「見せて貰ったぜ、お前の漢気」
ハンゾウはそう言うとフィールドの中から唯一原型を留めていた破岩刃を拾い上げ、穏やかな目で眺めた。
どこか哀愁を感じさせるような笑顔になった彼に、四天王郷田三人衆と御影ミカが歩み寄る。
「僕を、信じてくれる?」
「ああ、一先ずの所はな。流石に完全には信用出来ないが、嘘偽り無い心は今の戦いで伝わった。いきなり怒鳴って悪かったな」
「僕も君を煽るような事を言って、すまなかった」
「良いんだ。思えばああなる原因を作ったのは他でもねぇ、俺だからな」
僕はアサシンをフィールドから帰還させ、ハンゾウは残骸になったハカイオーを拾い集める。からっぽになったDフィールドは小さく収納され、ハンゾウの手に収まった。
「リーダー、大丈夫か?」
「郷田、さん………」
「リコ、ミカ、心配してくれてるんなら悪いが、俺は全然落ち込んじゃいないぜ。むしろハカイオーも最期まで戦えて満足だ」
「郷田君……」
「おいどんは、郷田君が負けて悔しいでごわす……」
「おうおう。ギンジとテツオも落ち込んでんじゃねぇ。戦ったのは俺だぜ? お前らが落ち込んでどうするよ」
郷田ハンゾウ。徹底的に相手のLBXを破壊する狂暴なプレイングから『地獄の破壊神』として恐れられる、ミソラ第二中学校の番長。
しかし、己が仲間と認めた者には人一倍情に厚く、彼を良く知る者達からの信頼は厚い。
今も僕の目の前で、彼は四人の特に親しい仲間達に囲まれていた。誰よりも熱く、漢気に溢れた彼に憧れて、性別も性格もバラバラな彼等は集まってくる。何故か一瞬、矢沢リコと御影ミカがバチバチと火花を散らしているように見えたが………。
「青柳リュウセイ。お前が敵じゃないなら、教えてくれよ。イノベーターは一体何が目的なんだ。どうして財前総理の命を狙ったり、バンの親父を拐ったりする」
「君は……」
「青島カズヤだ。頼む、俺たちに教えてくれ」
青島カズヤを先頭に、山野バン、川村アミの三人が近付いてきた。直接戦い、互いの心を確かめあったハンゾウとは違い、三人は未だに此方を強く警戒しているのが一目でわかった。
ダンボール戦機の主人公、山野バンだけはきっとプロとして活躍していた僕の事をよく知っていたのだろう。何処か不安そうな面持ちで、しかし何かを期待するような眼差しを向けてきている。
とはいえ、ここでレックスの本当の目的を教えることは出来ない。何故なら、この時点では海道義光はレックスの作ったアンドロイドと入れ替わりかけている訳だが、表向きにイノベーターの目的自体は変わっていないからだ。
彼が黒幕である証拠もロクに揃っておらず、彼が本性を表すのはストーリー終盤直前。最早誰にも邪魔されないとわかった瞬間に全てを明らかにし、そして破滅へと向かう。
LBXを兵器利用させない未来のためには、ダンボール戦機Wのヤンデレブラコンラスボスこと檜山真実をA国の副大統領アルフェルド・ガーダインに協力させないようにする必要がある。
その為にもレックスの想いと、山野バンに託す事になる希望を正しく彼女に伝えるため、レックスの生存は絶対条件なのだ。レックスが生きていない場合、あの彼女がバン達の言葉を受け入れるのは全てが終わってしまった後になることは目に見えている。
だから手遅れになる前にバン達と協力してレックスを止めたいのだが、証拠もほとんどない内に、初対面の人間から『君の恩人は敵の黒幕だ』なんて言われれば、コイツはやっぱり敵に違いないと思ってしまうだろう。その為にも、話す内容には気を遣わなければならない。
「イノベーターの目的、か。僕は直接協力していた訳じゃ無いから、あまり詳しく無いけど」
「それで良いんだ。知ってることを教えてくれ」
「それなら………僕が聞いた話では、イノベーターは世界征服を狙っているらしい」
「世界征服だと!?」
「そんな、無理に決まってるよ!」
「その通りよ。いくら何でもそんな馬鹿な事、大の大人が考える事じゃないわ!」
世界征服という言葉に、三人は揃って驚きの声をあげる。中学生でもそんな事は不可能だとわかる程に、あまりにも馬鹿馬鹿し過ぎる目的だったからだ。
「だがこれが真実なんだ。次の世界大会アルテミスに、優勝賞品のメタナスGXとバン君の持つプラチナカプセルを狙ってイノベーターは刺客を送り込むだろう。イノベーターはこの二つを利用して最強のLBXを作り上げ、世界最大のエネルギープラント『タイラントプレイス』を爆破するつもりだ」
「た、タイラントプレイスを爆破だって!?」
バンの二回目の大きな声で、何事かと、怯えているリュウを除く他の全員も集まってきた。
「どうしてそんなこと」
