仮面に縁を、歌に血を 作:星鱈
そのうちやってくるだろうペルソナVSシンフォギア戦を想定すると、どうも盾だけだとタコ殴りにされそうな気がしたので初投稿です。
櫻井理論は物理法則に真っ向から喧嘩売ってるのでこちらも対抗していきたいと思います。
その表情は黒く凹凸のない仮面によって阻まれ、窺い知ることは出来そうにもない。
だが彼が抱いている感情は、その仮面の上からでもハッキリと分かった。
その身朽ちても己の魂尽きるまで護り続ける、そんな
途方もない意志を込めた『決意』が、ひしひしと僕の肌を撫ぜていた。
────20××年 快聞社出版 三島由輝(2000〜)『其は災厄の席に立つ者』 冒頭部より引用
もう一人の自分からの心強い後押しの言葉を胸に、結の身体は──ギャラハッドは既に動いていた。
鎧の背面部が甲虫の翅めいてオープンすると格納された多数のビットらしき武装が顔を出す。
排出されたビットは群体生物のように集合・離散を繰り返し一つの形を成した。鎧と同じく暗紫色をした、身の丈以上はあろうかという巨大な大盾だ。
ギャラハッドは躊躇いもなくそれを手にするとノイズに向かってシールドバッシュ。肉が焼けるような音と共に数体のノイズが灰燼と帰す。
続いて二撃、三撃と盾を振るいノイズを後退させ四撃目を繰り出そうとしたところでギャラハッドはおもむろにその片手の平をノイズへと向けた。
刹那──鎧の隙間から紫電が瞬く。
「コウガ!」
銃身──ガンバレルが腕部を中心に筒状に多数展開、そこから放たれる紫光の刃がノイズの液晶らしき部位を貫通する。
>……引き連れてきたノイズは全て倒せたようだ。
目標の全滅を合図にギャラハッドは赤熱する腕の銃身を下ろす。鎧の隙間からは装備を冷却するためのスチームが排出される。
「雨城……なんだよな」
ギャラハッドの後ろでマナーモードの如く震えながらカリスマガードをしていた三島だったが、目の前から驚異が一掃されたことで幾分かの冷静さを取り戻したようだ。
ㅤ『そうだ』
ㅤ『他に誰がいる』
「いやまぁ、そりゃ君しかいないけどさ。ていうか何なんだよそれ」
クルクルとギャラハッドを中心に周りながら三島は結が変貌した騎士を改める。
「……理屈も理由も分からないけどありがとう、雨城。俺、死なずに済んだ」
ㅤ『重畳だ』
ㅤ『クラスのみんなには内緒だよ☆』
「うん。でも君はまだ、戦うんだね」
無言で頷くと彼は「分かった」と一言。
「あ、でも後でその鎧について聞かせてもらうからな!」
>三島は自分が言った安全なルートを辿って行った。一応心配だからビットを幾つかつけておこう。
>ギャラハッドの背部から放たれたビットが走る彼に追従する。とりあえずこれでひとまずは安心だ。
しかし悲鳴は未だ各所から聴こえてくる。
その数が心做しか減っている気がするのは彼らが安全な場所へと逃げられたからだと信じたい。いや、そうであって欲しい。
ギャラハッドは冷却が終了したガンバレルを格納すると、今度は鎧の隙間に小型のバーニアスラスターを展開し声の響く方へとその身を加速させた。
荒廃したライブ会場の中心で紡がれる片翼の歌、天羽奏の最期の調。
「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizzl」
ひしめき合う異形の軍勢──ノイズへと向けてそれは奏でられる。
彼女の耳に聞き覚えのある悲鳴が聴こえた気がした。しかし、つとめて知らないフリをする。
練り上げた覚悟が絆されてしまいそうになるのを堪え、奏は口許に垂れた血を拭った。
「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen──ッ!?」
最後のフレーズを口にする直前、奏の口は突如として噤まれる。
彼女の視線の先にはつい数瞬前まで影も形もなかったものが現れていた。
ノイズの軍勢と奏の間に突き刺さった紫光揺らめく剣────否、その切っ先の鋭さから見違えたのだろう。それは自分の身長を優に超す大盾だった。
奏は油断なく周囲を見渡すがそれを投げた下手人と見られる人物は存在しない。
翼は依然としてノイズに阻まれているし、周囲に認定特異災害以外の影は見られない。ならばどこに──
──ガシュン
聞き慣れない機械の駆動音、そして何かを殴打する音がノイズ達の中心部から聞こえてくる。
