アルフィミィちゃんになってスパロボ時空で暗躍する   作:アルフィミィ好き

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第31話

 さて、ネルガル・マオインダストリー社の本社(仮)へと戻り、一週間。開発用の高性能AIビスマルクを作りました。ルリちゃんに協力してもらいながら作り、影月のハイパーゲートに送り込んであります。こちらもどちらかというとビスマルクちゃんです。産まれたばかりですから仕方がありません。彼女にはツェッペリンちゃんと一緒にあちらでフューリーの技術解析とそれを使った技術の開発及び、こちらで作られた技術などの実証実験を行ってもらいますの。

 影月での自爆特攻を含めたTrial and Error(トライアルアンドエラー)によって技術の問題点が洗い出され、より良い使い易く高性能な技術に精錬されていきますの。その技術がさらに進化していく事もあります。実際に黒騎士の開発にはあちらで大量の失敗(暴走)を得て数々の命を土地ごと葬りさったブラックホールエンジンは安定に成功しました。まあ、たった十七機の犠牲ですが、問題ないでしょう。影月の二割ほど消し飛びましたが、こちらも問題ありませんとも。ええ、泣いてないですの! 例えこのままいけば六割ほど消し飛ぶという演算結果が出ても泣きませんの! 

 

『社長。連邦政府安全保障委員会の委員長グライエン・グラスマン様から連絡が入っております。どうなさいますか?』

『グライエン・グラスマンですの?』

『はい。確認しましたので間違いありません』

『まさか安全保障委員会の委員長様が直々に連絡をくれるとは思いませんでしたが……わかりましたの。こちらに回してください。通常の秘匿回線でお願いしますの』

『かしこまりました』

 

 ブレインコンピュータを通じての会話を終えて、社長室にあるモニターで通信の回線を開きます。すぐに画面いっぱいに政界でウィザードと呼ばれるタカ派の重鎮政治家グライエン・グラスマンの姿が映し出されました。タカ派といっても私利私欲では行動せず、地球圏の防衛に対する信念も嘘偽りの無い本物でありますの。また、政治的手腕も優れており、地球圏防衛という最大の目的の為には、ケネス・ギャレットの様にクセのある軍人や、戦争商人であるミツコ・イスルギもうまく利用していこうとする等、柔軟な思考も持ち合わせていますの。鋼龍戦隊に関しても、その特異性というよりも彼等が対立関係にある者達の庇護下にあるという状況から危険視しているに過ぎず、DC戦争の頃より数多くの戦果を挙げて地球圏を守り抜いてきたその功績自体は高く評価しています。

 

「はじめましてですの。私はアルフィミィ・マオ・ブロウニングです。わざわざ連邦政府安全保障委員会の委員長を務めるグライエン・グラスマン様からアポイントメントもなく直接連絡をされるとは驚きましたの」

『この方が効率がいいと思っただけだ。それに君は私と同じ目的を持っていると思うのだが、違うかね?』

「正解ですの。私の目的は人類と地球の守護です。ですから、協力できる事なら協力しますよ。敵は地球の支配を狙う異星人や破壊を齎す存在です。目下の敵は火星とプラントです。異星人が本格的に動く前に地球圏を纏めて更なる技術革新を行わなくてはいけません。そのために異星人でも取り込めるべき人材は取り込みますの」

『それは……』

「使えるモノは使いますの。それに地球に異星人の血が混じることは悪い事ではありません。我々人類は人種が違いましたが、混じり合って受け入れてきました。それにこれから人類は宇宙に進出します。異星人を受け入れないと潰される可能性が高いです」

『ふむ。しかし、それは今ではないだろう』

「ええ、そうですの。今は勝利するためには使えるものは使うべきというだけです。例えそれが火星人であろうと、コーディネーターであろうと、アインストであろうと、AIであろうとです」

『その辺りは安全であればいい。それよりも今は地球の危機についてだ』

「例の奇戒島ですか」

『そうだ。そちらの要求は聞いた。月面の利権全てと奇戒島の全てだったな』

「ですの。こちらが危険を犯し、失敗した場合は全ての責を負うのですから当然ではありませんか?」

 

