Lets ソウル戦機!   作:はるばーど

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ついこの間、ダンボール戦機とダンボール戦機Wの全話放送を全て観てきたのですが、やはりダンボール戦機は最高っすねぇ。特に戦闘シーンのクオリティが昔のアニメとは思えないレベルなんですもん。


え?WARSはどうしたんだって?さぁ、知らないですねぇ(すっとぼけ)


それはさておき、本編いきます。



第8話 キタジマ模型店~果たし状

さて、戦闘開始だ。現在の状況としては真っ直ぐ相手のグラディエーターが盾を構えながら突撃してきているという感じである。しかし、こちらにはルキちゃんという強力な司令塔があるのだ。今度こそ勝とう。

 

 

俺は釣られて突進してくるグラディエーターに一発かましてやろうと斧槍を上に振りかぶる。だが

 

 

(いけません!そのような安易な攻撃では簡単に回避されてしまいますよ!)

 

 

とルキちゃんから警告を受けた。俺だって何もただ戦いの中、ルキちゃんの指示通りに動いてきた訳じゃない。ちゃんと予測して攻撃をふったのだ。この攻撃はただの釣りでしかない。そして、避けた相手の回避後を狩る。それくらいなら流石の俺にだってできる。

 

 

(大丈夫だ、ルキちゃん。俺に任せてくれよ。それくらいならばルキちゃんの力を借りなくても出来るぜ。)

 

 

カッコいい台詞をふった。もしかして、俺って結構いけてる?いやー、流石のルキちゃんでも動じない訳がないでしょ、これは。そう満身92%の考え事をしていると

 

 

(違います!ハルバさんの考えていることはわかっていますが、相手にも読まれているのですよ!ジャンプで回避してください!)

 

 

え、マジ!?俺は咄嗟に言われたとおりに攻撃を中断して、その場でジャンプし、後ろに後退した。グラディエーターは、読みが外れたのを察したのか同じく後ろに後退した。

 

 

恥ずかしい。ドヤ顔して、決め台詞決めたと思ったのに。これじゃただ恥をさらしただけじゃないか。やっぱり、ルキちゃんの方が状況分析力が優れている。大人しく、ルキちゃんに判断を任せよう。

 

 

(ごめん、完全に慢心でした。それで?どうやって戦う?)

 

 

(全く・・・頼みますよハルバさん。パートナーなんですからちゃんとしてくれなきゃ困ります。・・・さて、まずはアヴェリンで揺さぶりをかけていきましょうか。そして、相手の後ろに回ってお得意の串刺し攻撃・・・何て言うのかは忘れてしまいましたが、それで一気に決めさせて貰いましょう。)

 

 

えーと、多分串刺し攻撃というのは背後をとって致命の一撃を入れる「バックスタブ」。通称「バクスタ」のことかな。よく、対戦中に決めたりしているから彼女にとっても定着してきたのだろう。確かにそれならばどんな機体でも大ダメージ必須だ。

 

 

というか短期間で決めるのか。でも、そうでもしないと、いくらラップ装備の防御性能が高いとはいえ、グラディエーターの攻撃力も高いので、いつまで持つかわからない。長期戦は不利だ、店長さんには悪いが決めさせてもらおう。

 

 

俺は早速、アヴェリン(クロスボウ)を取り出した。そして、片手でリロードを行い矢を込める。さらにルキちゃんが俺の無茶な要望を受けてくれたおかげで、再びDARK SOULSの道具を再現することに成功したのだ。

 

 

その名も「破裂ボルト」と「爆裂ボルト」。破裂ボルトは発射時に拡散をおこし、範囲攻撃を繰り出せる。威力はお察しの通りだが、こけおどしくらいにはなる。そして、爆裂ボルト。こちらは矢の先に「グレネードS」をくっつけた代物。着弾時に爆発をおこし、高いダメージを期待することができる。ちなみに作ってくれたのはルキちゃんである。

 

 

まぁ、説明ばかりしていてもしょうがないのでとりあえず、爆裂ボルトを相手の盾に向けて発射した。もちろん、受けられてしまうが無傷ではすまない。さらに爆風により、盾に相当の不可をかけられるはずである。

 

 

ガキンッ!っと弾かれたような音が聞こえてきたが案の定、爆風により少しだけグラディエーターに貫通ダメージを与えることができた。その証拠に機体の色が少し黒っぽく変貌している。

 

 

「ほう、爆発する矢か。なかなか面白い改造だな。だがその程度ではこのグラディエーターは倒せないぞ?」

 

 

と褒めつつも多少の煽りを店長がかけてきた。この状態を保ち続ければ、いずれは痺れを切らして突っ込んでくるはず。しばらくの間、攻撃を回避してはボルトを撃ち込む体勢を繰り返していると、店長の表情が少し曇ったのが伺えた。そして、グラディエーターも彼の気と同時にこちらに向かってきた。

