…………で、ここ何処だ?
「…………何か転生しちゃいましたが、普通街とかに転生するもんだよな?なんで完全な密林なの?何?嫌がらせ?それともまだ街なんて出来てない時に送られたの?え?マジ?ジーマー?…………ウゾダドンドコドーン!?嫌がらせかよ!?」
…………まあ、良い。とりあえず、一本吸うか。
「…………」
…………俺が愛用している、くそ不味い煙草を口に咥え、左手で風避けのフィルターを作り、右手で愛用しているZIPPOのライター【クローツサテーナ 230.Ys】で火をつける。
「すぅ…………あっーマッズ。だけどよ…………」
生きた感じがするだよな、これ吸ってると。社畜時代何度もこの会社辞めてやるとか思ってたけどよ、後輩や先輩が具合悪そうなのに仕事やってる様子見てると気がかりで辞められなかったしよ…………まあ、その甘さが原因で死んだと思うだが。
まあ、死ぬまで仕事し続けたんだ。この異世界ぐらい、楽しく楽して生きさせてくれよな?ゼド様よ。
…………?メールだ。
『ところがぎっちょん。そう問屋が卸さないんだよね?亜神大成君』
…………あのアマ。
どこから見てた?
『ま、と言ってもこのメールは君の転生特典についてだから、楽に行こうぜ?な?』
テメェは俺の友達かよ。
まあ、いいや。転生特典については必ずと言っていいほど、よく知っとかないとな。いざと言う時困るのは俺自身だ。これは社畜時代よく知ったことだ。
『まず、Amazonについてなのだが…………お前のスマホに入ってるAmazonのアプリ項目がちょいと更新されてるはずだから。それ見てちょ』
あ?…………ほんとだ。【Amazon】の所が【Kamizon】になってる笑笑。
『それで欲しいのを注文してくれ。こっちの天使がお前のとこに舞い降りては届けてくれるから』
「まじまじ〜かよ。俺のスマホが天界に繋がってることについて」
『それと、エボルト(怪人態)についてだが…………』
「ついてだgっああああああああぁぁぁアアアアアアアアアアアアア!?!?!」
あ、頭が!?く、くそ痛えよォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉおおぉォォォ!??!あいつ、面倒くせえからって俺の脳に叩き込んだなこんにゃろ!?が、があああああああああああああああああああああああああああああ!?!
「ああああああああぁぁぁアアアアアア!?!?痛え痛えよォ!?痛えよぉぉぉ!!!」
『今頃激痛に襲われてるだろうが、我慢しな。廃人にならないようにしたから、その分フィードバックが来るんだから。まあ、それが終われば君は完全なエボルト(怪人態)に変身出来るようになるんだからさ。だって、簡単にラスボスになれると思ったら、間違いだよ?ねぇ、今どんな気持ち?どんな気持ち?』
「う、うるせぇ!!舐めんじゃねえぞ、俺を!!こちとら苦しい中仕事してきた社畜だぞ!?社畜神拳舐めんなオラァァァァ!!!!!」
く、クソォ…………や、やばい、意識が…………
「え、だ、大丈夫ですか!?」
□□□□□□
「…………あ?」
知らない天井だ。いやほんと。あれ?俺さっきまで外にいなかったっけ?と言うか激痛が頭に襲われて、それで…………気絶したのか。
「端末は…………あるな。メールの続きは…………」
『おっと続きを読んでるってことは、無事乗り越えたみたいだね?まあそれで死なないように魔法掛けといたから大丈夫だと思うけど』
「大丈夫じゃねえよ、クソッタレ」
『それじゃあ次の特典についてだけど…………新しいアプリとして【ライダーショップ】ってのが追加されてると思う』
ライダーショップ?…………あ、これか。初代仮面ライダーである【仮面ライダー1号】がアイコンになってるこれか。
『それをタップ!』
タップ…………♪〜迫る、ショッカー。地獄の軍団。我らを狙う、黒い影。世界の平和を守るため。ゴーゴーレッツゴー!輝くマーシーン!〜♪…………仮面ライダー1号のテーマソング流れ始めたんだが?
っと、歌が終わると項目が…………何々?平成ライダーシリーズ?てか昭和ライダーの項目ないじゃん。なんで始まる時のテーマソングが1号なんだよ。
『そこに今までの平成ライダーの項目があると思うから、それから何が欲しいかを選んでポイントを消費して作りたまえ』
「ポイント?」
『ちなみに消費するポイントはモンスターを倒すことで手に入るよ』
マジかよ。面倒だな…………あ?なんでこの項目内にライダーベルトも入ってんの?
…………うっわ、デメリット無しのベルトもあるけど普通のと比べると1.5倍高いんだが。あれか?楽して変身できると思うなよって言いたいのか?
って、あれ?200ポイントすでに入ってるんだが?