「イノベーターはあくまで彼等の目的の為の隠れ蓑に過ぎない。日本のテロリストによってタイラントプレイスが破壊されれば、現総理大臣の財前総理は退任せざるを得なくなるだろう。そうなれば新たな総理大臣に就任するのは、今でも多くの支持を集める海道義光。更にエネルギープラントの焼失によって、世界はエネルギー危機に陥る」
「ッ! そうか!」
僕の話を聞いて、口を押さえて考え込んでいた青島カズヤは、全てが繋がったと声をもらす。
「カズ、どういう事なのさ」
「………バン、お前の親父さんは言ってたはずだ。無限のエネルギーを生み出す『エターナルサイクラー』。その設計図をプラチナカプセルに封じ込めたって」
「無限のエネルギー………そうか、それがあれば!」
「そうだバン。もし今リュウセイが言っていたイノベーターの計画が成功すれば、世界のエネルギーを一手に担うことが出来るのは、エターナルサイクラーを持ったイノベーターだ!」
「世界征服……あり得ない話じゃ無かったのね」
最後を全て理解したカズがわかりやすく皆に説明してくれて、他のみんなも理解したようだった。
「世界大会アルテミス。イノベーターにとっては、メタナスGXとプラチナカプセルを一挙に手に入れられる、またとない機会だ。恐らく大会進行と関係なく、なりふり構わずに戦力を投入してくるはず。僕がこの学校に転校してきた理由は他でもない、君達にアルテミスでこの二つを『守って』欲しいと頼むためだ」
「リュウセイ君………」
「全員が『希望』なんだ。いつ何処で彼等は襲ってくるかわからない。ただ優勝を目指すだけじゃなく、どんな事があっても奴らに奪われないように全力を尽くして欲しい」
そこまで言い切ると、静寂を保っていたハンゾウが前に一歩進み、大きな声で宣言した。
「勿論だリュウセイ。今回こそ俺はお前に負けたが、俺はもう負けねぇ! イノベーターなんかにメタナスGXも、プラチナカプセルも渡してたまるか!」
彼の宣言が切っ掛けとなり、次々にバンを始めとするシーカーのLBXプレイヤー達が声を上げる。
「ああ、絶対に俺たちは世界を救って見せる!」
「絶対に世界征服なんてさせないんだから!」
「俺たちの力なら、テロリストなんて怖くねぇ!」
「郷田、さん………カッコイイ」
「お前の事はよくわかんねーけど、アタイ達に任せな!」
「アルテミスには出れないでごわすが、イノベーターにその二つが奪われないように全力を尽くすでごわす」
「ゲヘヘ………何だよ。そんな事なら言われるまでもないね」
そして、顔を青ざめさせてスラムの道の端っこでプルプルと震えるリュウにバンは振り返り、いつもの明るい笑顔を向けた。
「勿論リュウも協力してくれるよな!」
「えっ、それは………ば、バンは怖くないのかよ。世界征服を狙ってるような、人殺しだってかまわないテロリスト達が相手なんだぞ!」
「そう言われると、確かにちょっぴり怖いけど。でも! 俺は皆が居てくれるから大丈夫! それに今度は『無敗の龍神』まで味方についてくれるんだ。怖くないよ!」
「う、うう………じゃあ、アミちゃんは?」
「私も、バン、それにカズ、皆が居るから怖くなんか無いわ。怖いなら無理強いはしないけどね」
「ぅ、ぅぁ、うう~~! やるよ! 俺もやる! イノベーターなんか怖くないからな!」
本当は怖くて仕方ないのだろう。しかし涙と鼻水で顔中ぐしゃぐしゃにしながらも、彼は立ち上がった。これで、全員がイノベーターとの戦いに本格的に臨む事を宣言してくれた。
例え本部が潰され、占拠されようと、シーカーの彼等には戦う心がしっかりと残っている。どんなに怖くても、大好きなLBXで悪いことをするなんて許せない、なんの関係も無かった人々を私利私欲の為に虐げ傷付けるなんて許せないと、彼等の目は物語っていた。
今はもうこれで十分だろう。僕が敵でないことはしっかりと伝えられたし、より一層彼等の士気を高めることにも成功した。実際に彼等に会ってみて、何故か原作よりハンゾウとリコ、ミカの二人の距離が近かったり、バンとアミの距離が近いような感じがしたが、まあ思春期の少年少女達だし色恋に関しちゃ別に言うことは無い。全く問題なしだ。むしろ大いにやるといい。僕にはそういった事とは前世からてんで縁が無いから、他人の恋愛を見るのは嫌いじゃない。
そろそろ時間も良い頃かと腕時計を見ると、すでに時間は五時を周り、20を少し過ぎていた。これ以上この場には居られない。
「っと、用事の時間が近付いてるからそろそろ僕は行くよ。他に聞きたいことがあったら、また明日」
