ガルパンRTA 大洗の鬼神ルート   作:シマキ

25 / 25
ステータス確認

 はい、よーいスタート。

 

 前回のつづきからやっていきます。

 

 >『カバさんチーム、大活躍!』と大きく見出しにされた新聞を読む紅葉。これには先日のアンツィオ戦での私達の活躍が書かれていた。

 嬉しさのあまりにやけてしまう。今日の夕飯はハンバーグじゃなくて、豪華にチーズハンバーグにしようかな。

 紅葉は少し浮かれているようだ。

 

 こいつ少し調子にのってるな。魅力そんなに高くないから友好度補正のないモブ子ちゃんにそのにやけ顔引かれるぞ。

 まぁ、この時期はほもちゃんだけじゃなくて他の仲間達も調子にのってきている頃です。

 初心者集団の自分達が全国大会の準決勝まで勝ち進んでこれたので無理のない話なんですけど。それに、調子にのることが決して悪い訳ではありませんからね。アンツィオを見ればそれは明らか。

 ちなみに大洗の戦力の補強もされました。いえーい。Ⅳ号に長砲身と外観が変わり、新しい戦車のルノーと風紀委員3名のカモさんチームが加わりました。

 次はいよいよ準決勝で相手はプラウダ高校で、前回の優勝校です。まぁ、優勝した経緯が色々と複雑なのですがそれでもかなりの強敵なのには間違いありません。油断せず本気でやらせていただきましょう。

 注意しておくことは、プラウダ戦の舞台は夏のくせに雪が降る極寒の大地です。

 今までとは違って耐寒装備をしておく必要があります。装備しないと手がかじかんで操縦がおぼつかない状態となってしまいますので絶対に忘れないでやっておきます。

 ステータスを開いて装備させましょう。操縦手なので手袋は必須、後はカイロと適当に制服の中に1枚着ておけば良いです。ほもちゃんは馬鹿なので風邪をひかないでしょ多分。

 ステータスを開いているついでにほもちゃんの現在のステータスを一応確認しておきます。

 

 本城 紅葉 

 

 スタミナ 2191/2500

 精神値 92/100

 車長 19

 操縦手 96

 砲手 21

 装填手 58

 通信手 12

 魅力 48

 学力 3

 

 ステータスはスタミナ以外の上限が100なのでそろそろほもちゃんのステ上げ作業も終わりですね。後は試合後で獲得できる経験値で最終決戦までに100までいけます。ここからは以前説明した通り、出来る限りのカエサル殿のステータスを上げることに集中していきます。装填のスピードは現在約3秒くらいでやってくれます。贅沢言えば1.5秒くらいでやってほしいのですが、さすがにそれは無理なので2秒で装填できるのを目標にしていきたいです。

 ちなみに画面が止まっているのは録画ミスとかではなく、ほとんどロスなくここまでやってこれて、今までの最速を狙うためにやり直しした日々や検証に費やした日々を思い出しながらしみじみとほもちゃんのステータスを眺めていました。

 こういうのを専門用語でロスと言います。RTAのテストがあったら98%くらいの確率で問題として出ると思うので覚えておきましょう。

 

 >次はいよいよ準決勝だ。しかも対戦相手は昨年の優勝校で向こうが得意とする舞台ときている。楽しみだ。

 どうやれば攻略できるのだろ。私は三突を塗装しながら考えていると倉庫の入り口辺りから声が聞こえた。

 声がする方をチラッと見ると、1年生チームと生徒会の人達が何やら言い合っていた。

 

 「絶対に勝つぞ。負けたら終わりなんだからな」

 「どうして負けたら駄目なんですか?負けても次があるじゃないですか」

 「相手は昨年の優勝校だし」

 「そうそう胸を借りるつもりで」

 「それでは駄目なんだ!」

 

 >河嶋先輩が何やら少し焦った様子でそう言った。河嶋先輩の大きな声で先ほどまで賑やかだったのが、一気に静かになる。

 私は塗装をつづけた。

 

 

 「勝たなきゃだめなんだよね」

 

 >河嶋先輩だけじゃない。生徒会長もそう言った。何やら生徒会役員達はピリピリした雰囲気でいてやたらと勝つことに執着しているのが気になるけど、正直今はどうでもいい。

 あの人達の考えていることは私にはよくわからない。4月の頃みほさんに半ば脅迫に近い方法で戦車道を履修させたり、戦車道を履修させて間もなく聖グロとの練習試合を取りつけたりとやたら熱心だなと思ったら、生徒会長は試合中に干し芋を食べたりしてあまり勝つ気がないのかなと思ったら勝たなきゃ駄目だと言っている。一体何なんだろうか。どうもああいう掴みどころのない人は少し苦手みたいだ。