 そもそも就任したばかりの私を指名して依頼してくる事が怪しいですの。裏で何か取引があったはずです。おそらく、イスルギ重工のミツコ・イスルギがマオ・インダストリー社を乗っ取るために色々と策を講じていたのでしょう。色々と施していたのが、リンさんが死んだことでチャンスが訪れたので動き出したのでしょう。私がそれをほぼ全てぶち壊してやりました。リンさんが出し切れなかった膿や全ての情報を精査して犯罪者はしっかりきっちり処分させていただきました。その証拠をもとに裁判を起こして損害賠償をイスルギ重工に求めたりもしております。弁護士の人に投げてありますが、まだ交渉の段階ですね。

 

『奇戒島に関しては問題ない。だが、月面全ては無理だ。そもそもそちらはまだ結果が出ていないのだ。先代がいくら凄かろうと就任したばかりの君ではまだ判断できない。確かに技術者としては優秀みたいだがな』

「まあ、それもそうですわね」

『よって、こちらから提示するのは奇戒島とムークレイドルを建設していた土地全てだ。そこまでなら私の管轄だけでどうにかなる。他も欲しければ買い取るのだな』

 

 それもそうですわね。とりあえず狙うべき場所はアシュアリー・クロイツェル社ということです。

 

「それならアシュアリー・クロイツェル社の技術と資産を引き継がせてもらいたいですわね」

『いいだろう。政府が持っている株式を売ってやる』

「ありがとうございますの」

 

 これで月面の一部が追加でゲットですの。それにアシュアリー・クロイツェル社の社員も纏めて面倒を見てあげるのもいいかもしれません。

 

『では、奇戒島の事は早急に頼むぞ』

「了解ですの。すぐにやらせてもらいます」

『では吉報を待っている』

 

 通信が切られたので、直に準備しますの。まず用意するのは試作機の黒騎士です。その為に開発室へと連絡を入れてから移動します。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 

「イネスさん、ラーダさん、どうですの?」

 

 開発室に入ると、連絡を受けた二人が研究員に指示を出しながら黒騎士を組み立ててくれていますの。

 

「正直、まだまだ未完成よ」

「大きさも当初の21.7mが約1.5倍の32.4mになってしまいました」

「ここからブラッシュアップして小型化しないといけませんわね」

「ただの試作機ですから問題ありません。技術の実証実験用ですし、最悪重力制御さえできれば問題ありませんの」

「それは技術者としては嫌なのだけれど……そもそも欠陥機なのよね」

「そうですね。人が乗ってまともに扱えない機体になっておりますし……」

「……乗る私がまともでないと言っていますの?」

「その通りでしょう。ねえ、ラーダ」

「重力制御を行うには常に変化する環境データを入力し続けなくてはいけません。マシンのスペックではなくパイロットの演算能力によって力量が変わりますので……イネスさんの言うとおりかと……本当にこれで出るのですか?」

「突入して戦えればいいですの。それこそ入口を開くだけで、後は我が社の部隊を派遣すればいいだけですしね」

 

 とりあえず、今回の作戦に用意する戦力は突入の為に試作機である黒騎士。そこにゲシュペンストMK-Ⅲ(アルトアイゼン・ナハト)五機とゲシュペンストMK-Ⅳ(ヴァイスリッター)五機の計11機で行こうと思いますの。それに突入するための足として戦える艦が必要なのですが、我社というかネルガルのメンバーが主だって開発している物をつかいます。

 

「輸送用の機体はどうなっておりますの?」

「タウゼントフェスラーを用意してあります」

 

 タウゼントフェスラーはマオ・インダストリー社が開発した大気圏外軌道輸送機でしたね。PTから大型の特機までの整備、輸送を可能とし、汎用性はかなり高いです。そのため地球連邦軍で制式に大気圏外軌道輸送機として採用されています。搭載機の射出カタパルトを持ち、飛行中でも搭載機を迅速に展開させることが可能。積載量は高いですが武装は対空機関砲とホーミングミサイル貧弱ですの。しかし運動性と装甲が高く、HPの高さも相俟って集中砲火を受けない限り沈み難い。本家スパロボにおけるミデアに相当する存在ですの。

 

「5機用意してあるから予備パーツも含めて大丈夫でしょう」

「わかりました。それでパイロットの方ですが、希望者を連れていきますの。構いませんか?」

「その辺はエリナから聞いて頂戴」

「わかりました」

 

