毎度、この作品を読んでいただき、誠にありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、私用によりこの作品を書く時間がだいぶ取れなくなることになり、勝手ながら話の内容を省き重要な場面のみを載せ、ストーリーの流れだけを伝えていく方式にいたします。
これに不快に思った方は本当に申し訳ございません。時間ができた場合、再度書き直し乗せていくのでよろしければ引き続きこの作品を読んでいただけると幸いです。
■ 第八話 対峙する男
グランドラインに入る前にローグタウンに立ち寄った麦わら一味。
その後、原作通りにルフィはバギー一味に捕まり、処刑される寸前に落雷が直撃……何とか窮地を抜け出す。
抜け出した麦わらとゾロとサンジは島から脱出するため、船着き場まで逃走を図る。しかし……その道中にはこの町の海軍大佐、『白猟のスモーカー』がルフィを逃さないため待ち構えていた。
対峙するルフィとスモーカー……だが、スモーカーの"モクモクの実"の能力になすすべもないルフィは取り押さえられてしまう。
「悪運尽きたな……ッ!?」
万事休止と思われた……その時、突然スモーカーに
慌ててその場から離れるスモーカー。スクラップが向かってきた方向を見ると……そこには一人の青年が立っていた。
「何やってんの、ルフィ?」
「スターマンッ!!」
そこにいたのは、先程ウソップたちと一緒にメリーの様子を見に行っていたスターマンであった。彼はウソップたちと船の無事を確認した後、あまりにもルフィ達が遅いので向かいに来たらしい。
その場の現状を見て、今何が起こっているのか理解したスターマンはルフィたちに自分がこの場の『しんがり』を務めると提案する。
当然、ルフィはその提案を拒否……しかし、頑なに自分が残ることを譲らないスターマン。
「ボクは空を飛べる能力があるから直ぐに追いつくよ……大丈夫! これくらいなんてことないさっ!」
「!―――わかった……だけど、必ず追いついて来いよ!!!」
「……ああ!もちろんだよ」
スターマンの提案を認め、ルフィ達はスターマンを置いて船まで直行する。その場にはスターマンとスモーカーだけが残る。
「―――てめェがスターマンか……逮捕するッ」
「―――さて、やりますか」
能力者二人の闘いが始まる。スモーカーは身体を煙に変え、スターマンは『
余波で大通りが破壊されるほどの激しい戦闘をするも両者、決定打がない為焦れる始める……と、スターマンは状況を変えるため賭けに出た。
激しい攻防の中、スターマンは攻撃を掻い潜りスモーカーに接近すると手に
「"
「ッ!!?」
体内に
当然、身体を煙に変えて攻撃を無力化しようと能力を使用しようと発動させる……が、何故か身体が煙化しない。
(!!なッ……!?)
「オラァ!!!!」
顔を殴られ、傍の建物まで飛ばされるスモーカー。ダメージよりも能力が発動できない事に混乱するスモーカーに対し、スターマンは見下しながら説明する。
「……悪魔の実でも『
「¨
勝利を確信したように言い放つスターマンに対し、再び攻撃を仕掛け始めるスモーカー。だが、先程と違い攻撃が当たるようになり劣勢になるスモーカー……周囲に配置していた部下たちが悲鳴をあげる。
スモーカーにとどめを刺そうと動いたとき、部下のたしぎがスターマンに切りかかる。が、当然効くはずもなく軽くあしらうスターマン……だが、その隙を突いたスモーカーは『七尺十手』を手に持ち、スターマンに突き出す。
「ヒハハハ!!!なんだそれは……?そんな悪あがき……っ!!?」
突然、身体に力が入らなくなるスターマン。そう……スモーカーの持つ十手の先端には『海楼石』が仕込まれており、能力者であるスターマンに効いたのだった。
「はぁ……はぁ……!今度こそ、終わりだ……スターマン!」
「―――ヒハハッ」
「……なにが可笑しい」
スターマンが地面に倒れ、スモーカーが見下ろすといった先程と真逆な構図となる。息を荒げながら油断なく拘束するスモーカーに対し、スターマンは力が無力化されているにもかかわらず、余裕の笑みを浮かべているスターマン。嫌な予感がし、何か仕掛けようとする前に意識を奪おうと十手を振り上げ、頭部に振り下ろした瞬間…………その場から突然、スターマンの姿が消える。
「!!! なにッ!?」
『!!?』
「いや~~~!惜しかったですねェ~~~!!!」
突然、スターマンが消失したことにより驚愕する海軍たち。声のした方角を見ると……だいぶ離れた住居の屋根の上に、スターマンが座っていた。
「てめェ……一体、どうやってそンな所まで……!?」
「はぁ?教えるわけがないじゃん……そろそろ、ルフィ達も出向したところだろう……もう足止めする必要もないね。じゃ!さよなら、スモーカー大佐ッ!」
「!まて貴様ッ!!」
静止を聞かずに屋根を伝って逃走するスターマン。その後……取り逃がしたスモーカーは麦わら一味を追うため¨偉大なる航路¨に入ることを決意する。
―――一方、スモーカーから逃走したスターマンは裏路地で
「おやおや……?
