とある佐天の魔法棍棒(マジカルバット)   作:gear×gear

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注意。捏造設定あり

この小説では初春飾利ちゃん風紀委員入りを5月20日とします。
(変える可能性あり)


第二話 日常

そして時は流れ、私達は学園都市にいました。

 

「いやー、初春も風紀委員(ジャッジメント)の合格してよかったねー!天ちゃん」

 

(本当にそうですね。初春ちゃん。本当に頑張ってましたし、本当に良かったです。)

 

そうです。あの日以来、私の名前はバットの妖精の天使ちゃんです。略して天ちゃん。いや、長くなってますけどね。

 

「何度本当って言ってるの?アハハ」

 

この前涙子ちゃんの親友の初春飾利(ういはるかざり)ちゃんが風紀委員(ジャッジメント)になれたんです。それが涙子ちゃんはとても嬉しいみたいです。

 

「初春にケーキでも買っていってやるかー!」

 

(そうですね!)

 

そうしてすぐそこにあったケーキ屋さんに入ります。寧ろここが歩いていた目的地です。

 

「すみませーん。ショートケーキ二つ下さい!」

 

(初春ちゃんならホールで食べれるんじゃないですか?)

 

「ダメだよー。食べれるからその分食べてるようじゃ太るだけだよ!ちゃんとそこはせめて私がセーブしてあげなくちゃ!」

 

(そうですね。)

 

そんな会話をして、ケーキを貰ったあと、お店を出ます。

 

「あちゃー、財布の中のお金ないや。口座で下ろさないと」

 

(それは大変ですね。行きましょう。銀行なら角を曲がったところにすぐありますしね。)

 

「うん!」

 

♪~♪~

 

鼻歌混じりに歩きながら入った銀行。引き落としの列に並んだ時でした。

 

パンッと銃声が鳴りました。

 

「お、お前ら。命が惜しくば!」

 

「ホームラン!」

 

(いえ、よくてサードゴロですね)

 

犯人が言い終わるより前にバッグに私を入れたまま佐天さんがその犯人を後ろからぶっ叩きます。

 

犯人は脳震盪を起こし、その場で気を失いました。

とても珍しいことに、単独犯だったようです。

他に騒ぎを起こす人はいません。

 

警備員(アンチスキル)が来ちゃうなー。よし、さっさと逃げよう!」

 

(はい、このままここに居たら面倒です。)

 

私達は逃げ出しました。因みに警備員(アンチスキル)とは教師、先生方が務める警察のようなものと考えて頂けたらと思います。学園都市の治安維持組織の一つですね。断じて痴漢維持組織などでは有りません。

 

この後、私達は違う銀行でお金を下ろし、何事もなく家に帰りました。

 

**************

 

柵川中学に入って最初のシステムスキャンの日

、涙子ちゃんに能力が発現しました。

 

能力名は『意思疎通(コネクト)』、レベルは2。

どういう能力なのか詳細を言うと『ある特定のバットとお話ができます』と言うもの。

 

一応分類は精神感応系でしょうか?ここが病院なら間違い無く医者は精神科決定ですね。

 

と言うか、言われた涙子ちゃんも「私が公式認定の電波女ーーー!?!?」って言ってのたうちまわってましたね。言われたその日、帰ってきたおうちのベッドの上で。

 

「ねぇー天ちゃん?」

 

(どうしたんですか?涙子ちゃん。)

 

「私、クラスで能力の話になると毎回毎回笑われんだけどー!」

 

(それはもう、ブァッ、)

 

「おい、天ちゃん笑ったね」

 

(笑ってないですよ?)

 

「嘘つく天ちゃんには今日は日課の素振りはなし!」

 

(嘘!ごめんなさい、涙子ちゃん様!)

