NieR:Hero's   作:たかすぎ

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今日は文字数的に、普段の1.5倍の長さの文章だった

区切りをつけるのむずかしす


0.4

 

 

 

 

 

 

 彼女、ヨルハ2号B型は全力で走った。入学早々遅刻なんて、学校に行ったことのない彼女でもそのヤバさがわかったからだ。既に手遅れであるが。

 

 部隊にいた頃の2B(トゥービー)は真面目だった。任務を確実に遂行し、命令に違反したことなど最後の最後を除いて一度もなかった。

 そんな優秀な彼女を知っている者が、今の彼女を見たらきっとこう思うだろう。なんでこんなにポンコツ化しているんだと。

 実際2B自身も自分の変化に戸惑っていた。何かに夢中になって他の優先すべきことを忘れるなんて、あの頃の自分は想像していないだろう。まるで人並みの少年少女がしでかした失敗だ。

 だが戦うために生まれた2Bにとって、人並みのことをするのは良いことだと彼女自身も感じる。

 

 

 

 、、、いや、やっぱり遅刻はヤバい!

 

 これは入学式には間に合わないかもしれない。いざとなったらポッドのハッキングで停電させ、暗闇に乗じてさりげなく式に参加するか。

 いや流石にオールマイトに迷惑を掛けることは、、いやでも、、、。

 

 

 

 

 

「ん?」

 

 

 

 

 

 思考しながら走っていたら、雄英高校の校門にたどり着いた。その運動場に誰かいるようだ。

 あれは私が所属する1-A担任の相澤先生だ。先週、雄英の先生方に挨拶したからわかる。

 ということは、その後ろにいるのが私のクラスメイトたちか。なぜ式に出ずにグラウンドに集合しているのだろう。

 いや、これは好都合だ。まだ間に合うかもしれない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1-Aの担任である抹消系ヒーロー¨イレイザーヘッド¨こと相澤消太は、グラウンドで1-Aの生徒たちに雄英ヒーロー科の過酷さを演説していた。

 

 

 

 

 

「それから、この個性把握テストでトータル成績最下位の者は見込みなしと判断し、除籍処分としよう」

 

「「「「はああああ!?」」」」

 

 

 

 

 

 今からやるのは¨個性把握テスト¨。ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈の8つの競技を個性を使用した状態で挑戦し、自分の限界値を図るというものだ。

 1-Aの生徒は2Bを含めて21人。つまりこの中で成績最下位の者は今日、この学び舎を去るのだ。生徒たちに緊張が走る。

 これがトップヒーローを数多く排出してきた名門¨雄英高校¨。その厳しさは一線を超える。

 

 

 

 

 

「生徒の如何(いかん)は先生の¨自由¨。ようこそ、これが雄英高校「すみません!遅刻しました!!」ヒーロー科、、、、」

 

 

 

 

 

 空気が凍った気配がした。こんな恐ろしい先生の授業に遅刻者がいるという。しかもついさっき見込みなしは除籍にすると断言されたばっかりだ。

 生徒たちの考えは一つになった。最初に除籍されるのはこの乱入者だと。

 

 

 

 2Bはその速度のままグラウンドに入った。何やら雰囲気がよろしくない。なにかあったのだろうか。

 いや、まずは謝らなければ。

 

 

 

 

 

「すみません!遅刻しました!!」

 

 

 

 

 

 声を掛けた瞬間、彼らの間に更なる緊張が走った気がする。

 

 

 

 

 

 

Taylor・Bailey・Evans(テイラー・ベイリー・エヴァンス)。入学初日に遅刻とはいい度胸だな?」

 

 

「すげっ!外人だ、、!髪白っ、、!」

 

「キレー、、、!」

 

「口黒子がセクシー、、流石雄英だぜっ、、!」

 

 

 

 

 

 

 テイラー・ベイリー・エヴァンスとは、2Bの戸籍名だ。気に入った映画の女優と俳優の名前を組み合わせて決めた。

 2Bにとって自身の名前はヨルハ2号B型¨2B¨だ。だからファーストネームとミドルネームの頭文字をとってTB、つまり2B(トゥービー)という愛称を呼ばせたいので、この名前は気に入っている。

 

 その白い髪と薄緑の瞳、まるで人形のような顔にセクシーな口黒子、まるで映画から出てきたような美しい少女に、生徒たちは静かにざわめく。

 しかし、担任の相澤先生だけは彼女を氷のような視線で睨みつけ、質問する。

 

 

 

 

 

 

「なにか言い訳はあるか?」

 

「言い訳のしようがありません。罰は受けます」

 

 

 

 

 

 

 冷や汗をかきながら2Bは答える。怖い、明らかに怒っている。

 

 

 

 

 

「、、、今から個性把握テストを行う。成績最下位の者は除籍だ。早く体操着に着替えてこい」

 

「Yes,sir!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Taylor・Bailey・Evans(テイラー・ベイリー・エヴァンス)

記録

 第1種目:50m走

 3.56秒

 

 第2種目:握力

 300kgw

 

