アルフィミィちゃんになってスパロボ時空で暗躍する   作:アルフィミィ好き

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また原作キャラが死亡。というか、既に死亡です。ご注意ください。この世界ではどんなに頑張ってもハッピーエンドにはなりません。インスペクターとエアロゲイターの順番が違えば大変な事になりますよね、そりゃ。


第8話

 

 新しいお家で過ごし、一週間が経ちましたの。生活空間は整える事ができました。少なくとも寝室と研究室、食堂、お風呂、トイレなど生活に必要な物は用意しましたし、特にお風呂に関しては大きめにしてある。

 基本的なライフラインはヴィンデル達が用意してくれているので、追加や改造をするだけで良かったのが一週間でできた理由でもありますの。

 流石に工場の方はほぼ建て替えになるのでまだ時間はかかりますが、こちらは今の所は問題ありませんの。そちらの手配はヴィンデル達がやってくれていますしね。

 それに警備も派遣されてきたアクセルの部隊が居ますし、私の監視としてやってきた者達がメイドとして世話もしてくれるので、基本的に家事も問題なし。なので基本的に研究と情報収集に明け暮れている。

 

「お嬢様、食事の準備が整っております」

「かしこまりましたの」

 

 最初はお嬢様呼びもどうかと思って言ってみたのですが、ブロウニング家は普通に資産家の一族でしたの。そうでなければ死んだ娘を人造人間開発プロジェクトのマテリアルを使って甦らせるなんてできません。つまり、わたくしがお嬢様になるのは確定的に明らか。そういえばご両親が何をしているかは知りませんの。まあ、生死なんてどうでもいいですわね。所詮は赤の他人ですの。

 

「それと本日の予定はどうなさいますか?」

「お出掛けしますの。ですから、家の事は任せますのよ」

「お供します」

「必要ありませんの。貴女達は今日、届くはずのシミュレーターをセッティングしておいてください」

「……かしこまりました」

 

 議員達から貰った隠し財産を使って建物を修復し、ネットワークに接続したシミュレーターと物理的に隔離したシミュレーターの二つを購入した。ネットワークを接続した一号機は普通に操縦技術を鍛えるためであり、バーニングPTをやるための物ですの。二号機の方は機体を開発するために使います。ペルゼイン・リヒカイトを作らねばなりませんし。

 

「出掛けるのは構いませんが、お風呂に入って着替えてから行ってくださいね。かなりだらしない恰好ですから」

「……わかり、ましたの」

 

 お風呂に入ると鏡に映るのは13から14歳といった綺麗な女の子。後頭部で縛ることでポニーテールにしてなお腰まで届くほどのボリュームのある青い髪。宝石のように綺麗な赤い瞳を持ち、幼さが残る顔立ちは将来美人になる事が確定しているほど整っている。

 そんな美少女が一糸まとわぬ姿で鏡の前に立っている。微かに膨らんだ胸や大切な場所までもが見えて罪悪感が湧いてきますの。じっと見詰めていると興奮してきますので、さっさと身体を綺麗に洗っていきます。アルフィミィちゃんの身体なので、しっかりと手入れしないといけません。ゆるふわウェーブは特に気を使いますの。

 身体を洗ったら、広いお風呂に入って身体をぷかぷかと浮かせながら楽しんでから、シャワーで身体を洗い流して抜け毛とかも綺麗にして外に出る。

 今回用意したのは無数の赤い宝玉がついた白と黒のレオタード。つまり、原作に出てきたアルフィミィと同じ服装ですの。それに加えてしっかりと白色のスカートを用意してあるので、そちらもつけておく。しかし、作ってみたけれど……いやらしいですわね。

 ただ、よりアルフィミィに近付いたせいか、しっくりとくるような感じはある。

 

「やっぱり普通の恰好にしておきましょう」

 

 ただ、黒のワンピースは可愛いけれど、そればかりも飽きるので別の物を用意しますの。白色のチェニックブラウスとジーンズ。無数の赤い宝玉をあしらってアクセントとしますの。

 

「さてさて、行きますの」

 

 鞄の中に雨合羽を入れて移動しますの。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 さてさてさ~て、本日やってきたのは大きなショッピングモール。ここから監視カメラをクラッキングして映像を差し替えます。わたくしが適当にショッピングモール内を移動している感じの映像を流し、トイレの中で用意しておいた物で髪の毛を茶色に変えて服装も変更。パーカーとズボンでボーイッシュな感じにしつつ帽子を被って移動。

