~たとえばこんな空の下で~   作:手紙もっちり

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あだ名のあるキャラを出してみました。
先輩と言われて、主人公は嬉しい気持ちになる感じです。



始めて部下が出来ました

 

 ~たとえばこんな空の下で~

 

 サブタイトル、始めて部下が出来ました

 

 / / / / / / / / / / / /

 

 困難な任務を達成する時よりも

 

 無理と言っても良い成果を出す時よりも

 

 僕には難しいことがある

 

 それは、年下の女の子をお姉ちゃんと呼ぶことだ・・・。

 

 あだ名ならなんとか行けるんだけどね?。

 

 / / / / / / / / / / / /

 

 僕の緊張はとても高まっていた

 

 何せあり得ないことがおきていたのだから

 

 理解をしようと頭は動いているのだが

 

 心の方は追いつかないでいる

 

 なんと、僕に直属の部下が出来るらしい

 

 小隊とかではなく

 

 分隊の相棒とかいうポジションでもなく

 

 いきなり直属の部下がつくらしい

 

 ・・・・・・どういうことなんだろう?

 

 少し考えて落ち着いてみることにする。

 

 まず、僕はまだ人の上に立ったことは

 

 ほとんど無かったりする

 

 でも、僕も部隊に所属している身の上だから

 

 小隊単位であれば率いることもある

 

 殆んどがフォローのために配置されたりという形だ。

 

 だから今回のように

 

 明確に部下を得るのは初めての経験だ

 

 ・・・すごく緊張するな。

 

 けど、どんな人が来るのか楽しみでもある

 

 どんな人が来るのかな?、

 

 緊張もするけど、楽しみにも感じている

 

 それは僕にとって初めての経験だった

 

 / / / / / / / / / / / /

 

 部下が出来ると聞いてから1日が経ち

 

 部下になる子の資料が届いた

 

 知り合いのカテゴリーAの魔法士の人だった

 

 【炎使い】の魔法士だ

 

 年は僕のひとつ下で、性別は女性

 

 能力並びに性格も特に問題なし、か。

 

 そうだろうなぁ・・・、

 

 資料を見て思わず納得している自分がいた。

 

 僕から見える分には

 

 お姉さんという言葉が合うような性格をしていて

 

 体つきもそれに合う感じの人だった

 

 けど、資料を見る限りでは

 

 まだまだ女の子なんだなと思ってしまう

 

 ちなみに、あだ名は【トーレス】というらしい

 

 トーレスと呼ぼう

 

 何回も同僚の魔法士たちと一緒に話をしたこともあるし

 

 きっとこれから楽しくなる

 

 楽しみだなぁ。

 

 ・・・・・・・・・、

 

 ・・・・・・、

 

 そう、この時の僕はそう思っていた

 

 本気でそう思っていたんだ

 

 その後の事を言えば、確かにとても楽しくなったけど

 

 予想もしない出来事に振り回される事も

 

 結構な頻度で起きるようになった。

 

 しかし、こうなる前にだ。

 

 よく思い出すべきだったし見るべきだった

 

 資料に書かれていた色々と【特に問題なし】という点を。

 

 そう、小さくいろいろと書かれていたのだ。

 

 全く無しという訳じゃない点を。

 

 カテゴリーAでありながら

 

 おそらく何かをやらかしてしまったんだということに。

 

 僕は押し付けられたんだということに。

 

 僕は気付くべきだったんだ・・・。

 

 まあ、

 

 すごくいい子だっていうのに変わりはないんだけどね。

 

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 拝啓、幼馴染の彼女へ

 

 君がどれだけ可愛くて魅力的な女の子なのかを

 

 僕は再認識することになりました

 

 目の前に迫る直属の部下、

 

 もとい、自分をお姉ちゃんと言わせようとする

 

 部下のことで僕の大切な何かを失おうとしています

 

 ここ何週間かは攻勢が強く、

 

 今、必死に守っている所です

 

 うん・・・・・・、

 

 言葉遣いを遠慮をしなくても良いかもしれない

 

 簡単に言うと、

 

 この【トーレス】というあだ名の部下は

 

 お姉ちゃんと言わせようとしてきます

 

 場所を問わず言って欲しいとねだってきます

 

 遠慮が無さ過ぎていつの間にか普通に

 

 僕も1回だけ【お姉ちゃん】と言ってしまった。

 

 性格も体つきも母性溢れるトーレスという女性・・・、

 

 というよりも女の子だよね。

 

 こほん・・・。

 

 トーレスは以前から交流があっただけに遠慮が無い、

 

 普通に年ひとつ分ならと遠慮しないで来る

 

 優しくて母性に溢れる感じ、という子だったのだ。

 

 いや、前から遠慮のない子だったけどね。

 

 今は何て言うのか、

 

 物凄くお茶目さんなイメージに見えるんだ。

 

 あ、でも。先輩って言ってくれるのは可愛いと思った。

 

 ただ、それよりも前のイメージとしてはね?、

 

 イメージの中ではだよ?。

 

