アルフィミィちゃんになってスパロボ時空で暗躍する   作:アルフィミィ好き

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第21話

 

 

 さてさて、ヴィンデル達との会話が終わり、さっそく訓練しようかと思いましたが……ふと漂ってくる臭いに忘れていた事を思いだしたので、ルリちゃんとラピスちゃんに連絡を取って与えられた部屋に移動しました。

 

「お姉ちゃん、洗いますね」

「……私も……頑張る……」

「お願いしますの」

 

 部屋に移動して合流した二人と一緒にシャワーを浴びますの。二人は既に入っていたみたいなので、私だけですが洗ってもらいます。敏感なアルフィミィちゃんの肌を美少女二人に裸で洗ってもらうというご褒美状態。最高ですの。

 隅々まで綺麗に洗ってもらってから身体を拭き、下着をつけた状態で部屋の中に戻り、椅子に座りますの。後ろからルリちゃんが髪の毛を乾かしてくれます。その間にラピスちゃんを膝の上に乗せて彼女のお腹に腕を回し、もう片方の手で彼女の髪の毛を乾かしてあげます。

 

「ラピス、レモンお姉様に酷い事はされていませんか?」

「……大丈夫……皆、良くしてくれてる……」

「そうでしたのね。良かったですの。他の皆も元気ですか?」

「ん。元気。もうリハビリ、始めてる……」

「それは良かったですの。ルリも安心ですわね」

「はい。レモンお姉様、本当に良くしてくれているみたいです」

 

 まあ、レモンお姉様がこの子達に酷い事はしないとは思っていましたが、ラピスの様子から本当に問題ないみたいですの。やはり本人達から聞き取りしないと不安ですからね。通信だと近くに監視が居るので本音も話せないでしょうし。

 私のルリちゃんとラピスちゃんに対する溺愛っぷりを考えると手を出すのはとても危険ですもの。レモンお姉様達もそれをわかっているでしょう。故にラピスちゃんは私とルリちゃんに対する人質になりますし、大切にしますの。

 

「……お姉ちゃん達は……これから戦いに行くの……?」

「ですの。でも、大丈夫ですよ。私とルリは必ず帰ってくるですの」

「はい。必ず帰ってきますから安心して待っていてくださいね」

「……うん……ずっと待ってるね……」

 

 とりあえず、不安そうなラピスちゃんを可愛がりながら、まったりしているとルリちゃんが髪の毛を乾かしてくれました。ただツインテールにされてしまいましたが、これはこれでいいですの。

 乾いたのでラピスちゃんをベッドに寝かせてぬいぐるみを抱かせ、今度は私がルリちゃんの髪の毛を乾かしてあげますの。

 それが終わった後、改めて服を着るのです。今回は初めての戦争なので気合いを入れてアルフィミィちゃんの身体に含まれている力を出来る限り引き出しますの。なので今回ばかりは原作アルフィミィちゃんの服を用意しましたの。寸分たがわぬハイレグなので黒いスカートを用意してありますの。これがないと下半身の防御力が皆無ですしね。ルリちゃんはネルガルの制服ではなく、スーパーロボット大戦のナインちゃんが着ているゴスロリですの。

 さて、着替えが終わったらヴァングレイⅡの訓練ですが、基本的な事は変わらないので問題ありませんの。月面まで数時間しかないので、ブレインコンピュータを使って何度も訓練します。相手はチート機体ではありますが、速度で負けるつもりはありませんの。というか、速度で負けたらもう勝ち目なんてありませんの。

