仮面に縁を、歌に血を   作:星鱈

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ダメだ……(ギブアップ)

文章稚拙なの許し亭許して!(開幕土下座)

二回くらい本文データ吹っ飛んでスライムみたいになっていたので初投稿です。

多分カイジみたいな顔して書いてました。
心理描写……圧倒的不向き……!

〜追記〜
後半部を大幅に改稿しました。大筋に変化はありませんのでご留意をば。





明けない夜はない

結がガチャとドアを開きベッドの横にあるイスに腰掛けた。

持ってきた差し入れの紙袋を近くの棚に置き、そばですやすやと、時折顔をしかめながら寝息を立てる立花響を見やる。

 

 

『……無事でよかった』

『心配、かけたな』

『ご飯食べてるか?』

 

 

彼が悔恨を口にすると、それを察知したように響の目がゆっくりと開かれ目玉だけが結を視界に入れた。

 

すぐさまギョッと瞳孔が広がり、信じられないものを見たかのように急に上半身を起こして結をペタペタと無遠慮に触り始める響。

 

「ゆ」

 

響の喉奥で渋滞が発生しているのか、つっかえた言葉が中々出てこない。

長距離を走りきったマラソン選手のように落ち着かない呼吸を繰り返す響の頭に結はそっと手を乗せた。

 

 

『お疲れ様、響』

『頑張ったな』

 

 

「う゛っ、ぁ゛……」

 

瞬き一回、それが響の限界だった。

二筋頬を伝った光を呼び水に、彼女の目から雨が降る。

 

響は結の胸に顔をうずめた。

肩を震わせ泣きじゃくる響の頭を結は何も言わずに優しく撫で続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の目が赤黒二色じゃなくて、色を取り戻した時に私はそれまでの記憶も取り戻した。取り戻してしまった。

 

背中に氷なんて生ぬるい。

自分の背面が全部凍ってしまったみたいになって、体の芯から冷えていくのをまざまざと感じた。

 

私が瀕死の結さんを抱えてすぐに奏さんや翼さん、二課の人たちが来てくれた。

でも、何を言っているのか私にはわからなかった。聞き取れなかった。雑音(ノイズ)でも走ったみたいに。

 

そうして気持ちとは正反対に明るい空を見つめながら食欲も湧かない日々を過ごして、三日。

私の手に残る機械を抉る感触が蘇り、やっと恐怖が、後悔が、自己嫌悪が、私を苛んだ。

 

大切な人を自らの手で……。

意識がないからと一言で片付けられる問題じゃないのもわかってる。

 

本当ならすぐにでも未来や結さんのところにいった方がよかったのかもしれなかった。

でも結さんはまだ目を覚ましていないし、未来には嘘をついたのもあり、合わせる顔がなかった。

 

ついつい話し込んでしまうカウンセラーの人も今はまだ自分が落ち着くのが先だよと言っていたのもあり、私は割り振られた病室からなるだけ外には出なかった。

 

日を経るにつれて、何もかも忘れて寝る日が多くなる。

決まって途中からあの日の光景がフラッシュバックするけど、それでも現実の中にいるよりはマシだった。

逃げたくて、怖くて、私はまどろみの中をぼんやりと漂っていた。

 

ふと、誰かが入ってきた音がする。

最近は誰かが入ってきても狸寝入りすることが多かった。

今の自分は誰かと面と向かって話せるような心持ちではない。申し訳ないけどお引き取り────

 

「心配、かけたな」

 

心臓が跳ねた。

ギョッとしてまぶたを開いてしまう。

このまま閉じてしまえば狸寝入りの発覚は必至なので、ゆっくりと目線を声の方へ傾けた。

 

「……っ」

 

生きている。

よかった、生きていた。

 

手の温もり、肌触り、あんまり彼の身体に触れたことはなかったが、躊躇も羞恥もその時の私はくずかごに投げ捨てていたんだ。

 

生きているとわかった途端に込み上げた言いようのない感情を止めることができなかった。

そんな私を結さんは涙が枯れるまで撫で続けてくれた。

 

 

 

 

 

 

その後とりあえず雨が晴れた響は結に自分が抱えていた気持ちをさらにぶちまけた。

 

溢れ出た想いも、後悔も、怖さも、包み込むように結は一つ一つ話を聞いていく。

 

「────私、アームドギアをまだ出せてないんです。翼さんが言うには立花の決意が固まってないから、らしいんですが。そんな体たらくだから暴走しちゃったんじゃないかって。そんな私なんて」

