アルフィミィちゃんになってスパロボ時空で暗躍する   作:アルフィミィ好き

53 / 55
第53話

 

 

【ライン・エクシア アルフィミィ】

 

 

 ジンやシグーのコクピットを狙って通過しながら斬殺し、襲い掛かってきたアスランさんのイージスを無力化してイザークさんのデュエルを吹き飛ばしてやりました。

 まったく、イザークさんもアスランさんもなっていませんの。敵に後ろを見せながら退避するとか、愚の骨頂ですの。

 わたくしがした事は単純で、こちらについてこずにそのまま母艦であるトレミーに向かっていこうとしたのが思念で伝わってきた。ですので、GNソードを投げてT-LINKフレームによる強化した念動力で固定させて足場にし、蹴って方向転換を行ってデュエルとイージスを背後から強襲しました。

 残念ながらイザークさんに気づかれてしまいましたので、デュエルの足を落とすだけしかできませんでした。ですが、デュエルを吹き飛ばして一機だけになったイージスを無力化しましたの。はい、アスランさんを殺す訳にはいきませんので普通に無力化です。

 彼は原作でも優秀な人材です。ジャスティスに乗って人類の剣か盾とてして活動してもらわねばなりませんから、敵対者としても殺すのはNGですの。ただでさえ人材が減っているのですから、出来る限り人を残す必要があります。

 そんなわけでこの戦場で殺せるのは無名であろうジンやシグーと原作で死ぬブリッツのニコル、ストライクのラスティでしょう。この人達なら殺しても問題ありませんの。

 敵対しなければ殺すつもりもありませんが、わたくしとわたくしの大事なルリちゃんをはじめとした同士達を殺そうとする連中を理由もなく生かす必要はありません。ラウ・ル・クルーゼがアニメで言っていたようにここで逃せば何れ支払うのは同士達の命ですの。ですから、容赦はしませんの。

 

「さて、あの方はまだ様子見のようですの。ならば敵は……」

 

 飛んできたデュエルとストライクの稚拙な連携で放たれた乱雑な狙いのビームを機体を小刻みに動かして首と股の間を通らせた後、加速して腰背部に装備された2基のダガーを抜いて投擲いたしますの。

 

「ザフトのエリート、赤服の皆さんになりますの」

 

 怒り心頭の状態で襲い掛かってくるイザークさんとラスティさんですが、GN粒子が満たされているこの空間では脳量子波による相互理解ができる効果を利用して思考を読みますの。もちろん、わたくしの方は念動力でロックしてますので問題ありません。ちなみに相手は脳量子波のチャンネルが開いていないのでこちらだけ聞きたい放題ですの。

 思考を読んでいるのですが、流石に正面から飛んできたダガーは回避されます。ですが、その回避したダガーが途中で反転して背後から突き刺さりますの。デュエルとストライクは一瞬ビクンッと機体が震えた後、機体が一時的にシステムダウンして行動不能になりました。

 その瞬間、GNバルカンを叩き込みますの。するとバルカンの弾丸が着弾すると緑色の蔓が伸びて機体を拘束していきます。イージスと同じようにデュエルとストライクが停止します。ダガーもバルカンの弾丸もアインストで構成されているので機体への浸食は可能ですの。まあ、ビーム兵器であるダガーでフェイズシフト装甲を抜いてシステムをダウンさせないといけなかったんですけどね。

 

「おっと」

 

 考えていると、ニコルが動く気配がしたのでバックステップを行います。するとわたくしの目の前にブリッツの右腕に装備された複合武装攻盾システム、トリケロスが通り過ぎます。そのトリケロスが装着されている腕を掴み、空いている方の手を変形、進化させてから突き入れますの♪ 

 

『なっ!?』

 

 ガンダムバルバトス・ルプスレクスの手と同じように指を刃と化し、GN粒子を纏わせてビーム兵器にもしてブリッツのコクピットをえぐり取りますの。

 

「ニコル君は殺しても問題ありませんの。原作でも死んでいますものね?」

 