 第3種目:立ち幅跳び

 651cm

 

 第4種目:反復横跳び

 143回

 

 第5種目:ソフトボール投げ

 1083m

 

 第6種目:上体起こし

 127回

 

 第7種目:長座体前屈

 61cm

 

 第8種目:持久走

 2分27.1秒

 

 

 トータル成績:1位

 

 

 

 

 

「バケモノ記録じゃねぇか、、、」

 

「すげぇ、、!」

 

「身体増強の個性かな?なんにしてもプロで通じそう」

 

「セクシー、、雄英最高かよ、、、!」

 

「圧倒的だな」

 

「クソがっ!4位かよ!!」

 

 

 

 

 

 クラスメイトたちがその圧倒的な成績に呟く。

 

 2Bは加減をせず、全ての競技に全力を尽くした。風のように走り、弾丸のように投げ、嵐のように動いた。

 2Bは入学早々除籍処分にされる確率が高いのは、遅刻した自分だと実感していたからだ。

 2Bは決意した。もう、遅刻しない、絶対。

 

 

 

 

 

「ちなみに除籍はウソな」

 

「「「!?」」」

 

「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

 

「「「はーーーーー!!!!??」」」

 

 

 

 

 

 結局除籍はなく、最下位の成績だった緑色の髪をした少年は気疲れした様子だった。

 

 2Bはその少年に注目していた。彼の名前は緑谷出久(みどりやいずく)、その個性は自身の肉体を破壊するほどの超パワーだ。

 先程の個性把握テストでもソフトボール投げに個性を使い、彼の右人差し指はぐしゃぐしゃになっていた。

 

 2Bが緑谷に注目していた理由、それは彼のパワーがオールマイトに匹敵するほどのものだと感じたからだ。今はまだ弱いが、その個性を使いこなしたらと考えると将来有望である。

 

 

 

 

 

 

「ねーねー!私葉隠透(はがくれとおる)ー!エヴァンスさん一緒に帰ろ?」

 

「私、蛙吹梅雨(あすいつゆ)って言うの。梅雨ちゃんって呼んで。さっきは凄かったわね」

 

 

 

 

 

 時は過ぎて下校時刻、2人の女子生徒に下校を誘われた。まさか漫画で読んだことが本当に起こるとは、、。

 正直、少し嬉しい。

 

 

 

 

 

「私はテイラー・B・エヴァンス。2B(トゥービー)って呼んでくれると嬉しい」

 

「トゥービー?」

 

「テイラーのTとベイリーのBを合わせた愛称なんだ。普通はTBだけど、私は2Bって呼ばれてる」

 

「へー、そうなんだ。よろしくね、2Bちゃん!」

 

「よろしくお願いするわ、2Bちゃん」

 

「こちらこそよろしく、透に梅雨」

 

 

 

 

 

 

 

 

 下校中、私と透と梅雨は色々なことを話した。その結果わかったことは、私たちは友人になったことと、、、

 

 

 

 

 

 

「えーー!2Bちゃん、となりの○物くん読んでるの?!」

 

「知人がおすすめしてくれたんだ。あれはとても面白い」

 

「なんだか意外ね。だけど私も少女漫画好きだから嬉しいわ!」

 

「私も嬉しい。2人のおすすめの漫画を教えてくれるともっと嬉しい」

 

「私のオススメはの○めカンタービレ!凄く昔にドラマとか映画化されてる名作だよー」

 

「私のおすすめは○に届けっていう漫画よ。風早くんと爽子ちゃんのカップルは読んでる間中、ずっとどきどきしちゃうの!」

 

「なるほど、どちらも面白そう」

 

「私、○に届けは全巻持ってるの。良かったら貸しましょうか?」

 

「!是非とも貸してもらいたい」

 

「あー、私も読みたい!後で私にも貸してー?」

 

「もちろんいいわよ」

 

 

 

 

女子にとって少女漫画は共有の文化だってことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「梅雨ちゃん、2Bちゃん、連絡先交換しよう?」

 

「もちろんいいわ、透ちゃん」

 

「私も大丈夫。ポッド」

 

【了解:当機の連絡先を蛙吹梅雨、葉隠透の2名と交換する】

 

「うわっ!なにこれ?」

 

「これはロボット、、なのかしら?」

 

「紹介する。これはポッド042。私のスマホ」

 

【、、、、】

 

 

 

 

 ちなみにポッドのことは本当にスマホとしても紹介した。

 それに不満をもったポッド042だったが、葉隠と蛙吹に撫でられ、絆されてしまうのであった。2Bは心の中で計算通りとほくそ笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、今度は遅刻をせずにしっかり登校していた2Bは授業を受けていた。

 雄英高校ヒーロー科は午前に必修科目・英語等の普通の授業を受け、午後からヒーロー基礎学をやるのが基本的な時間割だ。お昼はクックヒーロー¨ランチラッシュ¨による一流料理を安価で頂けるということで、2Bはお昼をとても楽しみにしていた。

