ばした。
「ぐぅうあっ!!」
「かめはめ波っ!!」
そして、かめはめ波を撃ち放った。
「っはぁっ!!」
かめはめ波は弾き飛ばされ、今度はドン・ダリアが銃撃してきた。
「ふんっ!」
ヴィクトリーは腕を高速で動かしてから、掌を開く。そこから、銃弾がジャラジャラと音を立てて落ちていった。
「なにっ!?」
「はぁっ!!」
更に開いた掌から気合砲を放ち、ドン・ダリアをぶっ飛ばした。
「っぐぅう……!?」
彼女は何とか踏ん張って着地してから、高速移動でヴィクトリーの背後に回った。
「っ!?」
「がぁあっ!!」
全力のぶん殴りを、なんとかガードする。しかし、それだけで全身にビリビリと衝撃が伝わった。
「く……!!」
「そぉらっ!!」
もう一発の全力ぶん殴りを、跳び避けて構える。
「ほらぁっ!」
しかし、ドン・ダリアの飛び蹴りが迫ってきた。
「ふんっ!」
ヴィクトリーはその足を掴み、グルグルとぶん回す。
「っ!?」
「どっせーいっ!!」
そして、勢いよく壁に投げつけた。ドン・ダリアを叩きつけられた壁は粉砕し、彼女は外に出てしまう。
「ウワァッ!?」
「ドンっ!?」
「いや……様子が変だ!」
「ケンカかっ!?」
一瞬にして、野次馬が集まる。
「ははは……!!」
ドン・ダリアは立ち上がり、銃撃した。
ヴィクトリーはそれを片手で掴みながら突っ込み、彼女の顔面に銃弾を投げつけた。
しかし、それは避けられ、銃弾は後方へ消える。
「だぁあっ!! せぇいっ!!」
しかし、彼女の避けた先に綺麗な正拳突きを放った。それは見事に直撃し、腹に叩き込んだ拳で背中が盛り上がる。
「うぐぁあっ……!!」
「一気に決めてやるっ!!」
ヴィクトリーはそう言ってから構え、ドン・ダリアの体に渾身の鉄拳による打撃を連打した。
「ぐぅううっ!!」
「これで終わりだっ!!」
拳を握り、そこに全ての力を駆動させ……ドン・ダリアの鳩尾を、綺麗に打ち抜いた。
「ぐっはぁああーっ!!」
彼女はぶっ飛び、民家の壁に叩きつけられた。
「ぐっ……はぁっ……!!」
邪悪な気が霧散し、凶悪化が解ける。
「い、いてて……い、いったい何がどうなってる……!?」
「はぁっ……はぁっ……!!」
なんとか、ドン・ダリアの凶悪化を解くことに成功した。
「やられちゃったぞー!!」
凶悪化の解けたミニが、ボロボロのまんま彼女の所に飛んでくる。どうやら、あっちも上手くいったらしい。
「ちっ……これまでか……あばよっ!!」
ドン・ダリアはボロボロの体に鞭打って、逃走した。
「ドン、待って! あたしを置いていくのか……!? ドン……」
ミニは、悲しそうな目で、走っていく彼女の背中を見るだけだった……
「……ふぅっ」
ヴィクトリーはそこらに座り込んで、リラックスする。後のことは、ルカ達に任せる事にしたのだった……