早朝。
「あぁ、セイバー陣営はその提案を受け入れよう」
横にセイバーを従えた衛宮切嗣は対面する老人から渡された書類に目を通し、ペンを取る。
「カカカ、そう決断を逸るな。聖剣を対価にそちらのホムンクルスを差し出せと、いくら小聖杯の器と言え……気高き騎士王様が許すかどうか。
貴様はサーヴァントの不信を買うだけになるかもしれんぞ?」
切嗣のペンを持つ手が止まる。
(サーヴァントの不信などどうでもいい……)
この決断に至るまで彼は幾度となく思考を働かせた。
アイリを救い、イリヤを救い、そして世界から争いを失くすハッピーEND。
そんな幻想が実現出来る訳がないのだと、衛宮切嗣の人生が物語っているというのに、彼は
アイリスフィール・フォン・アインツベルンという聖杯の殻はもうあまり長くない。
間桐揺月の手によってアサシンが。
ライダーとランサーによってキャスターが。
漁夫の利を得る事となったこの老人の手でランサーが小聖杯へと変換された今、人としての機能を殆ど失ってしまった。
あと二騎のサーヴァントが還元されればアイリスフィールという殻は完全に破壊され小聖杯を呼び水に大聖杯が降臨する。
アーチャー、ライダー、バーサーカー。
真名の割れているイスカンダル王は勿論、無数の宝具でアサシンの端末を蹂躙したアーチャーに他者の宝具を強奪できるバーサーカー。
ここまで残ったマスター達だ。当然、魔術使いの『暗殺』何て言うお遊びには平気で対処してくるだろう。
――宝具無しで勝てる相手じゃない。
最も勝率が高いそれ故、最も残酷な手段を切るときが訪れた……それだけだ。
「構わない。彼女も同意してくれた」
暗い瞳をした男は、自らの甘さを綺麗さっぱり払拭してくれた強い女性に感謝する。
もし、彼女が生を惜しんだり、別れを悲しんだりすれば、きっとこの男は冷たい仮面を脱ぎ捨てて何処までも愚かな道を進み、きっと下らない最後を迎えたに違いない。
切嗣が
「では、我がバーサーカー陣営とセイバー陣営は打倒アーチャーに向け同盟を結ぶ事をここに宣言しよう」
《現在の状況》
【セイバー陣営】
マスター衛宮切嗣(サポート舞弥、ホムンクルス)
セイバー(真名アルトリア・ペン・ドラゴン)
宝具なし→宝具返還
バーサーカー陣営とアーチャー打倒を目的に同盟を結んだ。
【アーチャー陣営】
マスター遠坂時臣
アーチャー(真名ギルガメッシュ)
不仲。
【ランサー陣営】
マスターケイネス・エルメロイ
ランサー(真名ディルムッド・オディナ)
最後まで互いを理解し合えなかった故の呆気ない最後。魔術回路の半壊や魔術刻印の欠損を理由に数年後ロードの座を降り、妻のソラウと時計塔から離れた別荘でひっそりと余生を過ごした。
【ライダー陣営】
マスターウェイバーベルベット
ライダー(真名イスカンダル)
令呪二画→三画
ダークホース。令呪も一画加わり、互いが胸をはって『親友』と言えるこの聖杯戦争で一番仲の良いコンビ。
マスターの魔力不足が難点だが、令呪の使い時さえ誤らなければ……もしかすると、もしかする。
【キャスター陣営】
マスター雨生龍之介
キャスター(真名ジル・ド・レェ)
友を失った雨生龍之介は晴れて聖杯戦争の部外者となり、今日も殺人鬼として、冬木の街をさ迷う。
【アサシン陣営】
マスター言峰綺礼
アサシン(真名ハサン・ザッバーハ)
英霊の座で初代様に土下座するハサン達。
言峰綺礼は遠坂邸を離れた。
【バーサーカー陣営】
マスター間桐臓硯
バーサーカー(真名ランスロッド)
根源到達の夢を持たぬ怪物は五騎のサーヴァントが小聖杯に還元され、大聖杯が顕現した時点でランスロッドを自害させ、六騎分の中身を消費して不老不死を願うつもりだ。
【抑止力】
アンリマユが受肉しそう……でもしないかも。
間桐揺月があり得ない速度で成長している。早く消さなければ……でも外宇宙の干渉のせいで守護者を召喚出来ない。
色々とごちゃ混ぜになって最終的に真祖擬きを送り込んだ。
私の作品は長期化させるとグダり、評価がイエローになった事から今回も読者皆様を不快な思いにさせてしまうような結果となってしまいました。
――よってあと※話で完結させます。
次の二次創作があるとすれば?
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間桐で女はアカンて!(リメイク)
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Fate/Zero
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Fate/staynight HF
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間桐で女はアカンて!ライダールート
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その他