 

「いや!涙子ちゃん様って何!次笑ったら許さないからね!」

 

**************

 

家に帰った後、すぐに初春ちゃんと家に行きます。

 

「初春ー!今いるー?」

 

「あ、佐天さんですね!どうぞ!」

 

ガチャッと家のドアを開けて出てきた頭にお花の咲いている少女は初春飾利ちゃん。涙子ちゃんの親友です。

 

 

「お邪魔しまーす。あ、そうそう初春ー!風紀委員(ジャッジメント)おめでとう!ケーキ買ってきたよ!」

 

「本当ですか佐天さん!早く上がって一緒に食べましょう!さあ、さあ!」

 

「落ち着けって、ピンクの水玉模様のパンツ履いた初春ー!」

 

「きゃあっ!な、なんで佐天さんがそれを!?」

 

「体育の着替えの時に見た!」

 

「なんで覚えてるんですかー!佐天さんはもう!」

 

「アハハー」

 

(昼休みのあの時か)

 

そうしたやり取りの後。

ケーキを食べて、お開きとなった。

 

**************

 

「でなんでこんな状況になってる訳〜!」

 

(涙子ちゃんの自業自得ですね。まあ、それとは別に涙子ちゃん可愛いですから)

 

「ありがとう天ちゃん!でも前半の天ちゃんが辛辣(しんらつ)だ!」

 

帰り道、「こっちの方が近道だよー、」なんて言って裏道に入っていった涙子ちゃん。そうしたら屯していたスキルアウトと呼ばれる、ようは不良グループに見つかってしまい、「お嬢ちゃん可愛いね、いい事しない?」なんて声をかけられ、逃げたら追いかけられているという状況です。

 

「どうしよう天ちゃんどうしよう!」

 

(いつもみたいに嬉々としてバットで殴ればいいでは無いですか?)

 

「人が不良でバッティングしてるみたいにいうな!わたしも好きでやってるんじゃ無いの!」

 

(じゃあ、とにかく逃げましょうか。と言いたいところですが、大通りに出るところ塞がれてるみたいですね)

 

「え"本当だ!どうしよう天ちゃん」

 

(覚悟を決めてください)

 

「‥わかった」

 

そう言った涙子ちゃんは足を止めてケースから私を出します。足を止めたこと、そして人数差があることで気を良くしたのかスキルアウトのリーダーらしき存在が話しかける。

 

「バットを持って最後の抵抗かなぁ?でもこの人数差だと勝てると思うのかなぁ?さっサドォ?!?!」

 

話しかけているリーダーらしき人物の顔にバットを突き入れる。

 

「(先手必勝です。)」

 

「この野郎?!」

 

リーダーの横にいた金髪が殴りかかってきますが「ホイ!」という掛け声の元、顔に突きを入れます。と同時にバットを思いっきり引いて後ろから来ていた人の鳩尾にバットの根元を思いっきり入れ、ついでに金玉も蹴りあげておきます。

 

一瞬で三人をのした私を見て周りに残った3人の不良がたじろぎます。

 

そのうちに1人しかいない方に突撃。面食らった不良がそれでも捕まえようと手を伸ばしますがその手を左手で叩き払い、そのまま鳩尾にアッパーカットを入れます。

 

「グハァ」と言って倒れた不良の背中を踏んづけてそのまま逃走します。

 

不良は大通りに出た後ついて来ましたが、私達が警備員(アンチスキル)の詰め所に行く方が早く。不良達も「チッ」など言いながら、追いかけるのをやめました。

 

「またお前じゃんか。大丈夫じゃん?」

 

「アハハー、面目ないです。黄泉川先生。」

 

新学期早々、お世話になりすぎて顔を覚えられてしまいました。ついでというか、涙子ちゃんも、先生の名前を覚えてしまいましたが。

 

「もう完全下校時刻じゃんよ。ほら、また送ってやるじゃんよ」

 

「ありがとうございます」

 

帰る間、涙子ちゃんはこってりとお説教されました。




2020/4/21 20:02 能力名にルビ振りました。
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