ようこそ綾小路がいない教室へ   作:孤独なバカ

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ここから原作が一気に変わります。主人公と綾小路の違いで大きく変化します。
原作崩壊タグを追加します


ネタバラシ

自分から動かないで手に入る物などありません。恋愛だって攻めあるのみです。

ニセコイ by橘万里花

 

月終わりのとある2時間目。いつものように授業中は騒がしかった

いやいつもの通りではなく水泳の時間から須藤と数名の生徒に限っては真剣に授業を受けるようになった。

それは俺が須藤の朝練を付き合うこと条件にいくつか条件をつけたのだ。捻挫を頻発させるのではなくて俺自身体を動かすのは好きだしちゃんとウォーミングアップと終わりのクールダウンはしっかりとこなしているので今の所は再発をしていない。

須藤曰く俺と手合わせできるだけでバスケの上達が早くなるとのこと。一応強豪中の練習メニューなどを伝えたりしてバスケ部に招待されたりなど最初の須藤とは大きな違いになった。本当にバスケのことなら熱心になる須藤には正直羨ましさと少し嫉妬してしまう。俺にはそんな夢がないんだから夢のある人物は尊敬するのだ。

 

ついでに食事についても俺が基本的には支援する形になっている。将来性にかけて須藤の運動能力は確実に今後クラスのために生きてくるだろうと思えたから俺たちが晩飯と朝食は支援すると言う形をとったのだ。

さらに佐藤と松下、幸村という生徒が俺についたのも大きいだろう。

松下は俺と同じように恐らく腹黒い性格を持っているのは俺ですら感じていたことだった。だから利用価値があるっと思えば簡単なのだが…

いや違うか。松下は俺と同じようにスリルを楽しむ人間だ。だから平坦な人生ではなくスリルを求めて平田たちのグループから離れたんだろう。

俺がすることを見極めるために。

佐藤と幸村は水泳の件に恩を感じているのか知らないけど普通に俺の近くにいつのまにかいるようになっていた。いや。本当についでだったから恩を感じるとかそういうのは本当にやめて欲しいんだけど。というよりも罪悪感があるし。

それと時々だけど高円寺が俺と昼飯を取る?いや将来の高円寺コンツェルンに勧誘を受けている。

まぁ受ける気はさらさらないのだが。

 

「……」

 

俺はただ真剣にノートを取る。もはや俺が出し続けていたヒントは終わり。残りのピースを埋めるために必要なのはあと一つに迫っていた。

そして授業が終わると一回肩をなでおろし体を伸ばす。

授業っていうのは明らかに面白くないものだ。俺自身嫌というほど予習で慣れており、ただのノートに書き写す時間でしかない。

 

「……う〜ん。やっぱり明確なサインは今の所ないなぁ。」

「何が明確なサインはないの?」

「……って櫛田か。珍しいなこっちに来るなんて。」

「あはは。ちょっとね。最近佐藤さんや松下さんがそっちのグループに入っちゃったから軽井沢さんの機嫌が悪くて。」

「ふ〜ん。嫌味を言いに来たのか?」

「ううん。ただちょっと水泳の時間からクラスの雰囲気が変になっちゃったように感じて。」

「そりゃそうだろうな。俺が意図して変えたんだから。」

 

するとその言葉に櫛田は絶句する。クラスのざわめきを全て止まり俺の方に視線が集まる

 

「どうして?」

「簡単にいうなら意識改革とヒントだな、あいにくこの学校は実力主義だ。すでにこの三週間で他クラスと差がついているしな。」

「どういうこと?」

「それはすぐに答えを出すよ。さすがにこれ以上やけどを広げさせるわけにはいかないしな。」

 

その言葉を聞きながら櫛田だけではなく他の人も言葉の意味を理解し始めたのだろう。さらにもっと不安にさせるようなことを言おうか。

 

「そうそう。遅刻や授業中の私語や携帯を触ったことは注意は先生たちは叱らなかったけど先生は何か手元に書いていたからな。先生たちはもしかしたら俺たちの授業態度の問題で減点対象にされていることは確かだぞ。あれほど注意したのに俺以外誰も注意しないしやめなかった。というよりもなんでこれくらいのことを注意しないといけなかったんだよ。小学生でもできることをお前らはやらなかったんだ。ぶっちゃけ自業自得だろ。」

「っ!」

 

クラス中がざわざわと騒ぎ出す。もはやそれは隠しようのないものであったのだ。

すると3時間目のチャイムがなる。授業は日本史。オレたちDクラスの担任、茶柱先生が授業担当となっている。

 