中断されたとはいえ『絶唱』を口にしてしまい、適合率を引き上げるLiNKERの上限も到達スレスレの奏だが、目の前に迫ってくるだろう新たなる驚異に油断なく欠けた撃槍を構える。
自分の至らなさ故に背後で倒れる
再び絶唱することも考えたが、一矢報うどころか最初の1フレーズでお陀仏だ。不甲斐ない自分に嫌気が差し、彼女は唇を噤む。
不意に力が抜け奏の姿勢が崩れたその一瞬、真横をノイズが勢いよく通り過ぎ、胸から血を流し、薄らとその瞼を開いた少女の眼前で霧散した。
飛びかかってきた訳ではない。
身体を紐状に編んで襲いかかってきたわけでもない。
前方からの衝撃により吹き飛ばされた、それが答えだ。
彼女の視界の先には暗紫色の甲冑を纏い、巨大な盾を振るう騎士────ギャラハッドが彼女たちを護るようにその背を向けていた。
ㅤ『大事ないか?』
ㅤ『手を貸すか?』
「……ノイズを盾殴りする誰とも知らんヤツを頼れってか」
吐き捨てるように呟く奏。ギャラハッドはそれに構わず質問を続ける。
ㅤ『悪魔と相乗りする勇気はあるか?』
ㅤ『災厄の席に立つ覚悟はあるか?』
「……ハッ、上等」
欠けた撃槍を支えに、彼女は立ち上がる。
自分の背後に灯る火を護る為ならば、この槍、この身体、この命────捨ててしまっても惜しくはない。
それでも足りないならばこの魂さえくれてやる。
「騎士──いんや、悪魔さんよ」
奏はグッと拳を握り、突き出す。
「力貸せ。あたしはまだ、折れるわけには──いかない!」
ㅤ『応!』
ㅤ『承知』
ギャラハッドは奏の言葉にガッツポーズで応えてみせた。
【奏の確固たる決意を感じる……!】
COOPERATION【天羽奏】
『審判』
【■□□□□□□□□□】 RANK1
【ペルソナの力を育てる人間関係
『審判』のコープが解禁した!】
というわけで機械鎧(マシンメイル)と化したギャラハッド君。
すまんな……次回こそ特機部二の反応を書けるはず!
もしやんなかったらカ・ディンギルの下に埋めてもらっても構わないよ!
シンフォ『ギア』だし機械要素入れようかなって思った結果バベッジ(FGO)にモビルスーツを悪魔合体させたみたいになってしまった。
一応初期ペルソナが機械鎧なのも『魂が燃える限り無限の前進を続けられる』という結の心情から由来してたりする。
ほら、機械なら例え身体が欠けてボロボロになっても修繕できる──つまりは直す根気さえあれば何度だって立ち上がれる気がしませんか?(曲解)するんだよ!(豹変)
Q.誰がここまでしろと言った。
A.ハッ!全部私のせいだ!ハハハハハッ!湊くん、全部私のせいだ!フフッ……
ところでこれなんてモビルスーツ?もしくはナイトメアフレーム?
以下長々とギャラハッドの搭載装備などを書き連ねてますが、見なくても大丈夫だと思われます。
それじゃあ……ついてこれる奴だけついてこいッ!
これは結の誰かを護る『決意』の側面が現れたペルソナである。
イメージはゼロ(コードギアス)の仮面の凹凸をとっぱらって頭部に装着。そしてサザビー(機動戦士ガンダムㅤ逆襲のシャア)のボディみたいなごつい鎧を纏わせたヤベーやつ。
身長はだいたい3、4mくらいを想定。
主要武装は背部装甲を展開することで排出される多数のビットを集合させて構成した大盾。そして身体の一部を再構成して銃撃・砲撃。
大盾はある程度形を可変させることができるが耐久力が下がる。
ビットの総数は大盾4.5枚分とかなりの量デス!
鎧の隙間から小型のバーニア・スラスター(小型のロケットエンジンみたいなもの)を多数展開して高速移動や空中での姿勢制御をもこなす。
サザビーみたいなゆとりある鎧だし各所にデッドスペースがあるんでそこから展開する感じ。
鎧の隙間から紫色の光が明滅したり、蒸気を排出したりしてるのでとってもカッコイイ。
動力機関の心臓部には聖杯っぽい何かが格納されている。それなんてアークリアクター?
使う魔法はコウハ系。高潔な騎士って言われてるから妥当っちゃ妥当。腕部展開したガンバレルから魔法を射出します。
P.S.
声優繋がりで名前を『ガヴェイン』にすることも考えてもいた。しかしその場合、ライブ会場の上空には擬似太陽が出現し、3倍の処理速度になったドルイドシステムとみんなのトラウマ『不夜』のギフトを使用したのかもしれない。
……コレただの高性能ゴリラでは?(名推理)