Lets ソウル戦機!   作:はるばーど

7 / 16
今、Youtubeで「ダンボール戦機」が配信されているので、物語を思い出すのに重宝してます。ダンボール戦機を知らない君も、この期にダンボール戦機全話制覇して、LBXを好きになろう!しかし、ダンボール戦機WだけDVDが少ないのは解せぬ。なぜだ。

それはともかく本編いきます。


第6話 新たな仲間

「へぇ、そうなんですか。自衛隊の隊長だったんですか。」

 

 

今、俺は何をしているかというと過去から転生してきた、竜のLBXと話し合っています。おそらく、1960年代くらいの人間だと思われる。歳は40代だろう、多分。何も知らない人がここから読み出したとしたら、どういう状況か理解できないと思う。例えとしては、映画を開始40分後から見始めたような感覚。何を言ってるのかわからないと思うけど、安心してくれ。俺も分かってない。

 

 

「そうなんだよ。あのころは、世界中がまとまってない感じがあって大変なんだよ。・・・ところで2020年から来たって言ってたけど、もうその頃には空飛ぶ車とか出来てるの?」

 

 

「いや、普通に地面走ってる。」

 

 

「じゃあ、人々は電話とか自分で持っているのが当たり前になってたりする?」

 

 

「うん、そのところはそんな感じ。ていうかボタンがいらなくなってタッチ操作になったりするよ。」

 

 

「た、たっちそうさぁ?」

 

 

「まぁ、この時代でも多分存在してるから、自分でみてみるほうがいいんじゃないの?」

 

 

「そうだなぁ・・・。」

 

 

なんだこの会話。情報交換はどうした、情報交換は。とりあえず、俺はこの世界が未来であることを目の前のおっさんに説明した。流石になんとなく彼も察しはついていたらしく、すんなり納得した。だが、やっぱりこの家を襲撃をしたことは覚えていないようだった。

 

 

神谷重工という組織・・・。聞き覚えしかないその単語のことは一旦置いておいて。これで、彼をどうにかこの家に置いてもらえないか説得する必要がでてきた。理由としては、同じ転生仲間である彼を放っておく訳にもいかないし、何よりまた誘拐でもされて洗脳されたら、こちらもたまらない。この人、普通に強いし。俺は、襲撃時の状況を説明し、彼にどうにか姉弟に対して謝ってもらうように説得した。

 

 

「分かった。お前さんが言うなら、あのお嬢さん達に喜んで謝罪しよう。私もお前さんの協力なしでは、この世界に馴染めずに死んでしまうかもしれんしな。私も、置いてきてしまった女房のためにも、帰る方法を探したい所存なのでな。」

 

 

お、おおう。おっさん、奥さんいたんかい。この世界に来てから、家族思いの人にしか出会ってない気がするのは、気のせいだろうか?でも、家族思いは俺も一緒だし、大歓迎だけども。すると、コンコンと扉を叩く音がし、

 

 

「ハルバくん?そっちは大丈夫なのか?随分と長引いているが。」

 

 

話が長引いている我らのことを心配したのか、クレイさんがこちらの状況を確認してきた。おそらく、ルキアちゃんも一緒にいるのだろう。

 

 

「来たぞ。おっさんは覚えてないかもしれないけど、向こうはあんたにご立腹だ。気を付けてくれよ。」

 

 

「分かってるよ。私も、伊達にここまで生きてきたわけじゃない。せっかくなら、大人の謝罪というものを見せてやろうじゃないか、お兄ちゃん。」

 

 

あれ?俺、自分の年齢言ったか?いや、言ってないはず。でも口調とかで察せられるものか。まぁ、いいか。見せてもらおうじゃないの。大人の度胸ってやつをさ。

 

 

彼も迷惑をかけた実感は湧かないようだが、何度か飲酒で酔っぱらって友達に迷惑をかけたことはあったようなので、本人いわく慣れているらしい。ということなので、俺は二人の姉弟を招きいれるために扉に向かって話し始める。

 

 

