料理のスパイスは愛情です!。
~たとえばこんな空の下で~
サブタイトル、幼馴染、彼女の寄り添い方
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もしもね
私の気持ちを受け止めてくれるなら
この手料理を食べて欲しいの
ありふれた幸せを、あなたに知ってほしいから
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本当に突然のことだけれど
幼馴染の彼と会う時間が少なくなっている気がするの
最近の彼は以前よりも色々な事に目を向けて
前向きな性格になりつつある
それ自体は良いことなの
彼に向かって好意的な視線を向ける人が増えて
彼自身から経験する出来事が増えて行って
私にとって、幼馴染の彼はもっと格好良くなった
サポートをしている私も鼻が高く感じるの。
けどね、
格好良くなっていくのは良いんだけど
何て言えば良いのか本当に迷うんだけどね
なんかね、
前よりも私との距離感が近くなってないかなー
なんて思うの
自然となんだろうけど
お互いの顔と顔が触れ合えそうな距離感だったりするし
いつの間にか手を握っていることもある
彼に思いを寄せている私としては嬉しいんだけど
何かが引っかかるの
加えて言うなら、
少しだけ気になってることもあるから
心配なこともあるしね
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私は彼に、幼馴染に感じている疑問がある
私自身もしかしてと
予想するくらいだったけれど
思い上がりかも知れないが
今ではその予想に確信のようなものを感じている
彼は、私に話せない何かを抱えている。
・・・・・・そしてそれが、
彼を大きく変えたのだということを
私は恐らく感じ取ったということなんだろう
だけど、本当に大切なのは大きな変化じゃなくて
小さな変化の方だ
長いこと幼馴染をしている私だから気付けた
気付いてしまった事がある
今の彼の笑顔は無理をしているものだ
だって、
彼は行動するときにどんな小さいことでも
必ず躊躇う仕草を見せていたから
ほんの一瞬だけ、今までは躊躇いを見せていたのに
それが無くなった
原因は分からないけれども
予想は付く
彼が受けた長期任務の期間中に何かがあったのだろう
そして、何かを決意して
自分を変えると決めたんだと思う
きっと、これは触れてはいけないこと
幼馴染の私でも
話題にしてはいけない事なんだろう
彼が話を切り出してこないのがその証拠だ。
・・・、
・・・・・・、
けど、彼は無理をしているように私には見える
その事が見えてしまっている。
それにだ、心配なのは彼自身が自分を見失うことだ
人が変わるのは確かに良いことだけど
自分のことを見失ってからじゃ手遅れになってしまう
それはとっても嫌な事だ。
なら、私にできることは何だろう。
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今日の私は一味違うの
必ず幼馴染の彼の心を射止めて見せるの
絶対にだよ?
・・・・・・悩んでみたけれど
決意した彼に水を差すのは嫌だと私は思った
それでよーく考えたの
私は今、彼の心の近くにいるという自負がある
だからそのまま寄り添ってあげたいなって思うの
例えばだけど、
彼が進む道を間違えそうになったら
私がぜっーたいに元の道に戻れるようにしてあげるの
だから、
手始めに温もりをあげることにしました
まあ、温もりと言っても料理なんだけどね
・・・、
これが、私の出した答え
私が自分で決めた大切なことなの
絶対に幼馴染のあなたをひとりにはしないっていう
私がひとりで決めた約束なの
気にしすぎかも知れないし、お節介かも知れない、
けど、絶対に守るよ。
私の・・・あなたへの秘密の約束だから・・・。
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ある日のこと、テーブルの上には料理が並んでいて
そこにはふたりの幼馴染が椅子に座っていて
料理を囲んでいた。
幼馴染の彼女は言う
「ねえ、美味しい?、美味しかったら嬉しいな!」
少しはにかみながら、何気ない言葉をかけて行く。
幸せでいっぱいにしてくれる笑顔でいながら。
いつまでも、いつまでも。
よんでくれて、ありがとうです。