『ちなみに少しのポイントだけおまけしといたから活用してね?』
200ポイントおまけって…………まあ、嬉しいけど。でもバイク類は殆どが100から200か。なら一番消費するポイントが低いのは…………【仮面ライダー剣】シリーズの奴かな?確かにそんな能力とか無いから安いのか?
…………てか思ったんだが、バイク類の項目になんで自転車入ってんの?【仮面ライダーエグゼイド】のシャカリキスポーツだよね、これ?でもごめんね?俺流石に異世界きて自転車に乗りたくないんだ♪
『さて、長々と説明してしまってすまないね。そろそろ君も疲れてきただろうし、ここで終わりにしよう。それでは、楽しい異世界ライフを存分に楽しみたまえ』
「…………っとこれで終わりか」
さて、試しにエボルト(怪人態)に変身したいんだが…………流石にここでする訳にもいかないか。とりあえずここから出るとしy「あの…………大丈夫ですか?」…………あれ?見た事ある顔だな、誰だ?
ガチャという音と共に俺が寝ていた部屋に入ってきたのは黒髪で、赤目。そして黒いマントに黒い上着、ピンクのスカートをはいていてスラリと整った体型をしており、発育も良い、とにかくかわいい美少女ちゃん。うん、いいね。
「あ、あの…………ジロジロ見ないでください…………うぅ…………」
「あ、すまない。君は?」
「…………笑わないでくださいよ?」
「え」
顔を引き締めた後、深呼吸をして一拍おくかわい子ちゃん。そして…………
「…………我が名はゆんゆん!!アークウィザードにして中級魔法を操るもの!!やがては紅魔族の長となるもの!!」
仮面をつけたどこぞのヒーローのごとくポーズを決めながら少女は叫んだ。
あ、ゆんゆんか…………ゆんゆん!?【この素晴らしい世界に祝福を!】シリーズの女性四大推しキャラの一人か!?ちなみに他三人はウィズさん、エリス様、クリスちゃんだな。受付係のルナさんも好きだけど、今回はごめんなさい。
「…………うん、そうか」
「な、なんですかその『あ、可哀想な子なのね』みたいな顔は!?」
「失礼な元からだよ、顔は」
「あ、すみません」
「謝んじゃねえよ!」
別に『あ、可哀想な子なのね』なんて思ってねえよ。【この素晴らしい世界に祝福を!】の四大推しキャラについて考えてただけだよ、畜生め。
「まあ、おおよそ予想はつくが…………ここは君の家かな?」
「あ、そうです」
「…………紅魔族の里か。まあ、いいか。とりあえず俺はちょいと用事があるから、外に出たいんだが、いいかな?」
「え、だ、大丈夫なんですか?」
「何が?」
「あんなに叫んでたのに…………」
…………見てたの?いや確かにめちゃくちゃ痛かったしね。
「なんか頭おかしい人いるな〜って見てたら突然事切れたように倒れて…………」
「だれが頭おかしい奴だこのやろう」
「あ、すみません!すみません!」
「全く…………」
だが言われてみればそこまで痛くない…………。治ったのか?まあ、いいや。
「まあ、大丈夫だ」
「そうですか。それなら良かったです。…………あ、そう言えばお名前は?」
「俺か?俺は亜神大成。よろしくな、ゆんゆん」
「はい、よろしくお願いします!大成さん」
「おう」
『ビービー!ビービー!』
あ?警報か?
「あ、魔王軍が…………」
「魔王軍?…………あぁ、そういう事か」
確か紅魔族を危険視した魔王軍が攻めてくるんだっけか?…………丁度いい。ポイント貯めないといけないしな。
「んじゃ、俺も…………」
「?どこ行くんですか?」
「あ?用事を済ましにな。ありがとな?ゆんゆん」
「い、いえ、どういたしまして」
…………ゆんゆん宅を後にした俺は、そのまま誰もいない路地裏に入る。
とりあえずはエボルト(怪人態)の試運転だ。
「ふぅ…………来い、エボルドライバー」
『オーバー・オーバー・ザ・レボリューション!』
俺の言葉に答えるように、腰部に二本のエボルボトル【コブラエボルボトル】【ライダーエボルボトル】と【エボルトリガー】が付いた、派手な色合いの【エボルドライバー】が装着。
で、俺はエボルドライバーのレバーを勢いよく回しては…………
『Ready go!』
『フィーバーフロー!』
『フハッハッハッハハハハ!フハッハッハッハッハハハハハ!』
赤い光に全身を包み込まれると共に、俺は姿を変える。今の俺の姿を一言で言えば、紅いコブラを思わせるエイリアンといった風貌で、顔には複数の眼のような器官、今までの仮面ライダーエボルとしての姿に比べれば、地球外生命体らしいグロテスクさを感じさせるだろう。
更に腰部にはエボルドライバーが装備されたままだから、怪人がライダーのベルトを巻いていることが異質さを際立っている。
【エボルト(怪人態)】変身完了だ。
『ふぅ…………おっと声も変わってるな。まあ、これはこれでいいな』
それじゃあ魔王軍の所へ…………どうやって行けばいいんだ?俺現在地の座標知らねぇんだgってあ?なんだこの右上にある座標は?現在地か?