「二人とも。竜のLBXから話があるそうだから、部屋入ってきて。」

 

 

「・・・?。分かった、入るぞ。」

 

 

二人が入室した直後、彼は正座をしすぐさま土下座に入れる体制をとった。流石、昭和の人。武士の名残が垣間見えたきがする。

 

 

「今回、お二方には随分迷惑をかけちまったようで誠に申し訳ないことをした。このロボットのあんちゃんにも、先ほど謝罪させていただいた所存でございます。お嬢さんらに許してもらえるなどとは思っておりませんが・・・。切腹でもってこの私、お詫び申し上げると存じます。」

 

 

と彼は、腰に下げていた「氷の刺剣」を左下に置き、初め、顔を下げた。えぇ・・・。切腹ってお前、確かに武士みたいな心構えはしてたなーとは思ってたけど、流石にそれはやりすぎなんじゃないの・・・。それもう、江戸時代の人間だよ。腹切りするとか、どんな教育受けてきたんだよ。

 

 

流石のクレイさんとルキアちゃんもその態度に対して、たじたじになっており二人とも、困惑する様子が伺える。数秒間、考え込んだ様子を浮かべた後にクレイさんが口を開いた。

 

 

「分かった分かったから。顔を上げてくれ。それでは我々の面子が・・・」

 

 

「嫌です。許してくれるまで私は、顔を上げるわけにはいかんのでな。」

 

 

武士道を貫いてるなぁ、このおっさん。でもいい心構えだ。操られていたときとは、大違いだなぁ・・・。でも、この素晴らしい状況の中ひとつだけ問題点がある。

 

 

それは、ルキアちゃんがいまだに漆黒のオーラを全開にしていることだ。気のせいだろうか、赤い稲妻もはしっている気が・・・。色のない彼女が持つ虚ろの瞳から、憎悪が沸々伝わってくる。

 

 

一旦、彼女と一緒にこの場を離れたほうがいいような気がしてきた。話し合いをいつぶち壊してしまうか分からん。とにかく、彼女を移動させよう。うん、そうしよう。

 

 

「ル、ルキアちゃん・・・?一旦この場から外れませんかね・・・?怒りが押さえられなくなりそうに見えるからさ・・・。ね?」

 

 

すると、クレイさんも薄々気づいていたのか彼女の方を向き、冷静な顔をし

 

 

「ハルバくんの言うとおりだ。ルキア、怒りは最もだがこの場は私に任せて外してくれないか?」

 

 

と彼女にこの場から離れるように指示してくれた。俺が何を言っても耳を傾けてくれなさそうだったから、ありがたいね。

 

 

すると、ルキアちゃんは一旦落ち着くために深呼吸をし始めた。そして、落ち着きを取り戻したのかいつもの冷静な表情を浮かべた。

 

 

「・・・わかりました。ですが後で話し合いの結果、教えてくださいよ。」

 

 

「もちろんさ。家族に隠し事は無しさ。お前達は、自室にいっててくれ。後で、私も向かうつもりだから、ハルバくんと一緒に待っててくれ。ハルバくん、頼んだぞ。」

 

 

「おうよ。これからの方針もルキアちゃんに説明したいし。行こ、ルキアちゃん。」

 

 

「・・・はい。」

 

 

ということで俺達は、一旦自室に向かうことになった。

 

 

~3時間後~

 

 

あれから俺とルキアちゃんは、帰ってきたアレンくんを加え、どうLBXバトルをするかなどを話し合っていた。どうやら俺はCCMに接続しても操作を一切受け付けないらしく、コントロールが上手くいかないらしい。原因は不明。完全に自我を持ってしまったらしい。

 

 

ということなので、もしLBXバトルとかになった場合、ルキアちゃんが戦況や情報を見極めてメールで俺に送ってもらう形になった。

 

 

なんだかドラクエのパーティーみたいになったけど、そもそも彼女はLBX操作が苦手だったみたいなので、丁度良かったのかも。そして、メンテナンス等はアレンくんが担当してくれることになった。少々不安ではあるがまぁ大丈夫だろう。きっと。