 

いる必要ないんじゃないか、響の口はそう言おうとした。

 

「響」

「はい?」

 

結は渋谷で占ってもらった響の運命を思い出していた。

不仲に陥るも、しかして彼女の旅はまだ続く。

>ならば、自分が今彼女にかける言葉は……

 

 

『諦めるのか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ……」

 

無意識に私は歯を食いしばっていた。

 

諦めたい?そんなことあるものか。

理不尽に抗する力があるのに、一人でも多く人を助ける力があるのに、それを使わない選択肢なんてない。

 

「諦めたくなんて、ないですよ」

 

何とか絞り出せた言葉は自分でさえ聞き取りずらかった。

 

私はこの手で人殺しを成そうとした。

今回は幸いにも最悪の事態は避けられた。

 

しかし、ほんの少しでも遅れていたら?

私がもっと衝動に呑まれていたら?

 

そう思うと胸がキュッと締まって苦しくなる。

 

「諦めたいわけない!でも、でもッ!私がまたみんなを、誰かを傷つけてしまうかもしれないんですよ。それじゃ意味、ないじゃないですか」

 

力は益にもなるし、害にもなる。要は使いようだ。

そう師匠──弦十郎は口にしていた。

 

なら力に振り回されている今の私は?

紛れもなく害なのではないだろうか。

 

「みんなの何でもない日常を守りたい!誰一人だって死なせなくない!争いたくなんてない!

……なのに、私は……私なんかじゃ、何も……」

 

自分の至らなさは自分が一番よくわかっている。

 

人に仇なす力なんていらない。

傷つけるくらいなら、使わないでいたい。

そう思っていた。

 

「もし響がまたそうなったら俺が、みんなが響を止める」

 

結さんの言葉を飲み込むには、時間がかかった。

 

「なんで?」

「……誰かを助ける時、その理由を考えたことはあるか?」

 

知らず知らずのうちに俯いていた顔が跳ね起きる。

そうだ。確かに私は理由を一々考えてから助けに走ったことはない。

毎度毎度衝動的に走り出すのが私だ。

……そのせいでかなり未来には迷惑かけてるんだけど。

 

結さんは私の手をとって小指と小指を結んだ。

 

「転んでもいい。泣いてもいい。でも、また立ち上がってくれ」

「響一人でそれが難しい時は、俺もいっしょに手伝うし、二人で考えよう」

 

ここまで聞いてやっとわかった。

同じなんだ、私と。

 

目の前で困っている誰かがいたら放っておけない。

それがたとえ、自分を傷つけた人であっても。

 

「ホントにいいんですか。もっと迷惑、かけちゃうかもですよ?」

「いいとも。その代わり、もう自分だけで抱え込まないでくれ」

 

 

 

私の目に、もう陰りはなかった。

 

 

太陽が見えた。

ほんの少しだけだけど、今はそれで十分。

 

 

 

 

────うん!へいき、へっちゃらです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もらってばかりですね、結さんからは」

 

 

『じゃあもし俺が困った時は助けてくれるか?』

 

 

「─────ハイっ!」

 

 

 

COOPERATION【立花響】

 

『正義』

【■■■□□□□□□□】 RANK3

 

 

 

 




やるって言ったのにこのザマだよ……。

一応ビッキーコープイベ(のつもり)

ウルトラマンネクサスOP流してヨシ!
響は男じゃないけどクウガ系女子だから……。

足りない部分は脳内補完をどうぞよろしくお願いします。

その代わりというか、お目汚し失礼したお詫びと言ってはなんですが、こちらをどうぞ。
というかこっちが本編な気がしてきた。


〜次回『以降』予告〜















「■■■■■■■■■─────ッ!」



「世界を侵食している……!?」
『分の悪い賭けは嫌いじゃない』




「……言わないのが普通だと思うんだけど?」


【───ヒットしました。ナビゲーションを開始します】


「剣だッ!」

『盾だッ!』



「もう逃げるのは……終いだッ!」



「本当に私がただの付属端末とでもお思いですか?」

「ノイズじゃないならなんなんだよコイツは!」





「あなたも……私だね」





「あなたは()()()()()()のでしょう?マルキ
「やられっぱなしは……性にあわないんだ」




「導け、『アザトース』ッ!」


「聳立せよ、『バベル』ッ!」










…………












「破獄だ、モンテクリストッ!」













『仮面に縁を、歌に血を』





────運命の鍵は手の内に。

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