 エリナさんに連絡を取ってみると問題ないとの事なので、志願者のパイロットを募る為に任務内容などを書いた情報をブレインコンピュータから登録してあるパイロット全員と会計部に一括送信します。

 

『社長。費用は問題ありませんが、本日採用面接に来ている二名と会っていただきたいのですが……』

『プロスさんがこのタイミングで言うという事は素晴らしいパイロットなのですね?』

『はい。元軍人で軍を退役してからはテストパイロットを務めていたのですが、会社が先の戦争で破壊されました。その時も戦ったようですが、大怪我を負った状態で救助されました』

『なるほど。テストパイロットになれるほどなら凄腕なのでしょうね』

『ええ、もちろんです。彼女は戦技教官相手の模擬戦で全勝記録を叩き出した凄腕でホワイト・リンクス(白い山猫)の異名を持っておられます』

『リンクス! 欲しいですの! 是非飼わなくてはいけませんの!』

『社長。その発言はどうかと……』

『こほん。会います。それでもう一人は何方ですの?』

『AEUの商社で働いていた方でして……射撃の腕が良かったのでスカウトしました』

『わかりました。どちらも会いますので応接室に向かいますね』

『ありがとうございます。お待ちしております』

 

 可愛い白猫ちゃんなら、しっかりと飼いならしてホワイト・グリントのパイロットにしてあげましょう。首輪付きにして、企業戦士として頑張ってもらいますの。

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 応接室に入ると、すぐに三人の視線が送られてきました。一人はファイルを持って礼服に身を包んでいるプロスさん。もう一人は身長186㎝で茶髪のイケメン男性。彼も礼服ですが、コイツはやばいですの。兄ならソレスタルビーイングのスパイ。弟なら反政府組織カタロンのスパイですの。もう一人は銀髪の女性でこちらはかなり怪我をしています。

 

「お待たせしましたの」

 

 プロスさんと場所を代わり、ソファーに座って改めて二人を見ます。

 

「こちら、社長のアルフィミィ・マオ・ブロウニングさんです」

「よろしくおねがいしますの」

「子供が?」

「家族経営ですもの。まあ、わたくしは養子ですが、間違いなく社長ですの。お二人の自己紹介をお願いできますか? ここに来た理由もお願いしますね」

「私はライル・ディランディと申します。AEUの商社に勤めておりまして……今回はこちらのプロスペクターさんにスカウトされて面接に来ました。来た目的は御社の端末や義体に興味があったもので、販売に携わる事ができれば人の為になると思ったからです」

「嘘くさいわね」

「そんなことはありません。本心ですとも」

 

 嘘なんですよね。でも、義体に興味があるのは本当ですの。だって、カタロンとして動いていたら手足の一本や二本、無くなる事なんてざらでしょうし。

 

「私はカルヴィナ・クーランジュよ。ここに来たのはまた戦えるようにしてくれるって聞いたからよ」

 

 彼女は銀色の長髪に青緑気味の瞳。整ったモデルのような体系でメリハリがあってとても綺麗な女性ですの。ただし、今は片目に眼帯が張られ、左手と左足が存在していませんの。それに眼帯の方には火傷の跡も残っていますの。

 

「それにマオ・インダストリー社なら最新の機体もあるでしょう?」

「もちろんありますの。それを与えるかは実力次第になりますが……」

「なら問題ないわ。私は火星の連中を皆殺しにしてやるの。だからその為の力を寄越しなさい。その代わりなんだってやってやるわ。アリー達を殺したアイツ等を絶対に許さない」

「皆殺しは駄目ですの。気持ちはわかりますが、火星人にも使える人材は居るのでそちらはちゃんと生かして取り込みます」

「へぇ……分かるって言うの?」

「私も先代社長のリンさんを亡くしていますから。彼女ほど大切な方はいませんでしたのに……本当に余計な事をしてくれましたの」

「おいおい……」

「それなのに復讐しないっていうの?」

「もちろんしますの♪ 敵対する連中は構いません。排除しちゃってくださいですの。ええ、ええ、きっちりかっちりと地球と人類を脅かす害虫は排除しないといけませんものね」

 

