ONE PIECE サイヤ人の変異体   作:きょうこつ

56 / 56
なんか、読み返したら、レイリー、ルフィ達がくる半年前から留守にしてたらしいので、展開変えました


シャボンディ諸島編
マスター シャッキー


 

それは、ロビンと再会する9年も前の事だった。

 

 

ニソラ 当時16歳

 

今と同様に、ニソラは各島々を巡っては本を読み漁り、自身の出生に関するヒントを探し回っていた。それと同時に武者修行も行っており、今は亡き師匠らから教わった武術を授業しては新たな技を開発して、それを試すためだけに各島で行われている武術大会に出場しては優勝していた。

 

 

そんな彼が降り立ったのが、『シャボンディ諸島』であり、偶然にも休憩のために立ち寄ったのがシャッキーが経営するバーであった。

 

 

そこで彼女ともう一人、謎の老人『シルバーズ・レイリー』と出会い、彼から世界のことについて詳しく教えてもらったのだ。

 

この世界の力の均衡、覇気の扱い方そして_____

 

 

 

 

 

______オハラを滅ぼした存在『世界政府』の存在を。

 

 

 

あと賭け事も

 

 

 

その日以来、ニソラは不明な点があればレイリーを頼るようになり、数年周期、早い場合は数ヶ月周期でこのバーに立ち寄るようになったのだ。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

「久しぶりマスター」

 

「久しぶりねニソラちゃん。ジュースあるわよ?」

 

「あぁもらう。あと、お土産に海王類の肉100kg持ってきたから」

 

「まぁありがとう♪これでまた費用が浮くわ♡」

 

酒場に立つこの妖艶な女性は『シャクヤク』通称“シャッキー”このバーのマスターであり、見かけに寄らず腕っぷしの強い女傑である。

 

そんな中、ジュースを飲みながら店内を見まわしたニソラは目的の人物がいない事に首を傾げて彼女に尋ねた。

 

「あれ?レイさんは?」

 

「あぁ。あの人なら半年も前から留守にしてるわよ」

 

「…え」

 

シャッキーの言葉にニソラはジュースを飲む手を止めて目を点にしてしまう。それと共に呆れるかのように額に手を当てた。

 

「またかよ…。探すのめんどくせぇな…」

 

「ま、そのうち帰ってくるわよ。どうせまた女と寝てるんでしょ」

 

そう言うシャッキーの表情も、笑みが消えており僅かながら震えていた。

 

「もう何回目か、数えるのも忘れちゃったけど、改めて見たらムカつくわね。若い時は私のアプローチに答えなかったくせに、隠居生活始めた途端に女好きになって、本当にどういうつもりなのかしら?あのクソジジイ」

 

一方で、目的となるレイリーが不在だと知ったニソラはジュースを飲み干すと、机にふす。

 

「あ〜もう“また”あのエロジジイ探さなきゃいけないのかよめんどくせぇ…マスター、見つかるまで泊まっていいか?」

 

「いいわよ。そこの席、自由に使って」

 

「すまん」

 

 

それから数日間、ニソラはシャッキーのバーで過ごしレイリーの帰りを待ったが、それらしき人物が来ることはなかった。

 

 

 

来るとすれば

 

「おいふざけてんのか!?全く料金が違うじゃねぇか_____ぐべらぁ!?」

 

「アニキ!?このクソアマ!!ぶちころ___ぐぼへぇ!?」

 

店に入って飲み食いしたにも関わらずイチャモンをつけるガラの悪い客である。請求料金にキレた海賊二人の顔に、ニソラとシャッキーの蹴りが同時に炸裂する。

 

「堂々と書いてあるだろ?『ぼったくりBAR』って」

 

「まさか女と子供だけだから踏み倒せると思ったのかしら?舐められたものね」

 

 

そんな生活が続いたある日の事であった。

 

 

「…?」

 

いつものように悪態をつく客をシャクヤクがぶちのめし、その光景をジュースを飲みながらニソラが見物する中、突然と何かを感じ取り、不思議に思ったニソラがシャクヤクへ尋ねた。

 

「なぁマスター、俺が来た時からやけに妙な連中が多くなってないか?」

 

「あら、それってもしかして『超新星(ルーキー)』達のことかしら?」

 

超新星(ルーキー)

それは、偉大なる航路に入って間も無く、圧倒的なスピードで名を上げた海賊達である。全員が億超えの賞金首であり政府も目をつけるほどの者達だ。

 

「ルーキー…それがこの島で増えてるのか」

 

「えぇ。私の情報網によると、もう既に10人くらいは集まってる筈よ。因みに、ニソラちゃんの友達『モンキーちゃん』もその一人」

 

「え?ルフィも?」

 

「そうよ。懸賞金『3億B』超新星の中で3番目。因みにニソラちゃんが一番高いわよ」

 

