一話目に修正を加えました。
前回、あと一日でカルデア入りというところまで来ました。今回はカルデア入りするまでの事前準備です。
>貴女は時計塔を出た。
>まだどこかに行く時間はありそうだ。
前回述べたように、県北にある川の土手の下の武器商人のところに行きます。ロンドンなので日本スタートよりは銃が手に入りやすいのでしょうが、高性能な武器となると裏路地に行くしかないです。
>表通りから少し影の方へと歩みを進めると、怪しげな雰囲気が立ち込めていた。
ここの裏路地、武器以外に魔術的な薬品とかも売っているんですよね。買いませんけど。
>その中から一つの店に入った。壁には東洋や西洋の様々な武器が掛けられている。
で、ここからが少々厄介なのですが、裏路地にある武器屋は売っているものがランダムです。そして、ほよちゃん(偽名)の幸運はDです。なので売っているものには期待できません。初期装備がいいものであることを祈りましょう。
「いらっしゃい。ああ、あんたか。ちょうどよかった」
「あんたから頼まれていたモノだ」
>店主は店の奥から白い布に包まれたものを持ってきた。その中には一丁の銃があった。
「随分と使い込んでいたようだな。よく手入れされていたから修理も楽だったぞ」
>貴女はキャレコ短機関銃を入手した。
ほう、キャレコ短機関銃ですか……たいしたものですね。装弾数50発のキャレコは威力が高いらしく、聖杯戦争で愛用する衛宮切嗣もいるくらいです。
>店主が一枚の紙を取り出した。
「今あるのはこれだ。気になるものがあれば言ってくれ」
あれ、思ったより品ぞろえがありますね。WA2000にAUG突撃銃なんかもあります。とりあえず必要な手榴弾や発煙筒もありますし、上々ですね。なんかやけに運がいいゾ~コレ。
「あんたの友人はお得意様だったからな。多少はサービスするぜ」
ん?友人?ああ、ほよちゃんのマスターのことでしょう。まあいいです。どうせ人理焼却でみんないなくなりますから。
買うべきものは手榴弾や発煙筒などの消耗品とサバイバルナイフ、44口径リボルバーです。基本的に遠距離で戦いつつ最低限の近接戦に対応できる感じですね。あ、そうだ。先駆者の方々がレフ爆弾の対策に使っている身代わり人形ですが、今回は機関の鎧の防御で防げるはずですので問題ないです。
「あーその、なんだ。死ぬなよ。客が減るからな」
(死んだらリセットなので死な)ないです。もうここに用はありません。帰って今日買ったものを強化しましょう。正直ここら辺は見所さんがないんですよね。安定のために触媒を貰えそうなイベントは全部スルーしていますし。今日は見所休憩の日なのよ。
強化ですが、銃自体の強度の上昇と銃弾の強化、リボルバーの方に宝具で得た偽りの道具作成を使って高威力の魔弾を撃てるようにすることの三つです。三つ目は実質的な切り札として運用するので特に大事です。
>貴女は銃の強化に成功した。
まあさすがにここでやらかしはしませんよ。あと、後述の理由でここに時間がかかりすぎても問題ないです。
次は荷物整理です。持っていくべきは初期装備とさっき買ったもの、あとは藤丸のストレス軽減のために音楽プレイヤーくらいです。あとは自動選択で大丈夫でしょう。
>貴女は荷造りを終えた。
これで朝になるので迎えが来ます。迎えに話しかけてカルデアに向かうを選んだ場合スキップできるムービーが流れるんですが、内部データでは休息を選んだ時の処理がされるんですね。だから強化や荷造りを徹夜でしていたんです。
>貴女は車に乗り込んだ。
今の時期だと、カルデアに到着してから本編開始までは半月くらいありますね。シミュレーターでステータスを上げられて、かつファーストオーダーに参加する魔術師への好感度があまり上がらないくらいの間なので、いいタイミングでした。
今回はここまでです。次回はカルデアに着いたところからですね。
カルデアに向かう準備と荷造りで疲れていたからだろうか。憂鬱で、とっても奇麗な夢を見た。大切な友人の、最期の輝きの夢を。
月を覆い隠すほどの巨躯が立っていた。巨大な樹といってもいいそれは、ある死徒のなれの果てだ。模造聖杯と英霊を取り込み、張り巡らした根によって霊脈からマナを吸い集めて無際限に成長し続ける、
「あれで成長が遅い方だなんて、まったく馬鹿げてるな」
白髪の青年は呟く。数時間前に出現したそれは、今や天を埋め尽くしていた。かの最速の英霊とそのマスター、そしてキャスターの主従による命懸けの妨害が功を奏した結果として未だこの町が滅んでいないが、それもいつまで持つか分からない。
認識阻害や結界も、その限界が近いだろう。あれに銃弾が効くとは思えない。少しでも身軽にするために、身に着けている銃やナイフを投げ捨てる。
「よし、やるか」
前例はない。ただでさえ
──それがどうした。
誰かにとっての理不尽を、流す涙が止められるのであればそれでいいと、
「
魔術回路が励起する。想起するのは常勝の輝き。魂に焼き付いた
いくら才能があろうと、現代において宝具の投影など不可能だ。神秘も魔力も足りない上に、宝具の構造など現代の魔術師が知ることは極めて困難だ。例え造り出せたとしても、投影した模造品が世界に存在できるのは一瞬だ。そんなものに命を懸けるなど、効率的な思考とは言えない。
──だが、今の彼ならばそれは現実的に可能となる。空間に満ち溢れた神秘とマナは、この瞬間だけは彼に利した。
「
赤い外套をはためかせ、輝光を手に滅びの元凶へと駆ける。
あれは自らを殺しうるものだ。異形の思考でそう判断した死徒は彼の排除に動く。意思を持った災害が、たった一人に牙を剥いた。
「っ──
ただ近づいただけで押しつぶされるほどの神秘を纏った枝は、撃ち出された剣群に縫い留められる。降り注ぐ葉は、壊れることも厭わずに巨大化した一刀で切り裂かれた。
身体が自壊していくのが分かる。限界を超えた魔力行使に魔術回路は悲鳴を上げ、魂すらも削り取られる。体がギシギシと音を立てる。肉が剣に置き換わっていく痛みは、尋常のものではない。
それでも彼は止まらない。月下の誓いと約束を胸に、
踏み込んだ瞬間に更なる強化。枝葉の届かない空中へと跳ぶ。掲げた剣の眩き光が、遮る枝葉や雲を切り裂き天を衝いた。
「一緒に行こう、セイバー」
神造兵器であった原典には並ばず、されど確かに届いたその剣は、十全にその猛威を振るった。加速した魔力は閃光と化し、夜の闇もろとも死徒を呑み込む。大樹の魔力炉として組み込まれていたキャスターが解放される。
巨大な邪悪を打ち倒した栄光の光は、その剣と担い手と共に砕け散った。
六人目、セイバー及びそのマスターが脱落。これにより、キャスター及びそのマスターの勝利が決定した。願いを叶える黄金の杯がここに顕現したのだった。
失踪しなかったので今度こそ初失踪です。