 ただ休息も必要なのでラピスちゃんとルリちゃんと一緒に少し仮眠を取ります。寝ている間に身体をガンダムマイスターとの戦闘で得た経験を最適化させる事も忘れません。もちろん、その間もシミュレーターはゼロシステムを使いながら動かし続け、戦闘経験値を積み上げていきますの。最適なコースとかがわかるだけでもかなりいいですからね。普通ならシミュレーターだけではゼロシステムの未来予知も失敗します。ですが、ここにクスハやリュウセイ達から受け継いだ念動力を使えば弱点は補えます。基本的にはゼロシステムの未来予知で予感が働いた時だけ念動力で回避しますの。これが生き残るためにベストですのよ。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 時間になり、アラームで意識を覚醒させます。睡眠時の最適化も終了していますので、起きてから服装を整えて軽くチューブで食事を取りますの。ルリちゃんとラピスちゃんも起きてきたので、三人で仲良く手を繋いで格納庫へ向かいます。すでにトライロバイト級万能母艦ギャンランドは作戦宙域へと到着しているようで、壁にあるモニターに映し出されている外の映像には沢山の地球連邦軍の軍艦が見えますの。まさに大艦隊といったところで、いくつかギャンランドと同じトライロバイト級万能母艦すら何隻もありますの。

 

「凄く沢山……」

「連邦軍の七割が集められているみたいです」

「総力戦ですのね」

 

 まあ、地球連邦政府にとって月面はそれだけ重要な場所なので仕方がありませんの。外の映像を見ながら移動していると、すぐに格納庫に到着しました。格納庫では沢山の兵士さん達が動き回っております。

 ヴァングレイⅡの隣にはゲシュペンストMk-Ⅱやアシュセイヴァーが置いてありますの。反対側には何故かゲシュペンストMk-Ⅳとして予定されていたヴァイスリッターまでありますわね。そちらの方は誰が乗るかは知りませんが、あの子のデータも欲しいですね。ライン・ヴァイスリッターを作りたいですし。なんでしたらヴァングレイⅡの次はアレを貰ってもいいかもしれません。

 

「ブロウニング少尉。こちらへどうぞ」

 

 呼ばれたので私達はヴァングレイの前に移動し、そこに居る整備兵さんに状態を聞いてみるですの。

 

「システムの移行は終わったですの?」

「はい。問題なく終わりました。後は細かい調整ですが、それはそちらでお願いします」

「はいですの。ルリちゃん、微調整を終わらせて出撃準備をしますの」

「わかりました。ラピス、ここでお別れです。良い子にして待っていてください」

「……お姉ちゃん……」

「大丈夫ですの。すぐにとは言いませんが、必ず倒して戻ってきますからね」

「わかった。良い子にして待ってる」

「はい」

 

 しゃがみ込んでラピスちゃんを抱きしめた後、頬をに軽くキスをします。柔らかい感触がとてもいいですの。

 

「ほら、ルリも」

「はい」

 

 ルリちゃんもラピスちゃんに同じようにする百合百合しい姿を鑑賞してから、ラピスちゃんとはお別れですの。流石に幼すぎる彼女を連れていくわけにはいきませんし、三人用にはできていませんもの。

 

「また後で」

「ん、またね」

 

 ルリちゃんと二人でコクピットに入り、システムチェックを行ってから問題のある場所を修正し、それが終われば次は実際に軽く動かしてみて微調整しますの。両手を握ったり、屈伸してみたりといった感じですの。

 

「ルリ、そちらはどうですの?」

「こちらは大丈夫です。火器管制システムもリアクターの制御システムもほぼヴァングレイと変わっていません。両腕が変わった事ぐらいですね。お姉ちゃんの方はどうですか?」

「速度が前よりも出やすくなっています。ルリが出力調整を気を付けてくれないと爆発しちゃうかもしれませんの」

「頑張ります。大型の高出力タイプだから結構大変かもです」

「まあ、オモイカネも一緒に頑張ってくれたらいいです」

『任せて』

 

 オモイカネも答えてくれたので、二人にお任せしますの。私はただ撃ち貫くだけですの。武装チェックなどもしていると、モニターにアクセルの顔が映し出されました。

 

『準備が出来次第、順番に発艦しろ』

 

 全体命令でしたので、私達もヴァングレイⅡを動かしてカタパルトに乗りながら発進します。

 

『発進どうぞ』

「ヴァングレイⅡ、アルフィミィ・ブロウニング及び」

「ルリ・ブロウニング。発進します」

 

 カタパルトから宇宙に射出され、全天モニターに無数の戦艦とパーソナルトルーパー、アーマドモジュールの姿を確認できますの。

 

