アイドルマスターシンデレラガールズワンダフルライフRTA 「解けない魔法」エンド   作:のんびり芋

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初の他者視点オンリーなので初投稿です。


Day3 午後の部 高木玲奈ファンクラブ

 玲奈がアイドルになった。

 

 今朝学校に来たらやけにクラスが騒がしく、なんだろう?と思っていたら本人からアイドルになったと言われた。

 正直そこまで驚かなかった。なんせ、いつかはなるとずっと思ってたんだから。 なんならやっとかとさえ思った。

 

 しかしアイドルになるとは思っていたが俺自身アイドルというものをあまり知らない。

 歌って踊るくらいはわかるが、いかんせんそういったものに疎いので、今活躍しているアイドルの名前とかは全然知らない。

 

 でもアイドルってことは、練習やテレビ収録とかできっと忙しいのだろう。だから学校にはあまり来なくなるのか?とか思っていたら玲奈は

 

「学校には毎日来るよ!勉強しなきゃだし。」

 

 と言った。

 ということは部活みたいなものかと自分で勝手に納得した。

 

 でもアイドルならどうしても会う機会は減るだろうし、減らさないといけないだろう。

 これからは個人的に会うことはあまりないんだろうな、そんなことを思いながら自分の席に着いた。

 今日の授業も眠そうだ。

 

 

 

 ──────────────────

 

 

 

 ①「全員揃ったか?」

 

 ⑤「ええ、7人全員いるわ。」

 

 ①「ではただいまより、高木玲奈ファンクラブ緊急会議を始める。議題は、皆も知っているだろうが、彼女がアイドルになったことだ。」

 

 ④「ついに高木さんの魅力が、アイドル事務所に伝わりましたか。」

 

 ③「やっとって感じだねー」

 

 ⑥「全く一体今までどこを見ていたんだ。」

 

 ⑦「まあまあ、その話は置いといて、今回集まったのはそんなことを話すためじゃないでしょう?」

 

 ①「いかにも、今回集まってもらったのは、ファンクラブ規則第5条のことについてだ。」

 

 ②「あー、やっぱりそこかー」

 

 ③「アイドルになったからどうしてもそこは話し合わなきゃねー」

 

 ①「その通り、場合によってはこれを廃止しなくてはならない。」

 

 ④「しかし会長、アイドルだから廃止というのはいささか早計では?」

 

 ⑦「自分もそう思います。アイドルだからって完全に駄目という訳ではないでしょう。過去にはアイドルでありながらも“あれ”をした方もいます。」

 

 ②「確かに、昭和のアイドルは禁止されて無かったし、なんなら有名どころもしてたって聞いたことがあるし、今もそこそこニュースになるな。」

 

 ⑤「しかしながら、あくまで過去の話であり、今“あれ”をされている方はそんなに若くはありません。それに恋愛発覚でグループを脱退した方もいます。」

 

 ⑥「しかし、海外ではそもそもそういった文化自体がないと聞く。ならば問題ないのではないか?」

 

 ⑦「確かに。日本以外は結構してますよね。」

 

 ⑤「あくまで海外の話です。ここは日本ですよ?そういった話が通じるとでも?」

 

 ④「先ほどから聞いていると貴女は5条を廃止したいのですか?」

 

 ⑤「そんなことは言っていません。私だって残したいですよ。」

 

 ④「しかしながら、貴女の言っていることはそれとは真逆のことばかり言っているではないですか。」

 

 ⑤「私は玲奈ちゃんのことを思って…!」

 

 ①「ストップだ。我々は言い争いをするために集まったのではない。」

 

 ④「僕としたことが少々冷静さを欠いていました。申し訳ありません。」

 

 ⑤「私も少し感情的になりすぎました。すみません。」

 

 ①「我々はあくまで高木さんの幸せを願うために存在している。そこを弁えて発言するように。」

 

 ④⑤「わかりました。」

 

 ①「さて、5条に関してだが私としても残したい。しかしながら、やはり本人の意向と所属事務所の方針が重要だ。まりなくん。彼女の気持ちについて何か変化はあるか?」

 

