れんげ「ひか姉の様子がおかしいのん....」ガヴリール「『最近の同級生の様子が少しおかしいんだが』ってスレ立てとこ」   作:開屋

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 今回の話は『多分な』独自解釈、というか濃縮還元純度100%のそう言った解釈があります。それにより幾多もの稚拙、及び強引な展開が見られます....ご了承ください。

 あと今話は結構短めです。


そもそもこんなことがあった(読む読まないは任せるのん)

 そもそもどうしてこのような事態になる羽目になったのか。一度時系列をこの騒動が起こる前日の『魔界』の方に移すこととしよう。

 

 

 

「しかし困ったものだ......魔界学校では優秀であったというのに」

 

 (魔界視点から見る)今のヴィーネの体たらくを憂いているのは、元々ヴィーネの通っていた魔界学校の学長である。悪魔のくせして善行三昧、挙句の果てに天使の世話まで焼いていると来た。過激派ではないとはいえ、兼ねてより今の下界での天使と悪魔の友好的すぎる距離に関して彼はよく考えていなかったため、今のヴィーネの様子を見た学長にはかなり堪える者があった。

 

「さすがにこのままではいかん......とはいえ彼女も仕送りの減っていることだろうし、本人もどこかで改める機会はあっただろう。それなのに......」

 

 考えを改めようとしてやったヴィーネさんの悪行ってほんとに大したことのないモンでしたよ......とはいえそこまでは知らない彼はヴィーネについて案じる。前にも言った通り、魔界学校での彼女は優秀であったために尚更だ。

 

「こうなれば一度魔界に呼びつけて直接言うか、もう一度こちらに戻って生活をしてもらうというのもアリか......とはいえ今の彼女の『環境』を変えないと彼女も根本的に変わることはできないだろう、そうとなればどうすれば......」

 

 学長はしばし考える。環境を変えると言っても簡単に出来る話ではない。昔は手荒な手段も使えたが、今は誰かが座ろうとしている時椅子を引くだけでも追放処分を受けてしまう可能性がある程だ。こちらもあまり大きく出ることはできない。不本意だが出来るだけ穏健に、騒ぎを大きくしないようにしなければならない。

 

 ところで人によれば学長が一時的とはいえヴィーネを監視出来ていたことに疑問を持っていたかもしれない。天界学校では学長への報告義務がある程で、このようなことは基本的に不可能であるが、元来魔界には悪魔的情報網(デビルズ・ネットワーク)が張り巡らされており、昔に比べ縮小化した悪魔勢力を一度に限定的とはいえ監視できるシステムが少し前から構築されたのである。そして今回はたまたまヴィーネにスポットが当たり、今の状況が発覚したのである。

 

 

 

 

 さて、話をヴィーネの処遇に戻そう。環境を変えるとはいえ魔界以外で悪魔らしさを身近に定着させられるような環境......そんなものはそうそう見つからない。もし見つかりそこに飛ばそうもんなら過干渉としてこちらにもお咎めが来るかもしれない。何とも世知辛いものである。

 

 悪魔的情報網を用いて、下界に暮らす悪魔を手当たり次第に捜していく。人間(?)に飼い慣らされた上、ギャンブルに溺れている者、下ネタの権化みたいな者など、芳しいのは見つからない。後者は後者で多少効果はありそうだがなんか違うような気がするし、さすがにハードルが高すぎる気がする。それに仮に見つけたところでどうしたものか。さっきも言った通りノープランでアクションを起こすわけにはいかない。

 

 

 しばらく下界の悪魔を見漁っていると、その一瞬に移ったモノに目を疑った。ヴィーネらしき姿が今のヴィーネがいる所とは別の場所に居たのである。もう少しその様子を観察すると、そこには小さな悪魔の姉妹がいた。しかもそのうちの片方はともかく、もう片方は中々に今回探していた条件に適した性格をしている。となればそこにいるヴィーネらしき姿の者は一体......?

 

「......何だ、他人の空似か。まぁそんなもんだろう」

 

 10分間くらい画面を食い入るように見ていた彼は余裕そうに言う。嘘つけ。しかしこの子らをどうにか利用したいとも思った。実際もうすでに結構な時間を費やしており、学長は多少強引な手段を使うのも止むを得ないと考えていたようである。

 

 

 

 

「......短期間ならデコイとして誤魔化すことはできるか......?」

 

 

 

 

 不意に発せられた悪魔への悪魔の囁き。それは翌日からひかげが実家に帰るという事も全く知ることのない状況下で発せられたものであった。




 タグでは申し訳程度と書いてますが、結構重要な役目を果たしてしまっちゃってますねこれ......
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