「なんだ騒がしいな。静かにしろー。今日はちょっとだけ真面目に授業を受けて貰うぞ」

「どういう意味っすか、佐枝ちゃんセンセー」

「月末に近いからな、今から小テストを行う。後ろに配ってくれ」

 

 あくまでも事務的に、茶柱先生は一番前の生徒たちにプリントを配っていく。前の生徒から受け取り確認すると、主要五科目の問題が載った、如何にもな小テストだった。

 

「えぇ〜聞いてないよ〜。ずる〜い」

「今回の小テストはあくまでも今後の参考用だ。成績表には一切反映されることがない。だから安心して取り組め。ああ……、カンニングだけはするなよ? その場合は問答無用で退学処分とするからな。まあ、そんなバカな行為をする生徒が居るとは思ってないが」

「先生質問いいですか?」

「うん?大江どうした?」

 

俺が手をあげていることに全員が少し怯えている。ミホと高円寺だけが面白そうに笑っているのだが。それじゃあネタバラシ。最後のとどめの発言と行こうか。

 

「成績表には一切反映されることはないと言いましたがこの試験はクラスのポイント。以後そのポイントについてはクラスポイントといいます。今回の試験にクラスポイントに反映されると見てよろしいでしょうか?」

 

すると茶柱先生は少し笑顔になり値札を調べるかのように俺をみる

そして茶柱先生からクラスメイトにとって絶望の言葉が発せられる。

 

「あぁ。お前の言うところのクラスポイントには反映される。」

「わかりました。ありがとうございます。」

 

俺はニコッと笑うとクラスからすでに一歩飛び出したことを宣言していたものだった。クラスのみんなは動揺を隠せないようだった。

しかし試験のこともあってか真剣に受け始める。

試験問題は計20問。それを俺は30分くらいで全部の問題を解き終え目を閉じる。

最初の一発はうまくいったようだ。それなら第二フェイズに移行するとするか。

 

 

昼休憩俺はクラスに召集をかけた。即ち今回の件の説明をするということだ。

これはまず簡単にリスクを負う問題が高く、俺自身が孤立する可能性もある。

それでもこの辺りで攻めないと面白くない。

この行為を無謀と捉えるのもいいだろう。

昼休みの時間丸ごと使うと言ってあるので俺は先に昼食を買いにいかせ、俺は先にミホが作った弁当(無料)を食べる。

こう言った時友達というのは本当にありがたいものである。困ったときは協力し合いお互いにパートナーとして認め合っていたからだ。

するとしばらくたってなぜか担任の茶柱先生や他の先生まで来ていた。そのことには驚きを隠せなかったが色々使い道はありそうだ。

 

「それじゃあ全員揃ったな。それじゃあ解説を始めるぞ。」

 

俺は教壇に上がり全員を見下ろす。そして黒板にプライベートポイントとクラスポイントと書かれたものがあった

 

「まず。最初にプライペートポイントについてだな。これは全員が知っている通りここでは金銭として使うという認識があったのだろう。まぁ実際金銭としても使えるしその認識は間違っていないだろう。でも俺の認識は金銭ではなく自分の価値であると考えているんだよ。」

「どういうこと?」

「先生は言っていただろう?『当校では実力で生徒を測る。倍率が高い高校入試をクリアしてみせたお前たちにはそれだけの価値があるということだ。』即ちその価値がなくなればプライベートポイントは失われていく。先生は毎月の振込日と今現在振り込まれる金額しか言わなかっただからな。すぐにプライペートポイントが変動すると気づいたよ。」

 

すると全員が何故言わなかったのかと言いたげだったが俺は無視して次のクラスポイントを指差す

 

「そして次にクラスポイント。これは俺は最初は気づいてなかったけどミホのおかげで気づくことができたんだよ。よくよく考えたらこの学校は生徒を実力で測るって言っていたのに対しクラス替えがないのがおかしいんだよ。実力がある人間とそうではない人間。普通なら分けるべきだろうしな。いや分けてあったというべきか。俺が知る限りAクラスは三日後には二人の先導者が出ていた。」

 

すると全員が黙り込む。言葉もでないのだろう。それを無視して俺はミホに頼んだ情報収集の結果を告げていく。

 

「そしてBクラスも入学して5日後Cクラスも入学してから二週間後には気づいた人がいるのだろう。一気に先導者が現れ統率者が生まれた。だから俺はこれ以上やけどを負うわけにはいかないと言ったんだ。」

 

即ち俺がこれからクラスの先導者として立つということを宣言していることと変わりはない。

 