 ③「うーん、前とあんまり変わって無いと思う。」

 

 ⑥「ということは彼女自身はアイドルになってもしたいのか?」

 

 ③「そこまではわからないかなー。気持ちを奥底に封じるかもしれないし、解放するかもしれないし。」

 

 ②「でも決して関心がなくなったとかそういうことじゃないんだな?」

 

 ③「うん、そういうことはないと思う。」

 

 ①「なるほど。ありがとう、まりなくん。では次に所属事務所としての方針はどうなっている?健斗くん。」

 

 ④「HPを見ましたが、禁止という文言は確認できませんでした。事務所の方にも問い合わせましたが、そのような規則はないとのことでした。」

 

 ⑦「でも実は暗黙の了解で、ということはない?」

 

 ④「僕と会長が持つあらゆる人脈を使って確認しましたが、やはり確認できませんでした。このことから、ないと断言してもいいでしょう。」

 

 ②「意外だな、何かしらはあると思っていたが。しかし、アイドル的にはあまり良いとは言えないんじゃないか?」

 

 ④「そう思って現在所属しているアイドルについても調べたところ、今までに2人がプロデューサーと、3人が一般の方と“あれ”をしておりました。」

 

 ⑥「いたのか!」

 

 ④「さらにどのアイドルも現在活動中もしくは、アイドルとしてはやめているが他業種にジョブチェンジして活動しています。」

 

 ⑤「なるほど……しかしファンは怒るんじゃないの?一般はともかくプロデューサーとなんて。」

 

 ④「それについても調べましたが、ファンにおいては発覚または発表後、一定数減っていることが確認できています。」

 

 ③「やっぱり減っちゃうかー。それなら難しいかもしれないよー」

 

 ⑦「というと?」

 

 ③「玲奈ちゃんはシンデレラガールを目指しているみたいだから、ファンが減っちゃうのはダメかなーって。」

 

 ⑦「シンデレラガールってなんですか?」

 

 ③「えーと、健斗くんパス!」

 

 ④「では僕から、シンデレラガールというのは年に1回行われる346プロ所属アイドル全員の総選挙でトップになったらアイドルのことです。日本最大手であるアイドルプロダクションのトップですから事実上日本一のアイドルということになります。」

 

 ⑥「なるほど…ならばファンが減るのはまずいな……」

 

 ②「確かに…それはまずいですね。」

 

 ①「廃止も視野に入れざる得ないか…」

 

 ④「しかし、前例はあります。廃止とまでいく必要はないのでしょうか?」

 

 ⑥「我らの目的は高木さんの幸せ、その点から考えるにシンデレラガールは極めて重要だ。彼女の熱意がどれほどのものなのか、今一度調べなければ。」

 

 ②「判断材料が乏しいね…現状では決められないかな?」

 

 ⑦「しかし、高木先輩は既にアイドルになっています。事態は一刻を争うのではないでしょうか?」

 

 ①「一理あるな。諸君、いかなる些細なことでもいいから情報はないか?」

 

 ④「申し訳ありませんが、現時点ではこれ以上は…」

 

 ⑤「現在調査中ですが、まだ情報が入ってきておりません。」

 

 ③「うーん、今日も玲奈ちゃんに変わったとこはなかったからなー」

 

 ①「打つ手なしか……」

 

 モブ「会議中失礼します!」

 

 ④「会長、彼女は私の諜報員です。会議への参加の許可を。」

 

 ①「よかろう、許可する。」

 

 ④「ありがとうございます。和子さん、情報を。」

 

 和子「はい、先程入ってきた情報ですが、高木先輩のご友人の話を基に解析した結果、現在先輩はレベル4状態を継続が妥当とのことです。」

 

 ⑦「会長、どうしましょう?」

 

 ①「なるほど、十分に価値のある情報だ。ありがとう。」

 

 和子「お褒めに預かり光栄です。では、失礼します。」

 

 ②「つまりアイドルになっても気持ちに変化なし、と言うことか…」

 