で、左上にあるのは…………地図?
あれか?【盾の勇者の成り上がり】みたいなやつか?…………とりあえず地図に意識を集中させて…………よし、拡大したり縮小したり出来るわ。
んじゃ…………この青いのが紅魔族か?で、めちゃくちゃ多い赤い点が魔王軍、かな?あ、めちゃくちゃ際立ってる赤い点があるが、これが魔王幹部か?
とりあえずここにワープっと。
『【三人称視点START】』
魔王軍と激闘を行う紅魔族。
一方で今回紅魔族に攻め入ったカメレオン型モンスターの魔王軍幹部【バイオグリーザ】と【ベルデ】はその様子を見ていた。
その魔王軍幹部の二人の姿はまさしく【仮面ライダー龍騎】シリーズのTVSPに登場した【仮面ライダーベルデ】と、彼がが契約していたミラーモンスターそのもの。
彼らはあの時女神ゼドが言っていた転生者である。ちなみに亜神大成を除く転生者は全員転生特典は一つしかない。亜神が三つも与えられたのは好き勝手をやる転生者を始末するためだ。
「…………ふん、他愛もない」
『…………お前が魔王軍幹部か?どう見ても仮面ライダーベルデとバイオグリーザじゃねえかよ』
「っ!?」
そんな彼らの後ろにワームホールと共に現れたのは【エボルト(怪人態)】に変身した亜神だった。
『よっ』
「き、貴様は何者だ!?」
『あ?仮面ライダー知ってて俺を、いや俺の姿を知らねぇのか?』
「ま、まさかお前…………仮面ライダー龍騎以降の仮面ライダーか!?」
『ほぅ、つまりお前は仮面ライダー龍騎以降を知らねえのか?なら丁度いい。さっさと始末させてもらおうかな?』
「くっ、タッ!」
殴り掛かるベルデ。しかし亜神は、そのエボルトのスペックに身を任し、ベルデの拳を片手で止めては掴む。
「なっ!?」
『たかだか仮面ライダーベルデ如きがよ…………エボルトに勝てると思うなよ!?』
「がっ!?」
そして自身の方へと引き寄せては空いた腹部へと拳を叩きつけ、上空へと吹き飛ばした。
『纏めて死ね』
『Ready go!』
『ブラックホールブレイク!!!』
『Ciao!』
エボルドライバーのレバーを回し、上空に小型のブラックホールを展開。ベルデとバイオグリーザを吸い込むと同時に周りにいる魔王軍の兵士らも吸い込んでいく。
これにより、魔王軍の九割はブラックホールによって吸い込まれ死亡。たった一人の地球外生命体によって、魔王軍は大敗した。
『【三人称視点END】』
□□□□□□
「ふぅ…………」
あの後【ライダーショップ】でポイントを確認したところ200ポイントから2万ポイントに大幅上昇。それで俺は【仮面ライダー555】に登場した【仮面ライダーカイザ】もとい【草加雅人】が乗ってたスマートブレイン・モータースとスマートブレイン・テクノロジーが共同開発した可変型バリアブルビークル【サイドバッシャー】を購入したんだが…………
「なんでヘルメットふたつもついてるの?誰乗せるのさ、後ろに」
全くどうしたものか…………とりあえず一服。
「…………ふぅ。さてこれからどうするか」
さっきメールが一件来てたから確認してみたが、どうもさっきいとも簡単に死んだ仮面ライダーベルデはどうやら転生者だったらしい。まあ、転生者の死神みたいに活動してみようかね?結構ポイントになるし。
「まあ、楽しむとしようかな?この異世界ライフをね?」
俺はヘルメットを被り、【サイドバッシャー】を走らせては紅魔族の里を離れる。まあとりあえず【始まりの街アクセル】にでも向かうとしますかね。
さーて、次回の【この面倒くさがり屋の星狩に、祝福を!】は?
『ゆんゆんです。この前めぐみんと一緒に発育勝負をしたらまた勝っちゃった。それで、最近胸がまた大きくなったことを言ったらめぐみんに寝技をかけられて…………う〜…………』
『さ、さて、次回の【この面倒くさがり屋の星狩に、祝福を!】は…………』
『【亜神、バイクで走る】』
『【亜神、王女様に出会う】』
『【亜神、湿っぽい話】』
『の三本です。ま、また見てください!』
次回も見てくれよな?せーの、ジャンケンポン♪
フハハハハハハッ!!!フハハハハハハッ!!!