 そのまま悲鳴を上げるニコル君が居るコクピットを手の中に握りしめてこの空間から消しますの。はい、この空間からですの。強制的に月へのご招待♪ 

 ブリッツの残った機体は振り払ってメンデルがある方向に送りつけておきます。イザークやディアッカ、アスラン、ラスティから悲鳴のような思念が伝わってきます。

 まあ、どう見てもニコル君は死んでいますから、仕方がありませんの。でも、彼等には何もできません。次はストライクを始末しましょう。

 そうすると、ディアッカが長距離狙撃をしてくるので、ストライクをブリッツと同じようにコクピットを貫いて掴んでから盾にします。ラスティの乗るストライクはそのままバスターの砲撃によって大部分が消し飛びました。エクシアの手もボロボロになってしまいましたが、そこはそれ、アインストの再生能力で復元しますの。ついでにストライクの残骸を取り込んで機体にフェイズシフト装甲を適応させます。

 

『あっ、あああああああああああぁぁっ!? お、俺は……俺は……!!』

 

 流石に何時も飄々としているディアッカさんも味方を、苦楽を共にした同僚を撃ち殺したらテンパリますの。これではもう精密射撃なんてできないでしょうし、わたくしの敵ではありません。ごめんなさいですの。でも、悲しいけれどこれって戦争なんですの。

 

「さあ、これで少しは可能性が見えてきたでしょうか? どちらにせよ……勝負ですの、ラウ・ル・クルーゼさん」

 

 スラスターを八割まで上げて一気にプロヴィデンスを目指していきます。残っているデュエル、イージスを無視して突撃をかけます。

 

『ふっ』

 

 クルーゼさんの笑っているような感じに即座に軌道を修正して機体を上に急上昇させますの。すると先程まで居たところに無数のビームが放たれてきました。いえ、回避した先にもドラグーンが存在し、そこからビームが放たれてきます。

 こちらも細かくスラスターを操作して紙一重で回避し、周りを念動力で感知すると判明したのは鳥籠のように囲まれていることでした。包囲に穴が出来ているのですが、そちらに向かうとゼロシステムが鳥籠に閉じ込められる事を教えてくださいます。

 閉じ込められたライン・エクシアはビームに加えてヴェサリウスを含んだナスカ級三艦の艦砲やミサイルも含めて撃破されてしまいますの。

 

「かと言って……下がるわけにもまいりませんの」

 

 相手のドラグーンからの攻撃を回避しながら考えます。こちらが下がるとアスラン達を殺していないことを気付いているクルーゼさんが、彼等を巻き込む攻撃を平気でしてくるのがいやでもわかりますからね。

 飛来するミサイルをGNソードで切り払い、無理矢理包囲が厚い場所を駆け抜けますが……すぐにこちらの道を塞ぐように弾幕を展開してきます。何よりプロヴィデンスから放たれる精密射撃が鬱陶しいですの。こちらが回避しきれないタイミングで切り払おうともそれなりのダメージを受けるタイミングです。流石にプロヴィデンスの射程と威力を大幅に強化したMA-M221ユーディキウム・ビームライフルの威力はヤベーですの。戦艦の主砲並みにはありますし、GNフィールドでも簡単に貫通しますしね。

 

「このまま負けるのはやっぱり嫌ですの。わたくしもそろそろ冒険してもいいでしょう。次のステージへと行きましょう。エクシア、天使の名の下に力を示すですの」

 

 わたくしのT-LINKシステムで増幅した念動力を利用し、手近に居たゲシュペンストMK-Ⅲ(アルトアイゼン・ナハト)ゲシュペンストMK-Ⅳ(ヴァイスリッター)四機を転移させて手元に引き寄せます。

 現れた四機へ即座にユーディキウム・ビームライフルが放たれ、破壊されます。ですが、その前にこちらから鉤爪と化した両手でそれぞれ一機ずつを貫いて取り込みますの。

 機体が爆風や重力異常に晒される中、ライン・エクシアちゃんを刹那さんにプレゼントするために更なるビルドを行いますの。そう、わたくしはビルダー。故に何者にも負けない翼を授けますの!