 電車で目的地の近くについたらパーカーを被って公衆トイレに移動。そこで着替えとスプレーを使って髪の毛の色を変更。服装も闇ちゃんの物に変えてから上にパーカーを着込んでフードを被りながら移動します。

 近くのマンホールから下水道に入り、雨合羽を装備して移動を開始。どんなに厳重な研究施設であろうと、水を運び込み、排泄物を取り出す必要がありますの。まあ、吸い込み式とかならそんな事をしていない可能性はありますが、幸い、ここは作った業者や政府をクラッキングして見た設計図と公開されていない資料から確認したら、普通に繋がっています。

 それに……緊急脱出用の隠し通路とか、死んだ実験体の処理とか、色々と便利らしいですの。これらの記憶も議員さんが他の人から説明を聞いていましたので確実です。

 そんなわけで、アズラエル財団が所有する研究所。その地下へと繋がる隠し通路の前におります。扉の前は普通の壁のように見えていますが、こちらは偽装されているだけですの。それにひそかに配置されている監視カメラもありますから、当たりです。

 監視カメラは触手を使って接触し、クラッキングを完了。映像を数分前の物を延々とループさせます。続いて偽装されているパネルを開けて、そこにレモンお姉様特製のハッキングツールを携帯端末から使用。そして、議員のパスワードを入力して、網膜認証と指紋識別をクリアすると開くので、後は開いたというログと議員の使用履歴を消せば問題なし。

 

「本当、平和ボケしていますの」

 

 死んだ人間のIDとパスワードをそのままにしてやがるんですから、呆れますの。まあ、アルフィミィちゃんのような存在を想定していないだけとも言えますの。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 隠し通路を進むと電源が入っている警備ロボットを発見。こちらは実際に正規の手続きで入っているので警備ロボットは起動していませんの。その子達にハッキングツールを使って警備システムにアクセス。クラッキングして施設内の監視カメラの映像を全てこちらの端末でも見られるようにしておきますの。

 監視カメラを確認していくと、予想通りというか、なんというか……白衣を着た大人が少年少女達に薬品を投与したり、殺し合わせたり、嫌がる子達をGの体験装置に入れて固定し、気絶したら電撃を流して強制覚醒させたりといった非人道的な行為が繰り返されております。

 薬の拒絶反応などで死んだ子供達は焼却炉へ行くのではなく、開発されている生物兵器、品種改良した狼達の餌にしておりますの。死体の有効活用ですね。無駄のない精神は素晴らしいですの。この狼達は警備用としても地下に放たれているようで、本当にイラつきますの。

 

「クラッキングしても、コイツラには関係ありませんものね」

 

 そう、この子達が居る限り、警備システムを掌握しても殺されるだけ。装着されている首輪にある爆発装置を使うか、電撃で一定時間動けないようにするかの二つに一つ。つまり、緊急事態の時は一時的に電撃で麻痺させ、その間に通りぬけるだけ。そして、敵に突撃させて巻き込んで自爆。

 

「可哀想なワンちゃん達……でも、大丈夫ですの。アルフィミィが貴女達を無駄にはしませんの。生きなさい、クノッヘン、グリート、行きなさい」

 

 私の命令に従い、影からアインストであるクノッヘンとグリートが現れて、突撃していきます。すぐに狼達の悲鳴が聞こえてきますが、気にせずアルフィミィちゃんはゆっくりと歩いて進みます。いや、やっぱり五月蠅いので両手で耳を押さえておきますの。

 クノッヘンは名前の通り、骨で構成された獣のような姿をしたアインストですの。骨をブーメランのように射出したり、鉤爪を巨大化させて攻撃します。

 グリートは名前の通り植物のような蔦の塊で構成されたアインストで、蔦による鞭打や、高出力のビーム照射による攻撃を行います。

 どちらもアルフィミィちゃんの護衛ですの。大きさは通路に合わせて3、4メートルくらいですが、本来はもっと大きくもなれますのよ。今まで使ってこなかったのはアクセル達の監視があったから。でも、ここではありません。ちゃ~んと撒いてきてますからね。

