Lets ソウル戦機!   作:はるばーど

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おい!前回から何日間投稿してしねぇんだ!・・・本当に申し訳ない。時間が足りなくて中々書き上げれませんでした。


それはともかく本編いきます。


第12話 特訓

 

 

あれから3日が経過した。学校は土日休みに入り、ルキちゃんやクレイさん、アレンくんは2日だけ自由な日に突入した。

 

 

俺達は檜山さんに土曜日、ブルーキャッツに収集をかけられている。この3日間、俺達は地下の猛者達をほぼ全員叩きのめし、王者一歩手前というところまで来た。というか猛者といっても井戸の中の蛙といったところか、対した奴らはいなかった。

 

 

あの『首狩りガトー』と『仙道 ダイキ』くらいがかなりの実力者だったようで、一二を争うほどだったみたい。でも、そこで俺達が洗礼を下してやって圧倒的な実力を持つものもいると気付かしてやったという訳だ。

 

 

『首狩り』以上のパワーやスピード、読み、全てが上回っている『ハルバード』と『箱の中の魔術師』仙道 ダイキのトリック、ズル賢さ、理不尽を全て上回っている『ドレイク』。地下にとって波乱のLBXプレーヤーとなった俺達。そこで遂に俺達は檜山さんへの挑戦権を獲得した。あ、でも理不尽差は余計だったかも。

 

 

しかし、檜山さんは手強いはず。そう考えた俺は特訓をすることを姉弟達に勧めた。檜山さんは「3人全員で掛かってこい」と言っていたのだが、そう言えるほど自分に自信があると感じた。生半可に挑めば返り討ちにあって即お陀仏だろう。

 

 

クレイさんやルキちゃんは3対1では流石に楽勝に勝ててしまうのではと思っているようだが、俺はそうはとても思えなかった。ので一応リハビリがてらルキちゃんとクレイさん、アレンくんを入れて三人で1対1対1の乱闘を行うことになった。

 

 

仲間から孤立しても、充分戦えるようにするためだ。早速、家の庭でクレイさんがDキューブ(ジオラマ)を展開させる。

 

 

「おい、ルキ!今日こそはお前達に勝つからな!覚悟しろ!」

 

 

「オレも姉さん達に負けないように特訓してきたんだ!唯ではやられませんよ!」

 

 

「・・・望むところですよ。しかし、私も負ける訳にはいきません。全力でいかせてもらいます。」

 

 

今、姉弟達が述べた通り、俺達は戦闘スタイルを 見直し、武器を変更してきた。

 

 

ハルバードは『サイズ』と『戦士の円盾』に『連射クロスボウ』そして『ハンドアクス』。

 

 

ドレイクは『アーロンの妖刀』に『聖壁の盾』それと『聖壁の連装クロスボウ』。

 

 

ジョーカーもダクソ仕様の武器を生産してもらい、『鴉羽』と『セスタス』をそれぞれ持ってきたのだ。

 

 

全員がパワーアップした為、一筋縄ではいかないだろう。だが、いくら姉弟と言えどもこっちも負ける訳にはいかない。アングラビシダスの王者、その頂点に立つのはこの俺『ハルバード』と神谷 ルキだけさ。

 

 

「出でよ、『ドレイク』!」

 

 

「『ジョーカー』!!」

 

 

「・・・『ハルバード』」

 

 

俺達が降り立ったのは『城塞』のジオラマ。中世のお城を主軸として作られた舞台で、その内部で戦うことができる。クレイさんがこのジオラマを気にいったらしくキタジマで買ってきたとのこと。この三体の機体は欧州方面の雰囲気がただよっているので、この場所はうってつけだ。

 

 

 

バ ト ル ス タ ー ト

 

 

 

「行きますよ、クレイ姉さん!」

 

 

先に仕掛けたのは意外にもアレンくんだった。全速力でドレイク君に襲い掛かり、鴉羽で心臓部を一突きにしようとする。

 

 

しかし、黙ってやられるほどクレイさんも阿保ではない。ひらりと攻撃を回避し、鞘から『アーロンの妖刀』を抜刀する。そして、刀を横向きに掲げ、刃の部分を器用に掴む。アレンくんは回避行動をとろうとはかるが、それを待っていたかのようにドレイク君は回避に合わせて刀を降りおろした。