「お姉ちゃん、合流ポイントが表示しました」

「ありがとうございますの」

 

 ルリちゃんのナビゲートに従って移動しますの。少しするとアシュセイヴァーやヴァイスリッター、それにゲシュペンストMk-Ⅱ達が集まってきます。それからそれぞれが手で触れ合って接触回線で会話を行うですの。こうする事によって盗聴の可能性を減らしてあります。

 

『全機揃ったか?』

 

 アクセルの言葉に皆が答えていきます。全天モニターも人の顔でいっぱいになってしまいますのである程度は後方に回します。そもそもオモイカネで一枠は使っていますもの。ただレモンお姉様もいらっしゃるのでアクセルとお姉様だけは前の方に置いておきますの。

 

『揃っているようだな。ではこれから移動を開始する。まず陽動として連邦軍が動く。それに釣られた火星の軍団を左右から別れたウルブスが襲撃する。俺達は好きなタイミングで介入していいらしいので、背後に回る。そのため移動は基本的にスラスターは使わずにデブリ帯を抜ける。全員、暗視モードでついて来い。光は出すなよ』

「『『了解』』」

 

 暗視モードに切り替える事で内部もかなり暗くなります。他の人達はゴーグルを付けたりして対応するのですが、私達は必要ありません。暗視は標準装備ですしね。

 アクセルが進んでいったので、私達もついていきます。ですが、ヴァイスリッターの動きが少し遅れておりますの。

 

「大丈夫ですの?」

『流石に普通の訓練だけじゃこんな特殊なものはきついわね』

 

 ヴァイスリッターに乗っているのはお姉様ですので、それも仕方がありませんの。私はルリちゃんを軽くみると頷いていましたので、私達が運んで差し上げる事にするですの。

 

『ごめんなさいね』

「いえ、研究者が特殊部隊と同じ動きが出来るのはおかしいですの」

『でもアルフィミィちゃん達はできるじゃない』

「お姉ちゃんが異常なだけです」

「失礼ですの。私は自分が作られた役目を全うしているだけですのよ?」

『そうね。アルフィミィちゃん達は……』

「頼りにしてくださいお姉様。あの速いのも片付けてすぐに援軍に向かいますの」

『頼りにしているわ二人共』

「はい」

「頑張りますの」

 

 アクセル達がデブリを蹴って移動していくので、それをヴァイスリッターを背負いながら真似ていきますの。まるで赤い彗星やフル・フロンタルみたいですの。

 

「ところでお姉様はあのデカブツの攻略方法は思い付きましたの?」

『まずはカメラを潰して受信アンテナの穴から狙撃……する技術はないからハッキングかしら。浮遊型のカメラから逆アクセスをしてシステムダウンを狙うのだけど……』

「それってかなり無理がありますよね?」

『ルリちゃんの言う通り、無理があるわね。向こうのシステムがわからないんだもの。解析する時間もないし、仕方がないから最終手段として地面を吹き飛ばす事にしたわ。どうせ相手は月面から動かないのでしょうし』

「まあ、それが最終手段ですの」

『それに一応、他にも考えている事があるから心配しないでいいわよ。それよりもそっちは大丈夫なの』

「ご心配なく。ちゃんと倒す方法はありますの」

「お姉ちゃん、結構無茶苦茶するから不安です……」

『言えてるわね』

「酷いですの」

『ヴァングレイを壊してくれたのは誰だったかしら』

「私ですの……」

「ふふ」

 

 ルリちゃんが笑ったので頬を膨らませておきます。今もシミュレーターをしていますが、勝てる確率は80%を超えていますの。ぶっちゃけRTAができるレベルで楽勝ですの。それほど相性抜群ですのよ。

 

『始まったわね』

「たまや~ですの」

「あははは……」

 

 煌めく光の輝きが少し離れた場所からでもしっかりと見えます。また爆発が起きました。アレの一つ一つに最低でも人一人が居ますの。戦艦なら数百人単位で消えます。

 花火を見ながら進むと、デブリ帯の中にはついこないだの戦闘で出来たであろうパーソナルトルーパーなどの破壊された物や人の死骸が漂っていたりします。勿体ないので後で回収しておきましょう。一応、ナノマシンを散布しておきます。これで近付いて電波を発進すれば位置がわかりますからね。

