感想も他の作品を書く時間にあてたいので基本的に読むだけになります。
後から感想を返しますので許してください。
なお今日はデレマスの総選挙で奈緒が4位、楓さん5位、あかりが35位&ボイス一位になったことにより俺と弟が発狂してました
幸せを望むなら、出来る範囲でいいから……他者を思い遣る気持ちを忘れないで下さい。元々、君が持っていた大切で尊いそれを……捨てないで下さい
ありふれた職業で世界最強 by畑山愛子
愛里:今、何してますか?
長谷部と遊んだ翌日俺は佐倉から連絡ツールで連絡が来る。珍しいと驚いていると俺はもう一度
「どうしたの?」
「なんで櫛田が入り浸っているんだろうな。」
と俺は適当に本を読んでいたのに櫛田が俺の部屋に潜り込んできて俺のベットでゴロゴロと寝転がっていることに疑問を覚える。
お前クラスのアイドル的存在だろっとツッコミを入れたくなる気持ちをこらえているがそれでもこう言った場面はすでに珍しくない。
まぁ本当のアイドルは身近にいるのだがそれは櫛田も気づいていないだろう。
奈緒:部屋でくつろいでる。どうした?
と俺は返信するとすぐにピコンと音がなる
「はや!!」
「誰?」
「友達。」
と言って俺は返信を見るとそこには
愛里:ブログの件で話したいことがあります。
と簡潔な文。だけどそれは佐倉自身が勇気を出した一歩であることは俺にはすぐに分かった。
「櫛田少し外出てくるわ。」
「えっ?……ってどうしたの?もしかして緊急用かな?」
「あぁ。ちょっと時間がかかる。つーかちょっとお前にも頼む可能性があるから自室に戻ってくれないか?」
「えっ?」
「ちょっとお前みたいに訳ありの人間なんだよ。最悪、何人か動かすことになるから。お前が裏から行動してくれた方がありがたい。」
するとビクッと反応し櫛田は頷く。櫛田自身の裏の人格があることは誰にも知られたくないこと。それを聞くのは櫛田にとっても自分の立場を危うくするもんだ。自分だけ特別であるって好奇心が行き過ぎてら信頼関係を壊すことになりかねないと感じたんだろう。小さく頷き俺の部屋から出ていく。その間を使って俺は返信する。
奈緒:どこに行けばいい?
愛里:私の部屋に来れますか?1106です。
奈緒:了解。すぐ行く。
と俺はすぐに階段の方へ向かう。見られたくないのでエレベーターなどは使わずに接近した方がいいだろう
そうして佐倉の寮室へと向かった。
「お邪魔します。」
「……どうぞ。」
私服姿の佐倉が俺を出迎え部屋に入るとそこにはきちんと整頓された女の子らしい部屋であった。
つーか無防備にもほどがあるだろ。信用されているのかよくわからないけどさすがに注意しておこうか。
まぁとりあえず俺は一呼吸いれて
「連絡の件の話でいいんだよな?」
さっそく本題に斬りかかった
「は、はい。」
「……とりあえず俺も一度確認している。……この悪質ツイートの件だよな?」
俺がスマホを取り出すとそこにはグラビアアイドルの雫のツイートがあった。
それはたった一枚の写真であり、俺が見ても綺麗に撮れていると思う写真だったのだが……一つだけ違う点があった。
いやそれ以降の写真のブログにはある一言が原因だった
『運命って信じる?僕は信じるよ。これからはずっと一緒だね』
そしてその後どんどん話は続いている
『いつもきみを近くに感じるよ』
『今日は一段と可愛かったね』
『目が合ったことに気付いた? 僕は気付いたよ』
俺が雫が佐倉であることはずいぶん早めに知っていたので気がついたのは早かった
「…気づいてたの?」
「気づくだろ。つーか俺が初めてブログを開いた時には書き込みがあった訳だし。」
と俺は苦笑してしまう。さすがにこれを気づかないのは無理がある。
「それと佐倉、男子の目線結構怖がっている節があるだろ。でも明らかに極端すぎたからな少しブログを見てみたんだよ。そしたらビンゴって訳だ。」
「……そんなに分かりやすかったですか?」