 

 

「そこだッ!」

 

 

グラディウス(剣)を振りかぶって、切りかかってきた。俺は攻撃を透かすようにすばやく背後に周り込む動きをおこなう。いきなり背後にとられることを予測できなかったのか、判断が遅れているようだ。

 

 

「貰いました!」

 

 

ルキちゃんがそう叫ぶと同時に、俺はグラディエーターを背後から斧槍で突き刺した。コアが貫かれ、機体から光が漏れ出す。そして、BREAK OVERした効果音が鳴り響く。俺達はついにキタジマ模型店の店長から勝利をもぎ取ることに成功したのだ。

 

 

「やりました!初めて勝ちました!」

 

 

「くぅ~ッ!!やられた!つい釣られた~。・・・ふぅ、何を言っても負けは負けだな。おめでとうルキ、強くなったな。」

 

 

「ありがとうございます。いえ、まだまだですよ。これからも頑張っていきますので、どうか付き合って下さいね。」

 

 

「おうよ!次こそは絶対に勝つからな!見てろよ!」

 

 

「望むところです!・・・あの 、申し訳ないのですがまたメンテナンスお願いしてもよろしいですか?弟に任せると壊しかねないので・・・。」

 

 

「了解!任せてくれよ!」

 

 

それはありがたい。マジでアレンくんにメンテを任せると逆に部位破壊されるのではと思うぐらい、雑に修理されてしまう。というか、あれ修理といっていいのか・・・?

 

 

とにかくアレンくんを罵るのはこれくらいにして、店長にメンテを任せることにした。

 

 

~30分後~

 

 

あれからメンテが終わり、俺はルキちゃんにお返しされた。そして、お客さんがいつの間にか増えていた。パッと見て、小学3年生くらいの茶髪の少年。現在は午後の5時半ごろ。こんな時間だから帰ったほうがいいのではとも思いつつ、あまり気にせずに俺とルキちゃんは帰宅することにした。

 

 

とルキちゃんが自動ドアからキタジマ模型店を去ろうとすると少年が目を輝かせて話しかけてきた。

 

 

「お姉さん、凄く強いんだね!さっき店長と戦ってるの観てたよ!おれも早くLBXほしいなぁ・・・。」

 

 

どうやら観戦者だったようだ。にしてもこの子どっかで観たことあるような・・・?いや、気のせいか。でも、観戦してくれていたということはよほどLBXが好きなのか、それとも我々が戦ってるのをただ観に来たのか・・・なんにせよ、元気のいい少年だ。将来おこるであろう、大事件に立ち向かってほしいものだね。

 

 

「そうですか。頑張ってくださいね、強くなったら是非、お相手しますよ。」

 

 

「うん!約束だよ!お姉さん!」

 

 

とルキちゃんが小さな約束を少年とした後、俺達はキタジマ模型店から家に向かって出立した。

 

 

~神谷家にて~

 

 

という訳で家に着いた。現在俺達は玄関の真ん前に立って扉を開けようとしているところ。しかしルキちゃんが何かに気付き、1mほど離れたポストに向かって歩き始めた。

 

 

「?ルキちゃん、どうした?何か手紙でも届いてたのか?」

 

 

「・・・えぇ、紙がポストからはみ出ていたものでつい。」

 

 

何だろうか。でも、大した内容ではないでしょう、きっと。ルキちゃんは手紙をポストから取り出し、玄関に向かって引き返した。

 

 

「姉さん、アレン、ドレイクさん。今帰りました。」

 

 

「あ、お帰りなさい!ルキ姉さん!」

 

 

「お、お帰り。ルキ、またキタジマにでも行ってたのか?もしそうなら、私達も誘ってくれればよかったのに。」

 

 

いつもの姉弟達が笑顔で出迎えてくれる。あぁ、なんて幸せなんだろう。こんな姉弟いないよ?家族思いにもほどがあると思わせるくらい、積極的に接してきてくれる。前世でも母は接してくれていたが、流石にここまではなかった。母さん、今俺はたくましい姉弟と共に元気で暮らしてるぜ。だから、心配しないでいてほしいな。

 

 

「えぇ、特訓に行っておりました。店長さんに勝ちました。結構、危なかったですが。」

 

 

「そうだったのですか。お疲れさまです・・・って、え!?姉さん、店長に勝ったの!?凄くないですか!?姉上でもまだ勝っていないというのに!?」

 

 

「嘘。ルキ、店長さんに勝ったのか!?今では実力はお前の方が上だな・・・。だが、見てろよ!すぐに追い付いてやるぞ!覚悟してろ!」

 

 

あ、そっか。クレイさんは、まだ店長さんには勝ってないんだったけか。ヤバい、また敵をつくってしまったかもしれない。今度また対戦とか持ちかけられそう。でも、その時は返り討ちにしてやるつもりだけど。

 

 