 

 しばらくすると目標宙域に到着しました。相手の後ろ側ですので、そこから月面にあるハイパーゲートに向けて進みます。何時でも戦闘を開始できるようにしながらですが、当然のように相手も防衛戦力を配置しておりますの。

 

『貴様等のような小賢しい地球人の事など分かりきっている』

 

 わざわざ全域通信でこちらに向けて伝えてくれたようですの。

 

『どうやら敵さんがおいでなすったようだ。アルフィミィ、ルリ。殺れるな?』

「任せてくださいですの」

「お姉ちゃんと一緒なら殺れます」

『じゃあ任せる』

 

 現れた敵は腕部の大きさに対して異様に細い脚部を有し、頭部に三本の角を備えたそのシルエットは白い甲冑。つまり、火星騎士ブラドが搭乗するカタフラクトですの。

 

「ルリ、やりますわよ」

「了解です。戦闘システム起動。オモイカネ、サポートをお願いします」

『マカセテ><』

 

 スラスターとツイン・テスラ・ドライブ、スーパーバーニアを使って速攻で突撃するですの。

 

『愚かな。このヴラドとアルギュレに正面から挑むとは……アルドノア・ドライブ最大。抜刀』

 

 相手は当然のように対抗して腰のビームサーベルを引き抜いてきますの。こちらに向けて巨大なビームサーベルを振り抜いてきますので、背中にあるスラスターを全開にして瞬時に上に移動して足のミサイルポットからスモークグレネードを発射します。すると即座に相手もスラスターを使ってスモークの中から出てきましたの。

 

『飛び道具とは無粋な!』

 

 正確にこちらの位置を把握して突撃してきましたの。アニメで見た速度よりも宇宙空間だからか圧倒的に速いですが……それでも私とルリちゃんが操るヴァングレイⅡの敵ではありませんの。

 

「お姉ちゃん、予想より遅いです」

「これなら楽勝ですの。破壊から鹵獲に切り替えますの」

 

 月光を撃ちながら距離を取ります。相手はビームサーベルを振るってこちらの攻撃を斬り飛ばします。撃った弾丸は全て溶かされているようですの。その直後にこちらに突撃してきたので、スラスターで下に移動します。すると念動力による嫌な感じがしたので即座にスーパーバーニアを使って移動しますの。

 

『抜刀』

 

 先程まで居た場所がもう一本のビームサーベルで斬り払われました。こちらも負けてはいられません。

 

「ルリちゃん」

「はい。プラズマカッターです」

「ありがとうございますの」

 

 相手の下を通る時にプラズマカッターで斬りますが、装甲が微かに焼けただけで相手のビームサーベルで防がれましたの。ダメージはほぼありませんね。

 

「ダメージほぼゼロですね」

「止めですの。やはり接近戦は危険です」

 

 即座に離脱するのですが、相手はスラスターを全開にしてこちらに肉薄してきます。なので、ツイン・テスラ・ドライブとスーパーバーニアを使って直角に急上昇して相手の攻撃を回避。そのまま弧を描くように反転してミサイルを放ちますが、それも相手はビームサーベルで切断してきますの。

 

『その機動力は驚嘆に値する。しかし、そのような機動が何時まで持つかな?』

「ご心配には及びませんの」

 

 それに私に集中しているようですが、すでにアクセル達は月面に向かいました。ですので、私達の役目はアルギュレを撃破する事。いえ、鹵獲する気満々ですが。

 

『そうか。では高速戦闘と参ろう』

「よろしいですの? 他の部隊はもう月面に向かっておりますのよ?」

 

 これで相手がアクセル達のところに向かおうとしたら後ろから殺ってやりますの。

 

『あちらには他の騎士達が居る。何も問題はない。それに貴様を殺してから進めばいいだけだ』

「なるほどですの」

「お姉ちゃん……」

「わかっておりますの」

 

 接近戦に付き合ってやる理由はなし! 疾風と月光、月影を使って弾幕を展開しながら高速で移動します。ですが、相手も20Gは軽く超えて出してきますの。どう考えてもアニメよりも強いですの! なんですか、スパロボ世界になったからレベルと改造が適応されたんですの? もしくは強化パーツ? 私にも欲しいですの! 

