先に言っておくけどかなり胸糞悪いです。ヤンデレです。
注意喚起してまで読んで感想に愚痴を書くのはやめてくださいね。
それでも良いって人はお進み下さい。
俺は○○、人里とは少し離れた集落に暮らしている百姓だ。近くには魔法の森があるせいか毎年何件かは集落の人間が行方不明になることが起きていたりしている。
俺は人里の方に普段から向かったりはしないので基本は自分の家と畑の往復しかしない。
そのせいか出会いもなく、両親からはいつも相手はいないのか?と急かされる毎日だ。
そんな事言われてもいないものはいないのだから急かさないでほしいと思っていた俺にも、最近仲良くしてくれる女性ができた。名前はアリスと言って金髪の可愛い女性だ。
出会いは昔、俺が何かしらで彼女を助けるらしい。あまり覚えてはいなかったけど…アリスは可愛いから覚えていないことはなかったことにした。
そんな彼女と今度出かけることになっていて、最近は心が踊っている。
「楽しみだな〜どこ行けばいいのか分からないけど。」
そもそも女心なんてのは分からないし最近の流行りも知らないため、俺が彼女のことをエスコートするのは難しいかな…等と考えていると家に誰か来たらしい。
母親が出たが、何やら慌てた様子で俺のところまで来て
「あんた……女の子があんたにって!早くいきな!!」
と俺を急かした。
「わかったよ…って、アリスさん。どうしたんです?」
「今度の事なんだけどさ……良ければ私の家にこない?」
「えっ……?えっ……!?アリスさんの家ですか…?」
「ダメかしら?」
「そそ…そんな滅相もないですよ……でも、いいんですか?」
「えぇ、大丈夫よ。あなたは特別だから」
「分かりました。あっ…でもアリスさんの家の場所が分からないですね」
「それなら問題ないわ。私がここまで迎えに来るから。」
「本当にいいんですか?」
「気にしないで。じゃあまた」
「はい!足元にお気を付けて!」
お家デートだって……?!なんて気分上がるイベントなんだ…それにしても…アリスは今日も可愛かったな〜
と浮かれ気分で当日を待つのだった。
当日、俺は早朝前に目覚めてしまっていた。これじゃあまるで子供みたいだ。
それから数刻後にアリスが家にやってきた。
「おはよう、準備はできてるかしら?」
「はい。完璧です!」
「ふふっそれは良かったわ。それじゃあ行きましょうか」
「はい!行きましょう!!」
語彙が軽く崩壊してるが緊張している訳では一切ない。これはあくまでその……あれだ。楽しみだからだ。
それと歩いて行って……あれ?なんか道を間違えてるのか?
「アリスさん?人里はこっちじゃ…」
「大丈夫よ。私の家はコッチだから……」
「そうなんですか?それはすみません…」
「じゃあ行きましょう。」
森の中をあるきつづける。瘴気があるとか言われていたが…今のところは特に体に異常もない。子供をここに近寄らせないための嘘だったのかな?とか考えてたら森の視界が悪くなってきた。
「そろそろかしら」
「何がです……か…?」
何故だろう。頭が痛くなってきた…それに足どりもおかしい…近くの木に手をつく。
「すいません……なんか調子が……」
「大丈夫?」
「はい……だい……じょう…ぶ」
そこで意識が途切れた。情けないなぁ……と思うのと、この後どうなるんだろうという気持ちが最後の瞬間にあった気持ちだった。
「あれ……ここは…」
「あ、気がついたのね。調子はどう?」
「あっアリスさん。調子はいい感じですね。ここはアリスさんの?」
「そうよ。ここが私の家、ゆっくりしていってね。」
「はい!お邪魔します」
「それじゃあちょっとお茶を用意してくるわね」
周りを見渡すと沢山の人形が見えた。可愛らしい人形で、アリスさんと同じ金色の髪をしている人形だった。
可愛いな……と思いながら眺めているとアリスがこちらに来て
「それ、全部私が作ったのよ。」と教えてくれた。
「器用なんですね。」
「よく言われるわ。良ければあなたもあげましょうか?」
「いいんですか?」
「もちろん、それに今日はここに泊まっていって大丈夫だから」
「え?!…あ、ありがとうございます…」
そんな…いきなりすぎるだろ…心の準備が全然できていないよ…!!
