ガルパンRTA 大洗の鬼神ルート   作:シマキ

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サンダース大学付属高校後

 はい、よーいスタート。

 

 前回のつづきからやっていきましょう。サンダース戦は不安定要素が少ないのでミスすることなく終えることができました。毎回こうだといいんですけどね。

 

 >三突を動かす。フラッグ車を撃破したみほさん達のところへ向かうためだ。他のみんなはすでにみほさん達の周りに集まっており、彼女達を褒め称えている。

 紅葉も三突を止めて、彼女のところへ向かった。みほさんはこちらに気づくと満面の笑みを浮かべてすごい勢いで抱きついてきた。

 体格は紅葉の方が大きいはずなのに支えきれず、背中から倒れてしまった。ちょっと痛い。

 みほさんもやり過ぎたことを自覚しているのか、慌てた様子で謝ってくれた。その慌てぶりが、なんだか面白くて思わず笑ってしまった。

 

 「一同、礼!」

 「ありがとうございました!」

 

 >他のスポーツなんかとは違って、戦車道は出場する人数が多いから全員で前に出て礼はしない。各戦車の車長が代表として出ている。

 後方でその様子を眺めていると、会場からたくさんの拍手が鳴り響いた。この試合を見て、あの人達は楽しんでくれたのだろうか。

 だったら、ちょっと嬉しいかな。

 それはそれとして、紅葉は今日の試合を振り返った。相手戦車10両に対し、5両撃破。操縦手として、大きな経験を得たことを実感している!

 試合に活躍したことにより、大洗の仲間達の信頼を得た気がした!

 紅葉は試合で大活躍した!人々から《大洗のカバ》と噂されているようだ!

 

 はい、レベルアップこそしませんでしたが、大量の経験値を獲得することができました。

 えー、称号の大洗のカバはお察しかと思いますが、カバさんチームで活躍したから手に入る称号です。他のチームだとカバの部分が変わります。

 さて、次の行動に移ります。このままボケーっと突っ立ってると、そのうち西住殿やケイ殿、それに大洗の仲間に絡まれます。ほもちゃん今回も活躍したからね。

 なのでバレないようにとっとと立ち去りましょう。なお、本来なら追ってくる可能性もあるので全力ダッシュで立ち去る必要があったのですが、今回はたまたま彼女と幼馴染みになれたのでそれを利用します。

 知っての通り逸見殿は、あんこうチームの方達とあまり仲良くありません。なので、逸見殿に喋りかけることで話しかけづらい雰囲気を作り出します。

 

 >紅葉は会場から立ち去る。もう少し試合に勝った雰囲気に酔いしれているのもいいのかもしれないが、さっきの拍手のとき、エリカを見かけた。

 急いで追いかけて勝ったことを自慢してやろう。少し探したが、彼女は目立つのですぐに見つかった。なんたって髪の毛の色が灰色なんだから。

 隣に誰かと一緒にいる。茶髪で厳しそうな人だ。なんとなく、みほさんに似てるかもしれないと思ったが、気のせいかもしれない。髪の毛の色も少し違うし。

 エリカはこっちに気がつくと、隣の人に話しかけてからこちらに1人でやって来た。

 私はエリカに話しかける。

 

 「どう最近?」

 「つい最近あったばかりでしょ」

 「そうだったね。で、どうだったエリカ?今日の試合。私としては無様な試合じゃなかったと思うんだけど」

 「まぁ、無名校のあなた達にしては、頑張った方だったとは思うわよ」

 「厳しいね」

 「これでも甘い評価のつもりよ。全体的にあなた達の練度が低すぎる。そもそもあなたも……」 

 

 >エリカにダメ出しをくらった。紅葉としてもここが駄目だったなと思う部分だけではなく、紅葉が気づかなかったミスした部分を彼女は指摘してくれた。

 キツイ言葉ではあったが、内容自体は正論でとてもためになる。

 彼女のそういうところが私は好きなのだ。

 途中であんこうチームのみんなやカバさんチームの仲間達が紅葉を探しに来ていたが、エリカと楽しく会話していたので邪魔をしては悪いと判断してくれたのか、どこかに行ってしまった。

 

 はい、これでOKです。これで冷泉さんのイベントに巻き込まれないですみます。

 あとは適当に対応しつつ会話を打ち切ってそのまま去りましょう。

 

 「じゃあ、そろそろ行くね。また見にきてよ」

 「えぇ、また見に来るわ。期待はしないけど」

 

 >最後まで厳しい言葉を送られた。まぁ、彼女はいつも他人にも自分にも厳しいし、今回はむしろ優しい方だ。

 エリカが茶髪の人を隊長と呼んでいたのが耳に入る。あの人がエリカがいつも言ってた憧れの先輩か。

 たしかになんとなく、凄そうな雰囲気がある。そんな人がわざわざ試合を見に来ていたなんて、何かあるのだろうか。エリカの付き添いなわけないし、むしろエリカが付き添いの立場なんだろうし。

 考えても答えなんて出てこない。だったら考えるのは無駄だろう。

 紅葉は歩き出した。会場には戻らなかった。なんとなく、1人になりたかったから

 

 

 「ごきげんよう、お一人かしら?」

 

 >声をかけられた。紅葉は相手を見る。忘れもしない。というか、インパクトが強すぎて忘れたくても忘れられない人、聖グロリアーナ女学院の隊長ダージリンさんだ。彼女も見に来てくれたのだろうか。なんとなく嬉しい。

 

 私は嬉しくない。順調だと思った途端にこれですよ。ほもちゃんはダージリン殿に目をつけられてますからね。

 適当に対応してさっさと会話を終わらせます。

 

 「ダージリンさん、えっともしかして応援にきてくれたんですか?」 

 「もちろん。あなたの活躍を見にね」

 「あ、ありがとうございます」

 「ユニークな試合でしたわ。あなたもだけどみほさんの試合は見ていてとても面白い」

 「褒められてるんですよね?」

 「もちろん」

  

 >彼女も隊長で忙しいだろうに、わざわざ応援にきてくれるとは。正直失礼な話だけど変わった人だと思っていたが、それ以上に良い人らしい。

 ダージリンさん、もし私が彼女と一緒の学校だったらもっと仲良くなれたのだろうか。

 

 「では、私はこれで。紅葉さん最後に1つあなたに伝えたいことがあるの」

 「なんですか」

 「勇気とは1分長く恐怖に耐えるということ」

 「は?」

 「あなたにピッタリな言葉よ。それでは、ごきげんよう」

 

 >ダージリンさんはそういって行ってしまった。……良い人なんだろうけど、よくわからない人でもあるな。この人は。

 

 ダージリン殿と別れたところで今回はここまでです。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 




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