東方短篇置き場   作: 白黒魂粉

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久しぶりの単発

なんか作成済の所に未完成で置いてたので手直しして
投稿します

単発の世界線はどことも繋がってない完全隔離世界です


旧友に幻想入りさせられた話 《単発》

「なあ、隣のクラスの東風谷って子がさ、ちょっと前に急に居なくなったって言われてるんだけど…なんか知らない?」

 

日差しがまだ強い9月のある日にクラスの友人からそう尋ねられた。

 

隣のクラスの東風谷と言えば…確か家が神社をやっているあの東風谷早苗のことだろう…と考えれば直ぐにわかった。

しかし、何故そんなことを僕にたずねるんだろうか。

彼女とは出身中学が同じなだけで、まともに喋ったこともなければ、向こうから話しかけられたこともないのに…

 

「ごめん、あんまり喋ったことないからわかんね…なんかあった?」

 

「そっか…いや隣のクラスのやつらが噂しててさ、お前なら何か知ってないかな〜って」

 

「期待に答えられなくてすまんな…東風谷とは高校に入ってからは喋ってないんだよ」

 

「そうかぁー……あっ、そう言えばさ!この前ーー」

 

そこからはまた別の会話になって東風谷の話題が僕にくることは無かった。

 

放課後の帰り道、帰宅部の僕は早々と校門を抜けて帰路を辿っていたーーーが、ふと友人との会話を思い出して道を少し遠回りに変更する。

 

それから暫く歩いただろうか…僕はある場所の前まで来ていた。

そこは中学の頃、よく足を運んでいた場所で…ここの人達には馴染みのある場所……

 

二つの神を祀ったとされる守矢神社だった。

 

(神社の中には居るんじゃないのか…?居なくなった…と言ってもここまで来てるやつはいないんだろ……)

 

そんなことを考えながら、僕は長い長い石段を登って行った。

 

運動不足気味な僕はそれだけで体が悲鳴をあげていたがなんとか登りきる。

そして鳥居を抜けてそこを見ると…

 

「………なんの気配もしなくなってる…」

 

そこに人の気配は無く、静かな空間が広がっていたのだ。

 

境内を暫く歩き回って探索するが、どれだけ見て回っても東風谷が居るとは考えられない程に静まり返っていた。

 

「仕方ない…そろそろ帰るか……」

 

誰もいないのだ、と確信した僕はそのまま帰ることにした。

神社を荒らしている、とか思われたくはなかったからだ。

 

僕は足早に石段の方へと向かおうとするが、ピタリと足を止める。

 

「せっかく来たんだ。これくらいはしとかないとな」

 

賽銭箱に五円玉を放り込んで僕は手を合わせた。

願うことはないのだが、とりあえずはしきたりに習った行為をしておくのだ。

 

満足したので、今度こそ帰ろうとした……その時の事だった

 

俺の体が突然宙に浮き……そして…………

 

〜幻想郷〜

 

……幻想郷に来てからもう数ヶ月が経った。

ここでの信仰集めも、早苗のおかげもあり順調に進んでいて、先日博麗神社に

 

「早苗。どうかしたのか?」

 

「神奈子様。」

 

最近早苗の様子がどこかおかしい。

こっちに来てからどこか元気がないように見えるのだ

 

「何かあったら話してくれないか?」

 

「……彼のことです。……彼とは何も言えずにお別れしてしまいましたから…」

 

「そうか……でも、早苗の力があれば何とかなるんじゃないのか?」

 

「……!確かにそうですね…!早速やってみます!!」

 

……恐らく無理だろう。

こう言ったのも全てその場しのぎにすぎない。

確かにあの人間の子供と早苗との仲はかなり良かった。

それに早苗も彼には他の子よりも強い気持ちを持っていたのだろう……

何故か高校に上がってからは、彼と一緒にいる時間というのは目に見えてなくなっていってしまっていたようだが…

 

 

「……?!彼が外の結界の傍に……?これならもしかすれば……」

 

そして早苗は何かを唱え、彼女自身の能力を発動させた。

 

すると……

 

「……痛って?!なにが起きたんだ?!」

 

懐かしい声が聞こえる。

早苗は懐かしい思いでいっぱいになった。

とても嬉しそうだ

 

でも…状況が呑み込めていない少年がいる。

 

「……って、なんか綺麗になって……?ん……?そこにいるのは…」

 

あぁ、彼がこちらに気がついたみたい……

 

「もしかして……○○さんですか?」

 

私はわざとらしくそんな演技を行った……。

 

 

 

それから数年が過ぎた話…

 

俺はここ……幻想郷に永住することにした。

 

ちょっと命に危険があるのだが、それでも毎日のように勉強とか勉強とかで時間をぶっ潰されるよりかは人里で日銭を稼ぐ方が楽しいのだ

 

「あ……東風……早苗さん。」

 

ある日から僕は守矢神社を信仰している。

周りからの圧力というのもあるが、何より旧知の知人との繋がりを

保ちたかったからだ。

それに……

 

「あっ……○○さんお久しぶりです!最近はどうですか?」

 

「僕は特に変わったことはないかな……そっちは?最近は妖怪退治で

飛び回ってるらしいけど」

 

「そうなんですよ〜!最近は沢山の妖怪を退治して回ってて〜!!」

 

そう。彼女はこの数年でかなりのナチュラルサイコになっていた。

妖怪なら楽しんで退治して回るのだ。

そんな彼女の話を聞くことがいつしか俺の楽しみになっていた

 

「いい話を聞いたよ。また聞かせてくれ」

 

「わかりました〜それじゃあまた!」

 

そんな感じで俺の毎日は過ぎている……。

 

え?彼女と特別な関係になるんじゃないのかって……?

そんな関係になれるならもっとはやい時期になってるだろって話だよ

 

「モテない貯蓄ない顔も良くない……そんな3コンボの俺は

男と楽しく呑むのが一番の娯楽なのさ……!!」

 

そんなことを呟きながら、今日も外来人の友達と集まりあって

酒を囲む。

こういうことをしてるからモテないんだろーな!

まぁ!構わないけどもな!!!




フラグが立ってるって……?
そんなもん主人公が叩き折っていったよ!!!

ちなみに終了時点で〇〇の年齢は19です
未成年飲酒よくないね!!

たまにはこんなエンドもいいよね……?

まぁ良ければ感想下さい(ネタ提供してくれてもいいんですよ……
|д꒪ͧ)…)

それではまたお会いしましょう
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