アルフィミィちゃんになってスパロボ時空で暗躍する 作:アルフィミィ好き
地球近郊 コロニー・メンデル
ライル・ディランディ
『発進シークエンス完了。管制からの発進許可を受託。外装スキン正常稼働。偽装完了。発進可能』
ネルガル・マオインダストリー社が保有する輸送船から
「了解した。ライル・ディランディ。ブラック・グリント。狙い撃つ」
発進の時の言葉は何故か社長からこう言うように言われて、やってみたら何故か喜ばれた。意味がわからないが、これを言い続けると給料アップとか意味がわからんが、貰える物は貰う主義なので受け入れている。
電磁カタパルトにより加速されたブラック・グリントを更にスラスターを使って加速させる。襲い掛かる強烈なGに耐えながら視界を確認する。射出されたブラック・グリントは宇宙空間で25Gを超えて更に加速していく。
身体が加速によって押さえつけられ、着ている最新式のパイロットスーツが軽減してくれるが、きつい物はきつい。意識がブラックアウトしないように耐えれば次第に体内にあるナノマシンによってマシになるのだが、マシになると更に機体を加速させられる。
『グラビティキャンセラーの稼働率を上昇。軽減及び適応を完了。お疲れ様、パパ』
「ああ、これで少しはマシになるか」
俺の視界に直接投影されている機体の外の映像。そこに俺をパパと呼んだ小さな少女が浮かんでいる。彼女は俺の支援用AIで、金色のラインと装飾の映える紺色の肩を丸出しにしているワンピースのような衣装を身にまとっている。頭にある紺色のベレー帽の白い部分に三つ星がある。彼女の名前はフィーゼ。プラチナブロンドの長い髪の毛をしている。
ちなみにパパと呼ばせているのは指揮官やマスター、はてはご主人様と呼ばれるのを防ぐためだ。そういう趣味がある奴はそちらにしているらしいが、女性陣の目はかなり痛くなる。なので基本的に家族として扱うわけだ。妹にしては外見の歳が離れすぎているので、姐さんからの命令で娘になった。まあ、死んだ彼女との子供が生まれていたらこれぐらいの年齢になっているかもしれない。いや、少し大きすぎるか。だが、妹よりも娘の方が見れるのでこちらにしたのに後悔はない。
『戦闘予定地のデブリ帯まで後、800秒。Z.E.R.O.System起動』
「了解した。落とされないように殺るぞ」
『頑張る』
フィーゼがブラック・グリントの肩に移動しながら、周囲を索敵してくれる。俺はそのまま突撃してゼロの指示する通りにある程度は行動する。
『敵機を確認。撃ってきた』
「狙い撃つ」
『はい、パパ』
相手の狙撃を機体のスラスターを横にずらす事で軌道をずらして回避すると同時にフィーゼが計算してくれた射線の方にグラビティブラストを放つライフルを使って、デブリに隠れながら狙撃してきた
『右、上、左』
右と左、上のデブリが破裂して
すると正面にデブリが現れる。機体を反転させてそのデブリを蹴ってこちらへと突撃してくる
中央の機体は五連チェーンガンからグラビティブラストの弾丸を乱射しながら飛んで来るが、弾丸の軌道を全てフィーゼが計算してくれたのでその隙間を縫ってコクピットへと直撃させる。一発目と二発目はグラビティフィールドで防がれるが、同じ場所に立て続けに撃てば貫通してコクピットを破壊できた。三機を落としたら即座に加速して逃げる
『爆発系の罠』
「オーライ!」
逃げている先にある表示されたトラップを撃ちぬいて逆に
「姐さんの位置はわかるか?」
『白猫とは50秒後に接敵』
視界に映し出された映像ではかなり離れた場所で幾つも光が表示されている。その光の後には白い光が線を引いている。
『40Gオーバーの速度を確認。白猫は化け物』
「だな。だが、姐さんに言ったらお仕置きだぞ」
『触れられないから大丈夫』
「それ、俺が苦労する奴だから止めてくれ。お菓子なしにするぞ」
『それは困る』
話している間も逃げているが、姐さんのホワイト・グリントの方が格段に速度が速い。改造段階が姐さんの方が高いのだから、無茶がかなりできるから仕方がない。なので何時もの通り、逃げ撃ちしていく。俺は射撃だけに集中して回避は全てフィーゼに任せる。ゼロシステムを使ってこちらが居る位置を教えてくれるからこそできる連携だ。
