どうやったら上手にセリフを入れられるのかなと、
悩んだりしています。
~たとえばこんな空の下で~
サブタイトル、違うという恐怖
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僕たちのシティがどれだけのぬるま湯に浸っていても
その事にいままでは実感が無かった
だからこそ、ただ単純に
他とは違うという感覚に恐怖を持った
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僕の知っているシティというものへのイメージは
決してなくなることの無い
揺れ動くことの無いものだと思っていました
だけどそれは違ったのだと気付いた
今の僕たちが暮らしている場所は
とても寒い冬の世界の中にあって
その中に閉じ込められてしまっているんだということに
気付いてしまったんです
あらためて深く、残酷な形で。
それはよそのシティとの交流で気付きました。
他愛もない任務でのことです
僕らはほとんど関わることの無いはずの
ほかのシティと関わることになりました
正直に言えばよそのシティといえば
いった事のあるものが話す土産話や
経験談を通して知っているぐらいで
その話の数々はたいてい良い話で締めくくられて
いつかは他のシティにも行ってみたいなと
漠然とした憧れを持っていましたが
現実は違うのだと気付かされるのです
実際には違うんだと
うわさ話は良い所だけをピックアップしていただけなんだと
思い知らされるんです
だって、他のシティの魔法士の目は
何かをあきらめたような目をしていて
諦観という言葉が支配しているような態度で
普通の兵士と談笑などはせず
ただ黙々と任務をこなしている姿は
ひどく無機質に感じられたのだ
まるで自身が兵器だと言っているように
そう感じた。
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魔法士というものは普通の人と比べてみると
全体の数というものは少数になる
魔法士の初めての誕生からあまり時間がたっていないから
それは当然なのかもしれないけど
僕らの数は決して大勢とか、
たくさんという言い方は出来ないみたいだ
けれども、決して少なくない数の魔法士がいるのも
確かなのかもしれない
現に目の前に、
他のシティに所属している魔法士がいるのだから
これは間違いないはずだ
そう、魔法士であることに違いはない
どこのだれでも、
どのシティにようと、いまいと。
だけど明らかに違うこともあるみたいだ
僕は他のシティの魔法士たちを、
彼らをまるで兵器みたいだと思ったが
今ではそれは間違いではないと感じている
立ち振る舞い方というものを気にしたことはあるだろうか
たとえば、何気ない歩き方や喋り方
息づかいの仕方
普段は気にしない事から違和感を覚えるのだ
そう、まるで彼らは、
精巧に作られた人型の兵器なのではないかと
失礼かもしれないが
そう感じずにはいられなかった
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任務の最中に、
僕のいる部隊へと出向してくれていた
幼馴染の彼女、フランカに聞いてみることにした
すると彼女はこう教えてくれた
ただ、教えてくれる前に彼女はこうも言った
僕たちのシティではあまり居ないし
表立って口にする人も少ないかも知れないけど
知っているよねと。
前置きを付けてくれたのだ
そうして話を聞いてみて
僕らのシティと他のシティとの違いは間違いなくあった
まずは基本的な考え方として
魔法士というものは兵器として扱われるのは
広い範囲では普通のことのように思われているらしい
これは僕も経験したことだからわかる
けれど、次からが問題だった
他のシティではむしろ、魔法士でありながら
その力を期待されない方がまずいのだと
期待に応えられない魔法士は必要ないのだから
場合によっては処分される可能性もある
それが魔法士というものなんだと
フランカは苦虫をつぶしたような表情で
それでもなお、話してくれた
噂として知ってはいた、
当然のことだと、
知っていたことを聞いているはずなのに
それは怖いことだと
そんな事があって良いのかと
体の感覚がおかしくなりそうになる。
僕は突然、
鞘に収まっている僕の騎士剣(中古品)のことを
強く意識しだした。
中古品だともらった時から聞いていた。
なら、この騎士剣の元の持ち主はいったい
どうなったんだろうと
まさか処分されたのだろうかと不安がよぎった。
元をたどれば、
幼馴染のフランカが用意してくれたものだ、
気になった僕は、この剣の元の持ち主の事を聞いてみる
そうすると、彼女は答えた
今は退役に備えている人から譲り受けたのだと。
ただひと言、そう答えてくれた
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実際に体験するのと、
しないのでは大きな違いがある
今までは知っているだけだった
けど、僕らのシティとは違う、
他のシティでの事を僕はもう知ってしまった
それは変えられない事実だ
今日の事を思い出す、
もしも、僕に寄り添ってくれる人がいなければ
僕も他のシティの魔法士のように
諦めに満ちた目をしていたのかもしれないと
そう感じてしまうだけの目を見てしまった
無機質とも感じる、他のシティの魔法士の目を。
そして、僕たちのシティは他のシティよりも恵まれているんだと、
他とは違うということを知った。
その上で、ただ単純に感じてしまった事がある
違うということは恐怖を感じる事なのだと
そうして考えて行くと、別の視点で悩んでしまうもので
なら、他のシティからは
僕たちはどう見えているんだろう、と。
考え始めることになってしまう
他のシティの魔法士からは
僕たちは、自分はどう見えたんだろうと
頭にこびりついて離れない
たぶん、この悩み事は晴れることは無いだろうなと思いながら
僕は悩み続けることにした。
よんでくれて、ありがとうです。