 イメージするのはダブルオークアンタのクリスタル素材の刀身を持つビット兵器ですの。これは大型モデルのAビット、小型モデルのBビット、ビームサーベル発振能力を持つCビットの三種を二基ずつのGNソードビットとセブンソードの追加武装であるGNヘビーウエポン、GNソードⅡブラスター。これの運用方法は大型粒子砲としての機能に特化しており、砲身下部には新素材の刀身が申し訳程度に装備されておりました。

 以上の二つを素材にして翼を作成します。基本フレームはもちろんT-LINKフレームで作成。ゲシュペンストMK-Ⅲ(アルトアイゼン・ナハト)の装甲とゲシュペンストMK-Ⅳ(ヴァイスリッター)の武器を利用して作成。動力は流石にツインドライブじゃないと足りないのでブラックホールエンジンを両翼にそれぞれ搭載しますの。

 もちろん、スペックは本来の二つの武装とは比べるべくもなく劣化品。ですが、コイツの用途はその名の通り翼。切り離し可能な加速装置ですの♪ 

 それぞれ二つある大型ブラスターの場所がスラスターになっているので速度が落ちますが攻撃にも転用可能。ええ、はい……翼と言っていますがコンセプトはトールギスさんのスーパーバーニアですの♪ 

 

「刹那さんなら行ける行ける! (無垢なる信頼)」

 

 ライン・エクシアちゃんはエクシアちゃんの約1.3倍の速度が出せます。翼を授けられたライン・エクシアちゃんは二倍なんてちゃちな事はいいません。ブラックホールエンジンから生まれるほぼ全ての、八割の出力をスラスターに回し、残り二割は重力制御装置(グラビティコントロールシステム)に使われており、慣性をほぼ無視できますので、三倍はいけますの。つまり、エクシアちゃんの3.9倍の速度が出せます。やばいですの☆

 ちなみにエクシアちゃんはユニオンフラッグよりも速度は遅いらしいですが、それでもマッハ1ぐらいは出せます。つまり、最低でもマッハ4までは出せますの。

 

「さぁ、羽ばたいて駆け抜けますの……TRANS-AM!!」

 

 クラッキングで強制解放させたTRANS-AMを使って爆風の中で進化したライン・エクシアちゃんの翼で突撃します。スラスターを全開にすると意識が一瞬でブラックアウトしました。その直後衝撃で目が覚めました。

 視界にはプロヴィデンスの大きな盾さんがあり、プロヴィデンスはライン・エクシアちゃんと一緒に吹き飛ばされて後ろのナスカ級に埋まっていますの。

 

「かはぁっ!? こほっこほっ……」

 

 肺が押しつぶされて中から空気が全て出ていき、口からちょっと血が出ました。わたくしの身体で血を吐くとか、ライン・エクシアちゃんはガンダムの皮を被ったトールギスⅢですか? ゼロも搭載したので間違いありませんの。

 それと視界には無数のレッドアラートが出ております。手足がほぼ壊れているので現在再生中ですの。どうやら速度に機体強度が耐えきれなかったようですの。

 まあ、とりあえずこちらは置いておきましょう。姿をネメシスに変えて接触回線を開きますの。

 

「こんばんはラウ・ル・クルーゼ」

『ネメシス……やはりアインストか』

「私と契約してこちらに来ないか?」

 

 両手を広げて歓迎を示しますの。美少女が胸に飛び込んでおいでと言っているのですから、断る人は居ないでしょう。なお、ナスカ級とライン・エクシアちゃんにサンドイッチされているのは考えないものとする。

 

『こちらにメリットはあるのかな?』

「貴方が抱えている肉体の問題を全て解決できる。テロメア? そんな物、我々の技術でどうとでもなる」

『私にアインストになれと言うのか?』

「どちらでも構わない。人でも、新たなるステージに登ったイノベイターでも、アインストでも、スーパーコンピューターでも好きに選ぶといい。私は貴方の、ラウ・ル・クルーゼの選択を歓迎しよう」

『……』

 

 やはり疑われていますので、こちらもカードを更に切りましょう。

 

「新しい肉体もいいし、今の肉体を若返らせる事だって可能だ。君と同じ症状を持っている……レイ・ザ・バレル。彼も助けよう。機体も与えるし、やりたい事があるのならば地球に迷惑をかけない程度であれば応えよう」

『……私をそこまで買うのか?』

「ああ、買うとも。貴方はナチュラルの身でありながら死ぬほど努力してザフトのエースとなった。私はその部分に関しては貴方を尊敬する。ああ、そうだ。世界を、全ての人類を憎む事以外ね」

