艦core over the next   作:タータ/タンタル

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ヤベェ。ACV系からAC初代に移行するって考察があって、やたらとVDに初代系のオマージュが多かったなって、そう言うことか!と驚いたわ。
ヤベェ、ヤベェよ。

⑨から主任じゃなくて、主任から⑨なんや。


第七話 pray

「…、何?」

「いや、そろそろ休憩を」

「…ええ。取らせてもらうわ」

「…例の二人の遺体ですか?」

「いいえ、彼らは生きています」

「…」

「いや、私の脳がおかしくなった訳では無いわ。ただ、彼らに罪滅ぼしを」

「それは、本人達が望んでいる事か?」

「…判らない。でも、これがエゴだとしても。私はやり遂げる」

「そうか。でも、君を壊すのは彼らの本望では無い」

「わかってる。だからこそ、壊れないように」

「!」

「気付いた?実験は成功したの」

「まさか、嘘だろ」

「いいえ、嘘じゃ無い」

「…」

「この技術を出来るだけ完全な物にする」

「いや、いいんだ。…お前は自由に」

「何のために彼らは戦ったの?私は、それが不思議で仕方ない。私たちの運命を、世界の運命をこの二人に乗せてしまった」

「…そうか、それが答えなら…、終わったら旅をするといい。私には君をここに留める事はできまい。君には、このコロニーから出ていく権利がある」

 

ーーーーー

 

世界は少しずつ狂い始める。

いや、初めから狂っていたのだ。

ただ露呈したに過ぎない。

 

ーーーーー

 

『例の延命措置を作る計画はどうする?』

「無論、採用する。我々、オーメルサイエンス社の技術の結晶を、見せてやろう。コジマ通信を応用し、パルス状のエネルギーを受けるようにすれば、半永久的に空を飛ぶ事が可能になる。理論上だが、成功率は高い」

『…ならば、我々も賛同しよう。空を飛ぶなら、翼がいるだろう?』

「ああ。助かるよ」

『空を飛んでいれば、綺麗な空気を吸えるだろうしな』

「ええ、損はない筈です」

『…だからこそ、次の一手を打つべきか』

「はい。可能性は残しません」

『頼んだぞ』

「では、護衛用の兵器も」

『ああ。無論、計画は推し進めている。我々の領域に近づけさせないさ』

 

ーーーーー

 

少しずつ崩壊へ進んで行く。

そして、例外は生まれるだろう。

例え、完全な支配下に置いても

結局はただの人、されど人なのだから。

 

ーーーーー

 

「…コイツが、私達のネクストか。随分とずっしりしてるな」

「ああ。取り敢えず俺のジャンクからコアとジェネレーター部分だけ持ってきた。脚部はタンク系だが、意外と機動力もある筈だ」

「いよいよか」

「ああ。敵は手を止めない、企業も、深海棲艦も」

「やはり、戦うしかないのか。やはり、陰鬱なものだ」

「…前世で一度経験してるんだったけ?」

「一度では無い。戦争の中には幾つもの戦いが潜んでいるんだ。…私が言える口では無いが」

「そうか」

「なに、我々は深海棲艦とさえ戦えばいいんだ。陸は任せた」

「…その話なんだが、長門、リンクスにならないか?」

 

ーーーーー

 

再び世界は崩壊の危機にさらされるだろう。

 

獣は放たれた。

 

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