急いでアサシンをバッグに仕舞い、彼等に別れを告げる。一応自分が遅れた時の事も頼んではいるが、此方から頼んでいる身、あまり迷惑をかけるわけにはいかない。
バッグをかけなおして走り出した。
その瞬間、背後から山野バンの声がかかる。
「最後に一つ教えて欲しいんだ!」
「何? 他に聞きたいことなら明日に」
「父さんは……父さんは無事なのか?!」
振り返り、彼の顔を見る。どんなにしっかりしていても、彼もまだ中学一年生の少年だ。目の前で助けられたはずの父親を再び失った彼は、ひどく弱ったような表情をしていた。
「……イノベーターが彼の身柄を押さえたとは聞いてない。彼はきっと無事な筈だ。それに、万が一捕まっていたとしても、彼には利用価値が残されているから殺されることはまず無いだろう」
「そっか、良かった……」
それを聞いて安堵したようで、穏やかな表情になり、口元に笑みを浮かべるバン。僕は最後に彼等に笑顔を向けて、その場を後にした。
「リュウセイ、遅かったじゃねぇか。ルナちゃんずっとアンタの事待ってたぜ」
「遅れて済みませんガトーさん。にしてもガトーさん、ずっと子供の相手してるせいか冗談上手くなりました?」
予定の時間から少し遅れてとある病室の前に到着すると、裏のLBXプレイヤー界隈で名を馳せる男、首狩りガトーがベンチに腰掛けて待っていた。
彼は此方の姿に気が付くと、組んでいた足を戻して立ち上がり、ニヤニヤと笑いながら歩み寄ってくる。
彼もまた、僕がプロとして活躍する中で得る事が出来た繋がりの一つ。見た目こそ恐ろしいが、案外話してみると気の良い人で、ファンを大切にするプロ意識の高い人だ。
「ったく、からかってやろうと思ったのにつまんねぇなぁお前。あんま子供っぽくねぇし。お前モテねぇだろ」
「なっ! モテるモテないとかは今関係ないじゃないですか! それより、今日はどうでしたか? 何か異変とかは」
「俺の方は今日も別に何も無かったぜ。だが隣のビルで警戒してた連中が怪しげなLBXを見付けたらしい。向こうは何もしてこなかったからこっちも手は出さなかったらしいがな」
「LBXの種類は?」
「神谷重工のインビットが二機と、サイバーランスのクノイチ弐式が一機だ。三機はまとまって行動していて、何か探すように動いてたらしいぜ。周囲に操縦者らしい奴は居なかったみてぇだから、神谷お得意の自律型だろうな」
そう言って彼は懐から一枚の写真を取り出した。写真には通常カラーのインビットが二機と、黒くカラーリングされたクノイチ弐式が写っている。彼の言っていたように、三機はクノイチ弐式を先頭にして二機が並走して後ろにつく形で固まっていた。
「見ろ。アーミーチャリオットの三人が捉えたそのLBX達の写真だ」
「わざわざサイバーランスのLBXを使ってるって言うのは、やっぱり」
「神谷が大きく関わってるのを漏らさない為だろうな。アンタが神谷を裏切ったから、情報の漏洩から神谷に対して世間の疑いの目が行くのを恐れたんだろう。万が一自分等のLBXが鹵獲された時、神谷のだけだと不味いからな」
せこいことばかり考えているあの社長の事だ、ガトーの言う通りで間違いないだろうと僕は彼の言葉に頷く。彼はその写真を僕に手渡すと、CCMを操作して病室の前に立たせていたブルド改を手元に戻した。
「俺の仕事はここまでだ。後は頼むぜ」
「はい。ガトーさん、ありがとうございました」
「そう畏まんなよ。界隈じゃあアンタの方が上なんだからよ。じゃあな。また明日も来るぜ」
ヒラヒラと手を振りながら、彼は去っていった。僕は彼の姿が見えなくなるまで見送り、完全に見えなくなった後、病室の中に入る。
真っ白な病室の中で、ベッドの上の彼女は起き上がって、ただ静かに月を見上げていた。月明かりの差し込む窓辺には、お姫様を守る騎士のように、二刀を構えたセイリュウが佇んでいる。
「ルナさん。こんばんは」
「……あっ、今日も、来てくれたんだ」
僕が話し掛けると、三日月の髪飾りをつけた彼女はいつもの眠たそうな瞳をこちらに向けて、柔らかな笑みを浮かべた。月明かりに照らされた彼女は美しく儚げで、薄幸の美少女というのは彼女のような人を言うのだろうなと、心の中でひとりごちる。
「僕が、来ないと思ってたの?」
「うん。今日から、新しい学校に通うって、聞いてたから。新しい友達、出来て……私は邪魔かな、って」
「そんな、邪魔だなんて。むしろ君を利用してる僕の事を、君は嫌いにならないの?」
「嫌いになる? どうして?」
「どうしてって……今言った通りだけど」