「―――貴様か、『運送屋』」
スターマンは目の前にいる男―――¨世界最悪の犯罪者¨と言われる革命家……名をモンキー・Ⅾ・ドラゴンを戦闘中に見かけたため、接触すると話しかける……じつは―――スターマンは賞金稼ぎ時代、お金を得る為に革命軍に接触すると、能力を使った機動力を生かして島から島への運送業を行っていた時期があったのだ。
運ぶ品物は主に武器や食料……稀ではあるが革命軍の同志たちや重要人物など、多岐にわたって様々なものを仕事で運んだことがあったのだ。ちなみに、スターマンは裏社会の密輸品や情報など革命軍に売っていたこともあった。
「しかし、こんなところで会うなんて夢にも思いませんでした……もしかして、自分に何か『依頼』でもあるんですか?」
「いや……この町に来たのは別件だったが、もう済んだことだ」
「はぁ……そうっすか」
「だが――貴様とここであったのもと何かの縁だ……丁度頼みたい依頼もある―――いま
激しい雨風が吹き付ける中、スターマンはドラゴンより
―――ところ変わって、スターマンの言葉を聞き荒れ狂う海に向かって海を出す麦わら一味。
戻って来たルフィー達の中に呼びに行ったスターマンがいなかったことに疑問に思うウソップ……理由を聞くと先に船を出航させておいてくれと言われたらしい。
「おい、本当に大丈夫なのか一人だけで置いていって!?」
「あいつが先に行けって言ったんだ……空も飛べるし大丈夫だろ!」
「……でもよぉ!」
「おれは必ず戻ってこいとあいつと約束したんだ!!あいつは俺たちの仲間なんだ……信じろ!!!」
ルフィがそう言うと、ウソップは納得したのか何も言えなくなり出航の準備を始める。嵐の中……無事に船が出航すると、余裕ができたのかスターマンが無事に帰ってくることを祈るルフィ達。
「しかし……いくら空を飛べるからってこんな嵐の中で本当に無事で来れるのか……?」
「もう来てるよ」
『!!? ビックリしたァ!!』
「ただいま!ルフィ」
「おう、お帰り!!」
いつの間にか船に戻っていたスターマンに驚く麦わら一味……だが、直ぐに帰還を喜ぶ一味は樽を用意すると、嵐の中……原作にあった『進水式』を行うこととなった。
樽の上に片足を置き、己の『野望』を宣言する一味たち。
「おれは『オールブルー』を見つけるために!」
「おれは『海賊王』!!!」
「おれァ『大剣豪』に!」
「私は『世界地図を描く』ため!!」
「お……お……おれは『勇敢なる海の戦士』になるためだ!!!」
「―――おい、スターマン!!あとはお前だけだぞ!!」
「……え、ボクも参加してもいいの?」
「当たり前だろ?何言ってんだ、おまえ」
ルフィの催促の言葉に恐る恐る近付き、みんなと同じように樽の上に足を置くスターマン。決心したのか……同じように己の『野望』……いや、『最終目的』を叫ぶ。
「ボクは……長きにわたる―――『物語の
樽に足を乗せる六人の海賊たち……足を振り上げると、全員で樽をたたき割る。
「いくぞ!!! "
『おおォ!!!!』
―激しく吹き荒れる暴風雨の中―――甲板の樽が叩き割れる音が、確かにこの海の上で鳴り響いたのだった。
■ 第九話 説明する男
『"ホシホシの実"の『惑星人間』……!!?』
甲板の上の『進水式』からしばらく経ち……船内に入ると、スターマンは自分の能力についてルフィ達に説明を始めた。案の定……スターマン能力に驚く麦わら一同、あまりに予想外の能力に声を出して驚愕していた。
「正確には星を作るための核……ボクは『
「……!星を作る能力って……スケールがデカ過ぎるだろッ!?」