 

 

「危なッ!?」

 

 

アレンくんは一瞬焦ってはいたが、落ち着きを取り戻して冷静に刺剣を扱い、妖刀を弾きつつ一歩距離をとる。そして『鴉羽』の代名詞といえる『投げ羽』を投げつけ、弱点である間接部分を狙う。

 

 

ナイフの一本がドレイク君の肘をかすったが、傷1つついていない。流石、ハベルの手甲。相変わらずの防御力だな。ドレイクはジョーカーの攻撃を透かしたのを確認し、刀を腰に刺して大きく屈んだ。そして、素早く抜刀する。これが属に言う『居合切り』というやつだ。

 

 

しかし、アレンくんは素早くCCMを動かし、ジョーカーの左手に装備している『セスタス』を使い、まるで戸を開けるような動きをとる。カウンターである『パリィ』をし、確定反撃を行おうとしているのだ。

 

 

カウンターが決まると思った次の瞬間。二機の間から大きな鎌のような形をしている刃が振り下ろされた。その鋭い一撃は二機に当たることはなかったが、地面に叩きつけられて、大きなヒビをいれた。驚いた二機はバックステップとバク転で後退する。

 

 

そう斧槍の『サイズ』を割り込ませたのは、この俺『ハルバード』もといルキちゃんだった。

 

 

「・・・ズルいですよ、アレン、姉さん。二人だけでなんて。私も混ぜて下さい。」

 

 

「おお、すまんな。ついつい夢中になってしまってな。すっかり忘れていたぞ。」

 

 

「二人ともボーッとしている暇はありませんよ!」

 

 

体制をすぐに立て直したジョーカーが投げ羽をこちらとドレイクに向かって投げつけてきた。いいだろう、この俺とやろうってかアレンくん?地獄をみせてやるぜ。

 

 

俺は猛ダッシュでジョーカーの背後に回り、斧槍をコア部分に突き立てる。しかし、前方にローリングで転がられていまい、バックスタブは失敗した。

 

 

「・・・チッ。」

 

 

「さすがに、毎回背中を取られている訳にもいきませんのでね!必殺ファンクション!」

 

 

Attack function 「リカールの連撃」!

 

 

『リカールの連撃』!? これまた予想外の技が出てきたもんだ。でも、流石に当たらん。俺はバックステップを駆使し、後方に下がる。

 

 

しかし、進行方向にはドレイクが立ち塞がっており、俺は背中を蹴られてジョーカーの方に押し返された。

 

 

『何ッ!?』

 

 

「ルキ、折角弟の初めての必殺ファンクションなんだ。それくらい受けてやれ。」

 

 

「なっ!?」

 

 

押し戻された俺は小盾を構え、最低限の防御を試みる。ジョーカーは刺剣を上に突き立て、狙いを済ます。そして、一気に素早い連撃を繰り出した。一部は盾で防ぎつつも、やはり軽さを重視したせいで盾の防御する面積が小さい。なので所々連撃をくらってしまう。

 

 

「どうだ!少しは効いたでしょう!ルキ姉さん!」

 

余裕綽々だな、アレンくん。だが、『鉄塊』の真髄はこんなものじゃない。みせてやるよ、新しく手に入れた『特殊モード』って奴をな。

 

 

「・・・モード切替ですね、ハルバさん。了解しました。・・・『メタリックモード』発動。」

 

 

Metallic Mode 起動!

 

 

全身が鉄の光沢に覆われ始め、体が銀色に変貌していく。更に、サイズには徐々に『暗月の光の剣』というエンチャントが塗られていき、完成した。これが『メタリックモード』だよ、アレンくん。

 

 

「なっ、なんですかそれ!?」

 

 

「ついに秘策を出したなルキ!なら私もモード切替だ!『モンスターモード』!」

 

 

Monster Mode 発動!