「顔、凄く赤くなってるわよ。大丈夫?」
「い、いえ…!大丈夫ですよ?ほんとに!はい!」
「…そう。それじゃあ夕食の準備をするから少し待っててくれる?部屋の中を好きに見てもらって構わないから」
「は、はひ…」
そうしてアリスは部屋から出ていった。残された俺は、バクバクと音を立てる心臓を抑えながらもここが一体どこなのかを知るために窓を開けた。
開けて辺りを見渡すが、やはり見たことも無い場所で恐らく森のかなり奥の方なのだろうと結論付けた。
「それにしても…」
この人形の数。一体何個あるんだ?
と気になって人形に触れてみる。手触りのいい人形で触っていて心地よい感じだ。
これを手作りしたって言っていたが、やはりアリスは凄い人なんだな…
そこで。
人形の棚の後ろ側に赤色のスイッチのような物を見つけた。
明らかに隠してあるし、何かがある気配がプンプンしたそのスイッチを
俺は好奇心で押してみることにした。
アリスにはたまたま手が触れたとか言っておいたら大丈夫だろう…とそんなノリで押してみる。
すると、地下に通じる隠し階段が現れた。かなり大きな音が鳴っていたが、アリスが気づいてやってくる前に見てみよう。
かなり下の方まで階段は伸びていて、それをゆっくりと降りていく。いつの間にか森で起きていた頭痛は収まっていた。
30秒ほど下に降りたところで1つの扉を発見した。
「ここしかなさそうだな…」
その扉に手をかけてゆっくりと開いていく。中は薄暗くてよく見えなかったが、何か色々なものが置いてあるのは確認できた。
「なんだ…?よく見えないな……」
そう言って1歩足を文入れた瞬間、足の力が抜け落ちた。
「なっ……はっーー」
そういう間もなく地面に崩れ落ちる。何が起こったのかも理解できない。
しかし、何かがヤバいというのは本能で察知してしまった。
「あら…ここにいたの?」
何故かここにいないはずのアリスが俺の目の前にいる。どういうことだ?それに……頭がまた痛くなってきた…
「アリスさん、?……ここは一体…」
「ここ?ここは人形を作る場所。と言っても…人間をベースにした八頭身自立型人形の事だけどね。」
なんなんだそれは……
聞いたことも無い言葉に疑問を浮かべる。それに今人間をベースにしてと言っていたのか……?!
じゃあつまりここは…
「あら、勘づいちゃった?ここは私だけの人体実験場。言ってなかったんだけど私……魔女だから」
「……!!だから俺を使うために近付いたってことですか…?」
「うーん…それもあるけど……それ以上にあなたの事を身近に置いておきたいなって思って。でもあなたの型をとった人形じゃ満たされないから…いっその事あなた自身を人形に作り替えちゃおうってね。」
「そんな…なんで……!」
「泣いてるの?怖いから?でも安心してね…私はあなたの味方。永遠に私と共に過ごし老いることも死ぬこともないわ。ずっっっっーーーと私とここで暮らしましょう?」
「やめて…やめて……やめてくれ……!!」
「抵抗できるわけないでしょ?もう身体の自由も聞かないんだから。」
そこで俺の体が既に行動の自由を奪われてることに気がついた。
もがこうとしても体が動いてくれない…何故か目すらアリスの方以外を向けなくなってしまっている。
「次に目覚めた時には全て終わっているわよ。○○」
人の目で見たアリスの顔はこれまで見てきたどんな顔よりも美しく、そして恐怖を連想される笑顔だった。
ーーーーーこの日以降、○○は幻想郷から姿を消した。
彼のことを覚えている人間は1人も存在しない。彼の両親でさえ、○○のことを思い出すことは叶わない。
ただ1人、たった1人の人形使いを除いては。
「○○、元気だった?」
読んでいただきありがとうございます。
博麗のモノに続くヤンデレ2作目なんですけど…
自分はこの話、好きです。
面白かったって思ってくださる方がいたら是非感想に書いてください。
もっと沢山作りますので。
それでは