「悪魔の実には色々な能力の実があるって聞くが……ここまでくると本当に何でもありだな……!」
「なぁスターマン!!何でもってことは……もしかして肉だけで出来た『肉の星』も作れるのかッ!!!?」
「何そのキモイ星……まァ星を作るための『量』があればデキるにはデキるけど……正直、そんなの作りたくないよ」
「デキるにはデキるのかよッ!!?」
「まぁ
「ちょっと!!?あんた、いまなんて言ったの!!!?」
「いや、今はもうないよ……もう
「じゃあもう一度作りなさいよ!?いますぐにッ!!?」
「『材料』がないから無理だよ!!?」
「本当に何でもありだな」
スターマンの能力の幅の広さに呆れる一同……簡単に能力の説明を受けるとひとまず話しを区切り、これから入る"偉大なる航路"について話を進める。
「"偉大なる航路"の入り口は……山よ!」
ナミの説明を受け疑問に思うルフィ達。スターマンは当然知ってはいたが……本人は能力により『
「なんだよ、つっかえねェな」
「悪いねゾロ、ボクは
「?……じゃあ、おまえどっから"偉大なる航路"に入ってるんだ?」
「ああ、それは……っ!」
「おい!!あれ……嵐が止んでるぞ!?」
「本当だ、静かだな」
「!?あ……やっば」
ウソップの言葉に一体何が起こったのか理解したスターマン。いつの間にか『凪の帯』に入ってしまったようだ。
慌てて嵐の海に戻るように指示するナミ。しかし、何を慌ているのか理解していないルフィ達は事態を把握していないのか、暢気に会話をする。そんな一味にこの『凪の帯』の危険性を説明しだすナミ……しかし―――そうしている間に、船の下には巨大な影が迫っていた。
「"偉大なる航路"は二本の海域にはさみ込まれて流れているの!!それが、この無風の海域『
突然、メリー号が大きく揺れ動く……それはまるで、地震が起きたような揺れであった。
「!? きた!」
「なんだ!地震か!?」
「バカ!ここは海の上だぞ!」
「あ~……これは、間に合はなかったね」
海中が盛り上がると、船も一緒に持ち上がり―――海の中から巨大な何かが
『…………!!!!』
「でか………!!!!」
「海王類の……巣なの……それも、『超大型』のね……」
「……この船に乗って、初めて後悔したよ」
超巨大な海王類の出現に絶句する麦わらの一味……元の海に戻るため静かに行動しようと息をひそめるが―――タイミングが悪いのか、船の下にいた海王類が大きな
当然、船ごと吹き飛ばされる一味。その拍子に船から振り下ろされるウソップ……しかも、その先には巨大なカエルが―――
「おいスターマンッ!!おまえの能力でウソップ引き寄せられないのか!!?」
「いやごめん!ボクの能力は
「なにぃ!!!?」
「ウソップ――――――っ!!!」
――――そんなハプニングもあったが、結局ルフィが腕を伸ばしウソップを掴んだことで間一髪助けることが出来、一味はそのままの勢いでもと居た嵐の海に戻ることに成功した。
あらためて、"偉大なる航路"に入るため"
山に辿り着くと、山に空いた小さな運河の入り口を見つけ、そこに向かって突撃する海賊船……ここでも、船の舵がへし折れ操縦不能になる事態になったが、ルフィの気転により何とか進入に成功。海流の流れに沿って山を登る海賊船。
こうしてルフィ達『麦わら一味』は"偉大なる航路"に向け、だい一歩を踏み入れることに成功したのだった。
■ 番外エピソード 過去話 その1
原作開始から約■■年前――――――
グランドラインの後半の海―――通称『新世界』のとある海域にある船の最終着点『
この場所には彼以外の人間は存在せず、廃船とガラクタしかないこの場所で少年は……現在、