 いや、生徒会長だけじゃない。正直生徒会の人達は少し苦手だ。4月の時の第一印象が最悪に近かったせいで、どうにも苦手意識を私は持ってしまっている。

 あれから数ヶ月経つし、戦車道を履修してるから接する機会は結構あった。私としても同じ高校の仲間なんだからこの苦手意識を失くしたいが、無理だった。

 あれこれ塗装中に難しいことを考えていたせいで、顔にペンキがついてしまった。

 制服の袖をまくり、ペンキを腕で拭って塗装をつづける。

 聞き慣れた足音が聞こえる。カエサルちゃんが買い出しから戻ってきたんだろう。彼女達には次の試合で使うカイロなどの調達を頼んである。

 

 「買ってきたぞ」

 「ああ、ありがとう。後で戦車に入れとくからそこら辺に置いといて」

 「わかった」

 

 >一旦塗装を止めて、カエサルちゃんの方に体を向けた。足音が1つしか聞こえなかったのであれ、おかしいなと思った通りそこには彼女1人しかいない。他の歴女の皆はどこにいるのだろうか。

 

 「あれ、他のみんなは?」

 「まだ買い出し中」

 「何か頼んだっけ、他に」

 

 >カエサルちゃんが持ってきたダンボールの中身を見る。そこには頼んだものが全て揃ってあった。他に必要なものがあるのだろうか。

 私の思考は生徒会から次の試合に切り替わっていた。考えてもわからないことを無理に考える必要はない。そんなことより次の試合のことを考えた方が有意義だ。

 

 「あ、そうそうカエサルちゃん。今日の練習なんだけど」

 

 >カエサルちゃんの肩がビクッと動いたが私は気にせず話をつづける。

 

 「そろそろあなたも慣れただろうし、今日の練習はランニングで学園艦1周から2周にしよっか」

 「勘弁してくれ、本当に」

 

 >心底嫌そうな顔をされた。

 

 

 今回はここまでです。ありがとうございました。

 

 

 

 




 感想、評価、お気に入りありがとうございました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

頭の中にAI住んでる系輪廻転生TS病弱少女のガールズ&パンツァー(作者:文月フツカ)(原作:ガールズ&パンツァー)

タイトル通りの奴が大洗女子に混じって戦車道やります。なお、無双は出来ない模様。▼本作は完結しました。▼活動報告に有機物の生態を載せましたので読了後にでもどうぞ。▼


総合評価:9820/評価:8.41/完結:11話/更新日時:2022年12月21日(水) 21:09 小説情報

人の心(の光)とかないんか?(作者:頑張っても駄無)(原作:ガンダム)

▼ あるけどない。それがガンダム世界である。▼ コレは2連続でガンダム世界に転生したチート転生者のダイジェストである。▼


総合評価:3740/評価:7.99/短編:7話/更新日時:2026年02月27日(金) 19:30 小説情報

マンハッタンカフェは喫茶店をやりたかった(作者:南亭骨帯)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

▼ トレーナーと共に三年間を駆け抜けた名バ、マンハッタンカフェ。▼ 引退し、愛するトレーナーと結ばれた彼女の輝かしい喫茶店人生がこれから始まる───はずでした。▼「喫茶店!ここは喫茶店ですから!」▼「……私が言うのもなんだけど現実を見るべきだねぇ」▼ コーヒーよりもカツ丼一丁!サンドイッチ?腹の足しにもならんわ!▼ ……まあ、例によって例の如く色んな意味で上…


総合評価:4821/評価:8.77/連載:14話/更新日時:2026年02月16日(月) 12:00 小説情報

SF世界にTS転生した俺は治安維持部隊を全力で社畜する!(作者:宇宙のモナカ)(オリジナルSF/冒険・バトル)

時は2155年。▼人類は労働力確保のため、クローン人間『ヒューマロット』を使役する超格差社会となっていた。▼ブラック企業の治安維持部隊(捨て駒)の小隊長にTS転生した主人公・ビャッコ。▼ 前世でコミュ障&陰キャだった彼は、反省して誓った。▼ 「今度こそ、全力で仕事をして、明るく生きよう!」▼そう、彼はただ「残業代のために」銃弾の雨の中へ笑顔で突っ込み、「労災…


総合評価:7177/評価:8.54/連載:67話/更新日時:2026年05月06日(水) 07:00 小説情報

シロコに姉認定されるシロコ(転生者)(作者:フドル)(原作:ブルーアーカイブ)

 シロコに憑依転生しちゃったオリ主が原作知識で悲劇を回避しようとするけど失敗してしまい、捻れて歪んだ世界線でシロコ*テラーとしてなんやかんやあってからあまねく奇跡の始発点の世界線へ合流。▼ 体験したからわかる捻れて歪んだ世界線での苦しみを他の世界線のシロコに味わって欲しくない……。そうだ、向こうのシロコを強くしよう‼︎▼ そんな思いつきでオリ主はシロコのもと…


総合評価:9459/評価:8.84/短編:2話/更新日時:2026年02月09日(月) 18:09 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>