「分かりやすかったな。まぁあんまり知られたくないことだろうし伏せてた。それに一応俺はお前が頼ってくれないと動けない立場だし。それにこれ俺だけでは如何にもならないしな。」
「……へ?」
「俺喧嘩はクソ弱いから。というよりも力関係は通常高校生の平均よりちょい上だからな。」
俺は少しだけ苦笑してしまう。正直技術がどうにかなる柔道や空手はともかく、レスリングや相撲だとそこそこ強い立場であることは変わりはない。
「そ、そんな。」
「……まぁ助けを呼んでくれたおかげで最強の助っ人を動かすことができそうだけどな。」
「へ?」
俺はそういうと一本の通知を入れる。
そうすると数秒後俺の元に一本の返答が返ってきて俺はその結果に頷く
「最強の助っ人って?」
「堀北先輩と三宅。お前が怯えないようにってことで須藤は正直無理だろ?」
「う、うん。」
「一応三宅も喧嘩は昔していたことは聞いているからな。基本的には口で何とかする予定だからな。それに口が固い方がいいだろ?それまで護衛としておいておけばいい。……正直目立ちたくないだろ。悲劇のヒロインって肩書きは佐倉は嫌がるだろうしな。」
すでに動かせる信頼できる仲間や取引先はすでに用意してある。
そしてすでに水面下では俺も動き始めていたのだ。
「……一応俺以外に二人に事情を話すことにはなるけどな。まぁこういうストーカーは早めに動かせて現地で捉えた方が早い。まぁ佐倉の行動原理からいったら犯人は数人に絞れているからな。」
「犯人ですか?」
「あぁ。一人目は山内。まぁ噂話だけど佐倉に告られたって嘘をついていたはずだ。佐倉がこの状況で告白するとは思えないしな。まぁ、可能性としてはほとんどないと思うけど、佐倉の正体に気づいたのならありえる話だ。外堀から埋めていけばいい話だしな。ぶっちゃけ俺は山内は信用してないからな。よく嘘でポイントをねだりに俺の元に来るし、ぶっちゃけ投資するメリットが少ない。」
ぶっちゃけやっていることは詐欺行為とほとんど同じなんだよなぁ。正直一番クラスでいらないのは山内だし、正直どうやって退学に追い込むかを考えているところなんだけど。まぁ平田がどうなるかわからないし。
「……んでもう一つは電気屋の店員か。おそらくこのカメラを買った時に身バレしたんだろうな。……ちょっと待ってろ。今密偵に探ってもらっているから。」
「密偵ですか?」
「おそらく俺と一緒のところで買っているはずだ。その店員をリストアップすればいい。だからお使いついでに一人に頼んである。」
俺が簡単に答える。密偵=櫛田だ。好きなものを電子機器で買っていいから店員情報を探ってほしいと頼んである。こういったことは櫛田が向いているのは確かだ。スパイや敵情視察は圧倒的に俺の切り札の一つになっている。
「…えっとその人には私のことは。」
「言ってない。多分まだ気づいてないと思うし写真友達っていうこともしらないだろうけど。」
「そ、そうなんだ。」
と一安心したようにしている佐倉。
「とりあえず作戦を伝えていいか?佐倉にも危険が及ぶから身の安全を固めておきたいんだけど。」
「危険ですか?」
「あぁ。元々この中では犯罪者の対策はほとんどされていないんだよ。学先輩がいうには犯罪が起こらないようにしていたのがこの学校なんだよ。それなのにストーカーという犯罪が発生した。普通に警察沙汰だけどもこの学校には警察が存在せずパトロール隊がいるだけ。すなわち外部の犯行を全く想定していないんだよ。」
そう。俺の予想は当たっていた。監視カメラは生徒の監視のためであり防犯行為を防ぐためになかったのだ。だから防犯対策が少ない。これが致命的に穴であったのだ。
まぁそうそう犯罪なんか起こらない。また外部の人間と触れ合うどころか働いている人しか入れないようになっているがための油断だろう
佐倉は被害者であり助ける優先権がある。いや。今俺の中での優先権はおそらく佐倉が一番上だろう。
だから絶対に助ける。
そう思いながらも俺は話を佐倉に続けた。