 オルレインの手前、ザーツバルム卿は助けますが、それ以外の連中はその場次第ですの。投降と降伏は認めますが、すぐに止める事はできませんもの。特に高速戦闘をしていると不可能ですの。

 

「なるほどね。わかったわ。それで契約しましょう」

「いえ、こちらから出す条件も飲んでいただきますの。それが出来れば貴方達に与えるのは量産機ではなく、本当に最新鋭の試作機を専用機としてプレゼントしますの」

「面白いわね」

「私もですか?」

「はいですの。プロスさん」

「かしこまりました社長」

 

 プロスさんが操作して部屋の防衛システムを起動させます。これにより、壁や扉は全て分厚い防壁で覆われ、部屋の中は一度真っ暗になりましたが、すぐに電気がつきますの。

 

「さて……」

 

 私は立ち上がって近くにあるデスクから取り出すように見せて二つの首輪を取り出し、一応刀を腰に差して持っておきます。それを二人の前に置きます。

 

「カルヴィナお姉さんはホワイト・リンクス(白い山猫)でしたね」

「そうよ。まさか、私を飼うつもりなの?」

「ええ、そうですの。この首輪をつけてもらいます。この首輪には人体を完全に綺麗に消滅させる爆弾が入っておりますの」

「待て、それをつけるなんて……本気か!」

「ええ、本気ですの」

「社長?」

「ああ、もちろん拒否はできます。ただ、こちらが提供する機体は本当に色々とやばい技術を使っているので裏切られるのは困るんですの。ええ、本当に。裏切られないにしても暴走されるのも困るので首輪をつけるのは当然でしょう? 特に実際に火星人を虐殺できる機体を渡すのでやりかねないカルヴィナお姉さんと、反政府組織のカタロン所属、ライル・ディランディさん。そして貴方の兄は私も襲われたソレスタルビーイングのロックオン・ストラトス。保険はかけるのは当然でしょう?」

 

 私の言葉でプロスさんも驚いていますの。ライルさんは即座に袖に隠したデリンジャーを出してきましたが、その前に私が抜刀して銃を切断しようとしました。ですが、その前にカルヴィナさんが銃を弾いてくれたので方向をずらして首にあてますの。

 

「カタロンはわかっていましたが、兄の方は掴めていませんでした。社長は素晴らしい耳を持っているようですね」

「ありがとうございます。プロスさんもなかなかですの。ちなみにカタロンだと気付いていたのに連れてきたのは何故ですの?」

「決まっております。一般人としてならお金になるからです」

 

 私と同じ考えのようですの。イスルギ重工に近い考えですが、こちらが提供するのはあくまでも一般に販売する義体になりますので、文句は言われません。流石にその対象が指名手配をされていたなら拒否しますしね。

 

「わかったわかった。降参だ。ほら、その物騒なもんを下げてくれ」

 

 敬語も止めましたね。完全に私の知っているライルになったようですの。

 

「構いませんよ。私、これでも単身で火星人の揚陸城を落とす程度には強いですので、ここにいる全員を瞬殺するぐらい簡単ですもの」

「まあ、この身体じゃどうしようもないのは事実ね」

「新しい身体は全身、ガチの戦闘用を用意しますので安心してくださいですの。私の可愛いリンクスちゃんの為ならお金に糸目はつけませんのでオーダーメイドのハイエンドを作りますの。欲しい機能があったら選んでくださいね」

「ええ、お願いするわ」

「お前、そんなあっさりでいいのかよ?」

「構わないわ。どうせこの身はあの時に死んだの。コクピットをやられて救助された時にはこんな状態だもの。今更よ」

「そうか。それで俺をどうするつもりだ?」

「こちらに雇われてもらいますよ。その為に来たんでしょう?」

「カタロンの情報は吐かないぞ」

「ええ、必要ありません。調べようと思ったら調べられますしね。私が貴方を懐に入れるのはカタロンよりも兄のニール・ディランディが所属しているソレスタルビーイングへの対策ですの」

「兄貴がソレスタルビーイングとかいうのに所属しているなんて俺は知らない。兄貴は失踪してから随分と経つからな」

「わかっていますの。貴方に成り代わってこちらに来るようなら、それを利用するというだけです。それにパイロットとしての技量も信じていますし、貴方が稼いだお金を何処に流そうが、しっかりと隠蔽さえしてくれていれば問題ありませんの。むしろ、カタロンの子供達や非戦闘員の方などをこちらで引き取って雇ってもかまいませんよ」