「そうなのか?」

 

「あら?その反応、まさか自分の手配書見た事ないの?」

 

「まぁ」

 

 

 

その時であった。

 

 

カランカランカラン

 

「…ん?いらっしゃ____まぁ!!」

 

いつものように悪態をつく客をシャクヤクがぶちのめし、その光景をジュースを飲みながらニソラが見物する中、店の扉が開き鐘がなる。

 

 

その音にシャクヤクは殴る手を止めて振り向くと驚きの声を上げた。

 

「はっちゃん!」

 

「ニュ〜ご無沙汰してんなシャッキー!」

 

そこにはタコの魚人族らしき男の姿があった。いや、それだけではない。背後には連れらしき団体の影もあり、それを見たニソラも驚きの声を上げる。

 

「あ、ルフィだ」

 

「ニソラぁ!?」

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

ー

 

一方で、シャボンディ諸島のとある施設。

 

「…?」

 

暗い部屋の中、鎖で繋がれた多くの人々がいる空間の中、一人だけ酒を飲む初老の男の姿があった。

 

その男は、突如として何かを感じ取ったのか、酒を飲む手を止める。

 

「ん?爺さん、どうした?」

 

隣に座っていた巨人族の男が尋ねると、その初老の男は笑みを浮かべる。

 

「いや、懐かしい奴と会ってみたい奴が現れてね。しかも前者は何日も前からこの島に来ている」

 

「ふぅん。ソイツって、会った時に話した奴か?」

 

「あぁ。いやぁ何年振りだろうな。“ニソラくん”」

 

 

 




ニソラの特徴

ココロのばーさん、シャッキーなど、やや高齢な人達に対して妙な敬称をつける
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

天災の問題児がヒロアカの世界で自由気侭にヒーローを目指す(作者:びっくり葉加瀬)(原作:僕のヒーローアカデミア)

 葉加瀬(はかせ)唯我(ゆいが)。▼ 彼は天才科学者の姉と未来からやってきた火星人と共に周りの人間を巻き込み困らせながらも幸せに人生を大往生したはずであった。▼ しかし、彼は何の因果か、前世の記憶を持ちながらこの世に誕生した。そんな問題児の天才科学者が今世では何をするのか。


総合評価:255/評価:5.17/連載:25話/更新日時:2026年10月12日(月) 00:15 小説情報

暗殺聖闘士(作者:挫梛道)(原作:暗殺教室)

遥か昔の聖戦で命を落とした黄金聖闘士(ゴールドセイント)が、その記憶と小宇宙(コスモ)を魂に宿したまま、現代に産まれ落ちる。▼そんな彼が通う中学校の担任は、来春、地球を滅ぼすと豪語するタコ?だった…▼※この小説はフィクションを原作とした、更なるフィクションです。▼実在の人物、団体、国、創作物、出来事とは余り関係ありません。▼ ▼【お詫び&注意】▼この小説の改…


総合評価:635/評価:6.42/完結:148話/更新日時:2026年09月12日(土) 12:01 小説情報

麦わらの副船長(作者:深山 雅)(原作:ONE PIECE )

 ごく普通の少年が転生したら大海賊時代でややこしいことに。でも色々頑張って生きていきます。最終目的は頂上戦争改変!▼ これは一言で言えば、ブラコンで性格の悪い主人公が、己の目的のために他者を踏み台にしつつ我が道を歩む物語です。▼ ・作品の題名で激しくネタバレしてますが、そこまで行き着くのに結構掛かります。▼ ・この作品は以前、『にじふぁん』にて投稿していたも…


総合評価:10098/評価:8.15/連載:133話/更新日時:2015年08月01日(土) 15:34 小説情報

ワンパンマン世界で影の君主になった、サイタマは居なかった(作者:寝心地)(原作:ワンパンマン)

ワンパンマン世界に転生した主人公、しかし主人公であるサイタマは居なかった。▼主人公の居ない世界でそれでも手に入れたチート【影の君主の力(システム限定)】を使い迫り来る災厄に立ち向かう。


総合評価:514/評価:7.57/連載:29話/更新日時:2026年08月14日(金) 10:00 小説情報

八つの大罪(作者:ルルルだ。)(原作:七つの大罪)

アニメ『七つの大罪』第1期の最終回(第24話)を見終えたデッドプール。▼しかし突如として謎の力が働き、彼が飛ばされたのは……なんと物語の始まり、第1話冒頭の「豚の帽子」亭だった!▼異世界に降り立ったデッドプールは、持ち前の「メタ知識」をフルスイング。▼平気で先の展開をネタバレして物語のルートをへし折ることもあれば、時にはキャラクターたちの抱える深刻な地雷を笑…


総合評価:91/評価:-.--/連載:44話/更新日時:2026年10月01日(木) 22:57 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>