『ならば私と相容れない』

「その根本的な理由を排除するとしてもか?」

『世界の現状を見ればわかるだろう。人は何処まで行っても愚かしい。異星人や同じ星の別生命体からの侵略を受けているというのに未だに身内で争い合っているのだ。これが愚かと言わずになんとする?』

「ならばこそ、我々が腐敗を正す。導くのではなく、自らの、人の手で」

『アインストがか?』

「私はアインストであり、人だ。人である事を捨てたつもりはない」

『貴様が人だと? 笑わせる』

「人だとも。例え生まれはどうであれ、心が人であればそれは人だ。クローンであろうが、アル・ダ・フラガではなく、貴方はラウ・ル・クルーゼだ。他の誰でもない、私が、私達が貴方をただの望みのために努力する人だと認める」

『くっ、くははははっ!』

 

 笑い出したクルーゼさんを見詰め続ける。そもそもわたくしが否定する事はありえません。わたくし自身もそうですが、遺伝子操作されたルリちゃんや生み出した娘達も人ではないという事になります。こればかりは断じて認めません。認めないというのであれば、それはそれで構いません。思う事は人それぞれですから。ですが、実害があるのならばそれはもう戦争待ったなしですの。

 

『まるで有象無象などどうでもいいと言った感じだな』

「ああ、心底どうでもいい。私が守るのは私の仲間と同胞が幸せに暮らす地球であり、世界だ。それの邪魔をするのならば例え誰であろうと排除する。一人は皆の為に、皆は一人の為に。それができない奴を入れてやる必要などない。権利には義務が生じるように何事にも代価は必要だと私は思う。私は私の望む未来のために全力を尽くす」

『それはエゴだな』

「ああ、私も人だからな。人のエゴを持っている。だから、私は貴方のエゴも肯定する。人類を憎む。その事は構わない。私もそうだ。憎むべき敵は居る。アズラエルとか」

『先程と言っている事が違うぞ?』

「私は全ての人を憎む事は反対だ。だが、特定のどうしようもない塵共ならば別だ。無辜の民を巻き込まないのであればいくらでも貴方がする事を支援しても……いや、共に夢を叶えてもいい。闘争の世界ですら、叶えよう」

『闘争の世界か』

「人は争いをやめられない。それは歴史が証明している。ならば人類の戦いは被害の出ない仮想空間でやればいいし、異星人の中には絶対に分かり合えない存在は居る。そいつらとはどちらかが絶滅するまでの戦争だ。故に私は貴方の憎悪も肯定し、理解者となろう」

 

 戦いを望むなら、地球以外のところでどうぞ。むしろ地球を巻き込まないで、本当にお願いしますの。どれだけ敵がいると思っているんですか。それもとんでもない連中ばかりですのよ? 世界の危機がバーゲンセールで大安売りしておりますの。

 

「そう、私はアル・ダ・フラガや人類の代わりに貴方を愛そう」

『何故そこで愛!?』

「あ、もちろんラブじゃなくてライクの方だ。私は美少女が好きだからな」

『どうでもいい。いや、むしろいいのか? レイが毒牙にかかる事はないのだからな』

「男にライクはあってもラブはない。と、いうか助けて。人手が足りない。ただでさえ重要な人物が何人も死んでいるんだ。世界は確実に滅亡へと向かっている。貴方の大切な人々が貴方と共に幸せに生きるために私に力を貸してください」

 

 真摯な思いを込めて頭を下げる。

 

『いいだろう』

「っ!?」

『だが、断る』

 

 一瞬、顔をあげて笑顔になったのにその続きの言葉で絶望させられましたの。この仮面さん、上げて落としやがりました。わざとでしょう。わざとですね。

 

『まずは私とレイを治療してからだ。話は全てそれからだ』

「了解」

『だが、時間はない。覚悟しておけ』

「種子をあげますので、これを飲めばアインストにはなれる。即座に治療が可能となる。それ以外の方法はこちらから接触する必要あるため、少し時間がかかる」

 

 種子を転移させ、ラウ・ル・クルーゼさんの手に二つ落としておきます。これで彼は何時でもアインストになれます。一応は説得成功ですの。

 まあ、監督インタビューで、「彼の中には人類を滅ぼしたい自分とそうしたくない自分が同時に存在し、自分に未来が無く死期が見えていた。フレイを送り出したのは意識的に扉を開くというよりもコインを投げる賭けの感覚に近く、世界の行く末を決める重要な場面を人智を超えたところに判断を委ね、結果データは渡った為行くところまで行くしかないのだ、となった」とあり、彼が完全には人類に絶望しておらず、心のどこかで自分を止めてくれる存在を求めていたのでしょう。

