東方短篇置き場   作: 白黒魂粉

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3話です。

暗くなってきました。好きな人は好きになってください


永遠の血肉 3

「人間以外の…ものですか?」

 

「そう、そのせいでここの結界から出ることが出来なくなってる。……要するにもう向こうに戻れなくなってるのよ。」

 

「????????」

 

何故だろう…全く身に覚えがないというのに…俺がこの数ヶ月間でやったことはほとんど限られているし…そもそも妖怪の顔見知りなんてのは居ないに等しいのだが…

 

「ま、一応お金は一旦返しておくから、状態のことをよく調べてきなさい。

それで人間に戻れたら何とか帰してあげる。」

 

「はい。とりあえず原因を探してみます…」

 

重たい足取りで神社の道を戻っていく。

俺はこれからどうすればいいのか、先行きの見えない状況に頭を抱えるのだった…。

 

ーーー

 

「ねぇ、あんたでしょ?あの男の人をコッチ側の住人に仕立てあげたのって。」

 

博麗霊夢は、○○を送り返したあとに訪れた参拝客に発破をかけていた。

 

「さぁ、何の話やら」

 

「そ、じゃあなんでその選択をしたのかだけ教えてくれないかしら」

 

あくまでもシラを切るその相手を見て、霊夢は理由を問うことだけを選択した。

 

「私が……彼を好きになったから。それだけだよ」

 

「……あっそう。それだけね、じゃあもう帰っていいわよ」

 

「なんだ、お咎め無しなの?」

 

「退治したってすぐに復活するもの。相手するだけ無駄なのよ。」

 

そう霊夢が言い終わると、話し相手……藤原妹紅は満面の笑みを浮かべながら空を飛翔し神社から消えていった…。

ーーー

あれから2日が経過して、俺は家に原因がないかを必死に探した……が、それらしきものが見つかることはなく、やはり原因は判らずじまいだった。

 

「かくなる上は…あの時妹紅さんに連れて行ってもらったあの病院で…」

 

幻想郷に血液検査があるかは不明なのだが、やらないよりはやった方がマシだろうと思い、俺はあの竹林の奥へと向かった。

数時間後程竹林の中を彷徨ってようやく見た事のある人影を見つけたのでその人に声をかける。

 

「すいませーん!この近くの病院ってどこに行けばいいですかー?!」

 

「えっ…、なんで人里の人がこんな所に…?ってかこの感覚は…?」

 

「あの?病院…って……」

 

「あ!病院…永遠亭のことね!どこかケガでもしたの?」

 

「いや、なんかよく分からないんですけど血液検査をしてもらいたくて。」

 

「あぁ。そういう事ね。なら案内するわよ、付いてきて。」

 

ーーー

 

「あら、あなたは確か……妹紅が連れてきた人間…?」

 

「永琳さん。その節はどうもありがとうございます。今日なんですけど……」

 

ここの管理者である永琳さんに事情を説明する。すると彼女はなにやら面白そうなものが転がり込んできたなと言わんばかりにウキウキな感じで注射器を取り出した。

 

「そういうことなら血を採って原因を探ってみるわ。ちょっと待っていて」

 

そうして血を少し採られて、俺は待機室らしき所で結果を待つことになった。

これでどうにかなるのなら俺は向こうに帰れる。が、もし永琳さんでも無理なら…………。

 

そこで俺の名前が呼び出された。

 

「永琳さん。分かりましたか…?」

 

「ねえ、あなたってあの後も妹紅と関わったりしていた?」

 

「え…?はい…仲良くしてもらっています。」

 

「その時にね、何か肉料理を振る舞われたことは?」

 

一体何の話だ…?その質問となんの関係が…?

 

「月に何度かありました」

 

「あぁ…そういうこと。なるほどね」

 

「どういうことなんですか?」

 

一人結論に至ったのか、永琳さんは納得したような表情をした。俺にとってはなんの事やらさっぱりだ。

 

「そのあなたが食べていた肉って言うのはね…………」

 

「妹紅自身の肉……つまり蓬莱人の血肉のことなのよ。」

 

「…は??」

 

「こればかりは本人に尋ねるしかないわね…」

 

蓬莱人ってのは確か…以前妹紅さんに説明してもらった通りで言うと……

 

「つまり俺ってもう…」

 

「死んでも生き返るし……二度とその容姿から老いることもできないのよ。でも……事例が無いことだから確証のないことはあまり言えないわ。」

 

「と…とにかく1度、妹紅さんの所に……」

 

「焦って行動してはダメ。交渉が決裂した時、あなたは間違いなく拘束されるわよとにかく今はここに……」

 

その提案を聞き終わる前に、爆音が外で鳴り響いた。

驚いてそちらの方を見やると、緑の竹林が赤い炎に包まれてながらなぎ倒されていくのが見れた。

 

「なんだ……あれ…」

 

「妹紅…○○。あなたは危ない。どこか玉兎と共に行動を。」

 

「永琳さんは?」

 

「私は妹紅を引き止めるわ。ここに攻撃した侵略者はこの手で止めなければいけないもの。」

 

弓矢をどこからともなく取り出した永琳さんはそう言って外へと歩いていった。

だが、それとすれ違うかのように、俺の前に妹紅さんが現れたのだ

 

「妹紅さ…ッッ??!」

 

呼び掛け追える前に、俺の体に炎が突き立られた。灼熱の痛みが身体の内部から俺を襲う。そして痛みで絶叫しかけた喉を続けて炎が潰した。

 

「ごめんね、でもちゃんと混ざってるか確認したくて。」

 

そして俺の体を確認したのか、良かった…と安堵の声をもらした時にはもう既に、俺の身体は息絶えていた……。

 

 




次回で完結かな?最後までよろしくお願いします!
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