 

 

ドレイク君が持つ『アーロンの妖刀』が青色に鈍く光輝いた。そして、刃を自分の腹部に向けた。なんとその刃を腹に突き刺した。

 

 

『何ッ!?切腹だと!?血迷ったか、ドレイク君!』

 

 

『ハハッ!この武器がどういう性能をしているかはお前さんが一番良く分かっているはずだろう!?』

 

 

そうだ、彼らの武器『アーロンの妖刀』は誰かの血を吸収して、力を帯びる狂気の武器。そして、その刃は自分の血でも強化ができる。LBXには血はないがモーターに含まれるガソリンがある。何故かは知らないがそれで代用可能らしい。

 

 

DARK SOULS2でも自身の体力を削って強化ができた。前に教えたことを早速活用してきたか。でもこれは少し不味いのでは?この『メタリックモード』は防御力と攻撃力が格段にはね上がるが、集中力(バッテリー)を大幅に消耗する。

 

 

つまり、どういうことか。『アーロンの妖刀』は血を帯びると火力が上昇するだけでなく、オーラにより刀の長さも変化する。集中力が低下した状態では避けきることは難しいからだ。さらに、素早く動き、トリッキーな戦法を得意とするアレンくんが相手では徐々に体力を消耗していくだけになってしまう。

 

 

さて、どうしたものか。しかし、ここは厄介なジョーカーから消すのが得策だろう。彼には申し訳ないが先に潰させてもらおう。しかし、先に仕掛けてしまうと丁寧にあしらわれてしまうことは火を見るより明らかだ。ここはちょっかいを出してカウンター狙いでいこう。

 

 

『ルキちゃん。アレンくんは厄介だ、ここは一つカウンター狙いの反撃でいかないか?』

 

 

『いえ、それでは拉致が空きません。アレンは奇怪な戦法を得意としています。ここは鉄の体による高防御力をいかして少し力押しの勢いでやりましょう。変に動きを変えてしまっては逆に怪しまれてしまうと思いますので。』

 

 

『オッケー、じゃあ回転薙ぎとかダッシュ攻撃を駆使すればいいかな?』

 

 

『どんなに指示を出しても実際に動くのはハルバさん、貴方です。動きは貴方に任せます、ですが今回の二人は手強いです。用心してください。』

 

 

『了解!』

 

 

すると、早速ドレイクが猛ダッシュでこちらに近付いてきている。刀の十八番である素早いダッシュ攻撃を行う気だ。

 

 

「おい、ルキ!何処を見ている!?」

 

 

ほら来た。お得意の突き攻撃。読み通り俺は横に突きを回避し、斧槍を振りかぶる。しかし、後ろに回ったときに肘で体をどつかれて少しよろめいてしまった。

 

 

『グエッ!?』

 

 

『隙だらけだぜ相棒!』

 

 

凄まじい速さの突き刺し攻撃が飛んでくる。俺はなんとかいなそうと試みたが胴体に少しかすった。致命傷ではないがパックリと鎧(胴体)に小さめの穴が開いている。そして、武器によるつばぜり合いが始まる。

 

 

『ちっくしょう、やってくれるじゃねぇか。御返しだ!』

 

 

俺はドレイクに盾で彼の腹を思い切り殴る。流石のハベル鎧とはいえ、打撃には穴がある。よろめかせることくらい訳はなかった。

 

 

『ウグッ!?』

 

 

そして、俺は斧槍を思い切り、真上から振り下ろす。しかし、ドレイクはすぐに体制を立て直し、直ぐ様回避する。もちろん斧槍は命中せず、地面に叩き付けられた。再び地表に大きな亀裂が入る。チッ、脳天勝ち割れると思ったんだがな。

 

 

『お、おい!ドレイク、無事か!?』

 

 

『ああ・・・すまん、クレイ姉貴。お前が教えてくれなかったら脳天勝ち割られていたな・・・。全くあの二人の力は恐ろしいもんだ。』

 

 

どうやら二人の会話を聞く限り、気合いの一撃がくるということを寸前にクレイさんが察したらしく、直前にドレイク君に教えて回避に成功した。こんなところか。運のいい奴め。しかし今日は、空振りばっかりだな。そろそろ一発くらいは当てたいところではあるぞ。

 

 

「こうなったら一気に決める!必殺ファンクション!」

 

 

Attack function 『闇喰らいの居合』!