 ムウやキラに対しては、「お前に討たれるなら本望だ」というような事を言っていましたし、最期に笑みを浮かべながら消えていったのもこのためでしょう。 彼にとってキラは「憎くもあれど、自分と同じく個人の欲望の為に人為的に作られ、生まれながらにして人生を歪められた存在として愛しくも思っていた」とも記されておりますし、完全なる人工人類の完成形として嫉妬と羨望を向けると同時に、自分と同じ他者の身勝手で生み出された存在として親近感も抱いているんでしょう。あれ、わたくし……ラウさんに嫌われる事、いっぱいしてませんか? 人工人類、AIとして作っていますし、身体もサイボーグとか色々と……考えないようにしましょう。

 

『わかった。では、相談して判断する。私達の居場所はわかるか?』

「その種子があれば何時でも何処でも貴方の横に這い寄れますの」

『ストーカーか』

「酷い。でも、こんな美少女のストーカーならありでは……いえ、やっぱりありませんね」

『貴様は思ったよりも馬鹿だな』

「おちゃめと言ってください。元となったのがあの人ですから……あれ、この世界では違う?」

『私には理解できないが、まあいい。それで現状、これからどうする? こちらの会話は聞かれていないだろうな?』

「当然だ。ログも全て消してある」

『ならば一先ずは協力者としてプラントとザフトの情報を流してやる。取りに来い』

「かしこまり! あ、後、後ろのナスカ級は貰っていきますのでそれ以外は撤退してくださって構いませんの」

『……よかろう』

 

 話がついたので修復された機体を離しますの。プロヴィデンスも埋まっているナスカ級から出て、撤退の信号弾を撃つように他の艦に触れて接触回線で伝えていきました。

 

『アデス。ヴェサリウスとハーシルで撤退する。破損したフーリエは放棄することでアインストと決着がついた。すぐに生き残った部隊を回収させろ』

『了解です。ですが、大丈夫でしょうか?』

『あちらからの提案だ。裏切る事はない。それにあちらも決着がついたようだ。あのデカブツも一緒に相手をするなど私はごめんだ』

『ですな。すぐにフーリエから乗員を移乗させます』

 

 あちらの話が終わったので、こちらも反転して艦の方に向かいますの。するとアスランさんが何やらやっているようなので横を通るついでにイザークさんと一緒にヴェサリウスまで押し出してさしあげますの。

 

『俺を踏み台にしただと!』

『くっ、間に合わなかったか……』

 

 当たり前ですの。ええ、当たり前ですの。間に合ってたまるかってんですの。ソフト全部消してやったのを手書きで書き直されたらたまりませんの。そんなのスーパーコーディネーターでも……キラさんならやりかねませんわね。

 

「カエレッ!」

 

 殺せるのに殺したら駄目な相手とか、とっても面倒ですの。気に入っているキャラ……人や世界(原作)に必要とされている人ならばどうなるかなんてわかりませんしね。ただでさえ混沌としているのに更に混沌になるとか、本当に止めてくださいですの。

 とりあえず、アインスト達にナスカ級フーリエを持っていかせましょう。これで終わり……

 

『愛しいガンダムよ! ようやく会えたな!』

「くんなぁっ!?」

 

 ノイエ・デューカリオンを突破してきたグラハム・エーカーとムウ・ラ・フラガさんの二機がエンカウントしました。

 

『クルーゼの奴は撤退するのか』

『ならば私をてつだ……いや、手を出すな!』

『へいへい』

 

 ま~た殺したら駄目な人ですの。本当に嫌になりますの。もうこれは逃げるしかない……そう思いながらスラスターを噴射させようとしたら重力異常を検知しました。

 

『『む』』

 

 黒い穴が開いてそこから無数の虫型の機械が出てきました。蜂のような機械達でそれがわらわらと湧いてきたですの。普通なら虫型と見て思い付くのはバッタを扱う木連ですが、この機械の蜂達は違います。こいつ等は別作品の敵ですの。さて、特攻の力を持つ力もないので、ここは一つ……全力ぶっぱですの。