姐さんはこちらの弾幕をバレルロールなどのマニューバーを超高速で行って回避しながらグラビティソードで斬りかかってくる。フィーゼも対抗して斬り結ぶ。しかし、軌道をずらす事が精一杯で即座にデブリまで利用して反転。加速して斬りかかってくる。片手のグラビティソードともう片方のグラビティライフルで対処するが、即座にやられそうになる。そこに大量の砲撃やミサイルが降り注いできた。俺達は即座に互いの位置を入れ替えて離れながら撃ってきた相手に突撃していく。こっちは数機を屠ってから離脱するのだが、姐さんは容赦なく20機を落としていった。
「逃げるぞ」
『戦略的撤退』
『逃がさん』
何時の間にか後ろにホワイト・グリントが居てグラビティソードを振りかぶっていた。俺達は慌てて振り返りながらグラビティソードをぶつけようとするが、間に合わない。
『自爆』
盛大に自爆装置による機体を消滅させて姐さんもろとも終わらせる。俺はフィーゼによってコクピットだけ強制的に射出されて難を逃れる。流石の姐さんもこれは耐えられんだろうと思ったら、ブラックホールが収まった場所からボロボロのホワイト・グリントが出てくる。その手には何も握られていない。引き千切って落ちそうになっている手でこちらに接近して掴んで、脱出用のコクピットを握りつぶしてきた。ここで俺達の視界は真っ暗となって、次の瞬間には傷一つないブラック・グリントへと戻っている。ブレインコンピュータを利用した実機での模擬戦というわけだ。実際に撃破したように見えるが、全部偽物の攻撃なので格闘戦以外は基本的に問題はない。
『システムチェック完了。機体、オールグリーン』
「また負けたな」
『ん、勝てない』
ぐったりとしながら視界をコクピット内へと戻し、飲み物を取り出して飲む。同時に電子データのお菓子をフィーゼにも与えておく。両手でもってカリカリと食べる姿はリスみたいだ。
『全機、集合。それから輸送船に戻って補給を受けている間に反省会をするわよ。投棄した武装とかはしっかりと回収しなさい』
『『『Yes,Mam』』』
姐さんが通信で伝えてきた通りに俺達を除く25機が周囲へと集まってくる。全機が集まってから輸送船へと戻り、補給を受ける。その間に反省会を行っていく。
『まず、アンタ達はゼロシステムに頼りすぎ。効率を優先するゼロシステムは一定以上の腕を持つ連中にとっては鴨でしかないわ。常に最適解を選んでくる奴なんて攻撃を置いておくだけでいいんだもの。今回で良く分かったでしょ』
『はい! ありがとうございます!』
『どうしたらいいでありますか!』
『あくまでもゼロシステムはサポートとして、途中で自分のマニューバーも含めるように』
全員で姐さんの言葉を心に刻みながら互いの支援AIや部隊の仲間と共に話し合いをしていく。
『で、アンタ達だけど……』
『連携は中々様になっていますが、ブラック・グリントの力を出し切れていませんね』
『機体のスペックはほぼ同じなのだから、アンタ達次第よ』
『ごめんなさい』
「やっぱり速度をもっとださなきゃ駄目か」
『それか射撃武器を追加して面での制圧かね』
「どっちにしろ、もっと腕を上げないと姐さんには勝てないか」
『最後の自爆はドキっとしたわ。そこは褒めてあげる。でも、詰めが甘い』
『ホワイト・グリントのグラビティ・フィールドじゃないと耐えれませんでしたけれどね~』
『うるさい』
最大出力で展開してどうにか耐えたのだろう。もうちょいダメージを積んでいたら俺達の勝ちだったか。惜しい。そう思ってると、フィーゼが俺の膝の上に座ってベレー帽を取ってきたので、頭を撫でてやる。実際には感覚がないが、こちらの体内にあるナノマシンを使ってそこに身体があるかのように再現しているので、触れた感触はしている。
『では、お待ちかねの罰ゲームです♪』
『待ってないです!』
『これは社長命令だから諦めなさい』
罰ゲームは死亡判定をくらった奴等が受ける。つまり、姐さん以外全員だ。内容は黒歴史の暴露になったらしい。提供はルリちゃんが入社してくる前に徹底的に調べた内容からランダムに一つ発表される。同じのが被ったら助かるが、それ以外は余程の事がない限り死亡だ。
『ライルのは兄へのコンプレックスね。えっと……』
『やめろぉぉっ!』
『パパのお話聞きたい』
恥ずかしいエピソードが暴露され、護衛部隊を除く訓練に参加した全員が悶える。性癖や初恋が誰とかの暴露とか止めろ!