 

 

再び、ドレイクは刀を納刀し凄まじい闇のオーラを全身から放つ。おっと、ここで必殺ファンクションを発動してきたか。ここは一つ冷静に回避して・・・

 

 

「姉さんがいくならオレも!必殺ファンクション!」

 

 

Attack function 『氷の波動』!

 

 

マジ!?お前も必殺ファンクションを放つのか!?なんでこのタイミングで!?不味い、二人から必殺ファンクションを放たれては流石に避けきれない。どうする・・・!?

 

 

はっ!?そうだ、忘れていた。いい防御技があるじゃないか。正直、上手く決まる保証はないがやるしかない。

 

 

『ハルバさん!こ、これ一体どうしたら!?』

 

 

『まだ慌てる時間じゃないよルキちゃん!大丈夫!秘策があるから!』

 

 

「・・・仕方ありません。必殺ファンクション!」

 

 

Attack function 『モーンの怒り』!

 

 

俺は斧槍の刃を地面に突き立て、全身に力をこめる。凄まじい怒りの力が全身を襲った。この『神の怒り』のような怒りの技は皆、使用者の怒りを使って放出するらしい。その証拠に今まで、味わった憤怒の記憶が一気に呼び起こされる。

 

 

そして波動を放った瞬間、凄まじい光が見えた。エネルギーとエネルギーがぶつかり合い、ドレイクやジョーカーが飲み込まれるのを確認した瞬間、俺は意識を失った。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△

 

 

 

~ 神谷 ルキ side ~

 

 

「な、何が起こったのですか・・・!?」

 

 

必殺ファンクションとのぶつかり合いが発生し、ジオラマから眩しく光が点灯して私達は一瞬視界を奪われました。しかし、光が収縮してからジオラマに目を向けると私達のLBXが全てブレイクオーバーし、横たわっていた。

 

 

「お、おい!ルキ!何が起こったんだ!?」

 

 

「何が起きたかはこっちが聞きたいくらいですよ、クレイ姉さん・・・。」

 

 

「オレが思うに必殺ファンクション同士がぶつかり合って、とてつもないエネルギーが発生。ですが彼らはそれに巻き込まれて耐えられなかった・・・。こういうことなのでは?」

 

 

「ってことは?この勝負は・・・。」

 

 

「引き分け・・・ということになりますね・・・。」

 

 

まさかの出来事に私達は唖然としていた。こんなことが起きるとは思っていませんでしたから。必殺ファンクション同士がぶつかり合うとてっきり相殺され、消滅すると仮定していたのに。

 

 

・・・っとそのような事を悠長に考えている場合ではありません。ハルバさんやドレイクさんを早く起こさないといけません。アレンのジョーカーのような通常のLBXは一定時間休ませて、メンテナンスしてあげれば再起動は容易なのですが、この2機は何かが違う。

 

 

実をいうと、一度ブレイクオーバーしたときに何日も起きずにもう二度と彼らに会えないと思ってしまった時があったのです。通常のLBXのようにただメンテナンスを行えばいいという訳ではありません。

 

 

彼らは自分の『意志』が備わっているため、扱いは普通の人間と大差ありません。なので、ここは水を少々かけてあげましょう。LBXは防水機能も備わっているので、ダメージはないに等しいでしょう。

 

 

私は早速、台所に向かってガラスのコップに少量の水を注いだ。そして庭に引き返し、横たわっている二人(?)に冷水をかけてあげました。

 

 

「冷たッ!?」

 

 

「うわっ!なんだ!?敵襲か!?」

 

 

ふぅ、今回はすんなり起きてくれました。いつもならこんなにあっさり起きてくれないので、それは手がかかります。ですが、早く起きてくれて良かったです。死んでしまったのではないかとヒヤヒヤします。

 

 

次回、俺達はついに檜山 蓮に挑む。





前回、レックスにフルボッコにされると言いましたが、ちょっとまだ早いと判断したので間に特訓回を挟んでみました。次回は確実ですので気長にお待ち下さい。
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