 

『オルレイン! グラビトロカノン発射準備! そこの二人はすぐに撤退しなさい! 巻き込まれて死ぬぞ!』

『何を……というか、君がガンダムのパイロットか?』

『違う。私は借りただけの臨時だ』

『可愛らしい嬢ちゃん……ってか、ネメシスじゃねえか』

 

 二人に念動力を利用して意識を接続し、警告します。相手は万とかいますからね。

 

『マスター、よろしいのですか?』

『かまわん。相手はアンドロメダ流国だ。タイムワープすら使える連中で地球の完全なる敵だ。容赦なく滅ぼせ。これは生存競争と心得ろ』

『了解』

『おいおい、それなら戦っている暇はないか』

『地球の為であるというなら、今回は共に戦おうではないか少女よ!』

『ああ、もう。どうせ言う事なんて聞かないのだろうし構わない。ただし、撤退する時は私の機体に掴まれ。転移で逃げる。ノイエ・デューカリオンの近くに居たら潰されて死ぬからな』

『心に刻むぜ』

『うむ』

 

 先にフーリエとトレミーは転移させて影月に逃がしますの。それからグラビトロカノンの時間を稼ぐために三人で共闘してノイエ・デューカリオンを守ります。相手もノイエ・デューカリオンがヤバイのはわかっているようで攻撃を集中してきます。

 

 

 頑張って時間を稼いでからムウ・ラ・フラガさんとグラハム・イェーガーさんの機体を掴んで転移します。その直後、自壊を気にせずに放たれるグラビトロカノンによって半径数キロが超重力の球体に飲み込まれて文字通り消滅したのがわかります。

 ノイエ・デューカリオンも半壊になったのでわたくしの方で繋がりを通して強制転移で影月へと帰還させますの。つまり、影月に刹那さんとグラハムさんが一緒にいますの。ヤベーですの。

 

「刹那さん? 刹那さん?」

「俺の、俺のガンダムが……」

 

 フリフリのドレスでライン・エクシアちゃんから飛び降りたら、よろよろと寄ってくる虚ろな瞳をした刹那さん。目が死んでやがります。現状では自分ができないエクシアちゃんの戦い方を見た弊害でしょう。変わり果てた姿? 知らない子ですが、問題はありませんの。

 

「刹那さん、貴方はガンダムです」

「俺はガンダム……」

「ですので、エクシアちゃんは答えてくれます。何故ならエクシアちゃんは貴方の為に進化しました。ちょっと進化しすぎたかもしれませんが、刹那さんなら大丈夫です。とりあえず、シミュレータから始めてみましょう。どうしても無理ならライン・エクシアちゃんを封印してエクシアちゃんに戻します。それに身体が持たなければ……いえ、こちらはどうしようもありませんの」

 

 刹那さんにはイノベイターになってもらわないといけないので、最悪は強制的に脳量子波に覚醒してもらいましょう。それでも無理なら肉体改造から始めないといけません。

 

「君がガンダムのパイロットか!」

「お前は……」

「おいおい……やっぱり子供じゃねえか」

「はいはい、注目。お前達はアインストの前線基地にやってきたんだ。まずは案内するからこっちに来い。食事をしてからゆっくりと話そうじゃないか」

 

 そう言うと、格納庫の少し離れた位置に設置されているトレミーからソレスタルビーイングのクルー達が降りてくる。その隣にあるブリッツとストライクの壊れたコクピットからはニコルとラスティが出ている。二人はかなり警戒しているけれど。二人はクノッヘン達に拘束されて銃を取り上げられていた。コクピットの中にはツェッペリンちゃんが居て情報抜き取っていた。ミラージュコロイドのデータが残っていれば儲け物ですの。

 とりあえず、この客人達を連れて食堂へと移動します。食堂ではコック帽を被ったアインスト達が器用に料理を作って迎え入れてくれますの。その光景に皆さんはSANチェックのお時間です。

 

 




エクシアの速度はどれくらいでるのだろうか?

GN粒子は量子通信は防げないでよかった? ドラグーンは量子通信だからOKなのか、少し不安です。

後書きの設定を使うか使わないか。使わないならアルフィミィの部分を普通のアインストに差し替え

  • 使う
  • 使わない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。