 ④「会長、これは5条存続でもよろしいのでは?彼女の気持ちに変化がないのならば、それを手助けするのが我々の勤め。いかなる状況下でも彼女の願いを叶えるのが我々の使命です。」

 

 ⑤「私も同じ意見です。」

 

 ①「うむ、では採決に移ろうと思うが異議はないか?」

 

「「「異議なし」」」

 

 ①「異議はないものと見て採決に移る。5条存続に賛成にもの挙手を。」

 

 ①〜⑦(手を挙げる)

 

 ①「賛成多数、よって本議案は全員一致で存続とすることに決定した。また会長権限で明後日また集まることを指示する。本日はこれにて解散!」

 

 

 

 高木玲奈ファンクラブ緊急会議

 議題:ファンクラブ規則第5条存続の可否

 結果:存続

 

 

 

 ──────────────────

 

 

 組織紹介

 高木玲奈ファンクラブ

 名の通り玲奈のファンクラブ。会員数現在600人(全校生徒+先生+α)

 玲奈の幸せを第一に考えており、邪魔するものや障害は全力で排除する。

 規則や運営等はG7が決めている。

 

 G7

 グローバルに考えてても最も高木玲奈を愛している7人の略

 ファンクラブの意思決定はここがしている。走者最大の敵であり、ガバの元凶。後に走者のメンタルを苦しめる。 

 一見真面目そうだが、メンバーは全員アホの子である。つまり馬鹿の集まり。

 

 人物紹介

 ①伊藤哲 17歳高2

 生徒会長にしてファンクラブ会長兼G7議長。全生徒と先生から信頼されており、前回選挙(立候補者1人による信任投票)において賛成率100%を達成。

 実は彼のファンクラブもあるが、ファンクラブというより後援会じゃないかと皆思っている。

 玲奈については、入学の合格発表の時見かけて即ファンになった。後に入学初日にファンクラブを設立、現在に至る。

 人の名前を言う時くん付けで呼ぶ癖がある。

 

 ②赤井湊 17歳高2

 一見チャラそうだが、決して他者に対する尊敬や配慮を忘れない紳士。スポーツ万能でサッカー部のキャプテンをやっている。

 玲奈に関しては、入学初日にファンになった。彼女の幸せをいつも願っている。

 実はまりなと幼馴染。

 

 ③結城まりな 17歳高2

 ふわふわした女の子。男女問わず気軽に話しかけるコミュ強。全生徒と先生と友達と考えているし皆そう感じている。

 他人の心を読むのが得意であり、玲奈のメンタル担当となっている。

 玲奈に関しては、湊と同じく入学初日にファンになった。

 実は湊と幼馴染。

 

 ④片淵健斗 18歳高3

 いわゆる真面目眼鏡キャラ(男)。情報収集が得意で、ファンクラブでもその担当になっている。成績優秀で学年1位の座を明け渡したことはない。

 会議ではあんな風だったが、明梨とは仲がいい。

 玲奈に関しては入学式で見てファンになった。

 

 ⑤瀬戸明梨 18歳高3

 いわゆる真面目眼鏡キャラ(女)。情報分析が得意で、ファンクラブでもその担当。成績優秀だが万年学年2位。理由は健斗のせい。でも健斗とは仲がいい。

 玲奈に関しては、健斗と同じく入学式でファンになった。

 

 ⑥武士龍一郎 16歳高2

 名前のまんま武士のような男。剣道主将。また柔道や空手など数多くの武術に精通しており、めちゃくちゃ強い(小並感)

 あまり女子と話したことはないが、実は密かに人気があるとかないとか。

 玲奈に関しては、入学式の時話しかけれ、こんなに可愛い人がいるのかと感動しファンになった。

 

 ⑦酒井新太 16歳高1

 中性的な男子。G7唯一の高1。一見可愛い男の娘枠と思いきや、筋肉の戦士である。でも見た目と声は可愛い。高1会員を任されており、ファンクラブの規則をきっちり教える。違反したら制裁(筋肉)

 玲奈に関しては、自らの入学式の時に見てファンになった。

 




誤字指摘兄貴ありがとナス!
全然気づかなかったゾ……これからは気をつけます。
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