それでは最新話です。どうぞ。原作と展開が違います。
ここは何処だ。ジャンヌとフォウ君は何処に?それに何か掴んでいる?これはとても柔らかい。是非とも触っていたい。そうして意識が回復した時俺はジャンヌを押し倒した形でジャンヌの柔らかな果実を触っていた。
「 !?⁇!?!!…ごめん!?ジャンヌ!?」
「わかっているなら降りてください!?これじゃ私たち変態です!?」
ジャンヌが顔を真っ赤にしながら言ってくる。すぐに離したが俺の顔も真っ赤だろう。話を変えないと気まずくてしょうがない。咄嗟に出てきた内容を言う。
「ここは何処だろう?」
「ここは建物の中でしょうか?」
「やぁカルデアのみんなよく来たね〜」
「「!!!」」
レイシフトが成功したのか見たこともない建物の中にいたのでジャンヌに話かけていたらさらにビデオで見た男の人が気軽に話かけてきてびっくりした。確か名前はマーリンとか言う人だ。さっきの痴態は見られていないと思いたい。
「いや〜よかったよ。あいつじゃなくって。やっぱりカルデアのマスターは君だよね。」
彼のセリフで一気に真面目な空気になる。ジャンヌも話を聴こう集中し始めたようだ。さてカルデアを知っている?そういえばカルデアのファンだと言っていた。あいつとは神条のことだろう。神条を言う時に敵意に似た表情をしていた。まさか?
「もしかしてカルデアがおかしくなったことを!?」
「あぁ。知っているとも。だからこそ是非とも話たいと思ってi『マーリンシスベシフォーウ』ガハ!?」
さぁ話をしょうと相手が誘ってきたところフォウ君の一撃によって沈められた。
「おい。キャスパリーグ。私は飼い主だろう。飼い主に手をあげる使い魔が何処にいるんだ!?」
「シスベシシスベシ」
まだフォウ君が殴っている。マーリンさんが嫌いなのか?
「フォウ君ステイ。話が進まないから止まって。」
俺の言葉でようやくフォウ君はやめて俺の肩に止まった。
「ふぅ。ようやく話ができる。キャスパーリーグめ。さて話そうか。ここはウルク。ギルガメッシュの王宮だ。」
「まさかギルガメッシュ王の王宮とは。レイシフトが完璧に成功しましたね。マスター。」
「うん。よかったよ。」
「あぁ。本当によかった。ギルガメッシュ王に言っておいて正解だった。実はこのままレイシフトしていたら何処に飛んで行ったかわからなかったんだ。」
「それはどういう?」
「今現在ウルクは非常体勢でね。ウルク上空を円型に覆うように転移封じの結界が貼られていたんだ。だからレイシフトした時に私が魔術で調整してここにおちてこれたんだ。いや〜よかったよかった。いいものも見れたしね。」
あ!見られてた。俺たちは顔を真っ赤にしながら話を聞いていた。
それによると現在メソポタミア文明は崩壊寸前という。犯人は3女神と名乗る女神達の攻撃で土地の半数を取られ人間は根こそぎ殺されたりしたらしい。生き残った人達はウルクに集結し魔獣戦線を作り上げ約半年もの間戦い続けたらしい。一応孤立した集落もあるらしいが現在調査が進んでないらしい。現状分かっているのはマーリン曰くイシュタルとティアマトと名乗る女神で他は名前はおろか姿すらわからないらしい。
「最悪に近い状況だね。」
そうロマンが結論付けた。正体がわからないのであれば対応できない。しかもわずかな時間で文明を滅ぼせるほどの同盟だ。半端ではなくとも消される。
「とりあえず来てくれ。ギルガメッシュ王に謁見してくれ。」
王の間
「そこの衛士長、貴様は北の壁の防衛に回れ。レオニダスと共に魔獣の侵攻を食い止めろ。決して死ぬなよ。今は奴の言う通り死ねば無駄死になる。貴様らの命は我が預かっているのだからな。シドゥリ、巫女の中に産づいた者がいたはずだ。その者の任を一時解き休息を取らせろ。シドゥリ、さらに仕事を回せ。決めに行く。」
「かしこまりました。王。」
すごい忙しそうだ。過労死するんじゃないかってくらい働いている。これは話しかけづらい。
「おーい、ギルガメッシュ王。マーリンだよー。」
「 マーリン!?」
マーリンが忙しそうな中普通に話かけていた。これはまずい。空気を読んで欲しい。マーリンの声に反応したギルガメッシュ王は俺を見て一言、
「フン、ようやく来たか。」
「え!?」
「ほら言っただろう。話はつけてあるって。」