幸運にも手に入れた悪魔の実……『ホシホシの実』を手に入れた少年は、自身の能力を知ったとき狂喜乱舞した……この能力があれば、この島から脱出できる。自分は生き残れる!っと、確かな希望を抱くことが出来た。
―――しかし、彼にとってこの世界は『ご都合主義な世界』ではなかった……彼にとって世界は優しくなく、非常に現実的な『絶望』が彼を襲った。
この能力……『
確かに……この能力は非常に素晴らしく、『飲み水』を得ようとしたとき海水から水だけを抽出することが出来た。これには彼はとても喜び、涙を流しながら感激していた……しかし、次に行った行動により、再び沈黙する。
今度は海にいる『魚』に向けて能力を発動した……が、何も起こらない。どうやら、生き物に対して発動はしないようだ。それなら『魚ごと海水を吸収』しようと力を籠める……が失敗。これは発想自体はよかったが、ある一定量取り込もうとすると能力が解除され、自身に疲労が蓄積される……どうやら、これは単純に自身の実力不足が原因であった。
食料を手に入れることが出来ず、気分が沈む少年……期待がでかかった分、外れてしまった時の絶望感が果てしなく圧し掛かったのだ。
それから、少年は能力に頼らず魚を取ろうと道具など使って唯一の食料である魚を得ようとしたが……現実はそんなに甘くはなかった。
そもそも話―――この『船の墓場』付近の海域に魚があまり近づいてこないのだ。
何が原因かは分からない……知るすべもない。とにかく、それでも少年は迷い込んだのか数少ない魚を得る為に色々な方法で捕獲しようと頑張った……しかし、それだけで捕まえられるほど甘くもなく。魚は良くて三日に一度に魚一匹……最悪、一週間水のみで過ごしたこともあった。
当然、少年は能力の向上どころではなく……体力を消耗しない為に動かず、日がな一日じっと座っているだけだった―――運良く、眼前に船が通り自分を救出してくれることを信じて。
そんなことを続け……約一ヶ月たち、ついに限界を迎える。
満足に食料を得られず、水のみで過ごしてきた少年の身体は骨と皮しか残っていないほどやせ細り……現状に対し叫ぶ力も残っていなかった。
「…………っ」
廃船の上で横になって倒れ伏す少年……もはや、満足にしゃべることもできず、このまま緩やかな死が待っているだろう。
「…………っけて………」
それでも、何かを訴えたいのか……満足に動かせない口で何かを呟く。
『……………………たす、け…て…………』
少年から一筋の涙が静かに流れる…………そのまま、少年は目を瞑り――――――暗く、冷たい世界に身をゆだねた…………
…………
…………
「おい、少年!!!生きているのかッ!!!? しっかりしろッッ!!!!」
深い闇の中に落ちる中―――少年は、確かに自分を呼ぶ必死な叫ぶ声を聴いた。
如何でしたか、これにて《東の海》編は終了とさせていただきます。今後、このような書き方になりますが、ご了承ください。
技名です
『廃棄星(デブリ)ショット』
《東の海》編『第八話 対峙する男』にて登場。
星種(シード)で周囲の物質を引き寄せ纏い、その状態で対象に向けて飛ばす技。スモーカーと戦闘時に使用した。
『固定星(ロックスター)』
《東の海》編『第八話 対峙する男』にて登場。
『自然系(ロギア)』専用の技。相手の極近距離まで接近し、相手の体内で星種(シード)を生成……相手の実態を留めることが出来る。これにより『覇気』を使わずとも相手に干渉することが出来る。なお、能力自体は封じられていない。スモーカーとの戦闘時に使用した。