 さて、制圧が完了したみたいなので、進んでいくと広いドームのように着きました。わたくしが到着した場所は5メートルほど上に作られた通路で、その下には狼達が沢山います。どうやら、柵が開かれない限りはこの通路に出られない設計みたいです。

 下は死体の廃棄場みたいで、更に数メートル上から今も子供が落ちてきまたしたの。その子は触手を伸ばして受けとめ、こちらに運んで確認してみますが、身体中を弄り回されたのか痙攣してビクンッ、ビクンッと跳ねていますの。身体中が腫れていて、誰かはわかりませんが……とりあえず死んでいるのは確実なので食べてしまいましょう。

 

「貴女達の死は無駄にはしませんの」

 

 触手を生み出し、彼女の身体をパクリと食べます。下に居る狼達や残っている骨も全部食べます。残さず綺麗にキッチリとですの。そうでないと彼女達の死が無駄になりますしね。

 さて、取り込んだ者達を解析していきます。彼等は薬物が色々と投与されているので、そちらを解析して耐性を得ておきますの。特殊な力はありませんし、悲惨な実験を受けた記憶を全て引き継ぎました。この子達に積もった恨みつらみも引き受けていきますの。

 本当は嫌だけど、やらなくてはいけませんの。少しでもステラちゃんの情報を得るために必要ですし、実験の結果などを身をもって知れるのはこれからの研究においても便利ですの。そう思い込むことしかありません。

 まあ、こちらは置いておくとして、狼ちゃん達はとても便利ですの。彼等を解析して外見は狼のままにして内部をアインスト化。アインストは基本的にドイツ語なので、アインスト・ヴォルフ。アレ、これはやばすぎですのよ! だって、アインスト・ヴォルフって、ようはキョウスケの機体ですの。

 

「よし、気にしない事にしますの。それよりも、始めますの。さあ、皆さん。復讐の宴を始めましょう。精々、わたくし達と踊ってくださいですの。ポチっとな」

 

 警備システムを使用し、全ての出入口を封鎖。厳戒態勢にして通信手段も全てシャットアウト。これで誰も出られませんの。なにせ緊急用の出口は私が封鎖していますしね。後は狼さん達を解き放つだけの簡単なお仕事ですの。

 

「さあ、我が同胞よ、殺し尽くすですの」

 

 既にこの研究所の図面はわかっているので、効率良くぶっ殺してやりますの。そんなわけで狩り出しは狼達に任せて、アルフィミィちゃんは目的の相手を目指しますの。

 さて、子供達が捕まえられている場所へと移動すると、そこではすでに研究員が何人も居て、どうするか話していた。

 

「どうするんだ! 出口はどうなっている!」

「駄目です。対テロリスト用の防衛システムが起動しています!」

「外部への連絡は?」

「全部封鎖されています。携帯も圏外になっていますし……」

「いったい何が……」

「た、大変だ! 狼達が出てきてる!」

「ちっ! 助けがくるまでに実験体を処分しろ。揉み消しはできるだろうが、面倒な事になる。実験データの吸いだしはどうだ?」

「バックアップと今日の分の結果はこちらのディスクに……」

「それは助かりますわ」

「っ!?」

 

 髪の毛で作ったナノブレードでディスクを持った男の腕を切り落とし、もう一方の髪の毛の手で掴んで回収します。男は腕を切り落とされて叫び声を上げるのですが、五月蠅いので心臓を貫いて殺しておきますの。

 

「お、お前は……あの方を殺した!」

「ひっ! た、確か金色の闇って賞金首!」

「正解者には死をさしあげます」

 

 その場でクルクルと回転して髪の毛をブレードにして切断する。悲鳴が上がり、中には銃を取り出して私に向かって放ってくる。放たれた弾丸を死体を蹴り上げて防ぎ、その後ろから銃を持った相手を髪の毛で貫いて攻撃する。相手は即座に離れますが、足元から伸ばした触手が貫いて殺します。

 

「所詮は研究者。わたくしとやり合いたければパーソナルトルーパーを持ってくるのですよ」

 

 複数の研究者達を殺して触手が喰らっていくのを見て、残りが必死に命乞いをしてきます。

 