そうしてギルガメッシュ王にジロジロ見られる。
「これが人類最新のマスターか。……話にならん!!」
そう断じられた。
「どうやらまだではないか。この土地の声も聞いておらん。これでは戦力として数えられん。シドゥリ、此奴らを貴様が管理しろ。三週間までに使えるようにしろ。」
「かしこまりました。王。」
話が勝手に進んでいく。目的を言わなければ、
「ギルガメッシュ王、話をk…『くどい。貴様の言いたいことはわかっている。聖杯がほしいのだろう。我が持っている。』!!?」
そうして何処から取り出したのか聖杯が出現した。
「あなたが聖杯を!?」
「貴様はオルレアンの聖女か。そうだ。マーリンから聞いているだろう。どうやら3女神の目的はこの聖杯だろう。そうでなければこのウルクを襲ってくる理由がない。この状況ではな。」
この状況、人理焼却で特異点が現れた時必ず聖杯が絡んでくる。本来聖杯がない時代に関わり起きるはずがない現象を引き起こし人理を歪めた。例えば第1特異点ではその時代フランスではいないはずのドラゴンやワイバーンがフランスを襲い壊滅しかけた。しかしその聖杯なら
「まぁ、待ってくれみんな。焦る気持ちもわかるけど落ち着いてくれ。」
マーリンがそう言う。聖杯についても知っているはずのマーリンがそう言うんだ。状況を確かめる。気持ちを落ち着かせ話を聞く。
「マーリン。わかった。話してくれ。」
「現状あの聖杯は人理焼却とは無関係だ。あれは彼が所有していたもの。つまり彼のお宝だ。君は聞いたことがないかい?ギルガメッシュ王は全ての宝を手に入れた。その中には英霊の武器や宝の原典もある。そのひとつさ。」
確かゲートオブバビロン。宝物庫としての意味を持つ宝具だ。説明通り全ての武器の原典が存在すると。例えばエクスカリバーの原典もまだ名前こそついていないが存在するだろう。その中の一つに聖杯が。
「じゃあ、あれを回収しても。」
「意味はないね。ただ彼の宝を回収しただけだ。だが彼の聖杯を狙っているというのは事実さ。人理焼却では聖杯こそ特異点を作り出す物。使い方次第では世界も作れるという事だ。」
「3女神はそれを狙って。でもそれじゃこの特異点を創り出した聖杯は別にあると言うことか。」
「そうだね。おそらく3女神の誰かが持っているはずだ。ひとつは自分のために。もう一つを使って世界を創り上げるのだろう。」
「そうなのか。」
正直話の規模がデカすぎる。これが最終特異点。神代の世界か。そう思っているとギルガメッシュが。
「そろそろ移動しろ。ここでは邪魔だ。シドゥリ連れて行け。」
「 かしこまりました。」
「ギルガメッシュ王!?まだ話は『ジャンヌ。今は情報が欲しい。この特異点の規模はデカすぎる。情報も精査したい。マーリンに聞きたいこともある。行こう。』…わかりました。マスター。失礼します。」
「失礼します。」
そう一礼してから王の間からマーリンやシドゥリさんと移動する。
あてがわれた家
少々小汚いがこれはあまり使われていないのだろう。掃除さえすれば全然使えていい家に見える。それに2階建てなので見ようには立派だ。まさかここまでの家を与えてくれるなんて。
「ここがあなた達の家です。少々小汚いですが掃除さえすればまだまだ現役の家です。どうぞお使いください。」
「ありがとうございます。シドゥリさん。」
「すごいですね。マスター。まさか一日目でこんな立派な。他の特異点では野宿が基本でしたから幸先よく拠点が見つかりましたね。」
そうだ。基本野宿生活の特異点修復。カルデアから送られる物資と野宿を気にならないくらいの高性能なテントもあるがやはり地に足ついた家には勝てない。砂漠の移動とかアメリカ横断の旅とかしんどかった。
「あぁ、ジャンヌ。幸先いいね。」
ここまで戦闘という戦闘がない。むしろ幸先が良すぎて怖いくらいだ。
「うーん。この家良さそうだね。私もギルガメッシュの城から部屋を一つもらっているがこの家も良さそうだ。部屋一つもらうよ。」
そう言って家に入っていくマーリンをフォウ君は見逃さなかった。
「マーリンマーリン」
「いてててて、キャスパリーグ、やめなさい。成長してるんだからさらに痛いよ。」
フォウ君をキャスパリーグと言うあたりマーリンは知っているのかな。今度聞いてみよう。
「おやおや騒がしいですね。」
誰だ!?