 ビームサーベル二本で斬りかかってくるアルギュレをバレルロールやインメルマンターンを使いながら、ルリちゃんとオモイカネが相手の行動パターンや性能を解析し、ゼロシステムに渡していきますの。私はゼロと念動力を使いながら相手の行動を予測して回避しながら反撃しますが……やはりダメージが碌に通りませんの。アニメと違ってやはり強いですの。

 とりあえずやる事は一つです。弾幕を展開して相手の剣技を抜いてダメージを与えるか、それともエネルギー切れを待つか。どちらも無理っぽいですの。というか、ヴァングレイⅡの事を気にしないでいいのなら、特攻して相打ち覚悟でいくらでも潰せるのですが、それをやると回収しても旨味がないですし、アクセルはともかくお姉様の援護に行けなくなりますの。

 

「お姉ちゃん、私に考えがあります」

「ふむ。ルリを信じましょう」

「内容を聞かなくていいんですか?」

「お任せしますの! 正直、考えている暇はっ、ありませんのよ!」

 

 ビームサーベルがすぐ横を通り過ぎ、十字になるように次は横薙ぎがきます。それをマトリックスのような回避行動をして難を逃れ、離脱します。その時にミサイルを撃って斬られる前に爆発させますが、それも切り払われます。本当、えげつない熱量ですの。

 

「じゃあ、こっちです。デブリ帯に逃げ込んでください」

「了解ですの」

 

 デブリ帯の方へ逃げて行くと、相手は停止して止まりました。流石にデブリ帯まで着いてはこないようですの。しかも月面の方へ向かおうとしました。

 

「来ませんの」

「別に大丈夫です。今の間に陣雷を用意します」

「高速戦闘中じゃ出せませんものね」

「はい」

 

 ポジトロンカノンを取り出して相手に向けますが、後ろ向けで下がっているのでおそらく無駄でしょう。

 

「それでどうしますの?」

「次は私達らしい方法で無力化します」

 

 ルリちゃんの提案はいたって簡単ですの。ヴァングレイⅡの機能を十全に使うだけの簡単なお仕事ですの。

 

「なるほど、面白そうですの」

「できますか?」

「逃げていればいいだけなので余裕ですの!」

「ではお願いします」

「お姉ちゃんに任せるですの!」

 

 こちらに向いたままに月面へと向かっているアルギュレの方へは移動せず、一度上に移動して加速距離を確保して突撃します。当然、あちらはこちらに向けて行動を起こしますが、周りを物凄い速度で飛び回るだけで攻撃はしませんの。

 

『小娘共が、何を企んでいる?』

 

 その途中でスモークを焚いてついでに他のもばら撒いていきます。相手は適当にビームサーベルでスモークごと薙ぎ払ってきますが、問題はありません。

 

「準備が、整いまし、た……何時でも、やれ……ます……」

 

 グワングワン揺れまくっているコクピットの中で苦しそうに答えてくれます。まあ、現在ヴァングレイⅡは90度ターンは当たり前で35度とかもやっておりますの。つまり25G以上の負荷が身体にかかります。つまり早い話が苦しすぎますの。

 

「こちらは何時でも構いませんの」

「オモイカネ……」

『開始』

『む? なんだこれはっ!』

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。これこそがスモークと一緒にばら撒いた理由ですの。さて、相手のメインモニターが頭部にある事はアニメで確認しております。そして、相手が回復する前に突撃して背後から強襲をかけますの。

 

『舐めるなっ!』

 

 ゼロによる先読みを使ってビームサーベルを持つ両手をアルドノア・ゼロの主人公である界塚伊奈帆がやったように両腕を掴んで止めます。

 