「そいつはありがたいが、いいのか?」

「もちろん、こちらに所属している状態でカタロンへの接触や反政府活動などは常識の範囲でお願いします」

「わかった」

 

 そう言ってライルさんは首輪を自分から嵌めてくれましたの。

 

「お姉さんは……」

「私、片腕だから嵌められないわ。だから、ご主人様がつけてくれるかしら?」

「わかりましたの」

 

 カルヴィナさんの首に鈴つきの首輪をしっかりとつけました。これで契約は完了ですの。

 

「とりあえず基本給は100万からスタートさせますね」

「高いわね」

「年じゃないよな?」

「月々ですの」

「ひゅー」

「社長。散財はあまり……」

「プロスさんも試験内容と強化費用を見たら納得しますの。手取りは半分くらいになると思いますしね」

「強化?」

「お二人の身体を魔改造させていただきます。そうでないと試作機のテストになりませんもの」

 

 カルヴィナさんに渡すホワイト・グリントもライルさんに渡すブラック・グリントもどちらも高速戦闘用の機体なので気持ち悪い速度で戦ってもらいます。実際にACをやった人はわかるでしょうが、あの変態的な速度を現実で再現しますのでどう考えても生身じゃ無理ですの。

 

「ちなみにこちらが渡す試作機のスペックデータです」

 

 IFSで操作して私のブレインコンピュータから二機の戦闘映像を見せます。相手はフューリーですが、仮想の敵として見せることで納得してもらいます。

 

「マジでこれに乗るのか?」

「ふふ、凄いわね」

「ちなみに無人機による仮想実験ですが、機体性能は上がる事はあっても基本的に落としません。ですので二人を機体に合わせるために改造します。大丈夫です。私と同じナノマシンの比率をかなり上げるだけですの。それにこんな事もできますの。例えば肌で銃弾を弾いたり」

 

 デリンジャーを受け取って、掌に撃ちます。硬質化させた弾丸は私の皮膚に命中して跳弾していきますが、その前に掴んで止めてから無傷なのを見せますの。

 

「人間やめてやがるな……」

「ええ、まったくね」

「ですが、これなら火星人やお兄様に勝てますのよ?」

「楽しみね」

「俺はそうでもないが、ここまで来たのなら受け入れてやる」

「ところで社長。この機体について聞いていないのですが?」

「これは私のポケットマネーで作っている機体ですので売り物じゃありません。それにまだ完成していないので基本的にはゲシュペンストMK-Ⅳ(ヴァイスリッター)ゲシュペンストMK-Ⅲ(アルトアイゼン・ナハト)を使ってもらいますの。最初からこの機体だと絶対に死ねますからね」

「作る時は事前に素材の評価額などを教えてください。兵器の個人所有は登録が必要ですし、固定資産税の関係や脱税になる可能性もありますので……」

「わかりましたの」

 

 ところで使えそうな人材をリストアップしてプロスさんにはスカウトをどんどん頑張ってもらいましょう。とりあえずお二人はIFSが使えるブレインコンピュータを搭載して、カルヴィナさんは壊れている部分を全部作り変えますの。アイオーンの瞳もあの子につける前にカルヴィナさんで試してみましょう。それで大丈夫なはずですの。

 

 

 

 

 

 

 

 




アルフィミィは悪くない。火星人が悪いんだ! カルヴィナさん、恋人がまだ生きてて現在進行形でアルフィミィと殺し合いをしているなんて知りませんし、そんな事普通は思いませんもん。
もちろん、アルフィミィもそんな行き違いがあるなんて気づきません。グリントはどちらもまだ開発中です。


カルヴィナ。クーランジュがリンクスとして入社しました。
ライル・ディランディがリンクスとして入社しました。カタロンとのパイプができました。
カルヴィナ・クーランジュ専用機のゲシュペンストMK-Ⅲ(アルトアイゼン・ナハト)が用意されました。
ライル・ディランディ専用機のゲシュペンストMK-Ⅳ(ヴァイスリッター)が用意されました。

後書きの設定を使うか使わないか。使わないならアルフィミィの部分を普通のアインストに差し替え

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