執務室
秘書担当のオペレーターとドクターが黙々を仕事をこなすべき場所である。
その扉がコンコンとノックされる
「失礼しまーすドクター。リスカムいるー?」
長い茶髪に尖った耳、エクシアに次ぐ楽天家としてロドス内で名を知られるフランカだ。
今日はリスカムが秘書担当ということで、部下の調子を見に来たというのを口実に、快適な執務室で休憩と洒落こもうと思っていたのだが…
「フ、フランカ…!? み、見るなーッ!」
見えたのはフリフリのメイド服に身を包んだリスカムと、ぱっくりと露出した白い背中。
そして、こちらを振り返り一瞬で顔を紅潮させて叫ぶ彼女だった。
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「んで、休憩中に俺がポーカーでボロ勝ちしてさ、罰ゲームとしてメイドコスプレってことになったんだ。」
デスクに座り書類の束に目を通しながら説明するドクター。
1枚、2枚とページを捲り終えると、その紙束をリスカムの方へ向けて言う。
「それにほら、目の前にこんなかわいいメイドさんが居てくれれば、仕事もはかどるだろ?」
「へぇ、流石ドクター。分かってますねぇ」
「何がですか! …ドクター、もう着替えてもいいですか? もう十分ですよね?」
「おいおい、ドクターじゃなくて“ご主人様”だろ?まあ、あと一時間で勤務は終わるから、それまでその姿でいてもらおうかな」
ぐっ…と口篭るリスカム。白と黒を基調としたメイド服は背中もそうだが、胸元も露出の効いたデザインとなっており、羞恥が邪魔して怒るに怒れないようだ。
「へぇ、リスカムってそんな約束も律義に守っちゃうんだ。そんなんじゃ悪い男に利用されちゃうよ?」
「今まさに利用されているようなものですが…。まぁ私が勝った場合に求めたものに比べれば、この程度安いものです…うぅ」
「へぇー、何を賭けたの?」
「守秘します」
「もぅ、ケチだなぁ…。ほれ、ぺろんっと」
「きゃあああああああ!!」
そっぽを向いたリスカムの普段より丈の短いメイドスカート、フランカはそれを後ろから指先でぺろんと持ち上げた。
羞恥で顔を真っ赤に染めたリスカムが腕を振りかぶって襲ってくる。
「フランカァ!」
「ふっははは!期待してたクセにぃ! そんな調子じゃ夜の御奉仕も……あっ…」
「え? あっ」
ケラケラと笑いながら何かを言おうとしたフランカが固まる。
一拍遅れてリスカムもその異変に気づいたようだ。
紅潮していたその顔が更に火照っていき、角から紫電がパチパチと音を立てる。
「…俺は見てないからなー」
と言いつつ顔を覆った指の隙間からドクターが見たものは
大きく振りかぶった手によって引っ張られた布地から、決して小さくもないリスカムの白い胸がぽろんとこぼれ落ちるところだった。