『愚かな! 力でこのアルギュレに勝てるはずがないというのに!』

()()()()()()()()()()

使()()()()()()()()()

 

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「「えい」」

 

 二人で容赦なく至近距離からマシンキャノンを連射します。あ、ちゃんとダメージ量は計算してコクピットの部分に穴が空く程度に留めておきます。マシンキャノンによる腹部の破壊。マシンキャノンだけでは足りないので肩にある疾風も使ってコクピットの装甲を削っていきますの。アルギュレは次元バリアとかそんなのありませんもの。

 

『おのれ! 貴様に騎士の誇りはないのか!』

「生憎と騎士ではありませんの」

「むしろ、お姉ちゃんは暗殺者?」

「それが正解ですの。そう、アルフィミィちゃんは時に科学者、時に軍人! しかしてその実体は暗殺者ですの! というわけで、ちょっと殺してきますのでコクピット開けますね」

「いってらっしゃい」

 

 シートベルトを外してからコクピットを開きます。酸素が急激に吸い出されてなくなりますが、問題ありません。そのまま外に出ると、アルギュレのコクピット部分には微かに穴が空いています。そこにパイロットスーツの指の先から腕を変化させてドリルへとナノマシン構造を変化。後は突っ込んで削り出して行きますの。

 

「なんだそれは!」

need not know(知る必要の無いこと)ですの」

 

 中にお邪魔したら、アルギュレのパイロットであるヴラドさんは近くに置いてあった刀を引き抜き、斬りかかってきますの。ですが、パイロットスーツの表面を分子配列を弄って硬質化して金属へと変えると簡単に弾けます。私のスーツはナノマシンで出来ていますもの。これぐらい容易いですの。

 

「化け物めっ! もしや貴様は──」

「いただきます」

「──っ! やはりそうか……」

 

 身体を触手で貫き、その血液から肉までしっかりと喰らいますの。

 

「ただでは負けぬ! ヴァース帝国に栄光アレ!」

 

 何かのボタンを押すとアルドノア・ドライブを暴走させる事で自爆する仕掛けのようですの。仕方ないので機体ごといただきます。アインストの力、舐めるんじゃありませんの。アルドノア・ドライブがあるところまで触手を伸ばしてそれを取り込んでやります。それからナノマシンのエネルギーとして暴走した力を使って増殖を行いますの。本来ならエネルギーを使う事はできないのでしょうが、こちとら先程ヴラドを取り込んだ事で彼のDNAマップを手に入れました。これによって正規ユーザーと誤認したアルドノア・ドライブは私の掌ですの。

 

「はい、お疲れ様でした。貴方の力はわたくしが地球の為、人類の為に使わせていただきますの」

 

 増殖させたナノマシンで壊した部分を修復させてアルドノア・ドライブも元に戻しますの。コクピットの方もある程度修復すればやる事は簡単ですの。

 

「ルリ、解析を手伝ってくださいですの」

「わかりました」

 

 アルドノア・ドライブとアルギュレを解析したデータをヴァングレイに移したら、アルギュレに私が乗ってヴァングレイⅡを掴みながら移動しますの。何をやるかって決まってますの。敵機を鹵獲したら騙し討ちは基本ですの! 

 あ、抜刀さんの刀はわたくしがちゃんと貰っておきますの。いや~アルフィミィと言えば刀ですし、欲しかったんですよね。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 




抜刀さんの範囲。それはバリアと遠距離武器を積まなかった事。アニメを見た限りではそこまで速くないし、むしろ遅いぐらい? つまり速度お化けのヴァングレイには速度で負けてます。その上、アルフィミィはアニメを見ているのでビームサーベルは懐に入って腕を掴んでしまえば怖くないという事も知っています。スレイプニールとかと違って肩や胸に射撃武器があるので問題ありませんしね。
本当はリボルビング・ステークでトドメと思いましたが、そうすると死体と機体に致命的なダメージが入るから流石にそこまでしないと思いました。本番ばまだですからね。

後書きの設定を使うか使わないか。使わないならアルフィミィの部分を普通のアインストに差し替え

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