『二回戦を行うわ。護衛部隊と交代は完了しているわね?』
『もちろんです!』
輸送船の護衛として
『よろしい。これから作戦を開始する』
『お姉様。この宙域に侵入する船舶を確認しました』
『ここは現在、我社が貸し切って封鎖しているはずなんだけど?』
『侵入ですね。排除しますか?』
『訓練を一時中断。全機、第一種戦闘配備。黒猫、一緒に押さえにいくわよ。半分は私達についてきて、宇宙船を包囲しなさい』
『『『
姐さんの命令に従って即座に行動を起こす。俺達は宙域に侵入してきた船舶の元へと移動する。ソイツからは救難信号がライトによって発進されていた。
『黒猫と
姐さんが接近して接触回線を開いてパイロット達と話していく。その内容はこちらにも伝わってくる。
『こちらは安全保障委員会委員長直属、地球連邦軍レッドアクシズ。貴艦は現在、軍の宙域に侵入している。所属と姓名を明らかにせよ』
『こちらは王商会所属のシャトルです。デブリで衝突してしまい、アンテナなどの通信機と舵を損傷してしまいました。どうか救助をお願いいたします』
『了解した。エンジンを停止して武装を解除しておきなさい。軍の宙域に侵入した貴方達は一時的に軍が身柄を確保させてもらう。問題が無いと判明次第、緊急事態及び事故としての特例措置として不問とされる。その後、最寄りの民間施設へと案内されるが、要らぬ行動を取った場合、スパイとして刑罰が適用される事を念頭に置いて行動するように』
『ありがとうございます』
どうやら、このシャトルは事故にあってここに流れ着いたようだ。軍人として守るべき相手でもあるが、同時に敵の可能性もある。だから一時的に拘束して身元を調べる。何、ルリちゃんならすぐだろう。人数は五人か。全員、持っている身分証は本物だな。
とりあえず、このまま帰還して上に確認を取らないといけない。そう思っていたら、フィーゼが曲を流し出した。フィーゼが流すなんて初めてだから、誰の曲かわからなかった。幼いから人気のラクス・クラインかと思ったが、違ったようだ。というか、この声は社長か?
『アイドルプロデュースするから、参加したい人は参加するようにだって』
「アイドル……多彩だな。で、やりたいのか?」
『やらない。パパと一緒がいい』
「そうか。それは助かるが……いいのか?」
『問題なし』
話していると、エイフマン教授から通信が入った。
『戻り次第連絡をくれ。GN粒子を扱う試作品が完成した。君達の機体にとりつけたい』
どうやら、更にグリント達は完成に近づいていくようだ。俺も精進しないと機体性能に振り回されて撃墜されることになりそうだな。
ライルのヒロインは決まっているので、娘です。アニューに固定されております(作者の趣味)
後書きの設定を使うか使わないか。使わないならアルフィミィの部分を普通のアインストに差し替え
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使う
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使わない