夜の宴
「まさかギルガメッシュ王の手でサーヴァントが召喚されていたとは。」
「 えぇ。私たちも貴方達の話はマーリンより聞いています。随分と苦労なさったようで。私ならそんなマスター切り捨てていますよ。」
ギルガメッシュ王の手で召喚されたサーヴァント達も部屋の掃除を手伝ってくれた。彼らの真名は牛若丸、弁慶、レオニダス、天草四郎、風魔小太郎そしてマーリンを含めた6騎だった。
「それにしてもすごいな。サーヴァントを一度に6騎も制御するなんて。それだけの魔力も有しているのか。」
それだけじゃない。サーヴァントを維持しつつあれほどの職務を生きた生身で行っているのだ。驚嘆を通り越して不安になってくる。過労死しないか。
「あの人に休んでくれと再三申しているのですが、やはりこの状況では彼一人いなくなるだけでウルクは崩壊しかけます。」
そう答えてくれたのは天草だ。彼にあって以降ジャンヌはあまり喋らない。どうやら苦手の人種のようだ。
「その時は拙僧が最悪介錯いたしましょう。」
「冗談はよしてください、弁慶殿、あながち否定できないレベルです。」
冗談を言った弁慶に小太郎がツッコム。まぁこんな感じで動いているのだろう。
「まぁまぁ、今は宴、無礼講ですよ。カルデア御一行の皆さんも楽しんでくださいね。」
そう牛若丸が締めくくって宴がつづく。あ!後でサインもらお。
「さてそろそろ真面目な話をしようか。藤丸君。」
「はいわかりました。」
「私もお願いします。」
宴の料理もなくなり宴が解散してすぐマーリンがそう言った。マーリンはカルデアの異変に気づいていたようだ。
「マーリン。貴方はカルデアの異変を認知しているんだね。」
「うん。その通りだ。わかっていると思うけどドクターロマン君には抜けてもらっている。後で君達から伝えてくれ。下手に動けばあの男がどう行動するかわからないからね。」
「わかりました。」
宴の時のおちゃらけた姿と打って変わって本気の表情だ。どうやらマーリンクラスが本腰を入れないといけないほどの異変。カルデアはイベントに片付かないらしい。
「今カルデアは未曾有の危機にある。私はアヴァロンからあいつの登場をみた。」
ジャンヌと俺が顔を見合わせる。どちらも驚いている顔だ。
「登場ってどこからか転移してきたのか?」
「その認識であっている。しかもロンドンでソロモンが出した魔力を遥かに超えるレベルの魔力放出だった。」
もはや見合わせることすらできない。カルデア内でそのレベルの魔力放出が出ていたのに気づくことすら出来なかったなんて。
「計器はどうして?認識できなかった?それより私達も気付かないなんて。」
「中からは気付かなかっただろうが外からはすごかったよ。全てを飲み込むくらいの魔力だった。そしてその後あいつが現れてマスターとして活動したんだ。」
「それはつまりカルデアの中で認識改変みたいなのが起こったのか?」
「おそらくその通りだ。そうじゃなければ私は彼をカルデアのマスターとして認識していたはず。カルデア内の変化だろう。だから私は君達を保護するために信号を出して動画を送りつけたんだ。藤丸君、しょっちゅう襲われていただろう。このままじゃ君殺されてたよ。」
マーリンがこう言って警告とさらっと信号弾を上げたと言った。
「 運がいいのか悪いのか反応に困る結果だ。ね、ジャンヌ」
「えぇ。本当にどうしてこのような。」
「憤る気持ちもわかる。私も怒りという感情を真に理解した気分だ。まぁ任せたまえ。私もバックアップは頑張る。メソポタミアをクリアすれば彼らの目も覚ませるかもしれない。」
「わかりました。」
「マスター、大丈夫ですか?」
マーリンの返事をするがどこかぎこちない表情をみてジャンヌが心配してくれた。
「大丈夫って言いたいけどやっぱりきついかな。」
「まぁそうだね。今日は夜遅い。明日からウルクでの生活をシドゥリ殿に教えてもらえばいい。おやすみー」
「おやすみ。」 「おやすみなさい。」 「マーリンシネ」
マーリンが二階に上がって行った。そろそろ俺も寝なければ、
「ジャンヌ、今日はどうする?」
「そうですね。今日は一緒に寝ましょう。 初めての場所ですし安心しますよね?」
「うん。嬉しい。それじゃ寝ようか。」
ジャンヌと一緒に寝たらすごい安心する。夜は長い。夜を楽しもう。ジャンヌと。
ジャンヌと寝るシーンはやましいことなどありません。姉弟や兄妹のように寝ています。信じてください。まぁ未来がどうなるかわかりませんが。
原作の変更点 メソポタミアの現状
マーリンが調整してウルクに無事到着。
ギルガメッシュ王との戦闘がなくなる。
原作ではおそらく11月の10日あたりからウルクに行くがここではマーリンの信号で一ヶ月ほど早くなっている。そのためエリドゥに探索に行っていなかったことに変更する。そのため天草と小太郎が存在する。
巴御前は原作通り相討ちで死亡。茨木童子も原作通り戦闘中馬鹿らしくなり逃走。茨木盗賊団を作って活動中。