「頼む、助けてくれ!」

「金なら払う! だから……」

「残念。これは貴方達が殺して来た子供達への鎮魂歌でもあります。ですから、皆殺しです」

「いやだっ、死にたくないぃぃぃぃっ!」

「俺達の研究は人類のために……」

「ああ、安心してください。貴方達の研究はわたくしがちゃんと引き継ぎますの。そうしないと死んでいった子供達が報われませんもの。ですから、その為に……大人しく食べられてください」

「いやぁあああああああああぁぁぁっっ!!」

 

 頭からぱっくりと食べたので、残さないように綺麗に取り込みます。後は機器を調べて本当に全部のデータが回収できているかを確認。また通信記録なども含めて全てを吸いだし、ステラちゃんの居場所を探します。すると彼女の死亡データがありました。

 

「……また、助けられなかったですの……」

 

 データをしっかりと確認すると、誘拐されてから実験を受けて一度は成功し、次の実験で暴走して脳死。ホルマリン漬けにして保存しているようですの。

 

「……待つですの。ホルマリン漬けでも脳が残っているのなら……まだ助けられますの……」

 

 身体を機械とアインスト、培養したクローンで形成すればなんとかなるかもしれないです。第二……いえ、第三のアルフィミィちゃんになるかも知れませんが、それはそれでよしとしますの。

 

「こうしてはいられませんね。必要な資材や機械は貰っていかないといけませんし、まずは脳の確保ですの」

 

 保管庫に移動すると、沢山のホルマリン漬けが置かれていたので、その名前を確認すると……ステラ以上にやばい人の名前もありました。リョウト・ヒカワ、リュウセイ・ダテの脳。経歴を確認すると、インスペクター戦で活躍するも、作戦途中に大怪我を負う。その特異な能力から細胞からクローンを作成。しかし、想定された能力値を下回ったので、本体をホルマリン漬けにして保存。ODEシステム*1を搭載したバルトールなどで使用する。しかし、度重なる実験によって脳に破損がおき、能力が低下。サンプルとして念の為に保存するとのことですの。

 即座に状態を確認しますが、どう足掻いても脳が耐えきれない状態。念動力で確認しますが、もはや意思などは微かにしか存在しませんでした。

 

「お二人様、どうしたいですの?」

『……もう、休みたい……でも……』

『……皆を、守らないと……』

「それだけに特化されるように調整されたのかもしれませんが……お二人の力、わたくしが貰いますの。ですから、お休みください」

 

 流石に身体を与えてこれ以上戦わせるのは可哀想ですの。それにこの二人は脳の劣化や損傷が激しくて、新しい身体を作っても適応できないでしょうし、何よりアインストに乗っ取られる可能性がとても高い。そうなるとただの人形になってしまいますので、ファンとしてそれは認められませんの。

 

『……ありがとう……』

『……頼む、ぜ……』

 

 身体を取り込むのではなく、二人の魂をわたくしの物と合わせるような感じで彼等の念動力を一部譲渡してもらう。それによってインスペクターとの戦いの記憶が流れ込んできますの。リュウセイは戦闘技術。リョウトは技術情報が多いですが、どちらも大変助かりますの。何より、念動力のレベルが上昇しましたね。クスハ達とも引けを取らないレベルになりましたの。

 

「これで三人。どんどん重くなっていきますのね……さて、流石にもう問題はありませんよね?」

 

 そう思ったのもフラグでした。まず、ステラちゃんの脳は無事に問題ない状態で確保できました。ですが、そこにもう一つだけやばい人物がこの施設に囚われておりました。その人物の名前は……ルリ・ホシノ。つまり、機動戦艦ナデシコのヒロインちゃんです。この世界、木連と戦うのも決定ですの? 

 とりあえず、助けに行きましょう。手遅れになったら困りますの。

 

 

 

*1
一つの機体が得た敵機の戦闘データを即座に処理、僚機へ伝達し戦闘に直結させることで、相手の戦闘パターンに対し部隊レベルで即座に最適な対応を取ることを可能とする。




エアロゲイターとインスペクターは危険度はインスペクターの方が上だと思われまし、成長する前にリュウセイ達は致命傷を追っています。なによりSRXが無い設定にしました。エアロゲイターがきていないということはイングラムが来る前だからです。まあ、インスペクターと戦っている最中に来ている事にはしますが、流石にSRXの開発は間に合わないと思いました。

後書きの設定を使うか使わないか。使わないならアルフィミィの部分を普通のアインストに差し替え

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