イノベーターから石森里奈を救出する為とはいえ、彼女を利用するような形になってしまっている現状。彼女に恨まれてもおかしくないだろうと考えていたのだが、今のところ予想に反して彼女はそんな素振りの一つも見せていない。
一人困惑していると、ルナはポンポンとベッドの横を叩いて僕を呼ぶ。
「ここ。椅子空いてるから……こっち、来て。今日も沢山お喋り、しよう」
「あ、ああ。今行くよ」
彼女に誘われるがままに椅子に座ると、彼女はニコニコと嬉しそうな笑みを浮かべて話し始める。
それは、何気ない今日の生活。朝御飯に好物の目玉焼きがあって嬉しかった事。お昼ごはんは味が薄すぎて、何を食べているのかよくわからなかった事。窓の外を見ていたら、猫がケンカしていた事。病室の外から見える広場で、オタレンジャーの五人が病室からも見えるようにパフォーマンスをしてくれた事。セイリュウの名前を呼んだら、返事をするようにこちらに振り向いてくれた事。コワモテのおじさんが、LBXについて沢山おしえてくれた事。
「それでね、ガトーさん言ってたんだ。アングラビシダスで凄い子供を見つけた、って」
「あぁ、それなら多分、僕も今日会ったよ。山野バンっていう名前じゃないかな?」
「そう! リュウセイ君、よくわかったね! もしかして……エスパー?」
「いやいや。彼は期待の超新星だって、一部のLBXプレイヤー達の中で話題になってるからね。アングラビシダスで優勝したとも聞いてたし」
「なぁんだ、知ってたのかぁ……えへへ。でも、リュウセイ君は、もっと強いんでしょ? ガトーさん、いっつも私に言うの。リュウセイは今まで戦った中で一番………ケホッ、ケホッ。ゲホッ! ゴホッ!」
「ルナ!? 不味い、ナースコール!」
酷く咳き込み始めた彼女を見て、僕は即座に手に握っていたナースコールのボタンを押した。苦しむ彼女の口に、応急用に設置されていた呼吸機をあてがい、彼女が少しでも楽になるようにと背中に手を当てて看護師さんが来るのを待った。
「ゲホッ、ゲホッ………ゲホッ!」
「ルナ………頑張れ、もう少しだから。頑張って」
彼女、石森ルナは時折こうして発作を起こす。咳が止まらなくなり、呼吸する事さえ困難な状態に陥ってしまうのだ。だから彼女は外に出ることが殆ど出来ず、生まれた時からずっと病院の中で生活している。運動なんてもってのほかで、たまに外に出る時も歩く必要が無いように、いつも介護者付きの車椅子での移動だ。
僕が彼女の警護を始めてからも、こうした発作は何度も起きていた。歳の離れた姉である石森里奈しか頼れる家族の居なかった彼女は、こんな状態にありながらも、里奈がいない間はずっと一人で過ごしてきたのだ。それを思うと、胸が締め付けられるような想いだった。
「石森さん! 大丈夫ですか!」
そんな女性の声がして、扉から看護師が一人とお医者さんが一人入ってきた。僕は苦しむ彼女から離れ、後を彼等に任せる。こんな時、LBXしか取り柄の無い僕がとても無力で、恨めしかった。
【ブルド改】
プロメテウス社製。赤いモノアイが特徴の、ブルドを双輪型にしたパンツァーフレームのLBX。性能こそブルドと比べて上がったものの、パンツァーフレーム愛好者の中では賛否両論な機体。
初出はゲーム『ダンボール戦機』。
【インビット】
神谷重工製の監視用の無人稼働LBX。フレームはワイルドフレーム。量産型だが、特殊合金で作られた装甲は銃弾をもものともしない。武器腕『インビットアーム』は遠近共に高い攻撃性能を発揮する。
初出はゲーム『ダンボール戦機』。
【クノイチ弐式】
サイバーランス社のストライダーフレームのLBX。人気のLBX『クノイチ』の装甲を強化し、新しいLBXとして生まれ変わらせた。基本カラーはクノイチ同様に紫。クノイチと違い、クリアパーツは一切使われていない。キタジマ模型店の北島沙希が黄緑にカラーリングしたものをメイン機体として使用している。
初出はゲーム『ダンボール戦機』。
アミの最終機体、どれがいい?
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シャルナック
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ダークパンドラ
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ホーネット
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パンドラのままが良い!
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正直どれでも良い……