 物凄く母性的で魅力的な子だったんだよね。

 

 これがいわゆる、ギャップっていう奴なのかな?。

 

 ・・・・・・何か理由があるのかな??。

 

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 それはいつかの日のこと・・・・・・、

 

 そこには敬礼をしている魔法士の女の子がいた

 

 その【魔法士の女の子は炎使いの魔法士】らしい

 

 初陣でとある騎士に守られて以来

 

 その騎士に恩返しをしてあげようと考えた

 

 けれどもその騎士はちっともピンチになったりせず

 

 むしろ、

 

 『僕は大丈夫だから、それより、傷は大丈夫?』

 

 という形で、

 

 女の子の方が助けられることは積み重なって行きました

 

 そんな日々が続いて行く中で

 

 いつしか女の子は

 

 【トーレス】というあだ名がついていました

 

 そのあだ名は

 

 守られて行くうちに、

 

 守ることを覚えた女の子へ

 

 守られた人たちが送ったささやかなプレゼントでした。

 

 そうして、

 

 いつしか母性的に成長した女の子は、

 

 とある騎士さんの直属の部下になりたいと

 

 上官にお願いをしました。

 

 すると上官の人は言います。

 

 ・・・ならば、君が何かミスをして・・・

 

 ・・・彼のもとに飛ばされたということにしてあげよう・・・

 

 これでいいだろうと。

 

 こうして彼女は彼の直属の部下となったのです。

 

 胸の内に、彼に存分に甘えさせてあげようという

 

 野望を持ちながら。

 

 そして、心の中には恋心を抱きながら・・・。

 

 / / / / / / / / / / / /

 

 【・・・時は変わって・・・】

 

 【・・・魔法士、トーレスの視点・・・】

 

 それは殺風景な演習場でのこと、

 

 騎士と炎使いの2人はお互いに見つめ合っていた。

 

 (『騎士と炎使いの模擬戦を開始します』)

 

 (『双方ともに準備を始めてください』)

 

 「先輩、私が勝ったらお姉ちゃんって呼んでくださいね?」

 

 『・・・・・・僕が勝ったら、お姉ちゃんとは呼ばないからね?』

 

 (『訓練、演習の準備を始めてください』)

 

 アナウンスに従って先輩は騎士剣を構えた、

 

 上段に構えているので、

 

 上から下へと斬られないようにしないと。

 

 (でも、先輩の騎士剣を持った姿ってカッコイイな)

 

 (『訓練、演習を開始します』)

 

 アナウンスの流れたタイミングで先輩は動き出す

 

 自己領域は恐らく使ってこないのだろう

 

 腐っても私もカテゴリーAの魔法士だ

 

 自己領域には一瞬だけ動きを止めてしまう弱点がある

 

 そこを突かれたくないのだろう

 

 40倍になった先輩は動いている

 

 普通に考えれば此処でひるんでしまうだろう

 

 だけど大丈夫・・・、

 

 まだ、たったの40倍だから

 

 先輩は十分に高性能な騎士剣を貰えていない

 

 だから、その状態の先輩には負けない。

 

 (まずは氷の槍で檻を作ります)

 

 高密度の情報制御を感知した先輩は

 

 それに合わせるように動き始める

 

 氷の槍で包囲しても無意味だと言わんばかりに

 

 (けど、無意味じゃないんですよね)

 

 (先輩の行く先には・・・、)

 

 (氷の槍のおかわりがたっぷりと待っているんですから)

 

  さらに先輩は動きを早くしようとしますが

 

 その騎士剣では40倍がせいぜいです

 

 ついに先輩は一瞬だけ動きを止めて

 

 その後、氷の包囲から消えてしまいました

 

 (何という事でしょう、先輩はどこに?)

 

 (・・・なんてね、)

 

 (高密度情報制御を感知)

 

 「先輩、私の事・・・、お姉ちゃんと言ってくださいね?」

 

 (ああ、なんていう事でしょう)

 

 (先輩のいる場所に調度よく、)

 

 (調度良い場所にたくさんの氷の槍があるじゃないですか)

 

 (加えて言うならさらにたくさんの氷の槍が、

 

  先ほど檻のように展開した氷の槍も先輩を狙っています)

 

 まるで、引き金を引く前の銃弾のように、

 

 たくさんの氷の槍が先輩を狙っていた。

 

 (『訓練、演習を終了』)

 

 さて先輩は何て言うつもりなんでしょうか、

 

 私としては、お姉ちゃんと呼んでほしいのですが

 

 『・・・トーレスって名前の方で呼ぶからさ、

 

  お姉ちゃんはさすがに、恥ずかしいです・・・。』

 

 (お姉ちゃんはさすがに厳しかったみたいですね、なら)

 

 「名前で呼んでくれるなら、私も嬉しいです!。」

 

 (今はこれくらいにしておきましょう、

 

  やりすぎて嫌われてしまうのは嫌ですからね)

 

 (それに、あだ名で読んでもらえるのは

 

  とても幸せな事ですからね!!。)

 

 / / / / / / / / / / / /

 





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