 ちなみに2Bは戦闘用アンドロイドとして知能を最高準の設計されているため、予習と復習をしっかりしていれば授業に遅れは取らない。

 

 超難関校らしい難しさを感じさせる授業が終わり、正午を告げる鐘が鳴る。2Bは葉隠と蛙吹を連れて、楽しみにしていた雄英の大食堂に来ていた。

 

 

 

 

「美味い、、、、」

 

「2Bちゃんって、本当に美味しそうに食べるよね」

 

「そうね。微笑ましいわ」

 

 

 

 2Bはカツカレーを食べていた。

 サクサクの衣を纏ったカツは、口に入れるだけで簡単に噛みちぎれるほど柔らかい。

 カレーは複数のスパイスを使ってるのか、病みつきになる辛さと甘さを感じさせる。またその食欲を刺激する匂いと味に、スプーンが止まらない。

 そんな美味しいと美味しいを合わせた禁断の料理カツカレーに、2Bは夢中で食べていた。

 

 

 

 

「私雄英に来てよかった」

 

「、、私のパスタ少し食べる?」

 

「ぜひ」

 

「私のサンドイッチも少しあげるわ」

 

「ぜひ」

 

 

 

 

 楽園(エデン)はここかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

「わーたーしーがー!!普通にドアから来た!!!」

 

 

 

「オールマイトだ、、、!すげぇ、本当に先生やってんだな、、、!!!」

 

「あれ銀時代(シルバーエイジ)のコスチュームじゃない、、、?!」

 

「やばっ、、!鳥肌立ってきた、、、!」

 

 

 

 午後のヒーロー基礎学はオールマイトが担当を務めるようだ。そのトップヒーローの風格に生徒たちは興奮を抑えられない。

 当然だ。あのNo.1ヒーローに見てもらえるのだから、興奮しないわけない。2Bも少なからず高揚していた。

 

 

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為、様々な訓練を行う科目だ!!早速だが今日は戦闘訓練をするぜ!!!」

 

 

 オールマイトが手元のスイッチを押すと、各生徒の「個性届け」と「要望」に沿って作られた戦闘服(コスチューム)が壁から出てきた。

 学校専属のサポート会社が便利で最新鋭のコスチュームを作ってくれ、その性能は折り紙付きだ。

 自分の理想の姿となる戦闘服(コスチューム)に生徒たちは更に興奮を高める。

 これを着ることによって自覚する、今日から自分たちはヒーローになるのだと。この服を着て人を助けるのだと。

 

 

 

「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」

 

「「「はーい!!!」」」

 

 

 

 場所は移り、雄英が所有する運動場の一つであるグラウンド・β。市街地を模して作られており、ビルや家が並び立つ。最高峰の雄英だからこそ建てられるすごい設備だ。

 生徒たちはそれぞれの戦闘服(コスチューム)を身にまとい、これから始まる訓練に向けて期待を高める。それぞれ個性を使いやすいように要望を出したが、なかなかカッコいい服にデザインされていた。

 

 2Bはいつものように黒いゴシック風のワンピースにタイツ、手袋、ヒール靴に布のような戦闘用ゴーグルを身に付けていた。これは一見動きにくそうだが、アンドロイドたちの為に作られたものであるために実は動きやすいのだ。

 

 スリットの入ったスカートが風ではためく。今日は風が気持ちいいな。

 4月の涼しい風を感じていると、クラスメイトの芦戸三奈(あしどみな)が喋りかける。

 

 

 

「わぁ!エヴァンスそのコスチューム可愛い!」

 

「ありがとう。親しい人は2Bと呼ぶからそう呼んで欲しい。芦戸のコスチュームも素敵だ」

 

「あたしも三奈でいいよ。ていうかヒール靴?!動きやすいにくくない?」

 

「慣れれば意外と悪くないよ」

 

 

 そこに葉隠透と蛙吹梅雨も合流し、先生が来るまで談笑する。

 

 

「わー!梅雨ちゃんそのぱつぱつコスチュームセクシーで可愛いー!」

 

「ありがと。透ちゃんは手袋と靴だけ?」

 

「うん。個性を生かす為に服は邪魔なだけだし」

 

 

 

 葉隠透の個性は¨透明¨。常時発動型でその姿は誰にも見えないが、その元気な声と身振り手振りは活発さを感じさせる。

 そのコスチュームは透明人間の力を全力で発揮するものだが、女子高生としての倫理観的にどうなのだろうか。あと4月とはいえ、何も着なくて寒くないのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、始めようか有精卵共!!!戦闘訓練のお時間だ!!!」

 

 

 

 

 オールマイトが来たため会話を止め、その説明を聴き、これから始まる訓練の為に心を引き締める。

 いよいよ¨戦闘¨が始まる、、!

 




うーん、やっぱ小説を書くって難しい

ちょっと地の文が短すぎて、会話が多すぎかな?

もうちょいキャラの心情を書くべきかな?

試行錯誤しながら執筆中

アドバイスをくれたらたかすぎはめちゃくちゃ嬉しいのでお願いします!
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