 

 

ていうか、クレイさんとあのおっさん遅くないか?あれから3時間近くたったのに一向に出てこない。生真面目そうな二人が話し合っているからかなのか?すると、隣室から扉を開く音がした。そして、こちらに近づいてくる足音がした。やっと終わったのか。

 

 

でもおっさん追い出されるんじゃないんかな・・・。仮に滞在を許されたとしても、ルキアちゃんに撲殺されそう。許してやる雰囲気0だし。すると、クレイさんが肩におっさんを乗せて部屋に入室してきた。

 

 

「すまない。遅くなったな。」

 

 

「それでどうなったのですか?クレイ姉さん。」

 

 

「ルキア。お前は納得できないかもしれないが、彼はこの家に滞在することになった。」

 

 

「・・・ッ!!??」

 

 

えぇ・・・。何故そうなったんだ?理由を聞いたところによると、クレイさんは彼の武士道っぷりに押されてしまったようだ。おっさんも家族愛が強く、共感できるところが多かったみたい。

 

 

でもこれでとりあえずおっさんは無事に預けてもらえそうだ。良かった・・・良かったのか?ルキアちゃんが再び、漆黒のオーラを纏い始めてるしいいのか?これで。すると、彼がルキアちゃんの前に立ち

 

 

「ルキアの嬢ちゃん。あんたが納得できないのは私にもわかる。だが、この埋め合わせは必ずする。だから頼む、ここに置いてくれないか?」

 

 

と再び頭を下げた。このおっさん頼み事してばかりだな・・・。流石に気の毒に思えてきた。でも、ルキアちゃんのことだ。そう簡単には許してくれるとは思えない。そう考えているとルキアちゃんが

 

 

「しょうがないです。私も許します。クレイ姉さんが許すなら。」

 

 

とあっさり許してしまった。いや、軽ッ!!??

 

 

ルキアちゃんて実はちょろかったりするのか?いや、でもクレイさんの影響か。きっとそうだ。そう思うことにしよう。ついでにルキアちゃんを怒らせたらクレイさんに絶対に立ち合ってもらお。なんとかなる気がする。

 

 

「かたじけない。このご恩は忘れない。ルキア嬢。」

 

 

「ル、ルキア嬢ってお前な・・・。ヤクザかなんかお前は。」

 

 

「あんた以外にはこの態度でいかしてくれよ。(小声)」

 

 

「氷みたいに冷たい性格してくれるルキちゃんに通じるのか?」

 

 

「何か言いましたか?」

 

 

とルキちゃんが凄い形相でこちらを睨んでくる。

 

 

「いいえ、滅相もございません。ルキアちゃんいえ、ルキア様。」

 

 

という形で謝罪しておいた。呆れた表情をされたがまぁ問題ないだろう。多分。

 

 

「そういえばお前の名前、まだ聞いていなかったな。」

 

 

とクレイさんが発言した。そういやそうだ。おっさんの名前、まだ決めていなかった。ドラゴンのLBXだから、出来れば格好いい名前にしたいけど・・・。

 

 

「私もハルバの旦那と同様に名前は忘れてしまった。だが、あんたら姉弟が決めてくれるのなら私も本望だ。」

 

 

と俺達に名前を決めてくれるようお願いしてきた。うーむ、どう決めようか。・・・とりあえず、ここは姉弟達に案を聞いてみますかね。

 

 

「どうする?3人とも何か名前決まった?」

 

 

「そうだ!これなんかどうですか?「スーパーメタリックアルティメットチャンピオンドラゴン」というのは?」

 

 

と提案してきたのはアレンくん。いや長いし、しかもダサい。却下で。

 

 

ただカッコよさそうな単語くっつけただけだし。やはり、7歳の男の子だとそういうことになってしまうのか。ここはカリスマ性のあるクレイさんに決めてもらいたいな。

 

 

「クレイさんはどうですかね?何か名前決まった?」

 

 

「オレの提案は無視ですか!!?」

 

 

とアレンくんが動揺しているが、このままスルー一択で。

 

 

「うーん、そうだな・・・。こういうのはどうだ?「ロックトカゲ」なんてのは?」

 

 

「却下で。」

 

 

と俺が無慈悲な返答を返すとクレイさんが「えーッ!?」みたいな顔をし始めた。

 

 

いや、あんたも大概変わってないよ?大丈夫?明らかにこいつのこと馬鹿にしてる感もあるよ?なんでも英語の単語くっつけりゃいいってもんでもないぞ!?

