はい、よーいスタート
前回のつづきからやっていきたいと思います。今回はアンツィオ戦です。
アンツィオ戦で気をつけることは、とにかく相手に勢いをつけさせてはいけません。
ノリと勢いがあり、調子に乗られると手強いというのはこのゲームでも同じで、1両撃破されたと思ったらいつの間にかフラッグ車以外撃破されていたなんてこともあります。
戦いってのはノリが良いほうが勝つものです。相手がノリに乗る前に、こちらがノリに乗ってやります。
>2回戦の日がやってきた。紅葉は三突にもたれながら試合の時間までジェラートを食べていた。ひんやりしてて甘くて美味しい。次の試合は集中できそうだ。
カエサルさんが向こうで金髪の人とはしゃいでる。たかちゃん、ひなちゃんとあだ名で呼び合いとても親しげな様子だ。
口調もいつもより砕けていてキャラが違う。すごい違和感。私以外もそう感じたのか、他のメンバーが面白そうにからかっていた。
「たーかちゃん」
「カエサルの知られざる一面発見」
「ひゅーひゅー」
「な、なんだ。なにがおかしい!」
>からかわれて赤面してうろたえてるカエサルさん。助けてほしそうにこちらを見ている。
仕方ない。助け船を出してあげるか。
「まぁまぁそのくらいに、もう試合だよ」
「そ、そうだぞ。ほらみんな準備しろ!」
「たかちゃんもね」
「紅葉!」
>後ろでたかちゃんが怒ってる。こわいこわい。私は逃げるように操縦席に向かった。
えぇ、ではアンツィオ戦なんですが、とにかく早く倒すことが重要ですね。相手をノリに乗らせないためでもありますが、時間が少しでもかかると他の仲間達が次々に相手戦車を撃破してしまいます。
今回は、セモヴェンテ、カルロ・ベローチェ、P40を1両ずつ倒していきたいです。
1両あたり最低でも20秒で撃破し続けていきます。ほもちゃんならできると思いたいです。
とりあえず最初の標的はセモヴェンテです。今回は前回みたいに勝手に動かずに西住殿の指示で動いた方が早いです。
セモヴェンテの車長はカルパッチョ殿というネームドキャラなので撃破の経験値が、とても美味しい美味しい。
>審判の合図で試合が始まった。紅葉は三突で森の中を進み続ける。一応道は整えられていたがそれでもでこぼこしてて、戦車の中がすごい振動してる。
アヒルさんチームが先行して、この先にある十字路の偵察に向かっていた。
『街道手前に到達しました。偵察を続けます……あ、セモヴェンテ2両、カルロ・ベローチェ3両、もうすでに十字路に配置!』
『十字路の北側だね』
>もう十字路に到達してるのか。早いな。こっちの戦車より機動力があるのだろうか。
河嶋先輩が南から突撃を提案した。罠の可能性はアンツィオだからありえないらしい。ひどいなアンツィオの評価。
『紅葉さんはどう思います?』
「いいんじゃないかな」
>どうでも。まぁ、私はアンツィオのことよく知らないし、アンツィオのことは河嶋先輩の方が詳しいっぽいしそこは任せた方が良さそうだとは思う。
仮に罠だとしても、罠ごと相手戦車を叩きのめせばいいだけの話だろう。
皆さんご存知の通り、十字路で待ち伏せしてるのはハリボテの偽物です。出来るなら、十字路に最短で突撃してハリボテを立てて無防備の間に撃破できるのなら早くて簡単で助かるのですが、人力では流石に遠すぎて無理でした。tasさんならできるんでしょうけど。
『わかりました。では、十字路へ向かいましょう。ただし、進出ルートは今のまま行きます。ウサギさんチームのみショートカットで先行してもらいます。まだP40の所在もわかりませんから。我々はフィールドを抑えつついきます』
>少し待つと、ウサギさんチームからの連絡がきた。
『街道南側、敵発見。すみません、見られちゃったかも。カルロ・ベローチェ4両、セモヴェンテ2両が陣取っています』
>……おかしくない?2回戦は最大10車両までだし、P40もまだ見つかってないのに、もう11両発見してる。
「数が多くないか?」
「インチキか?」
「ひなちゃんはそんなことしない!」
「落ち着きなよ」
先行したウサギさんチームの報告によって、戦車の数が合わないことがわかりました。それにより、西住殿が十字路に待機しているのはハリボテによる偽物だと看破し、相手の作戦が十字路に誘き寄せつつ機動力で包囲することだと判明します。