「話を戻す。この一言によって俺たちはクラス対抗も視野に入れ詮索を始めた。そしてまず真っ先にこのことをクラスに話すかを考えたんだよ。」

「そうだよ。なんで俺たちに話さなかったんだよ。」

 

すると教室全体が批判の声を浴びせてくる。いや。主に山内や池軽井沢など話していた人間や散財しすぎていた人たちばっかだ。

少しの間俺はただ静観する。今のうちに批判を殺到してこないとこれからやることに色々と支障がでてくる。

ぶっちゃけ俺が怒りたいくらいだ。こんなこと当たり前のことを当たり前にできない人間にどうして構わなければならないのか。そう思ってしまうくらいこのクラスの惨状は酷いものだった。そして数分ずっと黙っているとすると少しずつであるが収まってくる。

 

「……そろそろいいか?」

 

全員の声が黙るまで俺がずっと待っていたことにさっきまで批判していた生徒は口をつぐむ。

 

「言っとくけどここまでやったのはお前らの自業自得にすぎない。言っただろ俺は何度もヒントを出し続けていた。高円寺なんかはたった一言で気づいたぞ。プライベートポイントに変化があるってな」

 

俺は冷たい口調でそう告げる。そして俺は続けていった。

 

「とりあえず言わなかった理由はこのクラスは絶対に防衛できないと見たからだ。周りのことを考えない会話。他人のことを考えない授業態度。そんな生徒に注意をしないクラスメイト。授業は欠席するは遅刻はするわ。……なんでそんな当たり前のことができないんだ?当たり前のことさえできないのに他のことができるわけないだろう。」

 

冷たい視線を向ける。すると全員が居心地が悪いのか視線を下にそらす。

 

「確かにクラスポイントが減ったのは俺たちにも責任がある。でもな大半はお前らのせいだぞ。よくよく考えてみろよ。なんで十万と大金を手にいれることに不自然を覚えなかったのか?なんでその疑問を疑問にしておくんだ?」

 

そして俺は完全的に突き放す言葉を告げる

 

「多分先生たちや他のクラスは俺たちのことをこう思っているだろうよ。本当に愚かだなってな。」

 

クラス全員が静まり返る。当たり前はこれで全てのピースが埋まったのだろう。

 

「だから俺とミホは独自にプライベートポイントを手にいれる手段を模索した。そのうち俺は学校の仕組みに気づいたことにスポットを当てるためプライベートポイントを使った賭け事、そしてミホは俺が出資して自分の寮でレストランを作ったこと。ミホがレストランをやっていることは知っている人が多いよな?」

 

実際何人かのクラスメイトは食べに来たことがあるのだ。

それ自身隠すことではないことなんで全員頷く。

 

「その時によく聞いたよ。よくDクラスがこんな案を持ち出したってな。当たり前だ。前例のないことを俺とミホはやっているんだから。学校内での企業は未だ前例がないらしい。一応売上の一部を学校に寄付していることを条件に開いているけどそれでも好調だよ。今俺とミホは共同でプライベートポイントを使っているしな。今現在俺たちが所有するプライベートポイントは百万を超えたぞ。」

「ひゃ。」

 

それはこのひと月で一人当たり五十万ポイント増やしたことと同意義になっている。そしてこのことが何を意味をしているか。

それは経済面で俺とミホ頼みにならざるを得ないことになるってことだ。今、クラスのプライベートポイント半分は俺たちが持っていることになる。

そしてそれは他のクラスにも知れ渡っている。Dクラスで真っ先にSシステムに気付きそれでいてクラスに進言しなかった。いや恐らく相手にならないので自分から最下位になる選択をした俺とミホを警戒する人は恐らくいるはずだ。

 

「……まぁこのくらいか。とりあえずは今日はここまで。残りのことについては月始めの方がやりやすいからな。……茶柱先生5月1日の朝のホームルームの時間を買います。いくらになりますか?」

「……本当にお前は恐ろしい生徒だよ。あぁ。授業中ではなく朝のホームルームの時間であるとすれば…五万くらいか?」

「それなら今払います。その時に今後の展望。そして俺たちが所有するプライベートポイントの使い道について説明する。異論があるならその時に聞く。以上解散。」

 

と俺はそう言い終わるとため息を吐く。

そして須藤の様子を見ると少し動揺していたが……どうやら落ち着いている。

 

……ちゃんということは守っているな。

 

なんとかなるか。

俺はそうやってぐったりと机に体を預けた。

そしてこの瞬間クラスの立ち位置を一気に覆し俺はトップに立ったのであった。

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