おはぽよ!俺は雄英高校ヒーロー科に在籍している森羅操作というものだ!
根っからの陰キャで中学校までは友達がいなかった。人と話すのが苦手だ!
マスコミも苦手だ。
何でこんなこと言うかって?
校門の前にマスコミが押し寄せているからですよ!そんなところに立たれると登校の邪魔なんですけど!遅刻しちまうだろうが!
それはそれで、実は俺はマスコミにいい思い出がない。絶対に話を聞かせるわけにはいかない。
金ボタン二つと眼鏡をつくり普通科の人間になりきる。
少し肩をすぼめて下を見る、背中を丸めてちじこまる様に歩けば陰キャの完成だ!
そんなこんなでマスコミをやり過ごし、教室に入れた!
今日の時間割は割と普通で、特出するとしたら午後にヒーロー基礎学があることぐらいだ。
突然だが俺は頭がいい!当たり前だ、こんな個性を使うためには物の構造を原子レベルで知る必要がある。そして俺は結構頑張り屋さんでもある!個性が発現して最初に操れたのは精々一モルくらいで、ただの雑魚個性だったものを鍛えて鍛えて鍛えまくった。
そんな俺が普通の高校レベルの授業を聞いて面白いと思うか?答えはノーだ。
多少普通の高校より難しいぐらいで俺の頭を満たせると思うなよ!
俺の個性上、科学などの専門書や論文、医学書を読むために世界各国の言語を読めるようになった俺は凄い!話が逸れたが、俺は今個性で新しくつくられた特殊強化合金の論文を呼んでいる。大変画期的だが大量生産できるわけではなく、ビルや学校といったものには使えないそうだ。もういっその事タルタロスの警備に使えばいいと思う。
次の論文は、(・_・D フムフムナルホド融合個性を使った身体強化についてか。
人は個性がない時代から体のサイボーグ化を夢見ていたが、身体強強化を目的に体に機械を埋め込んだことはない。体に機械を埋め込んだのは心不全などの治療だけだと本で読んだことがある。機械の部分が体との拒否反応を起こしたり、制御できずに体が引きちぎれたらどうするんだ、と、結構反対意見が多いそうだがそのための融合個性だ。人道とかそういったところはハナから見ちゃいない。
ちょうど二つ論文を読み終わったところでお昼の時間になった。
俺はかなり食べる方だ、周りの人にそういう個性かと問われるくらいには。
今は飯田の隣で700円で食べられる特盛シリーズのビビンバを食べている。ランチラッシュは優しくてファットガムのような個性の人もいるだろうとこのシリーズを作ってくれたらしい。
直径40センチぐらいの石の器にご飯が五合ほどと肉と野菜がたんまり 卵黄は5つ。
ビビンバは混ぜて食べるのがマナーなので混ぜて熱々のお肉とご飯と野菜を口の中に放り込む。粒だっていながら硬くないごご飯と噛むと肉汁が口の中に広がり溶けていくお肉、歯ごたえを残しつつもしっかり火の通った野菜たち。
彩りや栄養バランスも考えられているから健康的で芸術的な料理だ。
底のご飯に少しおこげがあるのもランチラッシュの優しさだろう。
最高かよランチラッシュ!
そんなこんなでやってきましたヒーロー基礎学!
オールマイトが話しているが俺はコスチュームに思いを馳せていた。
俺の個性を極限まで生かすために死力を尽くしたし、サポート会社には死力を尽くしてもらった。とても貴重な金属や素材、許可を取るのがどちゃくそ大変だった薬品や最新の技術使った繊維など。まずサポート会社に呼び出されたなぁ、そんで少しだけ研究に参加したりしたんだっけか。国と学校に許可を取るために薬剤師の資格も取って。大変だった。
戦闘訓練らしいのでコスチュームを着れる。
性能の確認とか最終的な外見とか色々したいめっちゃ楽しみ。
壁から出てきたトランクを持って更衣室に急ぐ。薄手で伸縮性抜群で体温調節も出来るノースリーブのタートルネックと同じ生地のスキニーパンツのようなものを履いたところでみんなが来てその他もろもろの装備。
防弾性のある少し分厚いアームカバーを付け、肩甲骨の真ん中で留める。
タートルネックの上からショルダーホルスターをつけ、チェストの下あたりでベルトを締め、入っていた銃をセットする。使うのは主にゴム弾だが信号弾や本物の銃弾にも対応できるように作った。
俺は水を武器にすることが多いので、腰に救助用具と水を入れる容器が左右に2つずつ付いている。水を入れる容器はかさばらないように楕円形にした。
左太ももにレッグポーチをつけ、その中に取扱いに資格が必要な薬品を詰める。
右太ももには手に入れるのに苦労した金属を詰め、踵とつま先からナイフが出る靴を
履く、靴裏が少し硬いスポンジのような生地なので足音が出にくい。
リストホルダーをつけゴム銃と信号弾の弾倉をセットし、アームポーチにスマホを入れる。
最後に防火撥水素材のマントを被れば完成だ!
コスチュームを装着しているときに周囲にガン見されたが、珍しかっただけだろう。
三分ほどで着替えを終えて指定されたグラウンドに出ると誰もいないようなので靴の確認やレッグポーチのゆるみなどの点検をしていると、小さな紙を持ちながら時々目を瞑ってブツブツとつぶやいていたオールマイトがこちらに気づき、駆けてくると、
「森羅少年!」
頭を下げた。何を隠そう俺はオールマイトとほんの少しだけ面識がある。
「あの時はすぐに助けられなくて申し訳なかった!」
というのも俺が五歳のとき公園で父親に怒鳴られて頬をひっぱたかれていたのを目撃し声をかけたのがオールマイトだ。その時は父親に追っ払われてしまったが、警察に相談し児童虐待の調査を始めるよう言ってくれて、六歳のときには保護されていたと。まぁ纏めると、オールマイトは俺を保護してくれた人だ。見つけた時すぐに保護できなかったことを悔いているようだが、オールマイトが罪悪感を感じる必要なんてない。そもそも、俺が個性で自分の傷を治したり、父親が個性で誤魔化したりしていたから一年で証拠を掴んだことの方が凄いんだ。
「何回も言っていますが、保護に時間がかかったのは仕方がない事です。俺や親父が個性を使っていたんですから。」
「頭をあげてください。オールマイト先生。」
そんなやり取りをしているうちにぞろぞろとクラスメイト達が出てきた。
切ります。