その後、アヒルさんチームが相手戦車を5両発見、ウサギさんチームがセモヴェンテ2両と交戦します。
『敵5両発見しました。F24地点を東に向かっています』
『こちらウサギさんチーム!A23地点、セモヴェンテ2両発見。今度は本物です。勝手に攻撃してすみません。もう交戦始まってます!』
『大丈夫。おかげで敵の作戦がわかりました。セモヴェンテとは付かず離れずで交戦してください。西に行動をしたらそれは合流を意味します。全力で阻止してください。あんこう、カメさん、カバさんチームはこのまま直進します。包囲される前にフラッグ車を叩きましょう。当然こちらのフラッグも標的となりますが、逆に囮として上手く敵を引き付けてください。それと、カバさんチーム今回も活躍期待してます。それでは皆さん、健闘と幸運を祈ります』
そろそろほもちゃんの出番です。このまま街道を進めば標的の3両と遭遇します。落ち着いて、ちゃんとやり合えばミスなくできると思いたいです。
日頃の行いは良いはずなので、神様に祈りが届いているはずです。ここまで来てちょっとしたミスとかで再走は嫌すぎる。
>Ⅳ号の先導のもとに移動し続ける。いつ相手と遭遇してもおかしくないこの状況にワクワクを感じる。
ただ、最後尾にいるからもし前方に相手戦車を見つけても撃つことができない。撃ったらフラッグ車のカメさんチームに当たる。
「あ」
「うん?」
>よく見えなかったが、横を戦車が通りすぎた音が聞こえてきた。
エルヴィンさんが外に頭を出して確認する。
「敵戦車、3両発見!出番だぞ、紅葉」
「了解」
>戦車を急いで後ろに向け、回転させる。
『あのパーソナルマーク……たかちゃん。75ミリ長砲身は私に任せてください』
『任せたが、気をつけろよ。噂が本当ならかなり手強いはずだ』
>うーん。思ったよりセモヴェンテと距離が近いな。これじゃあ撃とうとしても向こうの機動力で近づかれて砲身をそらされて避けられるだけだな。
せっかくフラッグ車を見つけたんだ。ここで時間を食うわけにはいかない。だったら。
「左衛門佐ちゃん、右斜めの木を撃って」
「わかった」
>セモヴェンテから一度照準を外し、右斜めにある大きな木を狙い撃つ。砲弾によって根本を抉られた木は葉っぱを撒き散らしながら三突とセモヴェンテの間に倒れ落ちる。
『くっ!』
>突然木が倒れてきたことに驚いたセモヴェンテ側の操縦手はブレーキをかけてくれた。
「装填完了!」
「撃て!」
>止まっている戦車に外すわけもなく、砲弾はセモヴェンテの真正面に命中した。
『セモヴェンテ1両やられました!』
『早過ぎる……噂通りか一同、全員フラッグ車の元に集まれ!』
>撃破した感傷に浸る暇なんてない。すぐにフラッグ車を追いかけなくては。
「こちらカバさんチーム、セモヴェンテ撃破した。すぐそちらに向かう」
『わかりました。なるべく引き付けています』
>主砲の撃ち合う音が聞こえてる方向にすぐに向かう。セモヴェンテとの交戦時間がそんなにかからなかったので、まだすぐ近くにいるはずだ……いた!
三突の主砲をカルロ・ベローチェに合わせる。あの戦車は車体が軽いからちゃんとウィークポイントに当てないと衝撃を緩和して、立て直してくる。一発で決めてみせる。
「撃てぇ!」
『うわぁっ!もう来た!?』
>全速力での走行での射撃だったが、みごと当てることが出来た。後はフラッグ車のP40のみ。援軍が来る前に終わらせる。
逃げようとするP40の前方にⅣ号が通せんぼしてくれた。ありがとうあんこうチーム。
前にⅣ号、後ろに三突。もう逃げ場はない。三突が最後の射撃を決めた。
P40は最後の抵抗としてこちらに向かって射撃したがそれもきっちりと避け、フラッグ車は撃破された。
『フラッグ車、P40走行不能!大洗女子学園の勝利!』
>勝った。また勝ったのだ私は。グッと拳を握りしめた。
紅葉はカバさんチーム全員でイエーイとハイタッチをした後、皆のところへ向かった。
今回はここまでです。ありがとうございました。
感想、評価、お気に入りありがとうございました
『だいじなもの』
ボコのキーホルダー
愛里寿ちゃんとボコミュージアムで遊んだときに買ったもの。
これを買ってから妙にボコがボコボコにされる夢を見ることが多くなった気がするけど……まさかね