 

 

はぁ、これにはどうしようもない。ルキアちゃんにも提案してもらおうか。

 

 

「ルキアちゃんはどう?何か思い付いたかな?」

 

 

とルキアちゃんに質問を振ってみる。でも個人的に嫌な予感しかしない。しかも物凄く。

 

 

「そうですね・・・。ここは無難に「暗黒丸」とでも名付けて置きましょう。」

 

 

と得意気に発言するルキアちゃん。いや、何が無難に名付けようだよ!!?全然無難じゃねーよ!?悪意しか感じられないよ!?

 

 

なんかこう・・・もっといい名前あるでしょ!?神話の登場人物とかで例えば、アキレスとかさぁ!?まぁそれはオリジナルもうすぐ出てくるからダメだけど!?

 

 

あぁ、この人達ネーミングセンスないよ、絶望的だよ。あまりに完璧すぎると思ったらここに穴があったか。しかも姉弟揃って似てるってやっぱり遺伝だな。

 

 

「ああ!もういい!君達に任せていると日が暮れそうだよ!」

 

 

「そう言われてもだな・・・ハルバくん。君は何かいい案があるのか?」

 

 

うーん、確かに案があるかと言われてもまだないんだよなぁ。でもこの姉弟に任せていたらおっさんの名前がめちゃくちゃになりそう。なんとか呼びやすい名を考えなくては。

 

 

そうだな・・・、ヨーロッパ地方の竜の名前で何かいいのなかったかな?

 

 

「・・・そうだ!これなんかどうかな?【ドレイク】ってのは?ヨーロッパの中世に描かれたドラゴンの名前なんだけど。」

 

 

「おお!格好いいです!ハルバさん!オレが今考えていた「ゴルゴ・ゴールド・ドラゴン」よりずっといいです!」

 

 

「いや、しりとりじゃねえか!?もうちょいひねれよ!」

 

 

「私が今考えていた「ロック・ザ・ムサシ」よりずっといいな・・・。」

 

 

「私の「漆黒の瞳」よりも・・・」

 

 

「お前ら、絶対悪意あってそれ言ってるよね!?面白がってやってるよね!?名前つける気ないよね!?後、ルキアちゃんに至っては異名だよね!?名前じゃないよね!?」

 

 

と漫才コントみたいな会話をしていると、

 

 

「ありがとうな、オメーら。私のためにここまで考えてくれるとは、本当にありがとう。だが、私も「「ドレイク」」という名前が気に入った。今日から私は、この名を名乗りあんたら姉弟達に仕えさせて頂きます。」

 

 

と感謝の言葉をかけられた。三人とも「それほどでも」という感じに照れている。いや、名前考えたの俺なんですけど。

 

 

「そして、ハルバとやら。同じLBX仲間として、これからどうぞよろしくお願い致します。」

 

 

良かった。俺のこと忘れていた訳ではないのか。安心した俺は、彼と手を繋ぎ

 

 

「おう、これから頼むぜ。相棒、いやドレイクくん。」

 

 

と誓いを立てた。こうして俺達は、この姉弟「神谷家」を守る番人となったのだ。だが、このLBX騒動が切っ掛けとなり、世界の命運を左右する戦いに巻き込まれることをまだ彼らは知らない。




遅くなりました。はるばーどです。ここから、ダンボール戦機の原作キャラクターと関わり始めます。まだ、オリジナル展開は、続きますが近い内にイノベーターとの戦いに加わるのでもうしばらくお待ち下さい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。