よろしくお願いします。
今回は俺たちに日常について説明させてもらおう。
朝4時頃に起きて、食事をとったら
夕飯は俺か錆兎かが用意する。大体が鍋だが、焼いたりもする。おすすめは、鴨鍋だ。鴨の骨を煮込み、骨を取り出してからにキノコを入れる。そこに野菜、鴨肉を入れ、うえに鮭を載せる。酒を少々入れ、ふたをする。こうすると、ふっくらとした鮭が蒸し焼きになり、下の鍋には鮭のエキスが入る。塩、醤油で味を調える。二人からも大好評だ。
それが終わると自由時間なので、狂金剛の能力で石を集め、岩にし、それを殴り、蹴る。少林寺拳法の打岩と呼ばれる修行法だ。最初は一人でやっていたが、錆兎に見られてからは錆兎もやっている。最初は球形にするのも大変だったが、今はある程度うまくできている。
その後、他の武器の練習をする。先ずはカルナさんの代名詞である槍。槍は剣とは違い、長く、遠心力が強く働く。鬼の首を狩ることができないといわれるような筋力でも、遠心力とセットだったらうまく狩れるだろう。次に大剣。こっちも重いと威力が増す。叩き切るような感じになるが、覚えておいて損はない。あとは薙刀。これは槍と変わらないが、より斬ることに特化している。そして鞭。筋力がほとんどなくとも器用ならば音速を超えることがたやすい武器だ。後はシーザーが使っていたシャボンの手袋も作るつもりだ。こっちは胡蝶しのぶの藤の毒との相性が抜群だろう。おまけにワイヤー。これは那田蜘蛛山の累にかぶってしまっているが、強いから使っておきたい。武器は狂金剛が練習し、後で俺にフィードバックされる方式をとっている。
そのころ俺本体はというと、
「待てぇぇぇぇい!カルナァァァァァア‼」
「待てと言われて待つ者はいない。後カルナという名は俺には荷が勝ちすぎる。だから苗字かあだ名で呼んでほしいと言っているだろう」
錆兎に追いかけられていた。といっても、別に俺が怒らせているというわけではなく、鍛錬が始まった全集中の呼吸を、体に早くなじませ、どんな時も呼吸を使わせるために、俺から錆兎に練習としてどうだ、ともちかけたのである。錆兎は2つ返事で快諾し、鍛錬を始めた(言うまでもなく常中の訓練である)。
木の幹を駆け上り、あるいは踏み台にして跳び、わかりやすく言うならば、ワンパンマンのソニックの戦いのシーンを数段しょぼくしたのが二人、狭霧山で飛び回っているといった具合である。もうそろそろ真菰も来るだろうし、ある程度先輩面できるようにならなければならない。ちなみに勝率は8割である。そろそろ『狩り』というものの何たるかを教えてやるとしよう(謎の強者感)。
「っとと、やばっ」
「とった!よし、これからカルナが警察だ」
「わかった。では十秒待とうか。1、2,3・・・9,10ではいくぞ」
警察といったのは鬼ごっこというと、鬼殺の剣士になるものとしてはあまり好ましいものではないと思い、『廃刀令で追いかけられる鬼殺隊隊士と追いかける警察』という設定でやっているのである。取り合えず、捕まえるとするか。
錆兎が逃げる。とりあえず錆兎の行く先に石を投げて行動を制限する。東方プロジェクトの誘導弾幕のように、追い詰めて捕らえる。
「なんだとっ!くっ、しまった。捕まった」
「風呂の時間だ、帰ってこい」
「もうそんな時間ですか。くっ、お前の勝ちだ。カルナ。次は勝つ!」
「ああ、楽しみにしておく。ただ、俺が次も勝つ」
ちなみにこの勝負は鱗滝さんが風呂の時間と呼び掛けたときに警察だったほうが負けとしている。負けたほうが最後に風呂に入り、風呂掃除をするのである。
こうして俺たちの一日は過ぎていく・・・。