「お!帰ったか!ルキ嬢ちゃんにハルバの旦那!台所きてみろよ!今日は肉じゃがをつくってくれたんだぜ!?流石、クレイちゃんだ!そんなとこ突っ立ってないで早く、食べようぜ!?」

 

 

とドレイクくんがテンションが上がった状態でこちらに飛んで来た。あれ?クレイさんが心なしかこちらに背中を向けて顔を赤らめてる。意外と褒め言葉に弱いのかな。今度試してみよ。ていうかさ、

 

 

「お前、LBXなのに飯が食えるわけないだろ。」

 

 

「貴方がいいますか・・・。」

 

 

「そんなことは気にすんなって!さぁ!食べようぜ!飯が冷めちまう!」

 

 

前世はどんな食いしん坊だったんだこのおっさん。まぁ、いいや。呆れつつも、俺達はひとまず飯を食うことにして手紙の内容を確認することにした。

 

 

~3時間後~

 

 

夕飯から寝る準備までが一通り終わり、届いた手紙を姉弟全員で確認することになった。さて、どんな内容かな。好奇心を胸に秘め、俺達は手紙の封を開封する。すると、こんな内容が記されていた。

 

 

~殺戮の八咫烏こと神谷 ルキへ

最近、現れた凄腕のLBXプレーヤーが我々の領地を荒らしているとの情報が入った。そんな貴様に我等がリーダー、郷田 ハンゾウが果たし状を申し入れるように我等に頼んできた。明日、午後の5時。ミソラ第2小学校の裏倉庫に集まれたし。

 

By 矢沢 リコ~

 

 

という内容だった。ていうか果たし状?俺らそんなに有名人になるくらい勝ちまくってたっけ?照れくさい気もするがなんか、面倒くさいことになりそうだ。と思った矢先、クレイさんが受ける気満々の笑みを浮かべいる。え?

 

 

「フハハハ!面白いじゃないか!ルキ!この果たし状受けるべきではないのか!?これは我々の力を見せつけるチャンスだぞ!」

 

 

「・・・す、少し待って下さい!クレイ姉さん!これは果たし状ですよ!?私だけで行くのは流石に危険すぎです!」

 

 

全くもってその通り。こんなもん受けてもしょうがない。無視が妥当だ。もし、ヤンキーみたいなムッキムキの大男でもでてきて、LBXバトルとかいう以前に体術でねじ伏せられるかもしれないし。流石に小学生だからそんなことはないとは思うが、ルキちゃんが危険な目に会うのは俺にとってもたまったものではない。

 

 

「誰が、お前達だけで行かせると行った?」

 

 

「「え?」」

 

 

俺とルキちゃんは困惑の一声を上げる。いや、そういう問題じゃないでしょ。なんとか説得しなければ。

 

 

「あのクレイさん、そういう問題ではなくてですね。これは我々自身がまた危険な目に会うかもしれない問題でし」

 

 

「よし!明日、そのなんとか中学の倉庫とやらに行ってみようぜ!」

 

 

「流石、ドレイクさん!話が分かるな!」

 

 

いきなりドレイクくんが話を割って、果たし状を受けることを凄く嬉しそうな様子でクレイさんにすすめる。っておいいいいッ!???余計なこと吹き込むじゃねえええ!?・・・はぁ、駄目こりゃ。諦めて行くしかなさそうだ。頭上のルキちゃんの様子を伺う限りでも諦めた感じの様子が伝わってくる。

 

 

「・・・分かりました。行きますよ、でもLBXバトルのリーダーは私達ですからね?」

 

 

「ああ、もちろんだ!でも、大したことではなかったら我々も自由にやらせて貰うぞ!」

 

 

「了解です!姉上!早速、明日に向けて全員のLBXを整備してきます!」

 

 

「「それは止めろ。」」

 

 

「それはやめて下さい。」

 

 

「それはやめてくれ。」

 

 

とメンバー全員から拒絶されるアレンくん。ああ、すねちゃったし。だが、これもこちらの命がかかっておるのでな。ここは耐えてくれ、頼む。ちなみに上から数えて俺&ドレイクくん、ルキちゃん、クレイさんの順である。

 

 

「・・・さて、折角なので会ってみましょうか。その郷田 ハンゾウというお人に。」

 

 

「お、おう。」

 

 

やっぱり、聞き覚えがある名前だが、もうダンボール戦機のことはこの何年かでほとんど忘れてしまったので、気にしないでおこう。でも、店長以来の猛者かもしれない。ちょっぴり好奇心を内に秘めて明日、郷田 ハンゾウのアジトに向かうことになった。

 

 

 

 

 

 




また、遅くなり申し訳ありません。どうも、はるばーどです。次回は、あの地獄の破壊神「郷田 ハンゾウ」とその仲間達とのバトルです。でも、実力はこちらの方が上という設定なので、一方的にボコる感じになると思います。
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