幼馴染みがゲームを始めたようなので、やってみた 作:ぼいぼい
まず、集めたい素材の中でも比較的楽なものから集めていくことにした。スキルは結構充実してきたとはいってもまだ初めて数日。最初からレベルの高い敵と戦うのはキツイと思ったからだ。
「よし、メイプル。ちゃんと捕まっていてよ?」
「うん、痛くは無いけどスイケンの背中から落ちるのは嫌だからね。」
前、一回手を離して落ちたことがショックだったようだ。ちょっと引きずっていた。だから、少し元気づけてから出発することにした。
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「よし、準備も大丈夫だね。じゃあ、行こう!」
「お〜!」
さっそく2人で草原まで向かう。すると、真っ先に目当てのモンスター、緋色の鳥が出てきた。ただ、こっちを見たかと思えば急に
「ちょっ、嘘でしょ!メイプル、この前のアレやるよ!」
アレといっただけだけど、どうやらメイプルには通じたようで、彼女はすぐに背中にしがみついた。
「【挑発】!」
しっかりと捕まったことを確認して、走り始める。それと同時にモンスターが追ってくるように【挑発】を使う。
すると、前回同様何種類かのモンスターが後を追いかけてくる。狙っていた鳥、大きなアルマジロ、手足の長い猿だ。ぱっと見で鳥と猿を自分が、アルマジロをメイプルが請け負うべきだと感じた。メイプルにはそう話して同意は得たから、アルマジロだけ動くのが遅いことを利用してアルマジロだけをなんとか少し後ろにいるようにした。その状況でメイプルを下ろして自分はまっすぐ走る。メイプルとアルマジロと自分が一直線上に並ぶように。
「よ〜し、やるよ!」
「準備は上々、やりますか!」
2箇所で戦闘が始まった。
メイプルside
スイケンからアルマジロと戦うといいって言われたけど、どういうことなんだろう?
「うわ!」
ちょっと考え事をしていると、アルマジロが丸まった状態でぶつかってきた。そして、黒い大盾、【闇夜の写】にぶつかって消える。この大盾は、メイプルがこの前バクハツテントウを食べた時に覚えた【
「うん、いい感じ。とりあえず、ちゃちゃっと終わらせよ〜。【パラライズシャウト】!」
周りに居たアルマジロたちを麻痺させてから短刀、新月のスキルスロットに入れたスキルを発動する。
「【
すると、毒耐性は持っていなかったのか、一撃で粒子へと変わっていくアルマジロ。そして、残ったのは毒の水たまりだった。
「ふぅ、こんな所かな。」
一通り倒し終わったところでスイケンの方を見ると、そっちはまだ結構モンスターが残っていた。一瞬スイケンがどこに居るか分からなかったからやられたんじゃ無いのかという嫌な考えが浮かんだけれども、きちんと居た。しかも、結構余裕そうに攻撃を躱しながら数秒間に一回、猿か鳥が粒子になっている。
「へ〜、スイケンも結構強くなったんだ。じゃあ、私も頑張ろう!」
そう言って、【挑発】を使うメイプル。そして、今度はアルマジロだけでなく猿や鳥も一緒に現れるが、【パラライズシャウト】で麻痺させて、そこから【悪食】で飲み込む。それによってMPを溜めることが出来るので、その後にまた【パラライズシャウト】してから【毒竜】をするというループでずっと戦うことになった。
メイプルside終了
「いや、多いって!」
この前のゴブリンの時よりはいいと思うけれども、猿と鳥がどちらも十数体ずつくらいの多さで迫ってくる。今までは【極限集中】を使うのが普通だったから、使わずに戦おうと思ったけど、この数は無理無理!
「まだ使わないときついんだ、しょうがない。【極限集中】!」
使うことで相手の動きがよく見えるようになる。さらに、新しく手に入れたスキル、【急所判明】のおかげで効率よく倒すことが出来ていった。一分以内には終わらなかったけれど、その一分の間に半数以上倒したから、残りのモンスターを倒すのも楽になった。
「よし、これで最後!」
そう言いながら鳥の急所を斬る。斬った鳥が粒子になっていくのを見ながら周りを見る。すると、さっきまで斬っていた猿と鳥の素材が所々落ちていた。それを回収しながらメイプルを置いてきた方を見る。
「えぇ...........色々おかしなことになってる..........」
スイケンが見たのは、メイプルが大盾にモンスターを飲み込ませている所だった。ちなみに、メイプルの周りが毒の湖になっているせいで、外からそこに足を踏み入れたモンスターは例外なく粒子に変わっていく。
「どんなことをしたら大盾であんなことが出来るようになるんだよ.......」
呆れながらメイプルにメッセージを送った。
ーー戻ってきて貰っていい?また同じことやるから
すると、すぐにこっちへとやってくるメイプル。
「スイケンの方も終わったんだね。じゃあ、もう一回いってみよ〜!」
この後、一時間くらいずっと同じことを繰り返した。さすがに疲れたから、素材を回収して街まで戻ってからログアウトした。