ONE PIECE サイヤ人の変異体   作:きょうこつ

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到着。そして遭遇。

「よし、着いた着いた」

ニソラがウォーターセブンへ着いた時は時刻はもう夜となっていた。途中巨大な津波が襲ってきたものの、ニソラにとってはただのサーフィンだ。

旅の途中 いろいろとニソラも“何か”したらしい。なので目立たないように購入した声変え機能のある少々禍々しい仮面を買っており、それを顔に装着した。因みにこれまで6回も買い換えてきているらしい

 

「あ…あ…。ふむ。上出来だな」

声もいつもの少年のような声から60代後半の貫禄のある声へと変わる。

 

「こっちよ!早く来て!」

「ん?」

何やらここの住人なのか何か騒いでいた。

 

「こんな事しなくても!ここで食べていけばいいじゃないか!?」

「私がそんなに食べるかぁぁ!!」

 

見ると1人の女が前を走りそれに続くように2人の男性がリヤカーを引っ張っていた。

 

「何だ?まぁいいか。取り敢えずロビンの事でも聞こう」

ニソラは屋根に登るとすぐさまその女性の前に降り立つ。

 

「な!?誰!?」

突然前に出てきたので女性は驚く。

 

「ちょいと聞きたい事があるんだが」

「え…?お…おじいちゃん!悪いんだけど私達急がないといけなくて…」

ニソラのいまの声と人相が見えない事から老人と判断される。けれども否定はせず女性の目の前に手に入れた手配書を見せる。

 

「コイツのことを知らねぇか?」

「え…!?」

出したのはロビンの手配書。するとその女性は棒を突きつけた。

 

「お?なんだ?」

「おじいちゃん何者…?もしかして海軍…?」

棒には若干だが雷が纏われていた。

 

「ふむ…やはり警戒はするか。まぁそれもそうだな。安心しろ。俺は海軍じゃねぇ。ただの旅人だ」

「た…旅人…?」

すると、後ろに待機している2人のうち1人が女性に話す。

 

「海軍なら帽子を被ってるんじゃないか?というより軍服も着用してないし…」

「う〜ん…」

女性はしばらく考えると棒を下げる。

 

「おじいちゃん…ロビンのなんなの…?」

「なぁに。ただの知り合いさ。まぁ信用しねぇならしねぇでいいが。取り敢えず教えてくれ。情報料ならやるよ」

そう言い懐から取り出したのは100万B。海王類の肉を売っている中 たまったものだ。

 

「どうだい?これで文句はねぇだろ?」

「…だったら私についてきて。私は『ナミ』」

「ニソラだ」

ナミはすぐさま走り出すとニソラもそれに続くように走り出す。

 

ーーーーーーーー

 

 

「お〜い!ナミはまだなのか!?」

麦わら帽子を被った青年『モンキー・D・ルフィ』はこの場にまだ来ていない者の名前を叫びながら列車内を走り回る。

 

「ンガガガガ。まぁ待つことだね」

ふくよかな体型で駅長服を纏う老人『ココロ』は笑いながら酒を飲む。

 

すると、入り口あたりからガタガタと音がし、見てみると仲間であるナミが息をしながら向かってきた。

 

「おい!おせぇぞナミ!今までどこいってたんだよ!その中身なんだよ!」

「お肉と飲み物だけど「文句言ってごめんなさい!」

 

すぐさまルフィは怒鳴りを謝罪すると肉に貪りつく。

そんな中 ルフィはもう1人別の人物がいる事を見抜く。

 

「!?誰だおまえ!」

ルフィの目の前には小柄で仮面をつけた裸足の男性。

 

「まさか海軍の奴か!?」

近くにいる強面の男性『ロロノア・ゾロ』は3本の刀を構え、ルフィも戦闘態勢にはいる。

 

「皆待って!このおじいちゃん ロビンの知り合いらしいの!」

「はぁ!?何言ってんだ!?いくらなんでも怪しすぎんだろ!?特にあの仮面!」

ゾロは怒鳴りながら反論し男性の仮面に指を刺す。

 

「ハッハッハッ。まぁそう構えないでくれ。俺は『ニソラ』だ。よろしく」

「あー。俺はルフィ。海賊王になる男だ!」

「オメェ!さっきまでの警戒どこいったんだよ!?何でテメェも仲良く握手してんだよ!?」

 

 

ルフィは手を差し出された瞬間 警戒を解きフランクになる。

 

「それよりもお前の仮面かっこいいなぁ!!それどこで売ってんダァ!?」

「だからテメェ興味もつんじゃねぇよ!!おい爺さん!お前一体なにもんだ!!」

 

警戒を解いたルフィに対してゾロは全く警戒を解かなかった。まぁそちらの方が正常だろう。

 

すると、ニソラはマスクを取った。

 

『!?』

 

その顔を見た瞬間 皆は絶句する。

 

そこにあったのは若い子供の顔。目は大きく、髪も一般よりも長くフサフサだった。

 

「俺はジジィじゃねぇよ。まだ28だ」

 

『ええええええ!!??』

 

皆は驚愕のあまり叫び出した。先程の声もまた一変。老人の声から10代の声へと変わったのだ。

 

「しかも私より歳上!?嘘でしょ!?」

「嘘じゃねぇよ。まぁ取り敢えずなんだ。俺はお前達に危害を加えるつもりはない。ただロビンに会いたいだけだ」

ニソラがそう言うもゾロは信用できなかった。

 

「信用できると思ってんのか?それに、なぜロビンに会いたいんだ?」

「…話しておく」

 

ニソラは自身とロビンとの関係を過不足なく話す。自身が幼少期のころ、ロビンと共に過ごし、そしてオハラでのバスターコール際、離れ離れになってしまった事も。

「……」

ニソラの説明にルフィとゾロは黙り込む。なんとも信用できない事もないが、唐突すぎる。

 

「お前、今の話本当か?」

ルフィは改めてニソラに問う。それに対してニソラは頷く。

 

「あぁ」

「…分かった。信じる」

ルフィの判断にゾロは反論しようとする。

 

「おいルフィ!いいのか!?」

「あぁ。何か嘘とは思えねぇんだ」

ルフィの言葉にナミも賛同する。

 

「えぇ…。それに、前に一度、ロビンが口に溢していたわ。『ニソラに会いたい』って」

 

2人の意見にゾロは少し黙り込むと、自身も判断した。

 

「分かった。ただし、裏切りのような素振りを見せたら即ぶった斬るぞ」

「あぁ」

ゾロは警戒していた。これから向かう先に何があるのか分からない。その状況下で、もし、仲間の裏切りのようなモノがあれば、ロビン救出はおろか、自身らの命も果てるかもしれない。

故にゾロは一応という形で承諾する。

対して、ニソラはナミに視線を向ける。

 

「そこのアンタもいいか?」

「う…うん。けど…大丈夫?今から向かう場所は『エニエス・ロビー』よ?」

「大丈夫。腕には自信があるからな。死んだら死んだで自己責任だ」

ナミも納得する。するとルフィが目を輝かせながら向かってきた。

 

「なぁなぁ!お前のその仮面声も変わるのかよ!?俺にも貸してくれよ!」

「すまんな。これは特注なもんで俺でしか被れん」

そう言うとニソラは再び仮面を被る。すると、またいつもの老人の雰囲気に戻る。

 

 

けたたましい蒸気の音とともに第二の海列車『ロケットマン』が発車した。

 

 

 

 

 

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